年下の彼
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#590 [新]
「さっき…叔母さんから電話があって…」
律の話によると、
唯一律によくしてくれて、お世話になった叔父さんと叔母さんが今はニューヨークに住んでいるらしい。
しかし叔父さんの体の具合が悪くなり、叔母さんだけではどうしようもない…
:08/10/09 00:10
:F902i
:☆☆☆
#591 [新]
だから、律にニューヨークに来てほしい、というものだった。
「ニューヨーク…って…」
あたしの頭の中に浮かんだ、不安。
離ればなれになる…。
:08/10/09 00:13
:F902i
:☆☆☆
#592 [新]
「律は…どうしたいの?」
「わかんね…。すげぇ、迷ってる。」
律は小さくため息をついた。
:08/10/09 00:19
:F902i
:☆☆☆
#593 [新]
「たぶん…行ったらしばらくは帰ってこれないと思う。」
「しばらくって…どれくらい?」
「半年…一年…いや、それ以上かも…。叔父さん癌なんだって…。入院とかいろいろ大変らしくて…」
:08/10/09 00:22
:F902i
:☆☆☆
#594 [新]
そんなに………?
また律と離れるの?
また独りぼっちになるの?
嫌だよ……
そんなの嫌だよ………!
:08/10/09 00:27
:F902i
:☆☆☆
#595 [新]
「…行ってあげて!」
あたしはぎゅっと律の手を握った。
「でも…」
「心配なんでしょ?叔父さんのこと…。」
:08/10/09 00:29
:F902i
:☆☆☆
#596 [新]
わかってる。
叔父さんのこと心配でしょうがないんだよね。
だけど、あたしを独りにしてしまうことも心配なんでしょう?
律は優しいから
どちらかなんて 選べないんだよね─…
:08/10/09 00:31
:F902i
:☆☆☆
#597 [新]
「だけど京子さんが…」
「あたしのことは心配しないで。大丈夫!女は強いのよ?」
迷っているなら
背中を押してあげる。
つまづいているなら
手を差し伸べてあげる。
:08/10/09 00:33
:F902i
:☆☆☆
#598 [新]
「ありがとう…」
律はあたしの手を握り返した。
「あたし、お風呂入ってくるね。」
:08/10/09 00:36
:F902i
:☆☆☆
#599 [新]
シャワーを頭からかぶる。
「…っ…ふ…ぇ」
我慢していたものが一気に溢れた。
本当は…
本当は…行ってほしくない…!
:08/10/09 00:39
:F902i
:☆☆☆
#600 [新]
行ってほしくなんかない。
ずっと側にいてほしい。
嫌っていうほど一緒にいたい。
ただそれだけなのに……
そう思うのは
我がままですか───?
:08/10/09 00:41
:F902i
:☆☆☆
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