月の裏側
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#291 [我輩は匿名である]
百合がヨースケを睨み、ヨースケが百合を見て驚いている。

この状況を理解するには俺の頭の回転が遅いせいで、なかなか大変だった。

「久しぶりだね、ヨースケ」

「百合って…百合だったの」

「気付かなかった?私は、さっき声でわかったよ。ミナトの幼なじみだって言うから家も近いんでしょ?ヨースケの家、この近くだったよね」

⏰:08/09/02 11:19 📱:PC 🆔:cNhQLB8w


#292 [我輩は匿名である]
「百合?ヨースケと知り合いなの?」

百合とヨースケを交互に見る。

百合はただただヨースケを睨むだけ。

ヨースケは苦笑いしながら俺に言った。

「俺ら…付き合ってた」

⏰:08/09/02 11:19 📱:PC 🆔:cNhQLB8w


#293 [我輩は匿名である]
あげーっ

⏰:08/09/02 14:14 📱:W61SH 🆔:om3kkfbo


#294 [オ]
あげe
続きが楽しみ!!

⏰:08/09/02 16:24 📱:W43H 🆔:/WFtNaGI


#295 [我輩は匿名である]
あげ、ありがとうございます!
更新遅くてすみません。

⏰:08/09/05 13:53 📱:PC 🆔:CbnYZWUc


#296 [我輩は匿名である]
脳みそをハンマーで殴られた気分。

「…嘘」

唖然とする俺。

ショックというより驚きの方がデカかった

⏰:08/09/05 13:53 📱:PC 🆔:CbnYZWUc


#297 [我輩は匿名である]
「ヨースケ」

百合が小さな声で名前を呼んだ

「…ん?」

すると細々しい百合の右手がヨースケの左頬にかみついた。

肌と肌のぶつかる音が響く。

⏰:08/09/05 13:54 📱:PC 🆔:CbnYZWUc


#298 [我輩は匿名である]
勢い余って、百合の身体を隠していた俺の上着は、百合の肩から力無く落ちていった。

「ヨースケと別れて正解だった。あんたのせいで目が腫れるまで泣いたのに、結局は遊ばれて捨てられた。だから1度殴りたかったの。本当はもっと殴ってやりたいけどミナトの幼なじみだって言うからこれでチャラにしてあげる」

俺もヨースケも呆気にとられるだけ

⏰:08/09/05 13:55 📱:PC 🆔:CbnYZWUc


#299 [我輩は匿名である]
「いい加減、女遊びやめたら?女を何だと思ってんの?バカにしないでよ…」

そう言った百合の目から、静かに涙が零れた。

「帰って」

百合は体の向きを変え、俺の部屋に戻った。

⏰:08/09/05 13:55 📱:PC 🆔:CbnYZWUc


#300 [我輩は匿名である]
「ヨースケ」

「え?」

俺の左手がヨースケの右頬に軽く当たった。

「いって!」

「百合泣かしたバツ」

⏰:08/09/05 13:56 📱:PC 🆔:CbnYZWUc


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