宝物。
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#552 [みぉり]
・・・・・・。


え?・・・・・ってことは?



視界を狭くしていたヘルメットを外して、見回す景色は全く知らないものばかり


ただ、すぐ近くの電柱に張られた住所の看板から


ここがどの辺りなのかは見当がついた


・・・・・・なんで?
学校までも、まだ少し距離あるのに・・・・

⏰:09/03/02 01:25 📱:PC 🆔:YHah7QxQ


#553 [みぉり]
家まで送ってくれとまでは言わないけれど、


せめて学校の前くらいまでは連れて行って欲しかったのに・・・・


ここから歩くと結構時間かかるなぁ〜うぅ・・・・


単純に計算しても30分はかかるであろう道のりを思うと


「はぁ・・・・。」


思わずため息が出てしまった

⏰:09/03/02 01:28 📱:PC 🆔:YHah7QxQ


#554 [みぉり]
と、ため息ついた所で歩いて帰らなきゃならない事実は変わらないか・・・・・。


やれやれ、とカバンを肩にかけ直す


とりあえず、このヘルメットを返さないことには帰れないし



「森くん、これ、ありがー・・・・・あれ?」



森くんに声をかけようと、振り返った先には一軒の大きな家があるのみ

⏰:09/03/02 01:32 📱:PC 🆔:YHah7QxQ


#555 [みぉり]
・・・・・またどっかに行っちゃったよ。もぅ!



辺りをキョロキョロしてみても、その姿はどこにもない



・・・・・ってことは・・・・この家の中に・・・・入ったってこと?



普通に考えるとそうだよね?


純和風で、立派な瓦屋根の大きな家
・・・・・なのにそのまん前には、大きなバイク



・・・・・・・・・・・変な組み合わせ(笑)

⏰:09/03/02 01:35 📱:PC 🆔:YHah7QxQ


#556 [みぉり]
バイクと家との並びがなんだかおかしくて、ぷっと吹き出してしまうと



「・・・・・頭、大丈夫か?」



まさに私が笑った瞬間に、森くんの声が聞こえた。


声に視線を動かせば、家の扉から呆れ顔の森くんがこちらを見ていた



はっ



笑ってる場合じゃなかった!ヘルメット返さなきゃ

⏰:09/03/02 01:40 📱:PC 🆔:YHah7QxQ


#557 [みぉり]
「森くんっ!ヘルメット!忘れてる!!」


たたっと駆け寄り、ヘルメットを渡す



「あぁ。」


「どうもありがとうございましたっ!」


森くんが受け取ったのを確認して、ぺこりと頭を下げて帰宅しようと向きを変えた


外はすっかり陽も落ちてるし、濡れたままじゃ体もどんどん冷えちゃう

⏰:09/03/02 01:43 📱:PC 🆔:YHah7QxQ


#558 [みぉり]
軽くタオルで拭っただけじゃ、やっぱり寒いし

走って帰ったほうが案外、体もあったまっていいのかも



そんなことを考えつつ、歩き出そうとした瞬間



がしっ


「へ?」


森くんが私の腕を掴んだ

⏰:09/03/02 01:46 📱:PC 🆔:YHah7QxQ


#559 [みぉり]
「え?なに?」


足を止められたことに、キョトンとしながら尋ねる


「なに帰ろうとしてんの?」


眉間にシワを寄せて、難しい顔をする森くん


その表情の意味がわからず”?”が頭を回る私


「え?だって、ここ森くん家でしょ?私の家はここから歩いてー・・・・」

⏰:09/03/02 01:50 📱:PC 🆔:YHah7QxQ


#560 [みぉり]
「このまま帰ったら風邪ひくだろ、服貸すからあがってけ」


「えっ!!いいよ!そんなの、悪いからっ!!」



ヘルメットも返したしさっさと帰るよ、まで言いたかった私の言葉を遮り、森くんは私の肩からカバンを取ってさっさと家の中に入ってしまった



「ちょっ・・・・っ・・・大丈夫だってばっ!ねぇ!森くん〜!!」

⏰:09/03/02 01:54 📱:PC 🆔:YHah7QxQ


#561 [みぉり]
もうっ!勝手なんだから〜!!


「はぁ〜・・・・」


再び、ため息をつくと早急な帰宅は諦めて


森くんの家にお邪魔することにした


「お邪魔しま〜す・・・・・」



・・・・・なにこの家

⏰:09/03/02 03:03 📱:PC 🆔:YHah7QxQ


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