宝物。
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#832 [みぉり]
>>829から


「…―っ凪ッおいッ」


はっ


後ろからの声に振り向くと、眉間にシワを寄せた恭ちゃんが立っていた


「あっ……ごめん」

「ったく、時間が掛かりすぎだろ、兄貴が早く帰れってうるさいんだよ」


言いながら、シャツの胸元を緩めて看板をさっさと店内にしまう

⏰:10/03/29 00:53 📱:N905i 🆔:HRA4Ur8A


#833 [みぉり]
その後について、裏口から店内へと戻る


ドサッ


「あぁ〜・・・今日は平日のわりには混んでたなぁ」


ソファに座った恭ちゃんは、肩を回してため息をついた

俺は、何も答えず黙々と、着替えを続けていると


「・・・・おい、凪・・・ちょっと座れよ?」


恭ちゃんのやけに低い声に、その動きを止められた

⏰:10/03/29 01:24 📱:PC 🆔:mHh3wW3w


#834 [みぉり]
「………ん?」


ほとんど、着替え終えた状態でロッカーを開けたまま


恭ちゃんの向かいに腰掛けた



「…………」

⏰:10/03/29 16:10 📱:N905i 🆔:HRA4Ur8A


#835 [みぉり]
少しの沈黙


俺をじっと見つめる恭ちゃんの視線に耐えられなくて



口を開いた



「………見てたの?」

⏰:10/03/29 18:05 📱:N905i 🆔:HRA4Ur8A


#836 [みぉり]
「・・・・・何を?」


「いや・・・・なんでもない」



そのまま、ふぅっとため息をついて天井を仰ぐ


「・・・・・・園田さんと森のことか?」


がばっ

⏰:10/03/29 19:37 📱:PC 🆔:mHh3wW3w


#837 [みぉり]
恭ちゃんの言葉に、勢いよく身体を起こして見つめた


正面の恭ちゃんは、にやりと笑いを浮かべていた



「さっきの・・・・園田さんと一緒にいた男子の名前だよ」


・・・・ーー森


「・・・・・下の名前は?」


「なんだっけな・・・確か・・・陽臣(ハルオミ)だったかな」

⏰:10/03/29 19:43 📱:PC 🆔:mHh3wW3w


#838 [みぉり]
森・・・陽臣・・・・楓の言ってたのは

・・・・やっぱりあいつか



『ハルと付き合ってるのかな』



付き合ってる・・・・のか・・・?

⏰:10/03/29 20:00 📱:PC 🆔:mHh3wW3w


#839 [みぉり]
また、そこに意識がいってしまいそうになったが、頭を振り払って前を見据えた



「恭ちゃん、さっきのやっぱり見てたんだ?」



そう、今きちんと確認すべきはそこ

それからー・・・・



「森・・・のことも知ってるの?」

⏰:10/03/29 20:17 📱:PC 🆔:mHh3wW3w


#840 [みぉり]
森 陽臣が・・・どんな人間なのか、それを知りたい



「・・・・知ってるよ。英会話スクールで俺が中3まで一緒のクラスだったんだ」



「へぇ・・・・で・・・その・・・どんなやつ?」


少しぎこちなく、問いかけた俺にふっと笑う

⏰:10/03/29 20:36 📱:PC 🆔:mHh3wW3w


#841 [みぉり]
「森?んー・・・いい奴だよ。頭の回転が速くて、なんでもソツなくこなしてたな、と、言ってもスクールでのあいつしか知らないけど」


「ふぅ・・・ん・・・」


恭ちゃんの返答に、相槌をうつしかできなくてそのまま俯いてしまうと、

ぽんっ

恭ちゃんの手が俺の頭を軽く、叩いて上から声が聞こえた


「さて・・・着替えて帰るか」


そのまますぐに立ち上がり、

⏰:10/03/29 20:55 📱:PC 🆔:mHh3wW3w


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