宝物。
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#269 [みぉり]
他愛もない会話だけど、凪とのこのやりとりだって小さい頃からの癖みたいなもの
二人でひとしきり笑った後、どちらともなく無言になった
沈黙とはまた違う
会話がなくても、なんてことない
ぼーっとして過ごしているだけの、実はすごく好きな時間
:08/10/15 02:11
:PC
:EIAQpJII
#270 [みぉり]
「凪さぁ、よくこんな所知ってたねぇ、ってかよく鍵見付けたね(笑)」
「んー、見つけたっていうか……卒業生からもらったんだよ。代々引き継がれてんだって。」
目を閉じたまま話す私に、多分凪も目を閉じたまま応えてる
「引き継がれてるって……じゃぁ持ってる人って限られてるの?」
:08/10/16 13:23
:N905i
:vR.5kib2
#271 [みぉり]
「一応そうらしい。一度渡されると3年間使うから引き継がれんのも3年に一度だから、鍵を知ってる人間は少ないわけよ」
「はぁ〜そんな隠れた伝統があるんだぁ」
:08/10/16 15:33
:N905i
:vR.5kib2
#272 [みぉり]
潮見高校は、建物自体は10年ほど建て替えたものなので割と新しく、校内も綺麗だが、創立そのものはゆうに50数年を数えるらしい
・・・・・あんまり詳しく知らないけど
でも建て替えて10年くらいなのに『鍵』の伝統があるってことを考えると・・・・・鍵を引き継ぐのって凪が3代目か4代目ってことよね?
その前はどんな人が持ってたんだろ・・・・いや、むしろ凪は一体誰にもらったの
私の知る範囲だと、凪の友達や知り合いに潮見卒業っていない気がするし・・・・・
:08/10/17 04:31
:PC
:o47aduR6
#273 [みぉり]
ふとそんな疑問が頭をよぎり、凪に問いかけようと目を開いた
「ねぇ、凪の前に鍵持ってた人ってー・・・っわぁぁぁっ////」
言いながら目を開けた私の視界に飛び込んできたのは凪のドアップ
「ちょっ!動くな!!前髪に毛虫ついてんだって!!」
驚いて反射的に身体を動かしかけた私を慌てて凪が制する
「けっ?!?!〜〜〜っやだやだやだ〜〜〜〜っ!!!!早くとって〜〜〜〜〜!!!!」
「っだー!!わぁってるよ!!だから動くな〜〜〜!!」
:08/10/17 05:11
:PC
:o47aduR6
#274 [みぉり]
ぎゃーぎゃーと喚きながらも凪に毛虫を取ってもらい、二人ではぁーっとため息をついた
「・・・・っつうか、有希ぃ・・・・お前、毛虫一匹でどんだけびびってんの(笑)」
「ちょっと!私だって女の子なんだから!!毛虫は怖いのよ!」
「・・・・・へぇ。女の子ね・・・へぇ・・・・。」
凪が明らかな作り笑いをしながら、立ち上がって扉に向かって歩き出す
「おっ置いてかないでよぉ〜」
慌てて凪を追って、屋上を後にした。
:08/10/17 05:16
:PC
:o47aduR6
#275 [みぉり]
バタン・・・・ガチャ・・・・
扉の鍵を閉めている凪を待って、施錠を確認して歩き出す
「おい」
「ん?」
「手」
「手?」
急に呼び止められたかと思えば、凪は私に手を出すように指示してくる
:08/10/17 22:45
:PC
:o47aduR6
#276 [みぉり]
凪は拳を握った右手をずぃっと前に出しながら、繰り返し言う
「手、出して」
「?」
首を傾げながらも、言われるまま右手を差し出す。
すると凪が手のひらに何かを乗せた。
それが何かを確認したかったけれど、見る間もなくそれを握らされてしまった
:08/10/18 09:46
:N905i
:XJT02ytg
#277 [みぉり]
私にそれを握らせると凪は満足そうに階段を降りていく
「え、ちょっ…ちょっと!!凪、これなに?」
なんだか拳を開きにくくて、右手を変に握りこんだまま後を追って階段を下ると、凪はくるりとこちらを向いた
その顔はいつもの、あのいたずらっこ顔
瞬間、いやな予感
:08/10/18 09:52
:N905i
:XJT02ytg
#278 [みぉり]
思わず顔がひきつった私に、凪はにやりと笑った
「毛虫」
やっぱり、予感的中
「いやぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
凪の言葉を聞いてすぐに手を開いて思いっきり振り払う
カシャーン………
:08/10/18 09:56
:N905i
:XJT02ytg
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