年下の彼
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#201 [新]
「ここにいた方が一秒でも早く京子さんに会えるじゃん。」
律の笑顔と言葉が胸を締め付ける───
「ごめん…ね。」
あたしは人目もはばからず律の胸に顔をうずめた。
:08/07/12 21:26
:F902i
:☆☆☆
#202 [新]
「何で謝るの?」
「昨日帰れなかったから…」
「でも仕事だったんだろ?」
「……うん。」
律に 嘘をついた。
:08/07/12 21:29
:F902i
:☆☆☆
#203 [新]
「ならしょうがないよ。毎日お疲れさま」
笑顔であたしの髪を撫でる彼の優しさに
良心が痛んだ。
───罪悪感。
───後ろめたさ。
怒られた方がましだったかも───。
:08/07/12 21:54
:F902i
:☆☆☆
#204 [新]
「あれっ?」
手を洗おうと洗面所に行き鏡をふと見るとピアスが片方ないことに気がついた。
「どうかしたー?」
部屋から律の声が聞こえる。
:08/07/12 21:57
:F902i
:☆☆☆
#205 [新]
「ううんっ何でもないよ!」
会社で落としたのかな??
明日探してみよ…。
:08/07/12 22:01
:F902i
:☆☆☆
#206 [新]
「ないっ!ないないなーいっ!」
デスクの上をいくら探してもピアスは見つからなかった。
「お気に入りだったのに〜」
「なんや?えらいデスクの上散らかして」
:08/07/12 22:15
:F902i
:☆☆☆
#207 [新]
「浅野さん…!」
「そういえば家見つかったか?もしまだやったら俺紹介したってもええけどー…」
「今は…近くに住んでる従兄弟の家に住まわせてもらってるので大丈夫ですっ」
:08/07/12 22:23
:F902i
:☆☆☆
#208 [新]
本当は律の家に転がり込んでるんだけどー…
さすがに高校生の彼氏と一緒に住んでますなんて言えない…。
「あ、そうなん?よかったやん!ホームレスOLなんてシャレにならんしなぁ!」
:08/07/12 22:32
:F902i
:☆☆☆
#209 [新]
…この人は〜っ…憎まれ口しか叩けないのかっ。
「どうぞご心配なく。お疲れさまでしたっ!」
鞄に書類や荷物を詰め込み席を立つ。
「あ!ちょぉ待ちぃな!」
:08/07/12 22:38
:F902i
:☆☆☆
#210 [新]
浅野さんが呼び止めるのも聞かずにあたしは会社を後にした。
━浅野side━
「あんな逃げるように帰らんでもええのに…」
俺は手の中で転がるピアスを見つめた───。
:08/07/12 22:54
:F902i
:☆☆☆
#211 [新]
「返すタイミング逃してもたな…」
ふと木下のデスクを見る。
─これ、明日までにやらなあかん書類やん…
「しゃあないなー……」
:08/07/12 22:57
:F902i
:☆☆☆
#212 [新]
「誰か木下の新しい住所知ってる人いる?」
俺は書類を届けることにした。
───あとピアスも。
:08/07/12 22:59
:F902i
:☆☆☆
#213 [新]
「203号室──ここやな。」
インターホンをならす。
「─はい。」
出てきたのは
若い男。
:08/07/12 23:03
:F902i
:☆☆☆
#214 [新]
「木下京子さんの上司の浅野です。」
「あー…まだ帰ってないんですけど」
「いや、大事な書類届けに来ただけですので」
そう言い書類を渡す。
:08/07/12 23:07
:F902i
:☆☆☆
#215 [新]
従兄弟やったら一緒に渡しといてもええか。
「あと───これも、渡しといてもらえます?」
ピアスがころんと律の手の中に転がる。
「……え?」
:08/07/12 23:11
:F902i
:☆☆☆
#216 [新]
「ほな、失礼します」
そう言ってマンションを出る。
最後…ピアス渡した時
驚いた顔してたけど何やったんやろ。
:08/07/12 23:14
:F902i
:☆☆☆
#217 [新]
━京子side━
「重っ…」
仕事帰りスーパーによって買い物したはいいけど
調子のって買いすぎた〜…
:08/07/12 23:17
:F902i
:☆☆☆
#218 [新]
「ただいまぁ」
買い物袋をキッチンに置く。
「おかえり。
浅野さんて人来たよ」
ドクン・・・
心臓が跳ね上がる音が聞こえた。
:08/07/12 23:41
:F902i
:☆☆☆
#219 [新]
「浅野さんが…?」
何で?
