キセル文やりますァ
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#1 [マカローズ]
〜キセル文とは?〜
最初と最後の文面を
先に決めてもらいそれを使って小説をかくことです(≧∀≦)
リク受付中!
〜リクの仕方〜
最初
○○ではじまって
最後
××で終わると言う感じでお願いします!
:08/08/16 14:29
:D903iTV
:WiGeM8Ww
#2 [あは
]
兄弟

恋人で
お願いします
( i_i)\(^_^)
:08/08/16 14:33
:D905i
:q.11X5T6
#3 [マカローズ]
あは

さん
リクエストありがとうございます( ´∀`)
では書かせてもらいますネ

:08/08/16 17:24
:D903iTV
:WiGeM8Ww
#4 [マカローズ]
>>2のリク
*******
兄弟のように仲良くしていたから、僕は聡のことは誰よりもわかっていたつもりだった。
「でもまさか、お前が医者になるなんて思わなかったよ。」
「俺はあんたがデザイナーになるって信じてたけどな。」
そう言いながら聡はクスクス笑った。
小学校五年の冬、僕が引っ越してしまってから13年。
ひょんな事から駅でバッタリ会ったが、チビで泣き虫だった聡はスラリと背も高くなりまぶしいほどになっていた。
:08/08/16 17:33
:D903iTV
:WiGeM8Ww
#5 [マカローズ]
「そう言えば、お前ガキの頃泣き虫だったよな?」
僕はニヤニヤと聡を見た。
「そうね、どちらかと言えばね。」
ゆったりとした話し方は昔とちっとも変わらない。
「覚えてるか?同じクラスの実咲里香、勝ち気でさ?よくお前泣かされてたっけ?」
「・・あぁ」
そんなこともあったねと聡はコーヒーに口をつける。
実咲里香は僕の初恋の人だった、男勝りだけど何をするにも一生懸命でとても魅力的だったのを覚えてる。
:08/08/16 17:37
:D903iTV
:WiGeM8Ww
#6 [マカローズ]
「それでかなり、お前ビビっててさ?世の中で一番目の前に現れてほしくないものが実咲里香とまで言ってたんだもんな」
ケラケラ笑う僕に合わせるように、聡も笑う。
「そろそろ行かなきゃ」
立ち上がると聡は、財布から千円札を出した。
「いいよ、僕が払うし」
そう言い掛けた時、聡は少し悲しそうに眉をひそめた。
:08/08/16 17:42
:D903iTV
:WiGeM8Ww
#7 [マカローズ]
「恭二、あんたは俺のあこがれだったんだぞ?」
「・・そりゃどうも」
「本当にあんたがデザイナーになれるのを信じてるから。」
聡はそう言いながら、
スーツの胸ポケットから小さく折り畳んだ紙を出した。
それはさっきまで僕が、散々自分がデザインしたと豪語したファッションショーのカタログで
そこにはデザイナーとして実咲里香の写真があった。
:08/08/16 17:46
:D903iTV
:WiGeM8Ww
#8 [マカローズ]
「・・あ、あの」
何も言葉が出なかった。
そんな僕に、聡は追い打ちをかける。
「それから今現在、俺の一番見たくないものは
嘘と見栄しかない情けない幼なじみの顔と
俺と里香の娘の恋人。」
***end***
:08/08/16 17:48
:D903iTV
:WiGeM8Ww
#9 [マカローズ]
:08/08/16 17:50
:D903iTV
:WiGeM8Ww
#10 [マカローズ]
あげます
只今リク受付中
:08/08/16 18:27
:D903iTV
:WiGeM8Ww
#11 [我輩は匿名である]
始まり→オレンジ
終わり→カタツムリ
リクエストです。
:08/08/16 18:39
:P904i
:☆☆☆
#12 [我輩は匿名である]
ごめんなさい、間違ってさげちゃった。
:08/08/16 18:40
:P904i
:☆☆☆
#13 [マカローズ]
:08/08/16 19:52
:D903iTV
:WiGeM8Ww
#14 [マカローズ]
>>11のリク
*******
オレンジ色の頭、右三つ左四つの耳ピアス。
あたしの彼氏ケイタは、七つ年下の20才。
「ケイタ、あんた最近夜遅いよね。」
「んあ?んー、ちょっとね。」
ふぁ〜あと大きなあくびをしながら、ケイタはゴロゴロとベッドで寝返りをうった。
同棲して二年、年上の立場からしてみれば彼の気持ちがさめてきたんじゃないかなと感じる。
:08/08/16 22:23
:D903iTV
:WiGeM8Ww
#15 [マカローズ]
「金ためてるからさ」
「そう・・」
あと10分であたしの28の誕生日、さっきからゴロゴロしてるばかりでプレゼントどころかケーキも、おめでとうの一言もない。
「チエ、しりとりしよっか?」
「はぁ?」
ヒョイッと起きあがるとケイタはあたしのそばにかけよってきた。
ガキっぽい、何考えてんのかわかんない。
:08/08/16 22:26
:D903iTV
:WiGeM8Ww
#16 [マカローズ]
「俺からな?シリトリのり!」
ケイタはちらちらと時計を気にしだした。
「りんご」
あたしはあまり乗り気じゃなかった。
「ゴリラ!」
ケイタは何故かあたしに近づく。
「ら?ら・・ランドセル」
「ルか〜、ルーマニア!」
時計をお互いに気にしだす、あと五分だ・・。
:08/08/16 22:29
:D903iTV
:WiGeM8Ww
#17 [マカローズ]
あたしはため息混じりに言う。
「アップリケ」
そのとたん、ケイタは満面の笑みになった。
「け?」
「けだな?けなんだな?」
ゴソゴソとポケットを探るケイタ。
「何よ、どしたの?」
:08/08/16 22:32
:D903iTV
:WiGeM8Ww
#18 [マカローズ]
「チエ!」
ガバッとあたしを強く抱きしめるケイタ。
「ちょっ・・」
「結婚しないか?」
「へ?」
ケイタは少しあたしを離して、ジッと見つめる。
「結婚、しないか?」
言いながらあたしにシルバーのリングを渡した。
何がなんだかわからなくて、つい・・
シリトリの続きをしてしまったの。
「か、かたつむり。」
***end****
:08/08/16 22:35
:D903iTV
:WiGeM8Ww
#19 [Hiro]
うまいっすね!
:08/08/16 22:36
:P702i
:4.8bDBZ6
#20 [マカローズ]
:08/08/16 22:36
:D903iTV
:WiGeM8Ww
#21 [Hiro]
じゃぁ
一球入魂〜絆で

:08/08/16 22:38
:P702i
:4.8bDBZ6
#22 [マカローズ]
>>19ありがとうございます☆
>>21リク受けました(≧∀≦)でも更新はしばらくしてから・・
ネタを考えようっと
:08/08/16 22:42
:D903iTV
:WiGeM8Ww
#23 [Hiro]
お願いします
∩(≧▽≦)∩
:08/08/16 22:45
:P702i
:4.8bDBZ6
#24 [奈菜]
凄い上手xxx
更新楽しみにしてますz
:08/08/16 23:48
:auSH35
:98B0P2t6
#25 [マカローズ]
:08/08/17 08:08
:D903iTV
:zPltErh2
#26 [マカローズ]
>>21のリク
*******
一球入魂、今俺の手の中にある汗にまみれたボールで全てが決まる。
ざわめく歓声すら、プレッシャーを奮い立たせるような野次にさえ聞こえる。
キャッチャーの斉藤が、ジッと俺を見た。
夢にまで見た甲子園、
9回表
最後の一球・・
これで守らなきゃ先へは行けない。
:08/08/17 08:12
:D903iTV
:zPltErh2
#27 [マカローズ]
俺はグッと唇をかみしめて、大きく振りかぶる。
カッと見開くバッターの目。
人間てのは不思議なもんで、妙にバッターのバタ臭い顔が印象に残っていた。
俺の手から放れるボール
全てはそこから
時間が止まったと思えた
:08/08/17 08:14
:D903iTV
:zPltErh2
#28 [マカローズ]
カキーン!
目で追うしかなかった。
まるでスローモーションのように
球は俺の頭上をかけていく。
「井上!」
ハッと我にかえる
「何のためにきたんだ!今まで頑張ってきたんだよ!?あきらめるのはまだ早いだろ!」
「最後まで俺たちの仲間意識すてるな!」
:08/08/17 08:17
:D903iTV
:zPltErh2
#29 [我輩は匿名である]
よみにいくい

誰が喋ってるかわかりにくい
:08/08/17 08:19
:F703i
:NZb9xu.6
#30 [マカローズ]
わずか数秒の会話。
それは守備にいた
あいつか
ベンチにいた先輩か
それはわからない。
でも無理とわかりながら俺はおいかけた。
ここで立ち止まったら
みんなとの仲間の絆が崩れてしまう気がしたから
☆☆☆☆☆☆☆
「・・とまぁ、こんなことがあってな?」
:08/08/17 08:20
:D903iTV
:zPltErh2
#31 [マカローズ]
俺が得意げに話すと、七歳になる愛息子はフゥンと相づちをうつ。
「でさー勝ったの?」
「いや、相手の打った球が逆転さよならホームランで玉砕。つまり巻けってことだよ。」
「なーんだ、それでそれが僕の名前と関係あるのさ?」
目を丸くする息子。
「野球云々じゃなくて、友達や仲間とのつながりを大事にしてもらいたくて、名前つけたんだよ。わかったか?絆」
****end****
:08/08/17 08:23
:D903iTV
:zPltErh2
#32 [マカローズ]
:08/08/17 08:25
:D903iTV
:zPltErh2
#33 [マカローズ]
>>29すみませんが、執筆途中で書き込みはやめてください。
誰かしゃべってるかわからないように
わざとしてるんです
:08/08/17 08:26
:D903iTV
:zPltErh2
#34 [マカローズ]
:08/08/17 08:29
:D903iTV
:zPltErh2
#35 [マカローズ]
:08/08/17 08:44
:D903iTV
:zPltErh2
#36 [
]
ふざけたリクもOKなのかな

