先生のいうとおりA
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#373 [あお☆まる]

>>361





私………これでよかったんだよね………?


先生が好きなんだ
愛してるから
………離れたくない……




けど寝る時に浮かぶのは先生のアノ顔…
 

⏰:08/07/29 04:21 📱:812SH 🆔:7J54De.s


#374 [あお☆まる]
 
私は段々と自分の気持ちが分からなくなり
学校も休みがちになっていった




母「愛子!!まだ寝てるの?」



母の怒鳴り声で憂鬱な朝を迎える
私は布団から顔も出さず
中でうずくまっていた



愛子「……今日……休む」
 

⏰:08/07/29 04:25 📱:812SH 🆔:7J54De.s


#375 [あお☆まる]
 
そうするとベットの中の私に向かい
深いため息を吐く母



母「今日でしょ!?」



ちょっと嫌味に言われたが今の私の耳には届かない


そんな私を見て母は
今度は優しく話し続ける
 

⏰:08/07/29 04:29 📱:812SH 🆔:7J54De.s


#376 [あお☆まる]
 
母「何があったか知らないけど……
お母さんから言える事はひとつ!

トコトン悩みなさい。

悩む事に無駄な事はないから…きっと悩んだ分だけ何かを得られる。

じゃあお母さん仕事行くからね」


 

⏰:08/07/29 04:37 📱:812SH 🆔:7J54De.s


#377 [あお☆まる]
 
そう言って母は部屋を出た。が又部屋のドアを開けて

「気分転換がてら外にでも出なさい」

と加えて今度こそ仕事に向かった




お母さんが出ていって少しして私はノソノソとベットから出て
カーテンを開けた
 

⏰:08/07/29 04:39 📱:812SH 🆔:7J54De.s


#378 [あお☆まる]
 
外は私の気持ちとは裏腹にとてもイイ天気だった




愛子「……最近外…出てなかったかも……」



チラっと携帯を見ると着信がある
マナミと…先生から
今の私はマナミとすら話したくなくてメールも電話もしていない
 

⏰:08/07/29 04:50 📱:812SH 🆔:7J54De.s


#379 [あお☆まる]
 
心地イイ風邪が窓から私まで届き
外まで私を誘う




私は気持ちいい風邪に誘われるように外に出る




愛子「…気持ちいい…」
 

⏰:08/07/29 14:03 📱:812SH 🆔:7J54De.s


#380 [あお☆まる]
 
そんな事をぽつりと言った時
聞き覚えのある声に呼び止められる




「愛子ちゃん」




振り向くとそこには
1番今会いたくない人が立っていた
 

⏰:08/07/29 14:05 📱:812SH 🆔:7J54De.s


#381 [あお☆まる]
 
愛子「…麗子さん……なんて…」




戸惑う私に麗子さんはいつものテンションで話す




麗子「愛子ちゃんに話しがあって!
でも家が分からなくて、ここら辺だよなぁーって歩いてたの
会えて良かったぁ!」

 

⏰:08/07/29 14:10 📱:812SH 🆔:7J54De.s


#382 [あお☆まる]
 
麗子さんは何も答えない私をよそに話を続ける




麗子「ね!私奢るからさぁー喫茶店入らない?
なぁーんか歩き回ったら喉渇いちゃって!」




愛子「……私は遠慮します」

 

⏰:08/07/29 14:13 📱:812SH 🆔:7J54De.s


#383 [あお☆まる]
 
麗子「遠慮しないで!さぁー行こう!」




そう言うと嫌がる私の手をとり
無理矢理歩き始める


暫く歩くと駐車場につき麗子さんの車にのる
 

⏰:08/07/29 14:15 📱:812SH 🆔:7J54De.s


#384 [あお☆まる]
 
車に乗るといきなり高速道路に向かう




愛子「どこ…行く気なんですか?!」




麗子「いいから。着けば分かるわ」




そう言う麗子さんの顔はいつもと違い真剣でそれ以上なにも言えなくなってしまった
 

⏰:08/07/29 14:20 📱:812SH 🆔:7J54De.s


#385 [あお☆まる]
 
暫く高速を走った後
見慣れない景色の県を降りていく


すると不意に麗子さんが沈黙を破る




麗子「ここね…私の地元なの」




それって……つまり……
 

⏰:08/07/30 04:22 📱:812SH 🆔:uWqwl/Sk


#386 [あお☆まる]
 
麗子「そうよ…私と達也が高校を通った場所」




ここが……先生が青春を過ごした場所……………




麗子「着いたわ。」




そう言って車をある喫茶店の前に止めた

⏰:08/07/30 04:24 📱:812SH 🆔:uWqwl/Sk


#387 [あお☆まる]
 
アンティーク調でとてもオシャレなその店には
【ドルチェ】という看板が掲げられていた



愛子「ここ…」




麗子「私の親父が所有する店よ。前に言ったでしょ?達也がバイトしてた場所でもあるわ」



麗子さん…何がしたいの……?

