宝物。
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#540 [みぉり]
ドキドキと、心臓が鳴ってるのを悟られないように至って平静を装い、足を拭い続けていると



「……ぷっ」


隣でいきなり吹き出した声


ん?と顔をあげれば、間近にある森くんの顔

⏰:09/02/25 15:47 📱:N905i 🆔:FdRDGqIM


#541 [みぉり]
「ッ!?!?!?」



あまりの近さに、ビクっと体を仰け反らせて驚くと


森くんは、あのいたずらっこみたいな笑顔で



「…………顔、真っ赤」



そう言って、私にバサっと何かをかけた

⏰:09/02/25 17:12 📱:N905i 🆔:FdRDGqIM


#542 [みぉり]
「ひょっ?!」



急に視界を奪われて、ワタワタと被せられたそれを取ると


それは私のより一回り以上大きなジャージの上



……なんでジャージ?

⏰:09/02/27 23:53 📱:N905i 🆔:UdJobM/I


#543 [みぉり]
疑問に思って森くんを見ると、濡れたシャツを脱いでぎゅっと絞りながら


「透けてるから」




え?






……………えっ!?

⏰:09/02/28 00:04 📱:N905i 🆔:1eYyH9cs


#544 [みぉり]
その言葉に自分のシャツを見てみれば


白シャツの下からうっすら緑色が透けていて……




「っ!!///早く言ってよ〜〜っ!!」



またまた私の叫び声が、波際に響き渡った

⏰:09/02/28 12:58 📱:N905i 🆔:1eYyH9cs


#545 [みぉり]
慌ててジャージを羽織り、チャックをしめる


その間に森くんはさっさと絞ったシャツを着直し、ブレザーを羽織りバイクに乗る用意をして




「帰んぞ」



私にヘルメットをぽんと、手渡してバイクにまたがった

⏰:09/02/28 13:42 📱:N905i 🆔:1eYyH9cs


#546 [みぉり]
「えっ……だって森くん……濡れたままじゃ」


そのままヘルメットを被ろうとするのを慌てて止めて、タオルを手渡す



「サンキュ……けど、家に帰った方が早い」



「へ……そりゃそうだけど……」

⏰:09/02/28 15:00 📱:N905i 🆔:1eYyH9cs


#547 [みぉり]
渡したタオルで、がしがしと頭を拭くとすぐに返してそのままヘルメットを被りエンジンをかける


え?乗るの?……この濡れた状態で?


…………私、家はここからちょっと遠いんですけど


そんなことを思いながら、乗るのを躊躇していると


置いてくぞと言わんばかりの表情を隙間から覗かせる森くん


ちょっ……っ!!

⏰:09/02/28 15:23 📱:N905i 🆔:1eYyH9cs


#548 [みぉり]
置いていかれては困る!!



ワタワタと、カバンを掛けて後ろに乗ると、バイクは勢い良く走りだした



「…〜〜っっ………さむいっ!!」


寒いっ!!


陽が落ちかけで、一気に気温が下がったせいか


感じる風も肌寒くなっている



「家はー?」

⏰:09/03/01 09:55 📱:N905i 🆔:BvFJOOvw


#549 [みぉり]
エンジン音に負けないようにと、声を大きく尋ねてくる



「潮見高から美術館越えた先ぃ〜〜〜っ!!」



私も負けじと声を返したけど、森くんはそのまま返事もせずにバイクを走らせて



私は私で、寒さのあまり森くんの背中にぴったりとくっついて、あと20分はこの寒さに耐えなくてはと、目を閉じた

⏰:09/03/01 10:03 📱:N905i 🆔:BvFJOOvw


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