?
:08/08/17 08:55
:F704i
:☆☆☆
#37 [マカローズ]
:08/08/17 09:12
:D903iTV
:zPltErh2
#38 [マカローズ]
リクエスト受付中
:08/08/17 09:30
:D903iTV
:zPltErh2
#39 [我輩は匿名である]
日焼け〜そうだよ。
でお願いします!
:08/08/17 09:46
:SH903i
:t8hT5jMk
#40 [マカローズ]
>>39リク受け付けました。
しばらくお待ちください
:08/08/17 09:54
:D903iTV
:zPltErh2
#41 [マカローズ]
>>39のリク
*******
「日焼けしたらシャワー染みるんだろ?あんまり無理して灼くなよ。」
秀一はゆかりの横に、冷えたカクテルをおいた。
「だってせっかく海にきたんだし、もったいな・・・」
言葉を遮るように
秀一はそっと彼女を抱きしめる。
「思い切り抱きしめらんないだろ?」
:08/08/17 09:59
:D903iTV
:zPltErh2
#42 [マカローズ]
そのとたん、カアァっとゆかりは顔を赤らめた。
「・・キザだね。」
ゆかりは照れ隠しに立ち上がり、カクテルに口をつけないまま海に入った
「キザ?それってほめ言葉・・っ!?」
秀一がサングラスをずらした拍子にゆかりが
水しぶきをかけた。
「おい!」
ゆかりはクスクスと笑った、秀一もつられて笑い出す。
光の加減か、太陽が二つに見えた・・。
:08/08/17 10:03
:D903iTV
:zPltErh2
#43 [マカローズ]
☆☆☆☆☆☆☆☆
しきりにゆかりの日焼けのあとを指でなぞる。
「こんな風に灼けた肌みたいに恋もさめんのかな?」
「どしたの?急に」
目を丸くするゆかりに、秀一はフッとほほえんだ
「何でもないよ。さ、もっと泳ぐか?」
「でも、ずいぶん暗いよ?それに、なんでこのビーチ・・人がいないの?」
:08/08/17 10:06
:D903iTV
:zPltErh2
#44 [マカローズ]
実を言うと、本当はもっと早くから気になっていた。
「変よね?」
「あのな、ゆかり・・」
あたふたする秀一を、ゆかりはジッと見つめた。
「秀ちゃん、おそろいのブレスレットは?」
胸が高鳴る、こみあげる不安感・・・
何かがわかってきた。
:08/08/17 10:10
:D903iTV
:zPltErh2
#45 [マカローズ]
「それに、あたしたち何日このビーチにいる?」
ゆかりは頭を抱え込んでしまった。
「・・ゆかり、俺といて幸せだったか?」
秀一の言葉にゆかりはゆっくり顔をあげた。
「秀ちゃん、幸せよ。今も、今までもこれからも、秀ちゃんがいたら幸せだよ。」
「辛いのは今だけだから」
:08/08/17 10:13
:D903iTV
:zPltErh2
#46 [マカローズ]
ゆかりには秀一の言葉は理解できなかった。
「ごめんな。引き留めて・・」
悲しく笑いながら秀一はゆかりを力一杯抱きしめる。
瞬間、ゆかりはめまいを起こした。
☆☆☆☆☆☆☆
「ゆかり!」
目を開けると泣きはらした顔の両親と妹、
そして友人たちがゆかりを囲んでいた。
:08/08/17 10:15
:D903iTV
:zPltErh2
#47 [マカローズ]
ベッドの上にいる自分、秀一と二人海に行き波にさらわれた自分を彼が助けてくれたこと。
ゆかりは手首をさわった
「あった・・」
ブレスレットはそこにある、ゆかりは聞いた。
「秀ちゃんは?」
「・・・」
みんなの顔がくもり、父親がゆかりに秀一のブレスレットを渡した。
:08/08/17 10:18
:D903iTV
:zPltErh2
#48 [マカローズ]
さびて、ボロボロになったブレスレット。
「引き留めてごめん」
秀一の言葉が脳裏をよぎった。
「あ・・」
景色がゆがむ、こみあげる嗚咽。
ゆかりは周りを見渡した
「ねぇ、秀ちゃんは?
・・もしかして、もしかして秀ちゃんはもう・・」
父がうなずいた。
「そうだよ。」
***end****
:08/08/17 10:21
:D903iTV
:zPltErh2
#49 [マカローズ]
:08/08/17 10:22
:D903iTV
:zPltErh2
#50 [マカローズ]
:08/08/17 10:25
:D903iTV
:zPltErh2
#51 [マカローズ]
只今リクエスト
受付中!
:08/08/17 10:33
:D903iTV
:zPltErh2
#52 [弥生]
ピアノで始まって
人形で終わる
お願いしていいですか?
:08/08/17 10:39
:D905i
:.z3QE/Xc
#53 [マカローズ]
:08/08/17 10:53
:D903iTV
:zPltErh2
#54 [
]
しんちゃんで始まりドラえもんで終わるのがいいなッ

:08/08/17 12:13
:F704i
:☆☆☆
#55 [更]
王様で始まって
「ふむ」で終わる
お願いします
:08/08/17 12:37
:SH903i
:AMwfzVE6
#56 [マカローズ]
:08/08/17 12:58
:D903iTV
:zPltErh2
#57 [マカローズ]
:08/08/17 13:00
:D903iTV
:zPltErh2
#58 [マカローズ]
>>52のリク
*******
「ピアノ線を使っての絞殺か、ひどいことするもんだな。」
調書を読みながら唸るのは弁護士の畑中だ。
「あー、女子高生が同級生を殺害したって事件でしたっけ?」
同僚の今井が口を挟む。
「ん、あまりにも残忍だし彼女が未成年であまり家も裕福じゃないらしく弁護士を雇う金もないらしいんだけどな。」
:08/08/17 13:32
:D903iTV
:zPltErh2
#59 [マカローズ]
畑中はそう言いながら、少し深いため息をつく。
「・・気になるのか?」
「うん、被害者は佐山朋香17才。加害者は楠朋香17才・・二人とも都内のビアノコンクールにまで出たほどの腕前だと。」
「両方同じ名前で同じようにピアノをしてたわけだ?」
今井の問いに畑中はうなずき続けた。
「幼稚園から一緒の幼なじみだったそうだぞ」
:08/08/17 13:35
:D903iTV
:zPltErh2
#60 [マカローズ]
「へぇ」
意外だなと今井は思った。
「どこに行くのも一緒で周りから見ても一目瞭然なほどに仲が良い二人だったらしい。」
「じゃあ何で殺したりしたんだ?」
「朋香の性格が問題でな」
今井は畑中の言葉に眉をしかめる。
「どっちの?」
「え?あぁ、この場合は被害者だな。」
:08/08/17 13:38
:D903iTV
:zPltErh2
#61 [マカローズ]
畑中は調書に目をやりながら、今井に説明をする。
「いつも明るく社交的で冗談を言って人を笑わせる、自分に自信たっぷり・・」
「畑中、それ問題あるっていえるか?」
今井は苦笑いをもらす。
「実際に、加害者の楠朋香よりも容姿端麗、頭脳明晰それに」
「それに?」
パサッと調書をおく畑中。
「ピアノの腕前も佐山朋香のほうが上」
:08/08/17 13:42
:D903iTV
:zPltErh2
#62 [マカローズ]
「じゃあ妬みで殺してしまったわけだ?」
「きっかけは佐山が楠にジョークのつもりで大会前日に渡したプレゼントだろう。」
そう言いながら、畑中はおもむろに頬杖をついた。
「さっぱり訳がわからんな。」
「楠の気持ちは分かる人にしかわからんよ」
:08/08/17 13:45
:D903iTV
:zPltErh2
#63 [マカローズ]
伏せ目がちな畑中に、今井はたずねる。
「プレゼントって何もらったんだ?」
「殺人はいけない。わかっていても、何度も何度も心を殺されていたなら、誰か1人くらいは楠の気持ちをわかってもいいんじゃないかと思うんだ。わら人形を送られたさ?」
今井は息をのんだ。
:08/08/17 13:47
:D903iTV
:zPltErh2
#64 [マカローズ]
「わ、わら人形?」
畑中の目には光るものがあったが、たぶんそれは同情としか人は受け取らないだろう。
畑中は鼻をすすりうなずいた。
「そ、わら人形」
****end*****
:08/08/17 13:49
:D903iTV
:zPltErh2
#65 [マカローズ]
:08/08/17 13:51
:D903iTV
:zPltErh2
#66 [マカローズ]
:08/08/17 14:06
:D903iTV
:zPltErh2
#67 [マカローズ]
>>54のリク
********
「しんちゃん見たら、おもちゃ片づけるって約束したじゃない!」
「するよーまだ終わってないじゃん!」
今日もまた、妻と一樹のバトルが始まった。
「もう終わったでしょ!早く片づけてお風呂はいんなさいよ。」
ピリピリしてる妻をよそに、一樹は聞いてるんだか聞いてないんだか
テレビの前で動こうとはしない。
「・・おい、いつもこうなのか?」
「そうよ、あなたは仕事で夜遅く帰ってるからわからないでしょうけどね!」
:08/08/17 17:43
:D903iTV
:zPltErh2
#68 [マカローズ]
妻はフンッとそっぽを向いた。
「・・そりゃたまたま、今日は早く帰ってきたけどいつもは仕方ないじゃないか」
「仕方ないって何?子供は夫婦二人の責任でしょ!」
噛みつくような物言いについ俺もムッとしてしまった。
「別にそうじゃないなんて一言もいってないだろ!少しくらい子供なんだからアニメ見せてやったっていいじゃないか!」
:08/08/17 17:46
:D903iTV
:zPltErh2
#69 [マカローズ]
「だからアンタは甘いって言ってんのよ!今のうちにきつく言わなかったらダメなもんはダメなの!」
売り言葉に買い言葉と言う奴だろうか。
こうなるともう止まらない、短気な性格は結婚前からお互い変わらないのだ。
そんな俺たちを身じろぎ一つせず、一樹はビデオを巻き戻しだした。
:08/08/17 17:49
:D903iTV
:zPltErh2
#70 [マカローズ]
「何やってんだ?」
妻は頭を抱えだした。
「あーもう又だわ・・」
「へ?」
ビデオの巻き戻しが終わり、再生する一樹。
「ママ、これ見たら片づけるからね。」
:08/08/17 17:51
:D903iTV
:zPltErh2
#71 [マカローズ]
「何見てんだ?一樹」
俺はいやな予感がした、チラッと妻を見ると目がアンタノセイよ!と
にらんでいた。
「録画したやつ、」
予感は的中・・
「さっきのドラえもん」
***end****
:08/08/17 17:53
:D903iTV
:zPltErh2
#72 [マカローズ]
:08/08/17 17:54
:D903iTV
:zPltErh2
#73 [マカローズ]
:08/08/17 17:56
:D903iTV
:zPltErh2
#74 [マカローズ]
>>55のリク
********
「王様ゲーム!」
いぇーいと言う歓声。
そう、これが合コンの醍醐味なのだ。
「王様だぁれだ!」
「あ、俺だ。」
王様くじをひいたのは、祐介だった。
俺はわざとらしく大きく伸びをして祐介に自分の番号を見せた。
(俺は8だ、わかるな?8だぞ?)
チラッと奴を見ると、うなずきながらいやしい目つきで女の子たちの番号を盗み見た。
:08/08/18 01:09
:D903iTV
:O/gdyd.c
#75 [マカローズ]
今回の合コン、ねらうはおとなしめの香里ちゃん!
俺は祈るような気持ちで祐介の言葉を待った。
「えっと、一番が〜」
香里ちゃんがビクンと反応した。
「ビール連続三杯一気飲み!」
は?
おいおいそりゃないぜ。
眉を下げる俺の携帯にメールがとどく。
:08/08/18 01:13
:D903iTV
:O/gdyd.c
#76 [マカローズ]
見れば祐介からだった。
「まずはどんどん酔わせるんだ。」
酔わせる?
金払うのは男だぞ?
酒弱いのに飲ませるなんて、何のメリットもエッセンシャルもないじゃないか〜〜
待てよ?
飲む→酔う→ガードがゆるくなる。
「あの、何ニヤニヤしてんの?」
:08/08/18 01:15
:D903iTV
:O/gdyd.c
#77 [マカローズ]
遠慮がちに真奈美ちゃんが聞いた。
「いやいや、何でもない。んじゃ王様の命令だからね、香里ちゃんビール三杯飲んじゃお・・ってもう飲んだの!?」
いとも簡単に香里ちゃんは酒を飲み干していた。
:08/08/18 01:18
:D903iTV
:O/gdyd.c
#78 [マカローズ]
「ほら、続きはじめんぞ!」
さっきとは打って変わって違う雰囲気。
もしや、香里ちゃんて酒癖わるい?
☆☆☆☆☆☆☆
「王様だーれだ?」
くじをひいたら香里ちゃんがクスリと笑った。
:08/08/18 01:20
:D903iTV
:O/gdyd.c
#79 [マカローズ]
「あたしが王様だ、いいかてめーら!命令どうりするんだぞ!」
「は、はーい」
もはやそこはカラオケボックスの合コン場所ではなかった。
:08/08/18 01:23
:D903iTV
:O/gdyd.c
#80 [マカローズ]
香里ちゃんは
じろじろと俺を見ながらふふんと笑った。
「決めた、いたいなんて言っちゃダメだからね?」
そう言いながら彼女は俺の胸ぐらをつかんで・・
バキッ
:08/08/18 01:28
:D903iTV
:O/gdyd.c
#81 [マカローズ]
☆☆☆☆☆☆☆
男23才、はじめて女になぐられる。
ひんやりしたものが鼻を伝わり、合コンメンバーの驚愕した顔、
爆笑してる顔が俺をものめずらしそうに見ていた
「お、おい!鼻血!」
祐介だった。
俺は袖でぬぐいながら、香里ちゃん。もとい王様に聞く。
「お次は?」
王様は立ち上がり、満面の笑みで俺を床におろし、背中をギュッと踏みながらいった
「ふむ。」
***end****
:08/08/18 05:50
:D903iTV
:O/gdyd.c
#82 [マカローズ]
:08/08/18 05:51
:D903iTV
:O/gdyd.c
#83 [マカローズ]
:08/08/18 05:53
:D903iTV
:O/gdyd.c
#84 [弥生]
前回ありがとうございます

