〈君色Days〉
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#55 [智魅]
「あ、あのぉ…」
「ちょっと黙ってろ」
アイツはそう言ってあたしを優しく抱き締めた。
…な、なんなの?
やけに動きが速くなるあたしの心臓…
:08/07/26 17:49
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:ihfjEa3Y
#56 [智魅]
その時、
急に"バンッ"と音を立ててドアが開いた。
「美来っ!」
「…お、お兄ちゃん」
この状況…やばいっ!
:08/07/26 17:54
:W47T
:ihfjEa3Y
#57 [智魅]
「美来から離れろ」
お兄ちゃんのいつにも増して低い声。
…完全に怒ってる!
「何にもしてねぇから安心しな?」
笑いながらそう言って、あたしの両腕を縛ってあるネクタイを外す裕紀。
:08/07/26 17:59
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#58 [智魅]
2人とも怖いよぉ…
「お、お兄ちゃん…あたし本当に何もされてないから」
…本当はキスされたけど
そんなこと言ったら余計に大変なことになるし…
:08/07/26 18:03
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:ihfjEa3Y
#59 [智魅]
「…とにかく、美来は僕の部屋に来なさい」
「…う、うん」
腕を引っ張られてお兄ちゃんの部屋へ連れていかれる。
あたしは振り向いてアイツを見た。
アイツはどこか切ないような、悲しい目をしていた。
:08/07/26 18:18
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#60 [智魅]
バタンッ
お兄ちゃんの部屋のドアが閉まる。
するとお兄ちゃんが急にあたしを後ろから抱き締めた。
「…お兄ちゃん?」
:08/07/26 18:22
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:ihfjEa3Y
#61 [智魅]
「…美来、お願いだから遠くに行かないで」
…遠く?
「…お兄ちゃん?大丈夫だよ。あたしはここにいるよ?」
「あ、ごめん。ならいいんだけど」
そう言ってお兄ちゃんはあたしから離れた。
:08/07/26 18:30
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:ihfjEa3Y
#62 [智魅]
あたしの聞き間違いかもしれないけど…
お兄ちゃんの声は震えてるように聞こえた。
「お兄ちゃんごめんね」
「僕もちょっと言い過ぎたよ」
:08/07/26 18:36
:W47T
:ihfjEa3Y
#63 [智魅]
「…じゃあ、あたし行かなきゃ」
「…裕紀君の所?」
「う、うん…」
だって仕事は仕事だから
:08/07/27 13:39
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#64 [智魅]
「…そっか、気をつけなよ?」
そう言ったお兄ちゃんは笑っていた。
でもどこか寂しそうで…
「分かってるよぉ〜」
あたしはふざけた様にそう言ってお兄ちゃんの部屋を出た。
:08/07/27 13:43
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