宝物。
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#417 [みぉり]
甘ったれるな、私
いつだって、自分の信じるものをトコトンやってきたでしょう
凪と幼馴染をやる
完璧にやるんだ
いつか、この恋心が消えてしまうくらい
素敵な人に出会えるはずだから
いつか、凪に「実は好きだったんだ」と
笑って言える時がくるから
覚悟は、決まったー・・・・・・・・
:08/11/16 02:07
:PC
:/t1FCHRM
#418 [みぉり]
━━━━―――――…………
凪side
ピピピピピピ・・・・・・
「ん〜・・・・うるせ・・・・・」
4月とはいえ
朝方はまだ少しだけ寒い
昔から布団から出るのが苦手で
朝寝坊なんて日常茶飯事
:08/11/16 02:12
:PC
:/t1FCHRM
#419 [みぉり]
煩く鳴り響く目覚まし時計を止めて
再び布団に潜り込み、
うつらうつらと眠ろうとしていたその時
トントントン・・・・・
誰かが階段を上る足音が聞こえる
・・・・さすがに寝すぎてしまったのか
きっと母親か姉貴が俺を起こすために
上がってきているのだろう
・・・・・まぁ、いつも部屋を覗き込んで俺の名を叫ぶだけ
適当に返事をしてまた眠るのも
これまた日常茶飯事のこと
:08/11/16 02:16
:PC
:/t1FCHRM
#420 [みぉり]
ガチャ・・・・・
扉の開く音に、自分から声をかけた
「・・・・起きてっから」
その言葉にひとつ、ため息が聞こえた
そしてー・・・・
バタンー・・・・
扉の閉まる音に、ほっと胸を撫で下ろす
どうやら言葉を返すこともせずに出て行ったようだ
もう、母親も姉貴も仕事に行くはずだ
これでゆっくり眠れる
:08/11/16 02:21
:PC
:/t1FCHRM
#421 [みぉり]
・・・・・・と思っていたのに
ガバッ
「ッ?!?!?!?!?!?」
突然、布団を剥ぎ取られ思わず身体が縮みこんだ
何だよ・・・・出て行ったんじゃねぇのかよ
くそ〜・・・・・起きたくねぇ
:08/11/16 02:24
:PC
:/t1FCHRM
#422 [みぉり]
なんてことを思いつつ
きっと、直後に母親か姉の大声が響き渡ると予想して
俺はぎゅっと目を瞑った
・・・・・・が、聞こえたのは予想もしていなかった声
「ちょっと!いい加減、起きなって!!あんた、新学期始まったばかりなのにもう遅刻するつもり?!」
自分の耳を疑った
だって今、聞こえたのはー・・・・・
ガバッ
:08/11/16 02:27
:PC
:/t1FCHRM
#423 [みぉり]
「・・・ゆ・・・・・うき」
勢いよく起き上がった俺の目の前にいるのは
布団を右手に掴みつつ、両手を腰に当てて
仁王立ちしている有希の姿
「おま・・・・なんで・・・・」
突然の事にぽかんとしたままの俺
それを見下ろす有希は、
毎朝俺を起こしていた中学の頃のようなやや呆れた顔
:08/11/16 02:32
:PC
:/t1FCHRM
#424 [みぉり]
「なんでって・・・・・こっちが聞きたいっつの、
もう七時半すぎてるんですけど?
どうやったらこんな時間まで寝続けようと思うかな」
言いながら布団をベットの端に寄せて
雑誌が散乱している俺の部屋をちょこちょこ片付け始めた
ぽかんとその様子を見つめていると
くるりとこちらに向き直る
「・・・・・何してんの?
早くしないと遅刻だってば!!
さっさと顔洗って準備してきなさーい!!」
:08/11/16 02:36
:PC
:/t1FCHRM
#425 [みぉり]
「へっ・・・・あっ、おぅ!!」
有希の言葉に押され、
慌てて洗面所へ駆け込み顔を洗う
冷たい水が寝ぼけた頭をシャキンとさせる中
徐々に、意識が覚醒する
ちょっと待て・・・・
どういうことだよ?
なんで有希が俺を起こしに来てんだ?
っつぅか、
思いっきり前と同じになってんじゃないか?
:08/11/16 02:41
:PC
:/t1FCHRM
#426 [みぉり]
混乱する頭を抱えながら
着替えるために再び部屋へ戻る
その途中、覗いた居間には誰もおらず
既に両親、姉は出勤したあとだった
トントントン・・・・・・ガチャ
階段を上りながら
なんて声を掛けるか
ぐるぐると悩みながらも
辿り着いた自室の扉をあけて
俺の視界に入ったのは
昨日、俺が壁から外した大量の写真の一枚を
手にとって見ている有希の姿
:08/11/16 02:49
:PC
:/t1FCHRM
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