宝物。
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#142 [みぉり]
その声に顔を上げると、凪が掴んでいた私の腕を離して
抱きついてきた女性を抱き留める様子がスローモーションの様に私の視界に飛び込んできた
「・・・・悠里(ユウリ)、危ねぇよ」
凪は仏頂面をしながらも、その女性に向き直って声をかける
:08/08/18 00:17
:PC
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#143 [みぉり]
「平気、だってなっちゃんは絶対抱きとめてくれるもん」
”悠里”と呼ばれた女性は、上目遣いで凪に応える
凪は”はぁ”とため息を吐きながらも、さっきまで私の腕を掴んでいた手で”悠里”さんの頭にぽんぽんと手をのせた
”嫌だ””触らないで”
:08/08/18 00:20
:PC
:WiNzS.oo
#144 [みぉり]
そんな気持ちが胸の中をぐるぐる回っていたけれど、目の前の光景から目を離せなかった
”悠里”と呼ばれた女性・・・いや、女の子・・・・かな
ぱっと見、私とそんなに年が変わらない様に思う
小さくてふわりとしていて、ピンクのワンピースが良く似合ってる
すごく可愛い女の子
その子と凪がぴったりと寄り添っている姿はとても絵になって、、、
・・・・・やだよ。
:08/08/18 00:29
:PC
:WiNzS.oo
#145 [みぉり]
そんなに凪に触れないで、、”なっちゃん”なんて・・・・呼ばないでよ
”悠里”さんはそんな私に気づいたのか、チラリと一瞬私を見た
その目があまりに鋭くて、可愛いのにしっかりと”女”としての気を発していて
私は思わず、身体がびくっと強張ってしまった
「ね、なっちゃん?先に部屋いってるから、、、鍵ちょーだい」
:08/08/18 00:34
:PC
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#146 [みぉり]
「は?なんでそんなー・・・・っ」
凪は困惑した顔で応えていたが、次の瞬間はっとしたように黙った
”悠里”さんはそんな凪を見て、ふっと笑って頬に手を添える
「ね?鍵ちょーだい?」
再び、話かける”悠里”さんは女の顔で、
恋愛に疎い私にだって、凪との関係がはっきりわかった。
凪は、ふっと笑ってポケットから鍵を出して”悠里”さんに渡す
:08/08/18 00:38
:PC
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#147 [みぉり]
「ん、失くすなよ」
「へへ、サンキュー」
”悠里”さんは凪の頬に軽くキスをして、手を振りながら去っていった
去り際、しっかりと私に不敵な笑みを浮かべながら
:08/08/18 00:40
:PC
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#148 [みぉり]
彼女が去って、残った凪と私の間に沈黙が流れた
今の・・・・彼女・・・なんだ
それを理解するのと同時に、
自分の心がこれまでにないくらい息苦しくなっていく
「・・・・・有希」
:08/08/18 00:44
:PC
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#149 [みぉり]
びくっ・・・・
凪の声にはっと我に返った
「あいつはー・・・」
いやだ。凪の口から彼女の紹介なんて聞きたくないっ
そう思うが早いか、自然と口を開いていた
「可愛いね、今の子、凪の彼女でしょ??」
:08/08/18 00:47
:PC
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#150 [みぉり]
「え・・・?」
凪が驚いた顔をしたけど、私は満面の笑顔で続ける
「隠さなくていいよぉ!!っていうか、あんな可愛い彼女いるならさっさと教えなさいよ!!水臭いなぁ〜」
いつもと同じ様に笑えてるかな、
変じゃないかな
:08/08/18 00:54
:PC
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#151 [みぉり]
そんな心配をしながらも、精一杯の笑顔で凪を見つめる
「・・・・違うよ」
「え?」
てっきり”そうだよ”って言われると思って、覚悟して笑顔を作っていたのに
凪の口から出たのは私が思いもしない言葉だった
「あいつは・・・・・ただのセフレだよ」
:08/08/18 00:59
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