あたしが買い物行ってる間に?
「大事な書類届けに来てくれたみたい。」
「他に…何か言ってた?」
:08/07/12 23:46
:F902i
:☆☆☆
#220 [新]
「いや、それだけだったけど」
よかった………
ふと机を見ると確かに書類が置いてあった。
今日勢い任せで会社出て来ちゃったから忘れてたんだ。
:08/07/12 23:49
:F902i
:☆☆☆
#221 [新]
それにしても律と浅野さんが出くわすなんて……
寿命縮まったかと思ったー……。
従兄弟って言っといてよかった…。
:08/07/12 23:51
:F902i
:☆☆☆
#222 [新]
「すぐご飯作るねっ」
キッチンへ戻ろうとしたあたしの腕を律がつかんだ。
「え………っ」
一瞬のことで
わからなかった。
:08/07/13 00:01
:F902i
:☆☆☆
#223 [新]
けど、フローリングの冷たさを背中に感じて
押し倒されたんだってわかった。
「律…?」
「あの日、京子さんが帰らなかった日…どこで何してた?」
:08/07/13 00:04
:F902i
:☆☆☆
#224 [新]
ドクン・・・
「あの日は…仕事だったって言ったでしょ…?」
「ピアス…片方どうしたの?」
そっと耳をなぞられる。
:08/07/13 00:06
:F902i
:☆☆☆
#225 [新]
どうしてそんなこと聞くの?
「どこかでなくしちゃってっ…」
何で今更あの日のこと────
「書類と一緒にこれも渡された」
:08/07/13 00:12
:F902i
:☆☆☆
#226 [新]
律が見せた"それ"は
まぎれもなくあたしのピアスだった。
「なんでっ…」
もしかして浅野さんの部屋で……落とした…?
「聞きたいのは俺の方だ!!」
:08/07/13 00:14
:F902i
:☆☆☆
#227 [新]
律が声を張り上げる。
「あの夜、あの男と一緒にいたのかよ?」
「あ……あたしっ…ン…」
塞ぐように律の唇が重なる。
:08/07/13 00:18
:F902i
:☆☆☆
#228 [新]
律の舌が乱暴に口内を犯す。
嫌…………
「ん…っ、は…苦し…」
こんなの…嫌…!!
