年下の彼
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#331 [新]
彼女はあたしを見て一瞬驚いた表情をして、目にうっすら涙を浮かべた。


「……っの……」


「えっ?」

彼女の言葉が聞き取れずあたしは聞き返す。

⏰:08/08/11 02:09 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#332 [新]
「このっ…泥棒猫!!


彼女はあたしにそう吐き捨てた。



「え………」

⏰:08/08/11 02:11 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#333 [新]
状況が掴めていないあたしの頭には疑問符ばかりが浮かんでいた。


「返して!!あたしの律を返してよっ!!」


彼女はあたしの腕をつかみがくがくと揺さぶる。

⏰:08/08/11 02:13 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#334 [新]
この子は誰??

何がどうなってるの…


困惑しているあたしを彼女が睨む。

「あたし、絶対諦めないから」

彼女は涙を拭いながらそう言って去っていった。

⏰:08/08/11 02:16 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#335 [新]
ドアを閉め玄関に座り込む。


泥棒猫?

誰が?

あたし?

何故……?

⏰:08/08/11 02:18 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#336 [新]
しばらく玄関でぼーっとしていると、ガチャリとドアが開いた。

「ただいまー…って京子さん?玄関で何してんの?」


「おかえりっ…今ご飯の用意してたとこ…」

⏰:08/08/11 02:21 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#337 [新]
あたしは立ち上がるとキッチンへ向かった。

「ねー律ってさぁ…」

「んー?」

「学校でモテるでしょー。」

わざと明るく聞いた。

⏰:08/08/11 02:25 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#338 [新]
あたし嫌な女かな…?

「ははっ。モテないよ」

「嘘だぁ、告られたりするでしょ?」

あたしはまな板に目を向けたまま話す。

「うーん…たまに。けど京子さんに会ってからは全部断ったし。」

⏰:08/08/11 02:27 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#339 [新]
「そっかぁ…。」

今、少し嫉妬してしまった。

律と同じ学校で

年も一緒で

近くにいることが自然で

それが当たり前。

そんな、顔も知らない複数の女に、あたしは妬いた。

⏰:08/08/11 02:31 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#340 [新]
律は何かを察したのか後ろからあたしを抱きしめた。

「何かあった?」

耳元で聞こえる律の声。

「…何もないよ?」

あたしはそう言って笑った。

⏰:08/08/11 02:34 📱:F902i 🆔:☆☆☆


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