年下の彼
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#206 [新]
「ないっ!ないないなーいっ!」

デスクの上をいくら探してもピアスは見つからなかった。

「お気に入りだったのに〜」

「なんや?えらいデスクの上散らかして」

⏰:08/07/12 22:15 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#207 [新]
「浅野さん…!」

「そういえば家見つかったか?もしまだやったら俺紹介したってもええけどー…」


「今は…近くに住んでる従兄弟の家に住まわせてもらってるので大丈夫ですっ」

⏰:08/07/12 22:23 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#208 [新]
本当は律の家に転がり込んでるんだけどー…

さすがに高校生の彼氏と一緒に住んでますなんて言えない…。


「あ、そうなん?よかったやん!ホームレスOLなんてシャレにならんしなぁ!」

⏰:08/07/12 22:32 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#209 [新]
…この人は〜っ…憎まれ口しか叩けないのかっ。

「どうぞご心配なく。お疲れさまでしたっ!」

鞄に書類や荷物を詰め込み席を立つ。


「あ!ちょぉ待ちぃな!」

⏰:08/07/12 22:38 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#210 [新]
浅野さんが呼び止めるのも聞かずにあたしは会社を後にした。



━浅野side━


「あんな逃げるように帰らんでもええのに…」


俺は手の中で転がるピアスを見つめた───。

⏰:08/07/12 22:54 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#211 [新]
「返すタイミング逃してもたな…」

ふと木下のデスクを見る。

─これ、明日までにやらなあかん書類やん…


「しゃあないなー……」

⏰:08/07/12 22:57 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#212 [新]
「誰か木下の新しい住所知ってる人いる?」



俺は書類を届けることにした。


───あとピアスも。

⏰:08/07/12 22:59 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#213 [新]
「203号室──ここやな。」

インターホンをならす。

「─はい。」

出てきたのは


若い男。

⏰:08/07/12 23:03 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#214 [新]
「木下京子さんの上司の浅野です。」


「あー…まだ帰ってないんですけど」


「いや、大事な書類届けに来ただけですので」

そう言い書類を渡す。

⏰:08/07/12 23:07 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#215 [新]
従兄弟やったら一緒に渡しといてもええか。


「あと───これも、渡しといてもらえます?」


ピアスがころんと律の手の中に転がる。

「……え?」

⏰:08/07/12 23:11 📱:F902i 🆔:☆☆☆


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