宝物。
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#840 [みぉり]
森 陽臣が・・・どんな人間なのか、それを知りたい
「・・・・知ってるよ。英会話スクールで俺が中3まで一緒のクラスだったんだ」
「へぇ・・・・で・・・その・・・どんなやつ?」
少しぎこちなく、問いかけた俺にふっと笑う
:10/03/29 20:36
:PC
:mHh3wW3w
#841 [みぉり]
「森?んー・・・いい奴だよ。頭の回転が速くて、なんでもソツなくこなしてたな、と、言ってもスクールでのあいつしか知らないけど」
「ふぅ・・・ん・・・」
恭ちゃんの返答に、相槌をうつしかできなくてそのまま俯いてしまうと、
ぽんっ
恭ちゃんの手が俺の頭を軽く、叩いて上から声が聞こえた
「さて・・・着替えて帰るか」
そのまますぐに立ち上がり、
:10/03/29 20:55
:PC
:mHh3wW3w
#842 [みぉり]
黙々と着替える恭ちゃんの隣に立って、帰宅の準備を進めたー・・・
━━━―――……
有希side
「えっと、先に森くんの家に行こうよ」
「は?なんで?」
「だって、私を送ってからじゃ帰りが歩きで遅くなっちゃうよ、それに私は自転車だから大丈夫だし・・・・」
:10/03/29 20:58
:PC
:mHh3wW3w
#843 [みぉり]
塾からの帰り道
━送ってく
━え?大丈夫だよ!自転車だもの・・・
━女一人じゃ、自転車だって危ないだろ
・・・・・そんな森くんの提案で、今、私の赤い自転車を森くんが漕いで
その後ろに私がちょこんと、捕まって乗っている
:10/03/29 21:20
:PC
:mHh3wW3w
#844 [みぉり]
「俺は平気だってー・・・」
「だめっ!送ってもらってる上にそれはできません!それが無理なら・・・森くんが私の自転車に乗って帰って」
「・・・・・強情」
「・・・・何か言いました?」
見上げた森くんの後ろ頭は、ふるふると首を横に振って
はぁっとため息を吐いていた
もぉっ・・・いい奴なんだか、・・・訳わかんない
:10/03/29 21:36
:PC
:mHh3wW3w
#845 [みぉり]
そんなことを考えつつも、森くんの背中に捕まって
この前のバイクとは比べ物にはならないくらいゆっくり流れる景色を見ていた
いくつめかの角を曲がったとき、向かいの歩道にある姿を見つけて
捕まっていた手を離してしまった
キキーッ
「・・・っぶねッ」
:10/03/29 21:42
:PC
:mHh3wW3w
#846 [みぉり]
突然、バランスを崩した自転車に急ブレーキをかけて
森くんがこちらに振り向く
「あぶねぇだろッ」
「ごめっ・・・だって・・・ねぇ、あそこの・・・・」
私が指差した先に視線を移した森くんが、目を見開いた
:10/03/29 22:46
:PC
:mHh3wW3w
#847 [みぉり]
「………あそこにいるのって」
無言のまま、見つめる先にあるのは―……
「楓ちゃん…でしょ?」
夜道をてくてく歩く楓ちゃん
:10/03/31 18:15
:N905i
:VvI2y36s
#848 [みぉり]
「………あぁ」
森くんが返したのはそれだけ、
なんとなく、気まずさが残る、けど
「夜道に歩きじゃ、危ない…よ」
遠回しに話すのは
『送ってあげて』
の気持ち……なんだけれど
:10/04/01 23:46
:N905i
:sK5sglPU
#849 [みぉり]
「…………」
ちら、と覗いた横顔は、表情かたく読み取れない
ただ、送ることをためらっていることは伝わってきて
「………自転車、降りて?」
私が背中を押すことにした
:10/04/05 19:03
:N905i
:lHqf5FuQ
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