カーテンから始まって
好きで終わる
お願いしていいですか?
:08/08/18 06:34
:D905i
:JAKl7YXA
#85 [マカローズ]
>>84リク受付ました。
よければ感想板に感想くださいませ
:08/08/18 09:23
:D903iTV
:O/gdyd.c
#86 [マカローズ]
>>84の
リク
*******
カーテンをあけると、
てるてる坊主が二つつるされている。
梅雨入りで連日の雨を、四歳になる真央はうらめしそうに見つめていた。
「真央、かわいい顔がブサイクになっちゃってるわよ。」
母親の真希が洗濯物をたたみながら声をかけた。
「真央、雨きらい」
:08/08/18 14:21
:D903iTV
:O/gdyd.c
#87 [マカローズ]
ふくれっ面をしながら、真央は三つ目のてるてる坊主を作り出した。
「仕方ないのよ、今は梅雨なんだから・・ママもね、洗濯物が干せないから雨は嫌い」
真希はそう言いながら、舌を出す。
「雨は公園いけないし、あそべないもん。」
シュンとなる真央に真希はやれやれと笑みをもらした。
:08/08/18 14:23
:D903iTV
:O/gdyd.c
#88 [マカローズ]
ピンポーン
「ペンギン急便で〜す」
「は〜い」
いそいそと出迎える真希を見ながら、真央はせっせと四つ目のてるてる坊主を作り出した。
「雨なんかだいっきらい」
☆☆☆☆☆☆
「真央〜おじいちゃんやおばあちゃんから真央におくりものだよ。」
:08/08/18 14:27
:D903iTV
:O/gdyd.c
#89 [マカローズ]
そう言いながら、真希はピンクのレインコートと長靴を真央に見せる。
「わぁ・・」
キラキラと目を輝かせて真央は近づいた。
「真央着る!今着る〜」
真希はクスッと笑いながら聞いてみた。
「あら、雨は嫌いなんじゃなかったの?」
「・・今は好き」
***end*****
:08/08/18 14:30
:D903iTV
:O/gdyd.c
#90 [マカローズ]
:08/08/18 14:32
:D903iTV
:O/gdyd.c
#91 [マカローズ]
:08/08/18 14:34
:D903iTV
:O/gdyd.c
#92 [マカローズ]
リクうけますよ〜
:08/08/18 15:38
:D903iTV
:O/gdyd.c
#93 [ぴい]
おもしろいっ

いちごではじまって
愛してるで終わりが
いいですっ
:08/08/18 15:47
:N904i
:LsuX.YCY
#94 [マカローズ]
:08/08/18 15:55
:D903iTV
:O/gdyd.c
#95 [マカローズ]
>>93のリク
*******
「いちごと餃子がおいしいとこだっけ。」
あかねは黙々と問題集を解きながら光彦に聞く。
「え?あぁ、栃木県のことか?美味しいらしいな。よく聞くけど」
光彦は赤ペンのキャップをはずして採点をしながら答えた。
「光彦先生なんで、栃木の大学なんかいくの?」
:08/08/18 17:03
:D903iTV
:O/gdyd.c
#96 [マカローズ]
「ん〜先生の尊敬する人が栃木生まれでな?それで・・あ、上原ここ間違ってるぞ?」
「・・・」
黙ったままのあかねに光彦は、また話しかけてみる。
「なぁ、ここの・・」
「もう札幌にはもどらないの?」
言葉をかぶしてくるあかね。
「わかんないよ、それに今は勉強中だろ?集中しろよ。」
:08/08/18 17:09
:D903iTV
:O/gdyd.c
#97 [マカローズ]
光彦の事務的な言い方にズキンッと胸が痛んだあかねはシャーペンをテーブルにおいてしまった。
「なぁ、上原?」
「札幌にだって、いちごも餃子もあるじゃん」
うつむきながらか細い声であかねはつぶやく。
「・・俺は別に食い物のために行くわけじゃないんだぞ?それよりもうすぐ高校受験の大事なときなんだろ?しっかりしてくんなきゃ家庭教師してる意味がなくなる。」
:08/08/18 17:14
:D903iTV
:O/gdyd.c
#98 [マカローズ]
「そうだね、」
鼻をすすってあかねは顔をあげた。
「先生困るもんね」
「え?あ・・」
思わずあかねの反応に、光彦は拍子抜けしてしまった。
「ま、ずっと栃木って訳じゃないけどな。」
:08/08/18 17:22
:D903iTV
:O/gdyd.c
#99 [マカローズ]
「そうなの?」
「ん、将来的にはこっちで暮らしたいから帰るよ」
あかねの顔が晴れやかになったのは言うまでもない。
「そっか・・」
「さ、光彦先生の授業はもう最後だから何か質問あるか?」
:08/08/18 17:28
:D903iTV
:O/gdyd.c
#100 [マカローズ]
「質問?」
「何でも聞きなさい」
ニコニコしながら光彦はあかねの頭をくしゃくしゃとなでる。
「あたし、先生の彼女になれる?」
一瞬なでていた手がとまった、あかねは顔を赤らめて又下を向いてしまった。
「何で?」
「質問を質問でかえさないで」
:08/08/18 17:36
:D903iTV
:O/gdyd.c
#101 [マカローズ]
「・・なれるかどうか、わからん」
「え?」
「聞くより先にすることあるんじゃない?」
光彦はあかねをそっと抱きしめていた。
「せんせ・・」
「遠距離だけど平気か?」
あかねは溢れる涙を拭うことなく、うなずいた。
「さ、何かいうことは?」
光彦は意地悪く聞いた。
あかねは鼻をすすり、つぶやく
「愛してる。」
****end*****
:08/08/18 17:39
:D903iTV
:O/gdyd.c
#102 [マカローズ]
:08/08/18 17:40
:D903iTV
:O/gdyd.c
#103 [マカローズ]
:08/08/18 17:42
:D903iTV
:O/gdyd.c
#104 [理緒]
緑ではじまって
大好きで終わって
ください
:08/08/18 17:54
:N703iD
:ZHgi3iWI
#105 [我輩は匿名である]
空で始まり
大好きで終わるのを
お願いします
:08/08/18 18:14
:W52SH
:Scpa4/e.
#106 [マカローズ]
:08/08/18 18:15
:D903iTV
:O/gdyd.c
#107 [マカローズ]
>>105すみませんが
お題がかぶっているので受付けできません
:08/08/18 21:12
:D903iTV
:O/gdyd.c
#108 [マカローズ]
>>104のリク
********
「緑色は目に優しいんだって」
リエは電車の窓から景色を見ながら言った。
「ふぅん」
晃は興味なさげに、雑誌に目をやったまま相づちをうつ。
「ねぇ聞いてるの?」
「聞いてる。緑色は目に優しいんだろ?山があるから見てたらいいじゃん」
「何その言い方〜」
ぷぅっと頬をふくらますリエ。
:08/08/19 13:54
:D903iTV
:8ye1lsRk
#109 [マカローズ]
「あたし晃のそーゆーとこ嫌い!」
「何だよ、怒ってんのか?」
晃はクスッと笑って読んでいた雑誌をまるめた。
「会話が続かないと愛されてる実感がわかないんだよね。」
「緑色は目にだけ優しいんだろ?」
え?とリエは目を丸くした。
:08/08/19 13:56
:D903iTV
:8ye1lsRk
#110 [マカローズ]
晃はよしよしとリエの頭を撫でながら続けた。
「俺はリエにだけ優しい。」
「もー」
照れくさいようなくすぐったいような気持ちになって、リエは顔を赤らめる。
そしてボソッと窓を見ながらつぶやいた。
「あたし、晃のそーゆーとこ大好き。」
***end*****
:08/08/19 13:58
:D903iTV
:8ye1lsRk
#111 [マカローズ]
:08/08/19 13:59
:D903iTV
:8ye1lsRk
#112 [マカローズ]
:08/08/19 14:00
:D903iTV
:8ye1lsRk
#113 [我輩は匿名である]
ギターで始まり
空で終わるのを
お願いします!
:08/08/19 14:32
:W52SH
:zLLUqGP6
#114 [我輩は匿名である]
元サヤ→結婚
お願いしますm(__)m
:08/08/19 14:32
:SH902iS
:xOi8HJD2
#115 [我輩は匿名である]
まんこではじまって
ちんこでおわる
:08/08/19 14:56
:SH903i
:C4OKuT0A
#116 [マカローズ]
すいませんが
荒らしがでたので
もうかきたくありません
:08/08/19 15:25
:D903iTV
:8ye1lsRk
#117 [架恋]
それなら荒らしだけオーダーすればいいと思いますよ。
FUNの子が待ってますよ~
私はこの小説好きです
荒らしにも負けず!
頑張って下さいっス!
:08/08/19 17:10
:auSH35
:G7tXCjwQ
#118 [ぴい]
やめないでっ

頑張ってください!!
:08/08/19 17:15
:N904i
:W3Rj2OP6
#119 [マカローズ]
個人的に体調くずしたので
しばらくこられません

でも必ず戻ります☆
それまでこのトピの留守をどなたか守っていてくれませんか?
:08/08/20 11:10
:D903iTV
:hC1Q7sQw
#120 [み]
主さん
最初から読んでてファンになりました(*´`P

