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#61 [みぉり]
「今のは理由は何でもいいって意味よ、だけど初対面の人間にいきなり舌打ちするのは失礼じゃないの?」


私は再び、腕を胸の前で組んで男の子をキッと見る


が、男の子は目を合わせようとはせずに片手をポケットに突っ込んだまま空いた手で頭をかいてるし・・・


むかむかっ・・・・なによこの態度

⏰:08/06/29 22:19 📱:PC 🆔:Cq6KJX02


#62 [みぉり]
「人と話すときは目を見て話せって習わなかった?」


むかつきつつもめちゃめちゃ作り笑顔で言う私に、男の子ははぁっとため息をついてから視線を合わせてきた


できるんなら最初っからやれっつーの!!!


・・・と心の中で思いながらも男の子の目をじっと見る。

⏰:08/06/29 22:42 📱:PC 🆔:Cq6KJX02


#63 [みぉり]
今の今まで気づかなかったけど・・・・もしかして


もしかしなくてもこの子すごい綺麗な顔立ちをしてる


・・・・男にしとくのもったいないなー、化粧とかしたらすごい美人になるわ



なんて、見当違いなことを考えていると目の前にいた男の子が口を開いた

⏰:08/06/29 22:45 📱:PC 🆔:Cq6KJX02


#64 [みぉり]
「はぁ〜・・・面倒くさいのにつかまった・・・」

「はっ?!ちょっと!!それ私の台詞なんですけど?!」


心底後悔したような口ぶりで言う言葉にカチンと私のスイッチが入る


「大体ねぇ〜先に話かけてきたのあなたの方でしょうが!!」


「あー・・・・あの一瞬は儚げっつーか寂しそうな感じしたからつい」

⏰:08/06/30 01:23 📱:PC 🆔:U0zxI.jA


#65 [みぉり]
「え・・・・」


思いもしなかった答えに言葉が詰まった


私・・・・寂しそうだった・・・?



「?なんか俺、変なこといった??」


急に勢いの失せた私を不思議そうを覗き込むように聞いてくる

⏰:08/06/30 01:28 📱:PC 🆔:U0zxI.jA


#66 [みぉり]
はっ


「あっ・・・ちがっ・・その・・・・なんかそう思って声かけてくれてたなんて思わなかったから」


慌てて取り繕う私に一瞬、目を丸くしたその子はふっと笑った


「いや、俺も・・・すげぇぶしつけだったし、舌打ちも・・・あんんたの言う通り失礼だったよな」


そう言ってぺこっと私に頭をさげて『ごめん』と呟く姿に拍子抜け

⏰:08/06/30 01:34 📱:PC 🆔:U0zxI.jA


#67 [みぉり]
なんだ・・・・思ったよりも素直じゃん


顔を上げたその子と目が合って思わず、笑うと

その子も私につられたようで一頻り、二人でくすくすと笑ってしまった


「っつーかさぁ、」

「ん?」

「なんであんなにため息ついてたわけ?」

⏰:08/06/30 01:38 📱:PC 🆔:U0zxI.jA


#68 [みぉり]
「・・・・・さぁ」

「なんだそりゃ、理由もなくため息でんのかよ」


私の首をすくめた姿にその子は、『変なの』とくっと笑ってからフェンスに寄りかかるように腰を下ろした


私もなんとなく、その隣に座り込む

⏰:08/06/30 01:43 📱:PC 🆔:U0zxI.jA


#69 [みぉり]
そこにすぅーっと心地いい風が吹いて思わず目を閉じた



あぁ、なんて気持ちがいい風



そんなことを思っていると



「あー・・・気持ちいい風だなぁ」


と、私の感じた事を全く同じ事が横から聞こえて思わず隣を見た

⏰:08/06/30 01:47 📱:PC 🆔:U0zxI.jA


#70 [みぉり]
「なんだよ」

「や・・・私も同じ事思ってたから・・・ちょっとびっくりして」

「あ?そーなんだ、俺達気が合うかもねー」


楽しそうに笑って私を見てそんな事を言う

・・・いや、絶対ないでしょそれ、しょっぱなからあんな険悪なムードだったのよ私ら?


何も応えずに私は乾いた笑いを浮かべてあははと返すのみ

⏰:08/06/30 01:51 📱:PC 🆔:U0zxI.jA


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