鬼が哭くよるに
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#63 [神崎もえ子◆Hi9o8eIXuA]
慈しむように、労るように、恐れるように、秋吉はおなごの白い頬に手を添えた。
おなごの頬の柔らかさが、血の通った肌の血色と温かさが、手を伝い秋吉の全身に揺るぎない真実を伝える。
:08/08/17 15:08
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#64 [神崎もえ子◆Hi9o8eIXuA]
「……お宮。お主、真に、お宮なのか……?」
おなごは頷いた。
それがおなごの秋吉に対する答えだった。
:08/08/17 15:09
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#65 [神崎もえ子◆Hi9o8eIXuA]
「昨夜、貴方様はわたくしに魂を吹き込まれました。秋吉様。わたくしは生きております。人間のおなごのように、呼吸をして胸を高鳴らせ血を全身にめぐらせ、……生きているのです」
お宮も涙していた。
二人はその後、背に手を回してきつく抱き合い、ただひたすら泣いた。
:08/08/17 15:58
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