q)
留守を守るって、どういうことですか??
:08/08/20 11:45
:N904i
:YKzuBy8Q
#121 [我輩は匿名である]
主さん…
上手いっすね!!マヂで
:08/08/20 11:48
:P904i
:KOAbXkP6
#122 [マカローズ]
書き方悪くてごめんなさい(T^T)
気が向いたらでいいんで目次を
コピってたまに貼って
あげてもらえたら
うれしいです☆
復活したらリク答えさせていただきます
:08/08/20 11:48
:D903iTV
:hC1Q7sQw
#123 [マカローズ]
:08/08/20 11:50
:D903iTV
:hC1Q7sQw
#124 [マカローズ]
:08/08/20 21:53
:D903iTV
:hC1Q7sQw
#125 [マカローズ]
>>113のリク
********
「ギターが480円!?」
俺は人目も気にせず、思わず叫んでいた。
「今ならピックもついてるよ。」
店の奥から、ニタニタ顔の主人が顔を出す。
どうやら俺をいいカモだと思ったんだろう。
「音がうまく鳴らないとか?」
「まさか、半年前にできたばかりの中古だよ。」
:08/08/20 21:58
:D903iTV
:hC1Q7sQw
#126 [マカローズ]
「へぇ〜、出来たばかりの中古・・なんかおかしくないか?」
俺はいぶかしげに訪ねる。
「これね、前の持ち主が売ってきたんだよ。」
俺はふぅんと、店の前に飾ってある地味なアコギを眺めた。
なるほど新しいがはじっこに名前がほってある。
:08/08/20 22:01
:D903iTV
:hC1Q7sQw
#127 [マカローズ]
「ショウ・・」
「前の持ち主だな。」
店の主人はいつの間にかたばこをふかし始めた。
よく考えたらこんな真っ昼間だと言うのに
ずいぶんと暇な店なもんだ。ま、がらくたばかりの雑貨屋なんだから仕方のないことか。
「兄ちゃん買うんだったら、早く買いなよ。」
「え?」
:08/08/20 22:04
:D903iTV
:hC1Q7sQw
#128 [マカローズ]
「それかさばるからさ〜、早く売りたいんだよね。」
「んまぁ、確かにガラ・・・じゃなくて古めかしいものばかりの店には不似合いかもしれないっスね。」
俺はそう言いながらギターを見つめた。
「でも、480円て安すぎません?もしや曰くつき・・」
店の主人はケラケラと笑いだした。
「ないない!そもそもわしゃギターの価値なんかわからんからな。」
:08/08/20 22:08
:D903iTV
:hC1Q7sQw
#129 [マカローズ]
「あ、そうですか。」
そりゃそうだろう、あんたの顔はギターって言うよりつぶれた三味線だぜと言おうとしたが
やめておいた。
「どうだい?」
もちろん俺は財布から
500円玉を出す。
その時だった
「あの!ぎたぁください!」
甲高い子供の声がする。
「また来た・・」
:08/08/20 22:10
:D903iTV
:hC1Q7sQw
#130 [マカローズ]
店の主人はやれやれと言った顔で子供に言った。
「これは売り物なんだよ?いくらやすくても、ちゃんと払ってくれなきゃ・・」
みると、六歳くらいの男の子が両手に小銭を握りしめていた。
「金持ってるみたいっスよ?」
「へ?」
:08/08/20 22:13
:D903iTV
:hC1Q7sQw
#131 [マカローズ]
☆☆☆☆☆☆☆
案の定、一円や五円も混ざっていたが男の子の持ってきた小銭は
10円足りなかった。
「だめだめ!さ、帰りなさい!」
シュンとなり、今にも泣きそうな子供。
俺は500円でギターを買い、そのままそれを子供に差し出した。
「・・え?」
:08/08/20 22:15
:D903iTV
:hC1Q7sQw
#132 [マカローズ]
「これ、470円だけど買うか?」
男の子はニコッと笑った
☆☆☆☆☆☆☆
「ありがとうお兄ちゃん!」
「子供じゃ持ちきれないだろうからな。」
俺は子供の家までギターを届けた。
:08/08/20 22:20
:D903iTV
:hC1Q7sQw
#133 [マカローズ]
「これ、パパの形見なんだ!」
男の子はニカッと笑いながら、空を指さした。
きっと父親がいるであろう空を・・
「そっか。」
俺はツンと痛む鼻を押さえながらもらい泣きしてしまった。
まだまだ若い
まだまだ青い
俺と同じだな青空。
****end****
:08/08/20 22:23
:D903iTV
:hC1Q7sQw
#134 [マカローズ]
:08/08/20 22:24
:D903iTV
:hC1Q7sQw
#135 [マカローズ]
:08/08/20 22:25
:D903iTV
:hC1Q7sQw
#136 [マカローズ]
>>114のリク
********
元サヤにおさまったってどうせ、すぐにダメになるに決まってる。
加奈子は昨日、半年前に別れた望とよりを戻した。
「・・おっそいな〜」
かれこれ40分近く待ってる加奈子。
「やっぱり元サヤカップルはうまくいかない運命なのかしら。」
言いながらため息をつくと、人混みの中から望が駆けだしてきた。
:08/08/21 09:22
:D903iTV
:q1uLBR7s
#137 [マカローズ]
「悪い悪い!」
片手を顔の前にしながらヘラヘラと望はあやまっている。
「もう遅いよ、ずいぶん待ったんだからね?」
ムゥっと膨れる加奈子。
「ちょっと迷っててさ」
「迷う?いつもの待ち合わせ場所なのに?」
「いや、じゃなくて。着ていく服を・・」
望はへへっと笑って見せた。
:08/08/21 09:26
:D903iTV
:q1uLBR7s
#138 [マカローズ]
一つ年下の望と別れたのは、彼のだらしなさ、センスのなさ、
そして包容力のないところに、加奈子が嫌気をさしてしまい別の男性に心を奪われたからである。
「加奈子さんに、少しでもかっこ良いって思われたいからさ。」
ひたむきな姿勢や、まっすぐな性格に惹かれていたからこそ、猛烈なアタックに加奈子もよりを戻していた。
「いつもかっこ良いよ」
:08/08/21 09:29
:D903iTV
:q1uLBR7s
#139 [マカローズ]
「ほんと?」
何の気なしに、加奈子が言った言葉でも望は顔をくしゃくしゃにして笑顔になる。
まるで子犬みたいな愛らしさにどこか、夢中になりつつあるのも嘘ではなかった。
☆☆☆☆☆☆☆☆
二人がよりを戻して
早5年、3年前から同棲をしているが進展はない
:08/08/21 09:32
:D903iTV
:q1uLBR7s
#140 [マカローズ]
変わったことと言えば、望がたばこを吸うようになったことと
加奈子さんが加奈子と呼ぶようになったこと。
そして加奈子が結婚に対して焦りを感じてきたことだろう。
「元サヤって難しいのかな?」
「今さらでしょ?」
「でも望はあたしに惚れてるから又告白したんだもんねー?」
ベタベタとまとわりつく加奈子。
:08/08/21 09:35
:D903iTV
:q1uLBR7s
#141 [マカローズ]
まぁねと望は片手で加奈子の頭を撫でながら、
コーヒーをすする。
「もう離れないでね?」
「離れたのはおまえだろ?それでほかの奴のところにいった。」
「ふがっ」
言いながら望は加奈子の鼻をつまむ。
「悔しいから俺は俺なりの復讐をしてやるんだ」
:08/08/21 09:37
:D903iTV
:q1uLBR7s
#142 [マカローズ]
「復讐?」
「二つのことは絶対にしない。別れることと・・」
加奈子は鼻を押さえながら、訪ねる。
「別れることと?」
望は子犬みたいなくったくのない笑顔で、冷ややかに言った。
悔しい憎い、だけどいとおしいそんな感情だからこその言葉なのだろう。
「別れることと何?」
「結婚。」
***end******
:08/08/21 09:41
:D903iTV
:q1uLBR7s
#143 [マカローズ]
:08/08/21 09:41
:D903iTV
:q1uLBR7s
#144 [マカローズ]
:08/08/21 09:42
:D903iTV
:q1uLBR7s
#145 [マカローズ]
:08/08/21 13:49
:D903iTV
:q1uLBR7s
#146 [我輩は匿名である]
『線香花火の火薬の匂いが鼻をかすめる。』から始まって、
『あの空に誓った。』で終ってください。
よろしくお願いします。
:08/08/21 14:30
:SH905i
:lLc.ZG9I
#147 [◆vzApYZDoz6]
キセル文かぁ…昔遊びでやった記憶が
これは企画に練り込んでも面白いかなーw
リクエスト
始:今日は、いつもより綺麗な夜だった。
終:明日から、最後の新学期が始まる。
背景指定:海沿いの町
背景指定は別に無視してもいいです
でもキセル文は縛りがあればあるほど面白かったりするので
:08/08/21 14:50
:P903i
:FaCU7fT6
#148 [マカローズ]
:08/08/21 15:44
:D903iTV
:q1uLBR7s
#149 [マカローズ]
>>146のリク
********
線香花火の火薬の匂いが鼻をかすめる。
夜空の下、俺は縁側でスイカをパクつきながらしゃがみこんでるサユリに見とれていた。
「やだ、あたしそんなにきれい?」
フフッと肩をすくめるサユリ、浴衣姿にまとめた髪、お世辞抜きできれいだと思う。俺はまぁねと笑った。
「せんこう花火って、みてたら切ない気持ちにならない?」
チリチリと火花を散らす花火をみながらサユリがつぶやく。
:08/08/21 20:49
:D903iTV
:q1uLBR7s
#150 [マカローズ]
「・・そうだな。」
夏には少し早いだろうか?花火も浴衣もスイカも俺たちの夏を演出してくれた。
「七夕の短冊のねがいごとなんて、当てにしてなかったのになぁ」
「そりゃ、何でもかんでも叶えてもらえるわけないだろ?」
俺はそう言いながら、まだ半分以上残ってるスイカをおいてサユリのそばに寄る。
:08/08/21 20:51
:D903iTV
:q1uLBR7s
#151 [マカローズ]
「そうね、神様もこれだけ願ってるんならって思って叶えてくれた・・・って、ちょっと雅人!」
俺は後ろからサユリを抱きしめていた。
出会った頃よりも細い肩にひしひしと愛おしさがこみあげてくる。
「・・逢いたかった」
「もう、線香花火落としちゃったじゃない。」
サユリは照れたように話をはぐらかした。
:08/08/21 20:54
:D903iTV
:q1uLBR7s
#152 [マカローズ]
「逢いたくて逢いたくて仕方なかった・・」
「・・あたしだって」
サユリの声がふるえる。強がりの彼女が泣いてるのがわかった。
「大好きだよ、今でも」
:08/08/21 21:07
:D903iTV
:q1uLBR7s
#153 [マカローズ]
サユリは振り向き俺に抱きついてきた。
「なんでよ、なんで今さらそんなこと言うの?
あたし無駄な望みを期待しちゃうじゃない!」
「無駄なんかじゃない!俺は本気で・・」
サユリは語気を少し押さえ気味にして、鼻をすする。
「・・ありがと、ごめんね?」
「何も謝ることなんか・・・」
:08/08/21 21:10
:D903iTV
:q1uLBR7s
#154 [マカローズ]
言い掛けた俺の言葉を、彼女は自らの唇でさえぎる。
「また、逢いたい。あえるかな?」
「逢えるよ、俺が望む限り・・」
サユリはうなずきながら笑った。
「せんこう花火したいな・・」
「待ってろ今取って」
「今何時?」
:08/08/21 21:13
:D903iTV
:q1uLBR7s
#155 [マカローズ]
「何だよ、いきなり・・」
しがみつくサユリ。
腕時計をみると11時59分をデジタル時計があらわしていた。
「あ、もうすぐ12時にな・・え?」
もう俺の腕の中には、サユリの姿はなかった。
:08/08/21 21:15
:D903iTV
:q1uLBR7s
#156 [マカローズ]
線香花火の火薬の匂いが鼻をかすめる。
さっきまで愛した女が持っていたもの。
泣いちゃいけない
泣くもんか・・
「また来年の七夕に、おまえに会えるよう願うからな。」
彼女を安心させてやらなきゃいけない、強い男になってみせる・・
俺はサユリが眠る空に誓った。
****end*****
:08/08/21 21:18
:D903iTV
:q1uLBR7s
#157 [マカローズ]
:08/08/21 21:18
:D903iTV
:q1uLBR7s
#158 [マカローズ]
:08/08/21 21:20
:D903iTV
:q1uLBR7s
#159 [マカローズ]
>>147のリク
********
今日は、いつもより綺麗な夜だった。
いつも窓から見える港は、地元でも有名な観光スポットだし、何より灯台から放たれる光と夜空の星のコンビネーションは人間が作り上げてできるような、そんな作り物でもない。
「・・にんぎょ?」
あたしは思わず目を見開いた。
いつもよりきれいに見えたのは、港に人魚がいたからである。
:08/08/22 07:53
:D903iTV
:N.c3sbv2
#160 [マカローズ]
「なんで人魚が・・」
「どしたの?」
隣のベッドで眠たげな目をこすりながら、弟の健太が聞いてきた。
「ねぇ、窓から人魚が見える・・」
「人魚?」
健太はハァ?と半分バカにしたように笑う。
:08/08/22 07:56
:D903iTV
:N.c3sbv2
#161 [マカローズ]
「嘘じゃないんだってば!今窓みてたら、本当に・・」
あたしはガラッと窓を全開にして見せた。
「ほんとうに?」
健太が繰り返し聞く。
「本当に・・」
あたしも繰り返しうなるが、当然人魚の姿は見あたらなかった。
:08/08/22 07:59
:D903iTV
:N.c3sbv2
#162 [マカローズ]
「お姉ちゃん寝ぼけてたんじゃないの?」
あくびをしながら、健太は言った。
「失礼ね!別に寝ぼけてなんかないわよ。」
「もうすぐ中三なのに、今時人魚がいるなんて信じる方がバカみたいだよ」
ケラケラ笑う健太。
「うるっさいな!たまたまどっか行っただけよ!」
:08/08/22 08:01
:D903iTV
:N.c3sbv2
#163 [マカローズ]
あたしはフンッとベッドに潜り込んでしまった。
本当に何かの見間違いだったのだろうか?
☆☆☆☆☆☆☆☆
真夜中、眠りについてしばらくした後・・
コツコツ
変な物音がする。
何かを叩いてるような、まるでノックをしているかのような音だ。
:08/08/22 08:03
:D903iTV
:N.c3sbv2
#164 [マカローズ]
あたしはゆっくり起きあがる、音は窓の方からしてくるが生憎カーテンを閉めている為何も見えなかった。
「も〜誰よ、こんな時に・・」
渋々カーテンを開けようと手をかける。
でもあたしはカーテンをあける前にふと気づいた
この部屋は二階だということに。
:08/08/22 08:05
:D903iTV
:N.c3sbv2
#165 [マカローズ]
しかしそのときには、
あたしの手はカーテンを開けていた。
「ひっ・・」
窓の外には金髪の綺麗な外人がたっていた。
パクパクと口を開けたり閉じたりしながら、目には涙を浮かべている。
:08/08/22 08:07
:D903iTV
:N.c3sbv2
#166 [マカローズ]
あたしは思わず、窓を開けていた。
「あの・・」
「タスケテ、ゼンニアイタイ」
青白い肌、人魚は人魚じゃなかった。
ただ、ふつうの人間じゃなく、魂だけの存在だということがわかった。
:08/08/22 08:10
:D903iTV
:N.c3sbv2
#167 [マカローズ]
あたしは聞いた。
「マイネームイズ・・えっとアリサ」
「エットアリサ?」
金髪は小首をかしげる。
「違う、ありさだけ」
ほぅと納得したのか、金髪は笑った。
「ワタシハメアリー」
メアリー・・やっぱり外人か。
「なんでここに?」
:08/08/22 08:12
:D903iTV
:N.c3sbv2
#168 [マカローズ]
メアリーはたどたどしくも、ちゃんと日本語で答えてくれた。
「アリサ、ワタシコトキヅイテクレタ。ワタシゼンアイタイアエナイママテンゴクイヤ」
ポロポロと涙をこぼすメアリー。
「あ〜泣かないで!わかった、じゃああたしがそのゼンを探してあげるよ」
:08/08/22 08:14
:D903iTV
:N.c3sbv2
#169 [マカローズ]
ホント?とメアリーは青い瞳を見開いた。
何となく、この綺麗な人魚を・・いや人魚じゃないんだけど
ほっとくことができなかった。
大好きな人と逢えないまんま死ぬなんて絶対いやだよね・・
:08/08/22 08:16
:D903iTV
:N.c3sbv2
#170 [マカローズ]
今日から、あたしは金髪のユーレイと友達になった。
「あ、日中は学校があるから待っててね?」
「ガッコ?」
「・・受験とか忙しいかもしれないけど、ま、大船にのったつもりで任せときなさい!」
「ゼンノフネモオオキカッタ」
メアリーはにっこり笑う
:08/08/22 08:20
:D903iTV
:N.c3sbv2
#171 [マカローズ]
見つかるだろうか?
不安はいっぱいだけど、やるしかない。
あたしの今まで体験したことのないような出来事がきっと待ってる。
平凡な日常にちょっとしたスパイス・・
いつもと違う新学期
アリサ15才
明日から最後の新学期が始まる。
****end****
:08/08/22 08:22
:D903iTV
:N.c3sbv2
#172 [マカローズ]
:08/08/22 08:24
:D903iTV
:N.c3sbv2
#173 [マカローズ]
:08/08/22 08:25
:D903iTV
:N.c3sbv2
#174 [マカローズ]
:08/08/22 08:38
:D903iTV
:N.c3sbv2
#175 [マカローズ]
感想は
感想板にて。
リク現在受付中
なるべく単語じゃなく
文にしてください
:08/08/22 08:39
:D903iTV
:N.c3sbv2
#176 [我輩は匿名である]
始まり:お前バカだろ?
終わり:今が1番幸せ
お願いします
:08/08/22 09:12
:W61SH
:6DoQ0LkE
#177 [ゆう]
リクエストですっ!
------------------
始:今日が初バイト
終:このドSっ!!
------------------
お願いしますっ

