年下の彼
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#401 [新]
「もういいでしょ!?あたしのことは放っといてよ!!

出てって……早く出てって!!!」


あたしは泣きながら叫んだ。

これ以上傷つけないで……。

⏰:08/09/11 03:57 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#402 [新]
「───わかった…。」

律はそう言って出ていった。


律が出ていった後、何か話す声と大きな音が聞こえたけどあたしは布団にもぐりこんでそのまま泣きじゃくっていた。

⏰:08/09/11 04:01 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#403 [凛]
続きよみたい

⏰:08/09/14 08:04 📱:F904i 🆔:v143rOcg


#404 [☆]
読みたい
主さんのペースで頑張って

⏰:08/09/15 08:52 📱:SH905i 🆔:☆☆☆


#405 [新]
>>403
>>404

ありがとうございます(^o^)

⏰:08/09/15 10:12 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#406 [新]
━浅野side━


(――あ、忘れもんした…)

俺は一旦病院を出たが忘れ物をしたことに気づき病室に戻った。


木下の病室に近づくと何やら声が聞こえる。

⏰:08/09/15 10:15 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#407 [新]
「もういいでしょ!?あたしのことは放っといてよ!!

出てって……早く出てって!!!」


木下の声が聞こえたかと思うと病室から男が出てきた。

あの男……確か木下が“従兄弟”って言うてた……

⏰:08/09/15 10:17 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#408 [新]
その男は俺に気付くと軽く会釈してそのまま通り過ぎようとした。

「ちょお待ち!」

俺はそいつの腕を掴んだ。

俺の勘ではこいつは従兄弟やなくてたぶん彼氏や。

⏰:08/09/15 10:21 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#409 [新]
「今回のこと、何か関係してるんか?」

「………俺にもよくわかりません」


何で誰よりも側にいてよくわからんねん。


俺は苛立ちを覚えた。

⏰:08/09/15 10:25 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#410 [新]
「少なからずあんたのことで木下は傷ついてる思うで。」


「だから俺も何が何だか」

ドンッ!!



俺はその男を壁に押しつけた。

⏰:08/09/15 10:27 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#411 [新]
「ええか?もし次木下が自分で自分を傷つけるようなことがあって、それがあんたのせいやったら……
俺は遠慮なく木下をさらっていくで」


「は…っなせよっ!」


俺は彼氏であろう男にそう言った。

⏰:08/09/15 10:33 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#412 [新]
――コンコン

俺が病室に入ると木下は布団をすっぽりかぶってベッドの上で丸くなっていた。

「木下…?」

俺の声に反応したのか木下は布団から顔を出した。

あぁ、やっぱり泣いてる。

⏰:08/09/15 10:39 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#413 [新]
「忘れもんしたから取りに来た。」

俺は指で木下の涙を拭う。

「あ…あの、さっき誰かと話してました?」


「ん?さぁ、わからんなぁ。また後で来るわ。」

くしゃっと頭を撫でて俺は病室を出た。

⏰:08/09/15 10:43 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#414 [新]
―…俺は…


何で木下のためにあんな大口叩いたんやろ……


最近の俺は何か変や……


何やねん……この気持ちは―……

⏰:08/09/15 10:44 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#415 [新]
更新ストップ☆”
次からまた京子sideです。
感想あると頑張れますのでどうぞヨロシク!!

⏰:08/09/15 10:47 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#416 []
おもしろい
頑張ってください

⏰:08/09/15 11:30 📱:N902iS 🆔:ZupQFA/6


#417 [なな]
もうやばく
好きですー!!
これからの展開
かなり気になります
頑張って下さい!!

⏰:08/09/15 12:05 📱:SH902iS 🆔:☆☆☆


#418 [なち]
大好きです〜
続きかなり気になります
がんばってください

⏰:08/09/15 18:07 📱:D905i 🆔:JlrmXk2k


#419 [凛]
読みやすいし
おもしろいし
構成も上手いし
もう最高です

これからも楽しみ
にしてるので
頑張って下さい

⏰:08/09/15 22:20 📱:F904i 🆔:xF0O66EI


#420 [む・ω・]
わぁ〜´ω`
いっぱい更新嬉しいです☆あぁ律…なんだか京子さんより可哀相だと思ってしまうっす'_'

⏰:08/09/16 20:31 📱:SH903i 🆔:oGVXlkB.


