月の裏側
最新 最初 全 
#380 [我輩は匿名である]
明日、また百合を笑わせてあげよう。
休みだから、どこかに出掛けよう。
百合の闇は俺が晴らしてあげよう。
そう決めながら、百合を抱きしめて眠りについた。
:08/09/19 12:21
:PC
:./.2cs2Y
#381 [カラス]
:08/09/19 13:03
:D905i
:0nSaL5is
#382 [我輩は匿名である]
アンカーありがとうございます。
:08/09/22 18:31
:PC
:NBujLwf2
#383 [我輩は匿名である]
翌朝は空腹で目が覚めた。
寒い寒い朝だった。
「ん〜…」
俺の腕の中では美優がまだ眠っている。
あれ?
美優が?
夕べのことを思い出す。
違う。
美優じゃない。
俺の腕の中で眠っていたのは、百合だ。
:08/09/22 18:32
:PC
:NBujLwf2
#384 [我輩は匿名である]
美優を起こさないように寝室から抜け出した。
百合がいない。
時刻は朝の7時前。
玄関を見ると百合の靴がない。
ゴミ出しにでも行ったのか?
ソファーに座り、しばらく待った。
:08/09/22 18:32
:PC
:NBujLwf2
#385 [我輩は匿名である]
だけどなかなか帰ってこない。
おかしい。
嫌な予感がする。
空腹どころではない。
俺は充電が済んだ携帯電話を手に取った。
すると未読メール1件が表示されていた。
送り主は…百合だ。
:08/09/22 18:32
:PC
:NBujLwf2
#386 [我輩は匿名である]
【しばらく頭冷やすね。心配しないで。ごめんなさい】
百合を…探さなきゃ。
だけど焦ってしまい、頭が上手く働かない。
まず何をすればいい?
とにかく…顔を洗おう。
:08/09/22 18:33
:PC
:NBujLwf2
#387 [我輩は匿名である]
洗面所には俺、百合、美優の歯ブラシが並んでいる。
百合の歯ブラシもいつも通り。
俺と美優の歯ブラシは寄り添いながら並んでいるのに対して、百合の歯ブラシはそっぽ向いていた。
今の俺への当て付けのような並び。
泣きそうだった。
:08/09/22 18:34
:PC
:NBujLwf2
#388 [我輩は匿名である]
百合が俺に話をしてくれたことによって余計に苦しめさせたのか。
叱らなかったのがいけなかったのか。
後悔ばかりが浮かんでくる。
顔を洗い、歯も磨き、服も着替えた。
そこでちょうど美優が起きてきた。
:08/09/22 18:34
:PC
:NBujLwf2
#389 [我輩は匿名である]
「おはよ美優」
「おはよう…ままは?」
「ちょっとお出かけしてる。美優はパパとお出かけしよっか」
「うん、いくー」
「じゃあ支度しよ」
美優を着替えさせ、歯磨きをさせて用意完了。
:08/09/22 18:35
:PC
:NBujLwf2
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194