!
:08/08/22 09:43
:SH905i
:gL.gwQ/2
#178 [
]
始まり→そんなぁ(泣)
終わり→やっぱ最低!
:08/08/22 09:46
:F704i
:☆☆☆
#179 [マカローズ]
:08/08/22 10:04
:D903iTV
:N.c3sbv2
#180 [マカローズ]
>>176のリク
********
「お前バカだろ?」
店に入ってやたらチューハイばかりガブ飲みしていた男は、一瞬にしてあたしの愛想笑いを固まらせた。
「え?バカ?」
ざわつく周囲に、ひきつる笑顔がもう耐えられない。
「こんな店にしか逃げられないで、ホステスとしてもなってない。お高く止まってるのか?」
「なっ・・」
:08/08/22 16:49
:D903iTV
:N.c3sbv2
#181 [マカローズ]
あたしは言い返すことができなかった。
「悪い、こいつチェンジ!となりにいたら酒がまずくなる。」
あたしは目の前が真っ白になりながら、店長に呼び出される。
なんだかんだとお小言を言われていた気はしていたけど・・
正直あまり頭には入らなかった。なぜかすごく泣けてしまって、胸が痛い。
:08/08/22 16:52
:D903iTV
:N.c3sbv2
#182 [マカローズ]
確かに、ホステスになって3ヶ月・・
お酒は飲めないし、酔っぱらいなんかにチヤホヤなんかできるわけがない。
でもどこか自分の容姿に自信があったから、あの客が言うようにお高く止まっていたのかも・・
「若菜〜さんざんな客だったね。」
:08/08/22 16:54
:D903iTV
:N.c3sbv2
#183 [マカローズ]
苦笑いで星羅が話しかけてきた。
「今日は厄日だよ、ほんと・・」
あたしはため息をつきながら、うなだれた。
「でもさ〜松井さんて、結構かっこ良いと思わない?」
「誰よ松井さんて」
:08/08/22 16:56
:D903iTV
:N.c3sbv2
#184 [マカローズ]
あたしが聞くと星羅は、うふっと笑って見せた。
「あんたをチェンジした人よ、医者なんだって!まだ26才なのに自分の病院持ってんのよ〜」
「へ〜」
あんた目敏いわねと言いたかったけど、それを飲み込んであたしは鼻をならす。
「どうせすねかじりでしょ」
:08/08/22 16:59
:D903iTV
:N.c3sbv2
#185 [マカローズ]
☆☆☆☆☆☆☆
それが二時間くらいしてあたしに暴言を吐いた医者は、なぜか又
あたしを自分のテーブルに呼ぶ。
「・・怒ってるな?」
フフンと面白がってるのがよくわかる。
「何飲みます?」
あたしははぐらかしながら隣に座った。
「なんでこの仕事してるんだ?」
:08/08/22 17:01
:D903iTV
:N.c3sbv2
#186 [マカローズ]
まったく会話がかみ合わない。
あたしはイラッとしながらまた聞いた。
「何飲みます?あ、またチューハイ?」
松井さんは軽く息を吐いて、うなずいた。
「で?なんでだ?」
「えーなんでかな?えへへ」
あたしは飲み物を注文する。
:08/08/22 17:04
:D903iTV
:N.c3sbv2
#187 [マカローズ]
松井はなぜかくすくすと笑っていた。
「それはホステスのマニュアルか?えへへって、可愛くも何ともないぞ」
「・・あーそうですかっ」
あたしがムッとすると、なぜか松井はふわっとあたしの頭を撫でてきた。
「もう歌は歌わないのか?」
:08/08/22 17:06
:D903iTV
:N.c3sbv2
#188 [マカローズ]
ガシャンッ
あたしは持っていたグラスを落としていた。
今この人なんて言った?
「え?何のこと・・」
「とぼけるな、お前ストリートミュージシャンのWAKAだろ?」
「何で・・」
:08/08/22 17:09
:D903iTV
:N.c3sbv2
#189 [マカローズ]
胸から何か熱いものがこみ上げてくる。
見せたくなかったものや開けられたくなかったドアを開けられたような感情に、あたしは涙を拭うことさえできなかった。
「おい!泣くなよ、何で泣くんだ?俺泣かすような事言った?ねぇ」
慌てふためく松井さん。
:08/08/22 17:11
:D903iTV
:N.c3sbv2
#190 [マカローズ]
「歌、やめたりしてない。あたしの夢だし歌ってるときが一番幸せだもん・・・でもうまくいかないし、お金、稼がないと夢も追えないし、お母さんの入院費も・・」
ポロボロと涙がでてきてあたしは何もかもしゃべってしまった。
周りからみたら、さっきのことがあるからあたしが松井さんに叱られてるように見えただろう。
:08/08/22 17:14
:D903iTV
:N.c3sbv2
#191 [マカローズ]
「うっ・・あたし、あたし・・・」
松井さんはあたしを力一杯抱きしめていた。
「やっぱりバカだな、忘れちまったのか?自分の歌・・」
☆☆☆一年前☆☆☆
出来の良い兄と比較され続け、いつも兄の下のポジションばかりの毎日。
「くそっ!」
仕事はうまくいかない、女には振られる、雨に打たれて、犬の墳を踏む。最低最悪だ!
:08/08/22 17:18
:D903iTV
:N.c3sbv2
#192 [マカローズ]
そんな時、WAKAの歌が聞こえた。
雨の中、ギターをひきながらそれはそれは楽しそうに歌っていた。
君の良さを
きっと
わかってくれる
人はいる
神様はちゃんと
見てるから
耐えれる試練は
チャンスだよ
あきらめないで
夢を
逃がさないで
幸せ
君はきっと
最後に笑う・・・
:08/08/22 17:21
:D903iTV
:N.c3sbv2
#193 [マカローズ]
いつしか俺はコンビニで買った傘をWAKAにさしていた。
「最後まで聞いてくれてありがとう。」
彼女はまるで子供みたいな笑顔だった。
俺は思わず
「あんたの歌で勇気がわいてきた・・俺がんばるよ」と
伝え雨の中走ったのを覚えてる。
:08/08/22 17:23
:D903iTV
:N.c3sbv2
#194 [マカローズ]
☆☆☆☆☆☆☆
「松井さんがあの時の・・・」
あたしは泣き疲れて、化粧もほとんど落ちてしまっていた。
「歌、続けろよ。俺あんたのそんな姿見たくないからさ」
松井さんは照れ笑いをする。
:08/08/22 17:25
:D903iTV
:N.c3sbv2
#195 [マカローズ]
「わかった、あたし幸せの為にまた歌を歌うよ」
「うん。」
「ねぇ、今は仕事もうまくいってるから幸せ?」
あたしが聞くと、彼は酒のせいだろうか?
軽くあたしにキスをして答えた。
「今が一番幸せ。」
****end****
:08/08/22 17:27
:D903iTV
:N.c3sbv2
#196 [マカローズ]
:08/08/22 17:29
:D903iTV
:N.c3sbv2
#197 [マカローズ]
:08/08/22 17:31
:D903iTV
:N.c3sbv2
#198 [マカローズ]
>>177のリク
********
今日が初バイトだと言うのに、目覚ましセットし忘れるなんて
なんたる不覚!
「あ〜、こんな事なら仁美たちとオールでカラオケなんかするんじゃなかった・・」
あたしはペルシャの前でなかなかそのドアを開けられないでいた。
ちなみにペルシャとは
バイト先の店の前で看板にぶさいくなペルシャ猫が描いてあるアイスクリーム屋さんのことで、ここのチョコミントは絶品なのです。
:08/08/22 22:27
:D903iTV
:N.c3sbv2
#199 [マカローズ]
「あー、どうしよう」
腕時計を見たら三時半、十時からの勤務時間なのに、完璧に遅刻・・
何て言って入るべきだろうか?
「すいません!実は母がいきなり倒れて・・いや、嘘なんかついてバレたら即クビだよね。」
:08/08/22 22:29
:D903iTV
:N.c3sbv2
#200 [マカローズ]
あたしはうーんとうなって考えてみる。
「ども!ちーす☆寝坊しちゃいました〜すいませんっス!・・ダメダメ!軽薄にもほどがあるよ」
どうして良い知恵ってのはすぐに浮かばないんだろう?
「神様!どうかこのピンチを切り抜けられる方法をわたしに教えてくださーい!」
:08/08/22 22:31
:D903iTV
:N.c3sbv2
#201 [マカローズ]
苦しいときの神頼みじゃないけど、きっと説破つまった状態だったのだろう・・。
「泣き落としなんてどう?」
背中から声がした、見るとあたしと同じ年くらいの男の子が木のプレートをもったまま、また繰り返す。
「泣き落とし。」
:08/08/22 22:34
:D903iTV
:N.c3sbv2
#202 [マカローズ]
「えと、あなたもしかして・・神様?」
「へ?」
青年は情けない声を出した、しかしあたしは疑わず、彼もとい神様の手をしっかりと握りしめる。
「泣き落としですか!泣き落としでピンチが切り抜けられるんですね!?」
:08/08/22 22:36
:D903iTV
:N.c3sbv2
#203 [マカローズ]
「え、いやあの・・」
圧倒されてしまったのか神様は目をパチクリしながら口ごもる。
「泣き落としは得意なのよ!」
フフンと得意げに笑うとあたしは泣き出した。
「うっ・・うわぁぁん!ごめっ、ごめんなさい」
ヒックヒックとしゃくりあげ泣きじゃくる。
:08/08/22 22:38
:D903iTV
:N.c3sbv2
#204 [マカローズ]
神様はと言うと、難しい顔でそれを見てるだけ。不思議なことにこれだけ店の前で泣いてるのに
誰も出てこない。
「・・っく、神様これじゃあダメですか?」
神様はニヤリと笑って、
「そうね、じゃあ僕のしもべになりますって言って?」
:08/08/22 22:41
:D903iTV
:N.c3sbv2
#205 [マカローズ]
言われたとおりに
ひざまづき、
「あなたのしもべになります。」と
答えた。
しかし、あたしはその瞬間神様の持ってる木のプレートの裏を見てしまう
バッ!
「あ、おい・・」
「・・本日休業?」
:08/08/22 22:43
:D903iTV
:N.c3sbv2
#206 [マカローズ]
プレートを取り上げ、読み上げると神様はあせったように笑い出した。
「いや、あの実は父さんから言われて今日臨時休業するからバイトの人に連絡入れろって言われてたんだけど・・寝坊しちゃって、タハハ」
「何それ〜」
あたしは力なくその場にへたりこんだ。
「ごめん、横山さんでしょ?」
神様は手を差し出した。
:08/08/22 22:46
:D903iTV
:N.c3sbv2
#207 [マカローズ]
「神様は店長の息子さんだったわけ?」
あたしはその手を握った
「うん、まだ中三だからたまにしか店の手伝いできないけどね。」
神様はニカッと笑う。
「やだ、まだ子供じゃない・・あたし自分と同じか年上だと思ってた。」
:08/08/22 22:48
:D903iTV
:N.c3sbv2
#208 [マカローズ]
「背だけは高いからね、よかったらお姉さん
からかってしまったお詫びに・・アイスおごらせてよ。」
あたしはつい笑ってしまった。
「よろこんで。」
「チョコミントは絶品だよ?」
:08/08/22 22:50
:D903iTV
:N.c3sbv2
#209 [マカローズ]
「知ってるわよ、でもさ何であたしに泣き落としなんてさしたわけ?」
「え?最初は冗談だったんだけど・・だんだん、泣いた顔や泣き声が可愛く思えて、いじめたくなったんだよね。」
神様は赤くなりながら舌を出した。
あたしもつられて赤くなり、神様の二の腕をつねって言う。
「このどS!!」
***end*****
:08/08/22 22:53
:D903iTV
:N.c3sbv2
#210 [マカローズ]
:08/08/22 22:54
:D903iTV
:N.c3sbv2
#211 [マカローズ]
:08/08/22 22:56
:D903iTV
:N.c3sbv2
#212 [マカローズ]
:08/08/22 22:57
:D903iTV
:N.c3sbv2
#213 [マカローズ]
感想は感想板にお願いしますm(_ _)m
:08/08/22 22:58
:D903iTV
:N.c3sbv2
#214 [マカローズ]
>>178のリク
********
「そんな〜!先週連れてってくれるって言ったじゃない!」
半泣きになりながら、千夏は康平に言った。
「ほんっとーにごめん!どうしても抜けれない用事ができちゃったんだよ。」
両手を顔の前で合わせながら謝る康平。
「あたし、何の為にバイト休んだと思ってるのよ」
:08/08/24 00:54
:D903iTV
:1oZ6IGFA
#215 [マカローズ]
「今度絶対埋め合わせするから!な?」
千夏は康平に無言でチョップをお見舞いする。
ビシッ!
「いてっ!」
「何が、な?よ、納得できるわけないでしょ!?あんたの今度はあてになんないんだからね!」
:08/08/24 00:56
:D903iTV
:1oZ6IGFA
#216 [マカローズ]
まくし立てる千夏に、康平は頭をさすりながら遠慮がちに反論をした。
「そんな事言ったって仕方ないだろ?」
「仕方ないって何よ!自分が約束破っておいて何開き直ってんのよ!」
口げんかでは千夏には勝てないのは、よくわかっていた。
:08/08/24 00:58
:D903iTV
:1oZ6IGFA
#217 [マカローズ]
康平は無言で立ち上がる。
「ちょっと康平!?」
二人の喧嘩のいつものパターンだった。
☆☆☆☆☆☆☆☆
その日の夜、千夏の携帯が鳴る。
見れば康平からのメールだった。
少し考えて千夏はベッドから起きあがり、着替えてコートを羽織る。
:08/08/24 01:00
:D903iTV
:1oZ6IGFA
#218 [マカローズ]
☆☆☆☆☆☆
「よっ!」
「なーに?呼び出したりして。」
昼間のことがあったからか、千夏はつっけんどんな言い方をする。
「日付変わってないから、今日ちゃんと二人できたし約束は破ってないだろ?」
康平はそう良いながら、ニッと笑った。
:08/08/24 01:02
:D903iTV
:1oZ6IGFA
#219 [マカローズ]
千夏は思わずそれを聞いて、吹き出してしまった。
「・・ぷっ、くくく・・きゃははははっっ!」
腹を抱えて笑う千夏に、康平はキョトンと目を丸くする。
「何笑ってんだよ。」
「だってあんた・・夜に閉館した遊園地きたってなにも・・ぷくく、おもしろくも何ともないじゃん、」
:08/08/24 01:05
:D903iTV
:1oZ6IGFA
#220 [マカローズ]
康平は、それもそうねとばつの悪そうな顔をした。
「でも、何か康平らしいかもしれないわね。」
「だろ?」
康平は少し照れたように続けた。
「暗くてしまってる遊園地でもさ?千夏と一緒なら最高だよ。」
その言葉に千夏は康平に抱きついた。
:08/08/24 01:07
:D903iTV
:1oZ6IGFA
#221 [マカローズ]
「あたしも、康平と一緒だったらどんな場所でも最高だよ。」
二人は抱き合いながら、お互いを見つめ合う。
「千夏、寒くないか?」
「ううん、康平がいるから・・」
「そうか、俺冷えたのかな?腹痛いからトイレいっていい?」
千夏は康平の足を踏んづけて言う
「やっぱ最低!」
***end*****
:08/08/24 01:10
:D903iTV
:1oZ6IGFA
#222 [マカローズ]
:08/08/24 01:11
:D903iTV
:1oZ6IGFA
#223 [マカローズ]
:08/08/24 01:13
:D903iTV
:1oZ6IGFA
#224 [マカローズ]
:08/08/24 01:14
:D903iTV
:1oZ6IGFA
#225 [マカローズ]
只今リクエスト
受付中!
なるべく単語で終わらすのはやめてください

