年下の彼
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#567 [新]
「心配かけてごめんなさい…」
「とりあえず入り。」
パタンとドアが閉まると同時に浅野さんに抱きしめられた。
「何ともなくて本間によかった…」
:08/10/07 02:50
:F902i
:☆☆☆
#568 [新]
「ごめんなさい…」
「ええねん、無事に帰ってきてくれたんやったら…」
違う
違うの
そうじゃないの…
「ごめんなさいっ……」
:08/10/07 02:51
:F902i
:☆☆☆
#569 [新]
強く抱きしめる浅野さんの広い背中に、腕を回すことができなかった。
浅野さんを抱きしめることができなかった。
気持ちに応えることができなかった……。
:08/10/07 02:55
:F902i
:☆☆☆
#570 [新]
「…っ…て…くれ……」
「え…?」
「行かんといてくれっ……」
抱きしめる、腕の強さとは裏腹に
泣いてしまいそうな、切ない声。
:08/10/07 02:57
:F902i
:☆☆☆
#571 [新]
「頼むから…!俺の側におってくれ…」
「浅野さんっ……」
浅野さんはあたしから体を離すと少し悲しそうに笑った。
:08/10/07 03:20
:F902i
:☆☆☆
#572 [新]
「…って、男のくせにみじめやな。今のは忘れてくれ…」
「ごめんなさい…あたし…っ」
何て言ったらいいのか…
謝ることしかできない…
:08/10/07 03:21
:F902i
:☆☆☆
#573 [新]
「ええから早よ行き。彼氏待ってるんちゃうんか…?」
「…っ…でも」
「俺のことは気にすんな。そんかわり、幸せにならな承知せえへんで?」
:08/10/07 03:25
:F902i
:☆☆☆
#574 [新]
そう言ってくしゃくしゃとあたしの髪をなでた。
「…はいっ…!こんなあたしのこと好きになってくれて…ありがとうっ……」
あたしは声を震わせながら言った。
:08/10/07 03:27
:F902i
:☆☆☆
#575 [新]
浅野さんの家を出る。
近くで待っていた律の所へ向かうと、律が手をさしのべた。
「帰ろうか。」
「……うん」
あたしはその手をとる。
:08/10/07 03:29
:F902i
:☆☆☆
#576 [新]
律は何も聞かなかった。
誰も傷つかない恋があればいいのに。
憎しみも悲しみもない
幸せな恋があればいいのに。
:08/10/07 03:31
:F902i
:☆☆☆
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