#421 [新]
>>416-420

感想ありがとうございます!!
これからもよろしくです!♪

⏰:08/09/19 01:08 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#422 [新]
━京子side━

病院をでる準備をしていると浅野さんが迎えに来てくれた。

「用意できたか?」

「あ…はい。」


二人でタクシーに乗り込み浅野さん宅へ向かう。

⏰:08/09/19 01:09 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#423 [新]
「散らかってるけど適当に座っといて」

浅野さんはキッチンにたつとコーヒーをいれてくれた。

「あの…なんかいろいろすみません。」


「構へんよ。何があったかわからんけど気が済むまでいたらええし。」

⏰:08/09/19 01:16 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#424 [新]
浅野さんはそれ以上聞いてはこなかった。


そんな浅野さんの優しさが嬉しかった。


「あたしはどこで寝ればいいですか?」

「ベッド使ってええよ。俺はソファで寝るし」

⏰:08/09/19 01:20 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#425 [新]
「ソファ寝にくくないですか?」


「何や、一緒に寝てほしいんか?」


意地悪そうな顔で言う浅野さん。


「違いますっ!」


心配してあげたのに。

⏰:08/09/19 01:30 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#426 [新]
お言葉に甘えてベッドをかりることにした。


「…ん〜」

ベッドに入ってもなかなか寝付けず何度も寝返りを繰り返す。

一人で眠るのって、こんなに寂しかったっけ?

今にも夜という闇にさらわれてしまいそう。

⏰:08/09/19 01:33 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#427 [新]
怖い。

寂しい。

独りは嫌……

ねぇ、律。

今どこにいるの?

誰と何してるの?

あたし、今独りだよ…

⏰:08/09/19 01:35 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#428 [新]
こんなに寂しいのに


どうしてそばにいてくれないの?


律…今あたしのこと


どう思ってるの……?



『もう付き合えない』


『ウザい』

⏰:08/09/19 01:38 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#429 [新]
「───やぁっ…!!」


あたしはガバッと起きあがった。

その声を聞いて浅野さんが部屋に入ってきた。

「どうしたんや!?」


「っ…あ………夢…?」

夢の中で…律の言葉が……

⏰:08/09/19 01:42 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#430 [新]
「嫌な夢見たんか…?」


「…っ…う…」

もう…嫌だ…

辛い…………

もう一度横になったあたしに

「大丈夫や、寝るまでそばにいるから」

そう言って浅野さんは頭を撫でてくれた。

⏰:08/09/19 01:45 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#431 [新]
────……


「……ん」

朝、目が覚めるとあたしの手を握ったままの浅野さんがベッドに寄りかかって眠っていた。


ずっとこうしてくれてたんだ。


なんだか申し訳ない気持ちと嬉しい気持ちが入り交じった。

⏰:08/09/19 01:48 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#432 [新]
「ん〜……あぁ、起きてたんか…」

浅野さんが目を覚ましコキッと首をならす

「あの、あたし先に会社行きますね」

「あ?あぁ、わかった」


あたしはベッドから出ると用意を済ませ家を出た。

⏰:08/09/20 18:53 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#433 [新]
一緒に会社行って変な噂が流れたら浅野さんにまで迷惑がかかっちゃう。




あたしは足早に会社に向かった。

⏰:08/09/20 18:55 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#434 [新]
━律side━


「はー…………」


何がどうなってんのか


さっぱりわからねぇ。

⏰:08/09/20 18:56 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#435 [新]
「どぉしたの?ため息なんかついて〜」


パタパタと足音をさせながら篠原亜矢(しのはらあや)が近づいてきた。


「別に」


俺は冷たく言い放ち窓の方を向いた。

⏰:08/09/20 19:00 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#436 [新]
「ねーねー律〜今日一緒に帰ろ?」


亜矢は俺の腕に自分の腕を絡めてきた。


「くっつくな。てか俺ら別れたんじゃねぇのかよ。」

俺と亜矢は付き合っていた。

もちろん過去形。

⏰:08/09/20 19:02 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#437 [新]
亜矢が浮気して俺たちは別れた。

後になって亜矢はやっぱり俺がいいとか言ってきたけどその時はもう京子さんと付き合っていたしよりを戻す気なんて更々なかった。


「え〜いいじゃぁん」


……しつこい。

⏰:08/09/20 19:05 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#438 [新]
俺はあの日亜矢に呼び出された。


「キスしてくれたら本当に諦めるから」


そう言うもんだから俺は最後にキスをしたんだ。

今じゃ後悔してる。

⏰:08/09/20 19:07 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#439 [新]
その後だった。

俺の携帯に連絡が入ったのは。


俺は病院に急いだ。


京子さんが俺を待ってる。

そう思ってた。

だけど、俺を待っていたのは意外な展開だった。

⏰:08/09/20 19:09 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#440 [新]
俺は京子さんに拒絶された。


何でだよ?