感想は感想板まで

過去作品の話題なんかも歓迎しま〜す
:08/08/24 01:15
:D903iTV
:1oZ6IGFA
#226 [゚*。]
はじめまして

応援してます


リクお願いします

始め

あの頃からずっと決まってたのかなぁ…
終わり

私は今幸せです。
でおねがいします

:08/08/24 01:22
:SH904i
:19S61zVE
#227 [マカローズ]
>>226リク受付ました。
しばらくお待ちください
只今リク受け付けます
単語は禁止で(^^;;
二時で締め切ります

更新は明日だけど
:08/08/24 01:29
:D903iTV
:1oZ6IGFA
#228 [ぴい]
もし、あの日に戻れるのならではじまって
今、始まる。
で終わってください

:08/08/24 01:51
:N904i
:1z0syzG2
#229 [あーたん]
【リクエスト】
始まり:暑い夏の日、彼と出会った。そんな出会った日に似た今日愛しの彼が自殺した
終わり:本当に馬鹿なんだから……
いつも見てます。
宜しければお願いします!
:08/08/24 06:35
:812SH
:3qa3D5VM
#230 [マカローズ]
:08/08/24 09:37
:D903iTV
:1oZ6IGFA
#231 [マカローズ]
>>226のリク
********
あの頃からずっと決まってたのかなぁ…
あたしとあなたの運命は絶対に出会っちゃいけないって。
ねぇ、バラン・・
元気ですか?
寂しくありませんか?
☆☆☆☆☆☆☆☆
私の住んでるラップス村は、森と湖に囲まれている、すごく小さい
それはそれは抱きしめたくなるくらいにちっぽけな村だった。
:08/08/24 20:15
:D903iTV
:1oZ6IGFA
#232 [マカローズ]
私がバランと出会った、もといバランの存在を知ったのは八歳の時で
村はずれの水車小屋の中だった。
☆☆☆☆☆☆☆
「どうした?」
「え?」
あたしがパパやママに叱られ家出のつもりで
使われていなかった小屋に入ったら先客がいたのだ。
:08/08/24 20:18
:D903iTV
:1oZ6IGFA
#233 [マカローズ]
スラリと伸びた長い手足、黄金色に近い髪色、
見たこともない美しい顔立ちにあたしは思わず息を飲んだ。
「パパやママに叱られて・・」
彼はそうかとつぶやき、あたしの頭をよしよしとなでる。
「俺はバラン、おまえは?」
「ロジャン。」
いつの間にか涙は止まっていた。
:08/08/24 20:31
:D903iTV
:1oZ6IGFA
#234 [マカローズ]
この日のことは、
今でも鮮明に覚えている。
夕焼けが大好きなチェリーパイみたいに赤かったことや、バランの目がビー玉みたいに綺麗だったこと・・
そして何よりも、その日の夜に
姉のリガントや友達の
ミオラたちが、
何者かに無惨な殺され方をされたんだから。
:08/08/24 20:35
:D903iTV
:1oZ6IGFA
#235 [マカローズ]
☆☆☆☆☆☆
あたしとバランは、暇さえあれば
水車小屋で会っていた。
ママのお手伝いと称して木の実を摘みにいく、その時に小屋に寄る。
その秘密の逢瀬は、すごく甘酸っぱくて木の実よりも美味だった。
「バラン、どうしていつも悲しそうな顔をしてるの?」
:08/08/24 20:38
:D903iTV
:1oZ6IGFA
#236 [マカローズ]
毎日のように会っているからこその疑問を、あたしはぶつけてみた。
「え?」
バランは微笑んで聞き返す、あたしキッと目を見開いた。
「無理に笑ったりしてもダメ!いつも一緒にいるんだから、わかるんだからね?」
「ロジャンにはかなわないな。でも、子供があんまり顔色みることないよ」
バランの言い方がしゃくにさわった。
:08/08/24 21:06
:D903iTV
:1oZ6IGFA
#237 [マカローズ]
「・・言っとくけど、あたしもう子供じゃないわよ?出会った頃のガキと一緒にしないで。」
毎日のように会って、笑ったり泣いたり、転げ回って、あたしはいつの間にか16になっていた。
「そっか、そうだな・・」
「ねぇバラン、あたしのこと好きでしょ?なんでいつも泣きそうな顔してるの?」
:08/08/24 21:08
:D903iTV
:1oZ6IGFA
#238 [マカローズ]
バランはうなずいた。
「あぁ、好きだし愛してるよ。」
あたしは自分の心臓が、口や耳から飛び出すんじゃないかと思うくらいにどきどきしていた。
「あたしもだよ!」
「知ってたよ。」
バランはくすくすと笑い出す、笑いながらも彼は悲しそうな表情の理由を教えてはくれなかった。
:08/08/24 21:10
:D903iTV
:1oZ6IGFA
#239 [マカローズ]
☆☆☆☆☆☆☆
バランと恋人になってから、バランはあまり悲しい顔はしなくなった。
それは悲しいことや辛いことが無くなった訳ではなく・・
あたしにどうして?と聞かれたくないからだと、あたしはあとになって気づく。
「ロジャン、もう木の実摘み行かなくていいからね?」
ママの言葉に思わず耳を疑う。
:08/08/24 21:13
:D903iTV
:1oZ6IGFA
#240 [マカローズ]
「え?な、なんで?」
あたしが聞くと、代わりにパパが答えた。
「八年前にリガントたちが死んだの覚えてるだろ?同じようなことが昨日また起きたんだよ。」
ドクンと胸が高鳴る。
「しかも、あの水車小屋の近くに。」
ママの言葉に、あたしはすごく嫌な予感がした。
:08/08/24 23:21
:D903iTV
:1oZ6IGFA
#241 [マカローズ]
☆☆☆☆☆
「だからね、あんまり会えないかもしれないんだ。」
「そうか、残念だな。」
あたしはバランにお別れを言いにきていた。
「バランも、ここ危ないからさ?家があるほうにきたらいいのに・・」
あたしがそう言うと
バランはフッと笑う。
「ロジャンは優しいな、そういうとこ大好きだよ。」
:08/08/24 23:24
:D903iTV
:1oZ6IGFA
#242 [マカローズ]
あたしは一瞬にして顔が真っ赤になるのがわかった。
「やだもう、バランたら」
「残念だけど、そろそろ俺・・この村出るんだ」
バランの表情が真顔になる。
「え?なんで?」
「もうここにはいられないからさ。」
そう言って彼は悲しそうにまた笑う。
:08/08/24 23:27
:D903iTV
:1oZ6IGFA
#243 [マカローズ]
「そんな・・いつ行っちゃうの?」
「うん、祭りの日かな」
あたしは思わず、バランに抱きつこうとしていた。それをとっさに彼はさける。
「バラン!?」
「ごめん。」
「ごめんて何で?あたしのこと、もう嫌いになっちゃったの?」
:08/08/24 23:30
:D903iTV
:1oZ6IGFA
#244 [マカローズ]
「嫌いじゃないよ、大好きだ。出会ったときからロジャンのこと愛してるよ?」
「じゃ、じゃあなんで?どうしてあたしから離れるの?旅に出るなんて言うの?」
あたしはだんだん、涙が溢れてきたままバランに詰め寄った。
:08/08/24 23:34
:D903iTV
:1oZ6IGFA
#245 [マカローズ]
彼はいつもの悲しそうな顔で黙ったまんまだ。
好きで好きでたまらないでも、好きだからこそ
許せない。
悔しい、愛しい・・
「愛してるって、好きだって言いながら・・手もつないでくれないし、キスの一つもしてくれないじゃない!あたしばっかり好きで・・バカみたいだよ。あたしバカみたいじゃない!」
:08/08/24 23:40
:D903iTV
:1oZ6IGFA
#246 [マカローズ]
バランは黙ったまま・・あたしはついカッとなりバランを叩いてしまった
バチンッ
「バランのバカ!」
大好きだから、くやしかった。
愛してるから悲しかった
☆☆☆☆☆☆
「ロジャンどうしたのよ?浮かない顔して、お祭りいくんでしょ?」
ママが言われてあたしは無理に笑った。
「うん、何でもない・・」
:08/08/24 23:45
:D903iTV
:1oZ6IGFA
#247 [マカローズ]
バランのことは忘れようあたしはそう自分に言い聞かせていた。
ママやパパと一緒に、祭りに行くと人だかりができていた。
「何かしら?」
「なんだろな?行ってみてみよう」
パパが向かうと、じゃあ私もとママもついていく
しばらくして、あたしは目を疑う光景を目の当たりにした・・
村の人に、
バランガナグラレテタ
:08/08/24 23:56
:D903iTV
:1oZ6IGFA
#248 [マカローズ]
石をぶつけられて、たくさん血が出て・・
あたしは頭が真っ白になったまま、その修羅場の中に入っていた。
「ロジャン!どけ!」
「こいつだけは許さないんだ!」
普段は優しいおじさんやおばさんが、怖い顔でバランを踏んだり蹴ったりしていた。
「やめて!やめてよ!」
:08/08/25 00:00
:D903iTV
:oZyzFvDc
#249 [マカローズ]
バランは血を吐きながらも、黙って素直に殴られつづける。
「バラン!しっかりして!やめてよ、ねぇ、死んじゃうよ!」
あたしはみてしまった。パパやママ、友達までもがバランに石を投げつけているのを・・
どんな過ちを犯したのだろう、たとえ親も友達も敵にまわしてもあたしだけは味方だから。
:08/08/25 00:03
