宝物。
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#910 [みぉり]
告白をされないわけじゃない。


自分でいうのも、なんだけれど・・・・そこそこ、付き合うタイミングには恵まれている


だけど誰とも付き合わない、と決めて生活するようになって



不思議と誰かを『好き』になることもなかった。


いや、恋愛をしなくても”平気”なんだと気づいたー・・・・。

⏰:10/07/29 00:21 📱:PC 🆔:MSeiPm2Y


#911 [みぉり]
すごく可愛い子、髪のふわふわの子、そんな子が告白をしてくることもある。


あかりの事があるまでは、何も考えずにOKしていたと思う。


けど、今は違う


何もなくても、平気


『残念』とか『俺も』なんてなくて・・・

⏰:10/07/29 00:24 📱:PC 🆔:MSeiPm2Y


#912 [みぉり]
その子が、他のヤツと付き合いだしても、


何も感じないのだと、知った



━━━――……



「へぇ〜・・・そっか」


ぽつり、再び海を見つめて楓が返す

⏰:10/07/29 00:26 📱:PC 🆔:MSeiPm2Y


#913 [みぉり]
「あぁ・・・・そうなんだよなぁ」

ふと、分かった

「え?」


「おれ、好きってことを知らない」



「はいぃ?」



突然の、俺の独り言に楓がこちらを振り返った

⏰:10/07/29 00:30 📱:PC 🆔:MSeiPm2Y


#914 [みぉり]
「いやいやいや!!君、これまで彼女いたでしょー?」


驚きを隠せない様子の楓



「や、それってさー、俺、カワイイとか、キレイとか・・・そういうのが好きだったんだ。仕草だとさ」



「??それって好きなんじゃないの?」


腕を組み、首を傾げる仕草に、思わず笑った

⏰:10/07/29 00:34 📱:PC 🆔:MSeiPm2Y


#915 [みぉり]
「好きなのは、本人じゃない。その仕草、一面だけ」


そうなんだ、

だからこそ、付き合った彼女たちを束縛したいなんて思ったこともなくて




「だから、俺は”好き”を知らないんだ」

⏰:10/07/29 00:47 📱:PC 🆔:MSeiPm2Y


#916 [みぉり]
しばし、黙って、
楓が口を開いた


「……そっかぁ。好きを知らないのねー」


「んー……たぶん、な」


俺の言葉を聞いて、楓は再び、真っ暗な海を見つめて続ける

⏰:10/08/21 00:01 📱:N05B 🆔:zRXJbJEg


#917 [みぉり]
「好きになるとね、色々考えるのよ
今、何をしてるのかなぁとか……誰といるのかなぁ、とか…ね……」



楓の言葉に、フッと一人が脳裏を過った。



「異性といれば、不安になったり、イライラしたり……」

⏰:10/08/21 00:05 📱:N05B 🆔:zRXJbJEg


#918 [みぉり]
………俺の知らない男の腕の中にいた



(誰だよ、そいつ)




「良いことは少ないんだけどね、……無性に気になるのよ」



(『ハル』と付き合ってんのか?)

⏰:10/08/21 00:08 📱:N05B 🆔:zRXJbJEg


#919 [みぉり]
楓の言葉に呼応するように、言葉が沸き出す。



………まさか、まさか




妙に心臓の音が耳に響く



ドクンッ……ドクンッ……



まさか、

⏰:10/08/21 00:13 📱:N05B 🆔:zRXJbJEg


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