宝物。
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#671 [みぉり]
「・・・・・自分の気持ちにけりをつけたくて気持ちを伝えようと考えたりもしたけど・・・・
結局、楓と幼なじみの関係を断ち切ることが怖くて
・・・・そのままでいようと決めたのに
あまりに無防備な楓を押し倒してぇ
なんて感情も生まれてきて
わけわかんなくて、自分の気持ちがパンクしかけた」
あぁ・・・・そうか
前に話していたときに言っていた
『あいつを傷つけるくらいなら、いっそ離れてしまえばいいと思ったんだ』
あの言葉の裏には・・・・こんなにたくさんの想いや出来事があったんだ
:09/07/13 03:20
:PC
:Bqns71es
#672 [みぉり]
「だから・・・・・全部、やめることにしたんだ
勉強も運動も、人並み程度にしかしないようにしたり
学年を戻してもらったりして・・・・学校での距離をとった
・・・・そのタイミングで、楓に彼氏ができて
家に来ることもどんどん少なくなって・・・・あっという間に離れちまった」
身体を起こして、ケトルのお湯を新しい茶葉を入れたティーポットに注ぐ森くん
「・・・・・で、今の状態に至る・・・・ってわけ」
:09/07/13 03:29
:PC
:Bqns71es
#673 [みぉり]
コポコポと音を立てて注がれるお湯をじっと見つめて少しの沈黙
「・・・・・楓は俺が離れたことを、気にする様子はなくて・・・・
会えば話をする程度になっても平気なんだなって思ったとき、
俺は、俺個人として楓と完全に繋がりを切ることを決めたんだ
家族同士が仲良いことは、変えるつもりもなかったし
ただ、俺が自分の気持ちをリセットするために
楓と離れた・・・・・・ま、俺の一方的な想いがあるだけで
実際は楓の態度がそんなに変わったわけでもないけどな」
ふぅっと息をついて、たっぷりと色がにじみ出てきた液体を
ゆっくりとカップに注ぐ
:09/07/14 23:02
:PC
:vqebAO7Y
#674 [みぉり]
何も言葉にすることができなくて
ただ、じっと黙っていた
「・・・・・さっきみたいに話したのは正月以来だと思う。そんくらい、あいつがここに来る頻度は減ったし・・・・俺も極力、会わないようにしてるとこがあってな・・・・・」
大きく伸びて、ソファにぼすんと背を預けて目を閉じた森くん
:09/07/15 00:24
:PC
:JCcUwlek
#675 [みぉり]
「・・・・・丸2年近くたつってのに・・・・・さっき、会ったことで俺の中にはまだ楓がいるんだって痛感したよ」
つぶやくように、今までよりも小さな声で話すその姿は
切なくて、切なくて、
ぽたりと、借りたズボンに雫が落ちてしまった
:09/07/15 00:27
:PC
:JCcUwlek
#676 [みぉり]
「・・・・・・いつになったら・・・・・・俺は・・・・・」
小さな小さな、その声に溢れるものは止まらなくて
気づいた時には立ち上がって、ソファに乗っていた
:09/07/15 00:33
:PC
:JCcUwlek
#677 [みぉり]
━━━―――………
陽臣side
ふわり、とせっけんの香りがして
身体にすこしの重みと
とっさに抱き留めたやわらかな感触
「………っ……うっ…ぇ…」
いつか、聞いた泣き声
:09/07/18 12:20
:N905i
:LIN1aCiA
#678 [みぉり]
その声は、俺の頭の上から聞こえてきて
目をあけた先の視界は、室内の様子ではなく真っ白になっていた
「…ごめ……っ…ごめんなさいっ……っ…ぅ…」
園田が俺の頭を包むように抱き締めて泣いていた
:09/07/18 12:38
:N905i
:LIN1aCiA
#679 [みぉり]
「・・・・・何が?」
微動だにせず、疑問を口にする
”ごめんなさい”の意味が全くわからない
そもそも、なんでこいつが泣いてるんだ??
:09/07/21 01:48
:PC
:85Wr0fgo
#680 [みぉり]
「…っく…ずっと…っ…私の話ばかりでッ……ぅッ…」
しゃくりあげながらの言葉の続きを待つ
「森くんのッ…痛みとか…ひっく…何も……考えなくてッ………ぐちばかりで…ッ……甘えてばかりで…ッ………ごめんなさぃ…ッ」
:09/07/23 00:52
:N905i
:3zGaP5Tc
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