:D903iTV
:oZyzFvDc
#250 [マカローズ]
心から叫んだ
ニゲテ
逃げて!!
☆☆☆☆☆☆☆
「気がついた?」
目が覚めたら、あたしは木陰で横になっていた。
ママやパパが心配そうにあたしを見つめてる。
「あの男は逃げたよ」
パパが悔しそうに唇をかみしめた。
:08/08/25 00:30
:D903iTV
:oZyzFvDc
#251 [マカローズ]
そっか、やっぱり夢じゃなかったんだ。
「ロジャン、あの男がね。リガントや女の子たちを殺していたのよ。」
え?
バランが・・?
「食人種らしくてな、殺して食べてたらしい・・絶滅したと思ってたが、びっくりだよ。」
パパやママは眉間にしわを寄せていた。
「そう、食人種だったの・・」
あたしは胸が痛くなった悲しくて辛くて・・
:08/08/25 00:34
:D903iTV
:oZyzFvDc
#252 [マカローズ]
バランがあたしに
キスをしなかったのも、あまり触れなかったのも本気で愛してくれてたからって、
思っていいよね?
「さ、花祭りはこれからが本番よ?」
ママはそう言いながらあたしの手をつかんだ。
花祭りの夜は長い・・
:08/08/25 01:18
:D903iTV
:oZyzFvDc
#253 [マカローズ]
もしも、もしも許されるなら・・
花祭りの夜は長い
祭りの騒ぎに紛れ込んであたしの体を奪いにきてくれたらいいのに・・
「バラン、帰ってきてよ。あんたがいなかったらあたし・・女になれない」
「なんか言った?あら、あんた何泣いてんの?」
ママが心配そうに聞く、あたしは何でもないと嘘をつく。
:08/08/25 01:36
:D903iTV
:oZyzFvDc
#254 [マカローズ]
あの頃からずっと決まってたのかなぁ…
あたしとあなたの運命は絶対に出会っちゃいけないって。
ねぇ、バラン・・
元気ですか?
寂しくありませんか?
花は三度咲いて
三度散っていきました
湖の水は枯れました
私の涙はまだかれません
元気ですか?
私は今幸せです。
***end*****
:08/08/25 01:42
:D903iTV
:oZyzFvDc
#255 [マカローズ]
:08/08/25 01:44
:D903iTV
:oZyzFvDc
#256 [マカローズ]
:08/08/25 02:20
:D903iTV
:oZyzFvDc
#257 [マカローズ]
:08/08/25 02:26
:D903iTV
:oZyzFvDc
#258 [マカローズ]
:08/08/25 02:27
:D903iTV
:oZyzFvDc
#259 [マカローズ]
感想は感想板に
お願いします。
リク停止中
明日更新しまっす
:08/08/25 02:29
:D903iTV
:oZyzFvDc
#260 [マカローズ]
>>228のリク
*******
もし、あの日に戻れるのなら・・
もし、人生にやり直しがきくのなら、神様お願いです。
どうか、最低が最悪になったとしても彼女たちを守ってあげてください。
「どうしたの?相談て」
律子は、職員室で相談があると言ってきた北山しおりに尋ねる。
彼女は重苦しい表情のまま、口を開いた。
「先生、口堅いですか?」
「比較的・・」
安易な物言いは律子の性格を表した。
しおりは眉をひそめる。
「人がいないところで、喋りたいんですけど・・」
:08/08/25 07:59
:D903iTV
:oZyzFvDc
#261 [マカローズ]
☆☆☆☆☆☆
誰も使ってない、理科準備室に二人は入る。
「で?どうしたの?もしかして・・受験のこととか?」
律子は軽く切り出してみた。
しおりはいえ。とつぶやきイスに座る。
「じゃあ、恋の相談?」
律子がそう言うと、しおりの目からじわっと涙があふれた。
:08/08/25 08:02
:D903iTV
:oZyzFvDc
#262 [マカローズ]
「泣かないで、先生話聞いてあげるから。ね?」
しおりは泣きじゃくり、顔で覆った。
「ひっく・・うぅっ」
「ほら、北山さん何があったの?」
「小さい頃から知ってる、幼なじみを好きで先週連休で一緒に家族ぐるみで仲がよかったから、っく・・あたしのおばあちゃん家にい、いったんです。」
:08/08/25 08:13
:D903iTV
:oZyzFvDc
#263 [マカローズ]
泣きじゃくるしおりの話を律子はうんうんと
聞いていた。
「あたし、誰もいなくて幼なじみが寝てるときについ・・キスしてしまって」
ポロポロ落ちる涙を、ピンクのハンカチでぬぐうしおり。
「そう・・」
:08/08/25 08:15
:D903iTV
:oZyzFvDc
#264 [マカローズ]
「もしかしたら起きてたのかな?って思ったんですけど・・学校で会ってもふつうだし、だんだん・・好きな気持ちが大きくなるし、あたしどうしたらいいのか・・」
「そう、それは恋する女の子だったら普通のことよ?そりゃ突発的なことをしたのは、いけないけど・・」
しおりはその言葉に顔をあげて、唇をかみしめた。
「先生、あたし普通じゃないよ?」
:08/08/25 08:24
:D903iTV
:oZyzFvDc
#265 [マカローズ]
「え?」
「・・あたしが好きなのは、」
しおりはうつむきながら言葉を発した。
「真田めぐみなんですよ。」
☆☆☆☆☆☆☆☆
律子は自分がレズだと言う事をカミングアウトしたしおりの秘密を何があっても守ると約束をした
しかし、それから一週間後に悲しい出来事はおきてしまう。
:08/08/25 08:32
:D903iTV
:oZyzFvDc
#266 [マカローズ]
☆☆☆☆☆
「北山しおりの容態は?」
病院からの電話を校長が切ると、教師たちがたずねた。
「市内の病院に搬送されて、ついさっき息をひきとったそうだ。」
北山しおりが自殺した、律子に相談した理科準備室で。
:08/08/25 08:38
:D903iTV
:oZyzFvDc
#267 [マカローズ]
鍵を閉めて、普段から持ち歩いていたのだろうかカッターナイフで左手首と首を切っていた。
プールからあがったばかりで髪が濡れ
泣きじゃくった顔のまま彼女は苦しみながら言った。
「岡部先生にうらぎられた・・」
☆☆☆☆☆☆☆
:08/08/25 08:43
:D903iTV
:oZyzFvDc
#268 [マカローズ]
一緒にいた生徒の話だと、プールの授業が終わり着替えている時に
北山しおりのひじが、真田めぐみの二の腕にあたり、めぐみが突発てきに体を避けて眉をひそめた時に、
しおりは走って理科準備室に向かったらしい。
「・・真田さんは起きてたんだ。」
避けられた行動に、しおりは居たたまれなくなってしまい死を選ぶ。
しかし最期のしおりの言葉に律子はマスコミやPTA、世間からのバッシングを受けることになった。
:08/08/25 08:48
:D903iTV
:oZyzFvDc
#269 [マカローズ]
☆☆☆☆☆☆
「生徒の秘密を口外した件につき、どう思われますか?」
「私は口外してません」
「北山しおりさんの秘密とはどういったものだったのでしょう?」
「私は秘密は守り抜きます、いえません。」
律子は学校をやめる、もとい教師をすることができなくなった。
荷物をまとめて正門を出ると、グッと胸が詰まる
北山しおりのことを思えば、辛くて辛くて仕方がない・・。
:08/08/25 08:51
:D903iTV
:oZyzFvDc
#270 [マカローズ]
「先生!」
呼び止めたのは真田めぐみだった。
「真田さん・・」
「元気でいてください、あたしは先生がしおりの秘密をばらしたなんて思ってませんから。」
めぐみは悲しそうにそう言った。
「ありがとう、ねぇ真田さん一つ聞いてもいいかしら?」
「え?」
:08/08/25 08:53
:D903iTV
:oZyzFvDc
#271 [マカローズ]
「プールの時、北山さんの肘が触れた時どうして反射的に避けたりしたの?嫌、だった?」
めぐみは首を横に振った
「いえ、静電気が」
その瞬間、律子はうずくまってしまった。
「先生、あたしも辛いんです。しおりが死ぬなんて・・いなくなって気づきました。あたし、しおりが好きみたい。」
めぐみもしゃがみこむ。
:08/08/25 08:58
:D903iTV
:oZyzFvDc
#272 [マカローズ]
二人で泣いた
北山しおりを思って。
「あたし、変ですよね?」
「変じゃない、おかしくなんかないわよ。」
同性愛者の理解は、まだ日本にはない・・
律子は考えた教師として人間として、今自分に何ができるだろう。
これからの未来への心の闇への理解は
まだわからない・・
理解は今始まる。
***end*****
:08/08/25 09:01
:D903iTV
:oZyzFvDc
#273 [マカローズ]
:08/08/25 20:32
:D903iTV
:oZyzFvDc
#274 [マカローズ]
:08/08/25 20:39
:D903iTV
:oZyzFvDc
#275 [マカローズ]
:08/08/25 20:41
:D903iTV
:oZyzFvDc
#276 [マカローズ]
感想は感想板にてお願いします☆
現在リク受付中!
単語でのリクはお控えくださいm(_ _)m
:08/08/25 20:44
:D903iTV
:oZyzFvDc
#277 [我輩は匿名である]
いつも見てます

