宝物。
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#880 [みぉり]
「ずっと、こどもの時からおまえが好きだったよ」
楓しか、女の子に見えなかった
話した後、少しだけ、腕の中で身体を固くした楓
「…………ハル」
「ん?」
:10/05/04 11:45
:N905i
:/oqQPYak
#881 [みぉり]
「ごめんなさい」
「ん。わかってる」
そのまま、俺の背中に楓が腕を回した
少し、肩が震えてるのが伝わる
「……なんでぇ?」
:10/05/04 11:53
:N905i
:/oqQPYak
#882 [みぉり]
声が震えるのを、必死に堪えながら紡ぐ
「なんで……今、言うのよぅ」
ぎゅぅ、と少し腕の力を強めて俺の身体を掴む
「…………ごめん、な」
:10/05/04 11:55
:N905i
:/oqQPYak
#883 [みぉり]
ふるふると、腕の中で頭を振る楓を撫でて
そっと、身体を離した
正面の顔は、涙を流して目を真っ赤にして
:10/05/04 15:46
:N905i
:/oqQPYak
#884 [みぉり]
「ハルは……大事な、幼なじみなの。……失くしたくない」
ぽろり、流れた涙はそのままで、だけど
しっかり俺の目を見据えていて
「今みたいに、話せなくてもいいから、だけど、避けたりしないで」
また一つ、涙が流れた
:10/05/04 20:01
:N905i
:/oqQPYak
#885 [みぉり]
「うん、わかってる。俺も、ずっと避け続けてごめん」
目を見て、こうやって素直に話ができるなんて思わなかった
「これは、けじめだから」
笑って楓の頭を撫でる
:10/05/04 20:05
:N905i
:/oqQPYak
#886 [みぉり]
「……けじめ、…さっき“だった”って過去形で話してたのも…?」
首を傾げて、涙を拭う楓から手を降ろして深呼吸した
「そ。たぶん……だけど、俺、お前を思い出にできそ」
:10/05/04 20:17
:N905i
:/oqQPYak
#887 [みぉり]
「……そ、か。…じゃぁ、……?」
「ん、大丈夫。もう、お前を避けたりもしないから」
それだけ伝えて、くるっと楓に背を向けて歩きだした
「ハルッ!!また明日ねっ!!」
:10/05/04 23:06
:N905i
:/oqQPYak
#888 [みぉり]
背を向けたまま、手を振って
顔をあげて
まっすぐ、前をみて歩きだした
……わかった。
俺、楓を過去にできるようになっていた
:10/05/04 23:22
:N905i
:/oqQPYak
#889 [みぉり]
大きく、息を吸い込んで、吐き出す
俺にとっての、『女の子』が変わりつつあることに気付いた
「…っし。」
:10/05/05 12:15
:N905i
:t8fCc0Bg
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