わかんねぇよ。


京子さんの上司にまで宣戦布告された。

⏰:08/09/20 19:10 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#441 [新]
あれから京子さんに連絡してない。

いや、できない。

また拒絶されるのが怖いから。

「……情けねぇ」

恋愛ってこんなに難しかったっけ?

失恋ってこんなに辛かったっけ?

⏰:08/09/20 19:12 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#442 [新]
俺はデータボックスを開き京子さんと撮った写メをみた。

「なになに、おまえの女?」

連れが後ろからのぞき込んでくる。

「うっせ。見んな」

俺は携帯を閉じた。

「んだよケチー見せろよー」

「だめ。見ていいのは俺だけー。」

⏰:08/09/20 19:15 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#443 [新]
京子さんを独り占めしていいのは俺だけなんだよ。

細い体とか

俺を呼ぶ声とか

仕草も温もりも


知っていいのは俺だけなんだよ。

⏰:08/09/20 19:19 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#444 [新]
俺は京子さんと初めて繋がった日のことを思い出していた。


なんつーか…あんな満たされたセックス初めてだった。


声とか…


肌の柔い感じとか……

⏰:08/09/20 20:50 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#445 [新]
「やべぇ、勃(た)った。」


「はっ?」

連れがポカンと口を開けている。


「次の授業ふけるわ。」


俺は連れにそう言って教室を出た。

⏰:08/09/20 20:54 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#446 [新]
屋上に行くとさすがに誰もいない。



風が気持ちよかった。



風と一緒に俺の気持ちも京子さんに届けてくれよ。

⏰:08/09/20 21:03 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#447 [新]
「ねみぃ…」


屋上で少し居眠りした俺はポリポリ頭をかきながら教室に戻った。


「あ、律ー」


「……んぁ?」


さっきの連れが話しかけてきた。

⏰:08/09/20 21:10 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#448 [新]
「さっきは思い出せなかったんだけどさ、俺、お前の女見たことあるわ。」


「……は?」


「最近だよ。ファミレスで…篠原が入っていくのが見えて、何となく目で追ってたら篠原が座った席にお前の女がいた。」

⏰:08/09/20 21:17 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#449 [新]
「それっ…ほんとかよ?!」

「あぁ…多分──っておい!?」

俺は教室を飛び出した。


確信に近い憶測だけど───

亜矢が何か知ってる。

⏰:08/09/20 21:22 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#450 [りりこ]
すっごく面白いです(^^)

⏰:08/09/20 21:23 📱:PC 🆔:aOhxkOJM


#451 [新]
「亜矢!!!」


亜矢の教室へ行くと俺は亜矢の腕をつかんだ。

「律っ?もう授業始まっ……」

「いいから来い」

人気のない階段へ連れていった。

⏰:08/09/20 21:24 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#452 [新]
>>450

うわぁ♪ありがとうございます!!

⏰:08/09/20 21:27 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#453 [新]
「急にどしたのぉ?」

亜矢は乱れた前髪を整えた。

「亜矢、何か知ってるだろ。」

「…何のこと〜?」


「俺の彼女に何したよ?」

⏰:08/09/20 21:33 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#454 [新]
「………」

亜矢は視線をそらし押し黙った。

「答えろ。」

「……って…」

亜矢は瞳に涙をためながらふるふると唇を震わせた。

⏰:08/09/20 21:34 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#455 [新]
「だって律があたしの気持ちに応えてくれないから!!…っ…だからっ…あの女がいなくなればいいと思っ───」




ドンッ!!



俺は亜矢を壁に押さえつけた。

⏰:08/09/20 21:43 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#456 [新]
「俺を傷つけるだけならまだいいけど、彼女傷つけんのだけは女でも許さねぇよ?」


「……っ…」


亜矢は謝りながらその場に泣き崩れた。

亜矢は泣きながら京子さんにしたことを話した。

⏰:08/09/20 21:47 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#457 [新]
俺のマンションにきて京子さんに暴言を吐いたこと



俺のいない隙に俺の携帯から京子さんにメールを送り、ファミレスに呼び出し俺が別れたがってると嘘を言ったこと

⏰:08/09/20 21:50 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#458 [新]
わざと俺との待ち合わせ場所を書いた紙を置いていき、京子さんが二人でいるところを見るようにしむけたこと。


「……っくそ…!!」


俺は学校を飛び出した。

全部が繋がった。

⏰:08/09/20 21:54 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#459 [新]
すれ違っていただけなんだ。


