宝物。
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#91 [みぉり]
私はというと・・・なんだか森君の顔を見れずに俯いたままじっとコンクリートの床を見つめる



「好きじゃないんならさ・・・・聞いてみればすっきりするんじゃない?」


「え?」



森君が数分の沈黙を破って、話を続ける

⏰:08/07/02 04:50 📱:PC 🆔:4.oxMXpk


#92 [みぉり]
「知ってるのが当たり前だったんだろ?知らないことが悲しいんだろ?」


その言葉に俯いたままこくんと頷く



「じゃあ、本人に聞いてみればいいじゃん」

「え・・・」


本人に聞く?凪に?

・・・・・それが一番手っ取り早いってわかるけどなんでか・・・聞くのが嫌な気持ちもある


というか・・・・拒否されるかもしれないって怖さを心のどこかで持っているんだきっと

⏰:08/07/02 04:53 📱:PC 🆔:4.oxMXpk


#93 [みぉり]
「うー・・・・」


唸ったままで顔を上げようとしない私に森君も黙ってしまった


きっとグチグチしてる女だなって、思ってるんでしょうけど


私だって普段はこんなんじゃないんだから


いつでも、好き嫌いもはっきりしてて悩むよりも行動第一・・で・・・

⏰:08/07/02 05:11 📱:PC 🆔:4.oxMXpk


#94 [みぉり]
「・・・・・そうよ」

「あ?何??」


こんなの私らしくない


うじうじして、本人に聞きもしないで勝手にもやもやして・・・・



「私が一番嫌いなタイプじゃん」

「???」


勢いよく立ち上がると、訳がわからない顔のままの森君に向かい合った

⏰:08/07/02 05:14 📱:PC 🆔:4.oxMXpk


#95 [みぉり]
「ありがとう」

「は?」

「森君の言う通り、本人に聞いてみるっ」

「あ・・あぁ・・・・」


森君は”?”を前面に押し出した表情のまま、とりあえず私の言うことに頷く

⏰:08/07/05 17:17 📱:PC 🆔:OXACKWgY


#96 [みぉり]
「うじうじしてるの私の性に合わないって思い出したから」


そうだよ


いつだって疑問はなんでもぶつけてきたじゃない


変に考えるのやめたらいいんだ



周りとか、そういうの全部とっぱらって

⏰:08/07/06 23:25 📱:PC 🆔:j.k9yRAA


#97 [みぉり]
自分の疑問を確かめればいいんだ



「心配なんだよね、どこで何してるか・・・夜のお仕事関係だし」



「ふぅ〜ん・・・・”心配”ねぇ」



含んだような言い回しで、私を見上げてくる森君は口元をにやっとさせて


なんかその仕草が凪に似てて、一瞬どきっとしてしまった

⏰:08/07/06 23:27 📱:PC 🆔:j.k9yRAA


#98 [みぉり]
思わず、視線を逸らす


「ま、いいんじゃね?」



森君はその様子には気づかなかったみたいで変わらぬ口調でそう言う。


変に意識してしまって、しどろもどろになりそうな自分に驚きつつ


「なんか・・・変なこといっぱい話してごめんね?」


その感謝だけはきちんと伝えた

⏰:08/07/06 23:32 📱:PC 🆔:j.k9yRAA


#99 [みぉり]
「あ?話せっつったの俺だから気にすんな(笑)」



そう言って笑った森君はさっと立ち上がると


私の頭をぽんぽんと軽く撫でてからひらひらと手を振って去っていった


その背中にもう一度『ありがとねー』と伝えてから空を見上げて深呼吸する

⏰:08/07/06 23:34 📱:PC 🆔:j.k9yRAA


#100 [みぉり]
ちょうど、聞こえてきたチャイムで清掃時間の終了に気づいた



あ、早速さぼっちゃった・・・



新学期初の清掃活動をさぼってしまったのは、新しいクラスメイトにはかなりのマイナスイメージだろうけど



でも、それでもその時間でもやもやが晴れてくれたから


多少、冷たい視線で見られてしまう明日は乗り切ろう

⏰:08/07/06 23:37 📱:PC 🆔:j.k9yRAA


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