⏰:08/07/30 04:32 📱:812SH 🆔:uWqwl/Sk


#388 [あお☆まる]
 
戸惑う私を余所に店の中に入る麗子さん
私はとりあえず麗子さんの後を追って店に入る



と数人のスタッフが私たち…いや麗子さんを迎える




「麗子お嬢様、今日はどうなさいましたか?」




すごい……麗子さんって本当に【お嬢様】なんだ
 

⏰:08/07/30 04:37 📱:812SH 🆔:uWqwl/Sk


#389 [あお☆まる]
 
すると麗子さんは数人のスタッフの中でもリーダーの様な、少し歳のとった紳士な人に話し掛ける




麗子「昨日言ってたのを出してくれる?」




「かしこまりました」



そう言うと店の奥へといなくなってしまった
 

⏰:08/07/30 04:40 📱:812SH 🆔:uWqwl/Sk


#390 [あお☆まる]
 
愛子「麗子…さん?」



麗子「あっごめんね〜そこに座って!ケーキはもう用意させてるから…飲み物!好きなの頼んで」




そう言われたたので
指定された席にすわるとメニューを見る




麗子「うちね、結構コーヒーにも力入れてるのよ。飲めたら頼んでみて」

⏰:08/07/30 04:45 📱:812SH 🆔:uWqwl/Sk


#391 [あお☆まる]
 
愛子「…じゃあ私ブラック飲めないのでカフェラテにしてください」




麗子「カフェラテね!おっけ〜
カフェラテひとつと…私ブラックコーヒー!アイスでね」




麗子さんはただ
先生との思い出の場所に連れて来た訳じゃないんだろうな……
一体……何したいの…?

⏰:08/07/30 04:49 📱:812SH 🆔:uWqwl/Sk


#392 [あお☆まる]
 
麗子「やだぁ〜愛子ちゃん!そんな怖い顔しないでよぉ!」



そんな事を言って茶化す麗子さんを見て
何をしたいのか分からなくて私は変にイラついた



愛子「一体なんなんで−−…」
 

⏰:08/07/30 04:52 📱:812SH 🆔:uWqwl/Sk


#393 [あお☆まる]
 
そう言いかけた時
飲み物とケーキがテーブルに届く



…タイミング悪いなぁ…



そう思っている私に麗子さんは真剣な顔を向ける




麗子「ケーキ…食べてみて」

⏰:08/07/30 04:55 📱:812SH 🆔:uWqwl/Sk


#394 [あお☆まる]
 
渋々ながら運ばれた
真っ白なショートケーキを一口に切り口に運ぶ



愛子「…美味しい」



思わずさっきの苛立ちを忘れて零した言葉




そのケーキは本当に美味しくて
とても…とても…優しい味がした
そして何だか懐かしい味
 

⏰:08/07/30 04:59 📱:812SH 🆔:uWqwl/Sk


#395 [あお☆まる]
 
麗子「美味しくて優しい味でしょ?
それ…達也が作ったケーキなのよ」



えっ…先生が?




麗子「今日ね、達也の部屋に行って無理矢理作って貰ったの。愛子ちゃんに食べさせたくて…
あっでも達也には内緒ね!愛子ちゃんに食べさせる事言ってないから」
 

⏰:08/07/30 05:03 📱:812SH 🆔:uWqwl/Sk


#396 [あお☆まる]
 
そう言って麗子さんは親指を口にあてながら
少し子供の様に笑った




愛子「何で…これを?」




麗子「達也の才能を分かってほしくて。」
 

⏰:08/07/30 05:05 📱:812SH 🆔:uWqwl/Sk


#397 [あお☆まる]
 
その一言で私を【説得】する為に
ここに連れて来たんだと分かる


私は何も言えずにただ俯いていた




麗子「ねー愛子ちゃん…。確かに四年離れるのは辛いと思う。
けどね……
フランスに行く事は達也の為なのよ。
達也には人にはない才能がある。それを咲かさないまま枯れさせてほしくないのよ」

⏰:08/07/30 05:10 📱:812SH 🆔:uWqwl/Sk


#398 [あお☆まる]
 
その後も私は何も言えずに俯く事しか出来なかった




麗子さんは私を家まで送ると最後に

「達也がフランスに行くこと…もう一度考えて」

と言って頭を下げて帰っていった
 

⏰:08/07/30 05:13 📱:812SH 🆔:uWqwl/Sk


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