そして今あの人は泣いてる。


俺のせいだ。

何も気づけなかった


俺のせいだ─────

⏰:08/09/20 21:56 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#460 [しょこ]
おもしろいです
頑張ってください★

⏰:08/09/21 21:43 📱:SO905i 🆔:☆☆☆


#461 [カナ]
すごくドキドキしながら見てます頑張ってくださぃ☆

⏰:08/09/22 00:04 📱:D705i 🆔:kdo.Z9no


#462 [みぽ]
面白いですヽ(∇`)ノx

⏰:08/09/22 01:17 📱:W51SA 🆔:☆☆☆


#463 [りりこ]
頑張ってください★

⏰:08/09/22 20:47 📱:PC 🆔:9ALlOo7I


#464 [む・ω・]
更新嬉しです!!
頑張って下さい!!

⏰:08/09/22 20:55 📱:SH903i 🆔:0Tjl8Mt.


#465 [なち]
ほんとおもしろいです(^-^)/
更新がんばってください。

⏰:08/09/24 00:59 📱:D905i 🆔:uIvSojTg


#466 [なち]
しつこくごめんなさい(´・ω・`)
大好きなんです!笑

⏰:08/09/29 23:45 📱:D905i 🆔:HIGg9tJM


#467 [にゆ]
めっちゃおもしろいです
更新楽しみに待ってますね

⏰:08/10/01 00:06 📱:F706i 🆔:FrS2Evgc


#468 [カナ]
ゎたしもしつこくてゴメンなさぃこのぉ話大好きで、続きが読みたいデス(*´д`*)!!!頑張って最後まで書いてください

⏰:08/10/01 00:20 📱:D705i 🆔:T3OkE.Mk


#469 [我輩は匿名である]
がんばれ

あげ!

⏰:08/10/01 06:11 📱:SH902iSL 🆔:W6tUsk6g


#470 [新]
>>460-469

こんなたくさんのレスが…(/_;)
なかなか更新できず申し訳ないです。
みなさんありがとうございます!!

⏰:08/10/01 22:55 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#471 [新]
>>459
続き


━京子side━


ヴヴヴ…ヴヴヴ…

携帯がなり液晶画面を見ると【律】と表示されていた。

あたしはそのまま携帯を閉じた。

⏰:08/10/01 22:58 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#472 [新]
何度もなり続ける携帯。


出ようかな……

そう思うのに、なかなか通話ボタンを押せずにいた。

だって…もしこれ以上彼に拒絶されたら…?

⏰:08/10/01 23:02 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#473 [新]
もし聞きたくない言葉が待っていたら…?


あたし…生きていく自信ないよ───


なり続けた電話もしばらくたつとならなくなった。

⏰:08/10/01 23:04 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#474 [新]
「お疲れさまでーす」


仕事が終わり帰ろうとするあたしを浅野さんが呼び止めた。


「今日ちょっと残業して帰るから先帰っといて」

ひそひそと話すとあたしにこっそり家の鍵を渡した。

⏰:08/10/01 23:06 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#475 [新]
あたしは鍵を受け取り先に帰ることにした。


ただ家に居座るのも悪いからご飯でも作っておこうかな…


スーパーに寄り適当に食材を買って家に帰った。

⏰:08/10/01 23:09 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#476 [新]
「ただいまー」


ってあたしの家じゃないじゃん。


今のあたしってもしかして家なき子………


「はぁー家探さなきゃぁ……」

⏰:08/10/01 23:11 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#477 [新]
大きなため息をつきながらも買った食材を冷蔵庫に入れる。

「うわ…ビールとおつまみしかない」

どんな食生活してるんだか…。

「勝手にキッチンかりまーす」

独り言を言いながらご飯の用意をした。

⏰:08/10/01 23:16 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#478 [新]
────ガチャッ

丁度ご飯ができる頃に浅野さんが帰ってきた。


「おかえりなさい」


玄関まで出迎えたあたしの片手にはおたま。

⏰:08/10/01 23:24 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#479 [新]
それを見て浅野さんの目が点になっている。


「何やってるん?」


「あ、あの、ご飯を…」


うわー!おたま片手に「おかえりなさい」なんて
新婚さんじゃないんだからー!!!

⏰:08/10/01 23:26 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#480 [新]
自分のしてることが急に恥ずかしくなってきた。

「飯作ってくれたん?」


「はい…勝手にごめんなさい」


食卓に並べられたご飯を見て浅野さんの瞳はらんらんと輝いていた。

⏰:08/10/01 23:28 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#481 [新]
「手料理とかめっちゃ久しぶりやわ!」

これは…喜んでくれてるよね?