「や…っ!!」
:08/07/13 00:22
:F902i
:☆☆☆
#229 [新]
精一杯力を入れて律を押し退ける。
「───ごめん。頭冷やしてくる」
そう言って律が部屋を出ていく。
残されたあたしは座り込んで乱れた息を落ち着かせようとした。
:08/07/13 00:39
:F902i
:☆☆☆
#230 [新]
謝るのは
あたしの方なのに……
律を傷つけた……
律にあんな顔させるなんて
最低だ、あたし……。
:08/07/13 00:43
:F902i
:☆☆☆
#231 [新]
ピアスを握りしめてそのまま床に横になった。
怒らせて
傷つけた
嘘をついた罰があたったのかな──
:08/07/13 00:52
:F902i
:☆☆☆
#232 [新]
━律side━
「くそっ…」
あんな風にするつもりじゃなかったのに……
俺は近くの公園まで来ると水道の蛇口をひねり
水を両手にためて顔にかけた。
:08/07/13 01:55
:F902i
:☆☆☆
#233 [新]
京子さん……
泣きそうになってたな………
「家帰って謝ろ…」
キュッと水を止め口元をシャツで拭く。
:08/07/13 01:59
:F902i
:☆☆☆
#234 [さき]
面白い\(^O^)/
続き気になるー
あげます(^ω^)
:08/07/13 14:31
:W51S
:rrOOeig2
#235 [みあちん]
めっちゃ気になる

主さんファイト

:08/07/13 23:23
:P903i
:dJGy7oW2
#236 [新]
>>234>>235ありがとーですッ☆
律sideやら京子sideやら
ややこしくてすみません
m(_ _)m
:08/07/14 01:37
:F902i
:☆☆☆
#237 [新]
━京子side━
しばらくぼーっとしているとドアの開く音がした。
あたしは慌てて体を起こす。
「律…??」
律が帰ってきた。
まだ…怒ってるかな…
:08/07/14 01:44
:F902i
:☆☆☆
#238 [新]
律は座ったままのあたしを抱きしめた。
「さっきはごめん。
…そんな怯えた顔すんなよ…もう何もしないからー‥」
「謝るのはあたしの方だよっ…!
嘘ついてごめんね…
だけど浅野さんとは本当に何もっ…」
:08/07/14 01:51
:F902i
:☆☆☆
#239 [新]
「わかってる。信じてるから─…」
律はそう言ってくれた。
あたしはあの日のことを律に話した。
その後、
酒グセ悪いんだから飲み過ぎないように!
って怒られたけど…。
:08/07/14 01:56
:F902i
:☆☆☆
#240 [新]
だけど、話してよかった。
こうやって
恋人同士の絆って
深まっていくものなのかな───?
:08/07/14 02:04
:F902i
:☆☆☆
#241 [さき]
仲直り?できて
よかった(^ω^)
面白いです(゚゚)
>>主様
両サイドからの文章だから
両方の気持ちがわかって
あたしは主様の書き方が
すごいすきですよ(^ω^)
:08/07/14 18:22
:W51S
:eugl5A42
#242 [新]
>>241本当ですか?★
それはよかったです!!
あまり更新できず申し訳ないです…。
:08/07/17 00:54
:F902i
:☆☆☆
#243 [新]
─もう何もしないから─
そう言ったあの日から
律はあたしに何もしなくなった。
キスも。
気を遣ってくれてるのかな─…
…もしかして、女として魅力ない?
:08/07/17 00:56
:F902i
:☆☆☆
#244 [新]
確かにお肌の曲がり角は迎えてるけど…
その分しっかりケアしてるし!
髪だって爪だって!
抜かりはない!!
……はず。
:08/07/17 01:01
:F902i
:☆☆☆
#245 [新]
恋をすると
その人のために
痩せたい、
可愛くなりたいと思う。
その気持ちはきっと
どんな高価な化粧品や
サプリメントなんかより
効果があるのだと思う。
:08/07/17 01:09
:F902i
:☆☆☆
#246 [さき]
あげ(^ω^)
:08/07/19 19:43
:W51S
:6DASXKok
#247 [新]
:08/07/21 01:52
:F902i
:☆☆☆
#248 [新]
────……
「…ん〜」
「あ、起きた?京子さんも早く用意しないと遅れるよ!」
あたしが起きると律はすでに着替えて家を出る準備をしていた。
:08/07/21 01:54
:F902i
:☆☆☆
#249 [新]
律の制服姿…。
すごく萌えー……
……はっ!遅刻する!
慌ててベッドから出る。
「じゃ俺先行くよ。」
「うん。──あ、ねぇ、シャツのボタン取れかけてる」
:08/07/21 02:00
:F902i
:☆☆☆
#250 [新]
そう言って、胸元に手を伸ばしかけた時
パシッ・・・
───え……
「…あー、このくらい自分で縫えるよ。じゃ、いってきます」
そう言って律は出ていった。
:08/07/21 02:06
:F902i
:☆☆☆
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