宝物。
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#144 [みぉり]
そんな気持ちが胸の中をぐるぐる回っていたけれど、目の前の光景から目を離せなかった



”悠里”と呼ばれた女性・・・いや、女の子・・・・かな


ぱっと見、私とそんなに年が変わらない様に思う

小さくてふわりとしていて、ピンクのワンピースが良く似合ってる


すごく可愛い女の子



その子と凪がぴったりと寄り添っている姿はとても絵になって、、、



・・・・・やだよ。

⏰:08/08/18 00:29 📱:PC 🆔:WiNzS.oo


#145 [みぉり]
そんなに凪に触れないで、、”なっちゃん”なんて・・・・呼ばないでよ



”悠里”さんはそんな私に気づいたのか、チラリと一瞬私を見た


その目があまりに鋭くて、可愛いのにしっかりと”女”としての気を発していて

私は思わず、身体がびくっと強張ってしまった



「ね、なっちゃん?先に部屋いってるから、、、鍵ちょーだい」

⏰:08/08/18 00:34 📱:PC 🆔:WiNzS.oo


#146 [みぉり]
「は?なんでそんなー・・・・っ」


凪は困惑した顔で応えていたが、次の瞬間はっとしたように黙った

”悠里”さんはそんな凪を見て、ふっと笑って頬に手を添える



「ね?鍵ちょーだい?」


再び、話かける”悠里”さんは女の顔で、
恋愛に疎い私にだって、凪との関係がはっきりわかった。

凪は、ふっと笑ってポケットから鍵を出して”悠里”さんに渡す

⏰:08/08/18 00:38 📱:PC 🆔:WiNzS.oo


#147 [みぉり]
「ん、失くすなよ」

「へへ、サンキュー」



”悠里”さんは凪の頬に軽くキスをして、手を振りながら去っていった


去り際、しっかりと私に不敵な笑みを浮かべながら

⏰:08/08/18 00:40 📱:PC 🆔:WiNzS.oo


#148 [みぉり]
彼女が去って、残った凪と私の間に沈黙が流れた



今の・・・・彼女・・・なんだ



それを理解するのと同時に、
自分の心がこれまでにないくらい息苦しくなっていく




「・・・・・有希」

⏰:08/08/18 00:44 📱:PC 🆔:WiNzS.oo


#149 [みぉり]
びくっ・・・・


凪の声にはっと我に返った


「あいつはー・・・」




いやだ。凪の口から彼女の紹介なんて聞きたくないっ




そう思うが早いか、自然と口を開いていた



「可愛いね、今の子、凪の彼女でしょ??」

⏰:08/08/18 00:47 📱:PC 🆔:WiNzS.oo


#150 [みぉり]
「え・・・?」


凪が驚いた顔をしたけど、私は満面の笑顔で続ける


「隠さなくていいよぉ!!っていうか、あんな可愛い彼女いるならさっさと教えなさいよ!!水臭いなぁ〜」



いつもと同じ様に笑えてるかな、

変じゃないかな

⏰:08/08/18 00:54 📱:PC 🆔:WiNzS.oo


#151 [みぉり]
そんな心配をしながらも、精一杯の笑顔で凪を見つめる


「・・・・違うよ」


「え?」



てっきり”そうだよ”って言われると思って、覚悟して笑顔を作っていたのに

凪の口から出たのは私が思いもしない言葉だった




「あいつは・・・・・ただのセフレだよ」

⏰:08/08/18 00:59 📱:PC 🆔:WiNzS.oo


#152 [みぉり]
「は・・・・?」


今、セフレって言った?
セフレって・・・・セックスフレンド・・・
それって・・・・


驚きを隠せず、言葉に詰まってしまった私に
凪はふっと今まで見たことのないような冷たい目で、笑って言う


「ただのH友達、したい時にするだけで付き合ってません」

⏰:08/08/18 02:16 📱:PC 🆔:WiNzS.oo


#153 [みぉり]
いたって冷静に、冷たい笑顔できっぱりという凪は私の知ってる凪じゃなかった


「何言ってんの・・・凪はそんな人じゃないでしょ?」


ぽつりと呟くように私の口からでた言葉


”冗談だよ”って言ってくれるよね?


そんな想いで呟いた凪への確認の言葉

⏰:08/08/18 02:19 📱:PC 🆔:WiNzS.oo


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