宝物。
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#692 [みぉり]
>>ァリスさん
アンカーありがとうございます更新滞りがちでごめんなさい

⏰:09/08/11 08:18 📱:N905i 🆔:J3PUOm3E


#693 [みぉり]
>>688から

ビシッ


「痛っ〜〜…ッ」



おでこに軽い痛みを感じて、とっさに額に手をおいて顔を上げた



「ばかだな、おまえ」

⏰:09/08/11 09:09 📱:N905i 🆔:J3PUOm3E


#694 [みぉり]
そこにはあきれ顔の森くん


「ばっ!?ばかってな……」
「俺が勝手にやってんだよ」
「………」

私の言葉を打ち消す声に、思わず黙ってしまう


「おまえの気持ち……わかるから」

「………ッ」

「イライラしてむかついて、苦しい自分を……そんな自分が嫌いな気持ちを知ってるから」

⏰:09/08/12 07:56 📱:N905i 🆔:nRK8c5SE


#695 [みぉり]
「…ッ!!」


ずばり私の気持ちを見透かして、さらっと言う



………だけど、そんなの…ッ
まだ自分だって消化し切れていないはずなのにッ
…私の一人よがりな話を聞くなんて……


「……だって…ッ………」
「ん?」

⏰:09/08/12 08:01 📱:N905i 🆔:nRK8c5SE


#696 [みぉり]
「………ッ…つらかった…よね…?…こんな話をダラダラと……苦しかった時を…思い出させていたでしょ…?」



少しの沈黙。



「…………つらくねぇよ、もう」


ぽつりと答えた声は、小さいけれどどこか、やわらかい感じがした

⏰:09/08/12 10:37 📱:N905i 🆔:nRK8c5SE


#697 [みぉり]
「もう、ほとんど落ち着いてる」

再びソファに座りなおし、私を隣に座らせながら話した

…………けど、私の中にあるのは



「……………うそつき」




信じきれない自分

⏰:09/08/15 23:02 📱:N905i 🆔:/9N7.7tw


#698 [みぉり]
「は?」

「…ッ………だって、さっき……いつになったら…って言った」

「ッ……それは………」



私の言葉に今度は森くんが黙ってしまった


ほら……やっぱりそうじゃない……


そんなに…簡単に割り切れるわけ……

⏰:09/08/15 23:18 📱:N905i 🆔:/9N7.7tw


#699 [みぉり]
「うそじゃねぇよ」
「………」



「あいつ……楓と離れて…少しずつ楓が薄れていってるのは事実」

遠い目の横顔をじっと見つめる

⏰:09/08/15 23:30 📱:N905i 🆔:/9N7.7tw


#700 [みぉり]
「……だけど、………どうしたって残る。好きで好きで仕方なかったんだから……完全にはなくならねぇよ」



どこか自分に言い聞かせるような、けれども納得したような………そんな顔に私は




「…………そ、か」



と自然に答えていた

⏰:09/08/16 11:21 📱:N905i 🆔:.Ij2WFbQ


#701 [みぉり]
なんとも言えない沈黙が流れる



………『どうしたって残る』確かにそうかもしれない


私と同じような道を先に通っている彼が言うのだから


いつか、私の中の凪も…………




「おまえと俺は違うけどな」

⏰:09/08/16 13:13 📱:N905i 🆔:.Ij2WFbQ


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