「いただきます」


二人でご飯を食べる。


何か変な光景。

⏰:08/10/01 23:31 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#482 [新]
「うっ…うまい!」


満面の笑みで言われると少し照れる…。

よほどお腹が減っていたのか浅野さんはがっつくように完食した。


「あーうまかった。ありがとうな。」

⏰:08/10/01 23:33 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#483 [新]
「いえ、このくらいしかできないので…」


空いた食器を洗う。

「ビール飲むか?」

「はい、いただきま─った…!!」

一瞬浅野さんのほうに振り向いた時、手元が滑って食器を割ってしまった。

⏰:08/10/01 23:39 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#484 [新]
「ったぁ……」


「指切ったんか?!見せてみ」


浅野さんはあたしの腕を引っ張る。


「食器…割っちゃってごめんなさいっ」


「そんなんええから!」

⏰:08/10/01 23:42 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#485 [新]
浅野さんは少し切れた指先を口に含んだ。

「あ…浅野さ…っ」

指先が生温かい感触にふれる。


変な感じ。

指先からしびれるような。

「……っ」

⏰:08/10/01 23:46 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#486 [新]
「指だけで感じたん?」


意地悪な浅野さんの不敵な笑み。


その言葉で我に返りあたしは浅野さんを押し退けた。

「もうっ…大丈夫ですからっ……」

⏰:08/10/01 23:49 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#487 [新]
「可愛いな。指かしてみ、絆創膏貼るだけやから」


可愛い、とか、
簡単に言わないでほしい。

この人は知ってる。


女の扱い方を。

⏰:08/10/01 23:52 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#488 [新]
浅野さんは絆創膏を貼り、そのままあたしを引き寄せて抱きしめた。


「!?あ…あのっ…」



「…俺じゃあかんか?」


え………

それって………………

⏰:08/10/01 23:59 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#489 [新]
一旦切ります!
少ししか更新できなくて
ごめんなさい(T_T)

⏰:08/10/02 00:01 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#490 [まな]
頑張ってください

⏰:08/10/02 00:02 📱:D703i 🆔:yIWvhRUI


#491 [む・ω・]
更新めっちゃ嬉しぃです!!ありがとうございます

⏰:08/10/03 01:18 📱:SH903i 🆔:y8ixzYGU


#492 [新]
>>490-491

ありがとうございます!少しだけ更新

⏰:08/10/03 03:20 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#493 [新]
「…お前の傷ついてるとこ見たないねん。
俺は絶対泣かせたりせぇへんから…」



「ずるい…っ弱ってるところにつけ込むなんて…」


こんな時に優しくしないで………

⏰:08/10/03 03:24 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#494 [新]
「男はずるい生きもんや。けど女もずるいやろ?

そうやって無意識に目ぇ潤ませて、誘ってくるんやからー…」


「誘ってなんかっ……!」

誘ってなんかない

そう言おうとしたけど
言えなかった。

⏰:08/10/03 03:28 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#495 [新]
言い終わる前に、浅野さんの唇が重なったから。


「んぅ…っ…や、め…」



強く抱きしめられたままのあたしは逃れることができない。

⏰:08/10/03 03:31 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#496 [新]
唇が離れたかと思った矢先あたしは抱き上げられた。


「ひゃあっ!ちょっ…どこ行くんですかっ…!?」

浅野さんは無言で寝室へ向かうとあたしをベッドにおろす。

「」

⏰:08/10/03 03:37 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#497 [新]
「俺が忘れさせたる…。」



浅野さんはあたしの上に覆い被さるようにしてあたしの髪をなでた。



「あ…あたし…」

⏰:08/10/03 03:43 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#498 [新]
「嫌やったら抵抗したらええ。
引っ掻いてでも殴ってでもこの部屋から出たらええ。けど、抵抗せえへんのやったら───抱くで。」


いつになく本気な表情。

いつもみたいな冗談なんかじゃ、ないんだ───

⏰:08/10/03 03:47 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#499 [新]
一筋、涙がこぼれた。




あたしは泣きながら言った。




「忘れさせて……くださいっ…」

⏰:08/10/03 03:51 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#500 [新]
その瞬間、浅野さんの唇が触れた。


触れるだけじゃない


熱く絡むような口づけ。

キスの合間に見せる浅野さんの顔が切なくて、ほっとしてるようにも見えた。

⏰:08/10/03 03:54 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#501 [新]
誰だって拒絶されるのが怖いんだ…


ねぇ、律?


こんなあたしを見たらどう思うかな。


馬鹿だって笑う?


尻軽女だって蔑(さげす)む?

⏰:08/10/03 03:57 📱:F902i 🆔:☆☆☆


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