ほんと面白いです

応援してます

リクエストは
始まり→今はまだ付き合えない
終わり→結婚してくれる?
お願いしますm(__)m
:08/08/25 20:57
:SH902iS
:btICno8w
#278 [友紀]
こんばんは☆
★悲劇の始まりは、暗い雨の朝だった。
で始まり
★こうして、彼(又は彼女)の最初の事件は幕を閉じた。この5年後、彼は凶悪通り魔事件を解決し脚光を浴びる事となる。しかし、それはまだ先のこと。
で終わる小説をお願いします。
:08/08/25 21:04
:SH902iS
:☆☆☆
#279 [友紀]
すみません。先ほどリクした者ですが、もし受けて頂けるのなら、最後の「こうして〜まだ先のこと。」所の最後を「まだ先のこと…。」に変えて頂いてイイですか?凄く細かくてすみません(>_<)
:08/08/25 21:40
:SH902iS
:☆☆☆
#280 [◆kosenSlK.w]
好きだよ…
どんなに叶わなくても
あなたが好き
で始まって
あの時がんばって
よかった。
あの時泣いてよかった
今わかえるから
大好きだよ。
でお願いします。
:08/08/25 22:40
:D705i
:oea.kXrs
#281 [◆kosenSlK.w]
:08/08/25 22:41
:D705i
:oea.kXrs
#282 [めい]
目の前を心地よい風が吹き抜ける…俺ゎ今
で始まって
この1球にかける夏
最高の仲間をありがとう
でおわってくださいっ
できれば野球

ものがいいです

:08/08/25 22:46
:N904i
:hX5wd0d6
#283 [マカローズ]
:08/08/25 22:58
:D903iTV
:oZyzFvDc
#284 [マカローズ]
>>277のリク
*******
「今はまだ付き合えない、ごめん。」
木下隆人のこの言葉が、あたし遊佐知子の人生をガラリと変えた。
「わかった、じゃあ絶対文句言われないような女になってやるから!」
泣きながら彼にそう叫んだのが14歳、
お互い中学二年だった。それから八年・・
あたしたちは大学四年の22歳になっていた。
意地だけで人間はこうまで変わるんだと改めて感じる・・
:08/08/26 15:17
:D903iTV
:BUA5V/Ao
#285 [マカローズ]
☆☆☆☆☆
「ちょっと知子、先週の合コンでメアド交換した彼どうなったの?」
学食でサンドイッチをパクつきながら、麻美が聞いてきた。
「どうなったも何も、適当なアドレスしか教えてないし、あたしももらったメアドの紙すぐに捨てたわよ?」
知子がケロッと答えると麻美はオーバーにため息をつく。
:08/08/26 16:03
:D903iTV
:BUA5V/Ao
#286 [マカローズ]
「あんたねぇ、そんなんだからいつまでたっても彼氏できないんじゃ無いの?」
「別に好きでも無い人とつき合いたいとは思わないわよ。」
知子はそう言いながら、りんごジュースに口をつけた。
「あんたモデル並なスタイルで顔も美人なんだから、結構もててんのよ?って、ねぇ聞いてる?」
「静かにして!今世紀のどきどきの瞬間なんだから。」
知子はまじまじと携帯を見つめていた。
:08/08/26 16:06
:D903iTV
:BUA5V/Ao
#287 [マカローズ]
知子の携帯が光る。
「やった!麻美メールの返事きたよ。」
知子は嬉しそうに受信メールを見せた。
「木下隆人って、やだ何あんた、ついにメアドゲットしたんだね〜」
へぇ〜と半ばあまり興味なさげな麻美とは裏腹に知子は、世界で一番の幸せものと言える笑顔になっている。
:08/08/26 17:29
:D903iTV
:BUA5V/Ao
#288 [マカローズ]
「・・すいませんだって」
みれば、メール本文には絵文字の一つもなく。
ただ一言すいませんとだけ書かれていた。
「これ、あんたが何て送ったメールの返事?」
「え?あたしは・・学食で木下くんの好きな焼きそばパン最後の一個買っておいたよって」
:08/08/26 17:31
:D903iTV
:BUA5V/Ao
#289 [マカローズ]
麻美はうなずく。
「よかったらお昼一緒に食べませんか?って送ったのよ?」
「それで返事がすいませんなの?意味わかんないし、ちっとも伝わらないじゃん。」
麻美のバカにしたような言い方に、知子はムッとしながら反論する。
「いいのよ、あたしはちゃんとわかってるんだから。買ってもらってすいません、一緒に食べれないからすいませんってこと。」
麻美はふぅんと口をとがらせた。
:08/08/26 17:34
:D903iTV
:BUA5V/Ao
#290 [マカローズ]
「何か暗号なみに解読不能だよ。」
「何とでも言ってよ、さてと・・多分どっかで本でも読んでるだろうから焼きそばパン渡してあげよっと」
鼻歌まじりに立ち上がる知子に麻美は、言った。
「ねぇ、知子何回木下に振られたら気が済むの?」
:08/08/26 18:17
:D903iTV
:BUA5V/Ao
#291 [マカローズ]
知子は振り返り自信に満ちあふれた顔をする。
「何回でもだよ、何回もまだ付き合えないって言われ続けてるけど・・それってさ?少しは可能性あるってことじゃない?」
麻美はあっけに取られて何も言えなかった。
高校から知子を知った彼女でも、ことごとく木下に知子が振られているのはわかっていた。
:08/08/26 18:43
:D903iTV
:BUA5V/Ao
#292 [マカローズ]
大学だって、木下が受けるからこそ知子は必死になって勉強して受けた。
日に日に自分の努力で、女として成長していく親友が、よりによって
木下隆人なんかに惚れてるのがどうしても麻美には納得できないのだ。
☆☆☆☆☆☆☆
「木下くん、はい。」
やきそばパンを受け取ると、どうもとメガネを上げながら彼は会釈をした。
「遊佐さんは食べたの?」
「うん、ねぇ・・」
:08/08/26 18:46
:D903iTV
:BUA5V/Ao
#293 [マカローズ]
知子は隆人の顔をのぞき込んだ。
「・・・っ!」
一瞬にして赤くなり、顔を背ける隆人に知子はシュンとしながら呟いた。
「そんなに嫌わないでよ。」
「別に嫌ってるわけじゃ・・」
「木下くんあたし、まだ彼女になれないかな?」
隆人は目を丸くする。
:08/08/26 23:45
:D903iTV
:BUA5V/Ao
#294 [マカローズ]
「え?いや、あの・・」
口ごもる本人をよそに、知子は続けた。
「中2から考えて何回も告白してるけどさ、いっつもまだ付き合えないの一点張り・・あたしまだ頑張らなきゃいけないかな?」
言いながら、知子は目が潤んでるのに気づく。
「それは違うよ、」
申し訳なさそうに隆人はハンカチを差し出した。
:08/08/26 23:48
:D903iTV
:BUA5V/Ao
#295 [マカローズ]
「違う?」
聞き返して、知子は目を閉じる。
隆人は赤くなりつつハンカチで涙をぬぐった。
「遊佐さんがまだ、じゃなくて・・付き合うには俺がまだダメって意味で。」
「どーゆー意味?」
隆人はもらったやきそばパンをグッと握りしめる
:08/08/26 23:50
:D903iTV
:BUA5V/Ao
#296 [マカローズ]
「だんだん、まぶしいくらいに綺麗になってく遊佐さんは憧れだったけど、俺なんてチビだし、スポーツもできない勉強しか頭のない冴えない奴だろ?付き合うなんて、
とてもじゃないけど・・まだ無理だって思ったんだ。」
隆人はポリポリと頭をかきながら、言った。
「そんなことない!木下くんの良い所はあたしが一番知ってるもん。」
知子はまた溢れる涙を拭うことなく、気持ちをぶつける。
:08/08/26 23:54
:D903iTV
:BUA5V/Ao
#297 [マカローズ]
「あたしだって、全然ダメな女なのよ?あの、おやじみたいなくしゃみするし、おなか出して寝たりするし・・って、」
知子が言葉を止めたのは隆人がクスクスと笑っていていたからだった。
「嫌いになった?」
「まさか、好きだよ?」
二人は無言で抱き合い、どちらとも聞いてみた。
「結婚してくれる?」
****end****
:08/08/26 23:57
:D903iTV
:BUA5V/Ao
#298 [マカローズ]
:08/08/26 23:58
:D903iTV
:BUA5V/Ao
#299 [マカローズ]
:08/08/27 00:00
:D903iTV
:29uF1xnc
#300 [マカローズ]
感想は感想板にて
お願いしますm(_ _)m
また明日更新しま〜す
:08/08/27 00:01
:D903iTV
:29uF1xnc
#301 [マカローズ]
すいませんが
体調悪くしばらく更新できません°・(ノД`)・°・
:08/08/27 10:52
:D903iTV
:29uF1xnc
#302 [マカローズ]
>>278のリク
******
悲劇の始まりは暗い雨の朝だった。
肌寒く、雨水の嫌な匂いの中自然の家の窓から浩介は変なものを見る。
「なんだ?あれ・・」
誰ともなしに口にした、同級生はみんな夢の中で自分だけが起きている。
時計は五時過ぎをさしていた。
:08/08/29 07:18
:D903iTV
:SdlBdcdg
#303 [マカローズ]
その変なものは目をこらして、見れば見るほど変でそしてそれはふいに、人間の体の一部だと浩介は気づいた。
「・・っ!」
声にならない悲鳴、と言うよりは息を飲み込むように口を押さえるとすぐにカーテンを閉める。
「はは・・気のせい気のせい」
無理矢理に笑いながら布団に入るが眠れるわけがなかった。
:08/08/29 07:21
:D903iTV
:SdlBdcdg
#304 [マカローズ]
浩介は早く今見た変なものを頭の中から消し去りたいと願った。
そう見慣れてるものじゃない・・・
生首だなんて。
☆☆☆☆☆☆☆
「どうした?浩介、顔色悪いな?」
担任の深谷先生が朝食時に話しかける。
浩介はうなずく気力すらなかった。
:08/08/29 07:23
:D903iTV
:SdlBdcdg
#305 [マカローズ]
「もし体が辛いようなら、十時からの博物館見学休んで部屋で寝てるか?」
よっぽどの顔色だったのだろう。
浩介は深谷先生に明け方に見た生首の話をしようかと思ったが、おそらく信じてはくれないだろうと思い、口には出さなかった。
「じゃあ、休んでます」
:08/08/29 07:26
:D903iTV
:SdlBdcdg
#306 [マカローズ]
☆☆☆☆☆
自然の家のママさんが、気を使ってくれ浩介におかゆを作ってくれた。
すいませんとお礼を言いながら、浩介はふとママさんに聞いてみる。
「あの、この窓から見える土手・・なんか変わったことありませんでした?」
「え?」
「なんか明け方に、窓見たら目の錯覚かもしれないんですけど・・」
少しママさんの眉が歪んだように見えたので、浩介は話をはぐらかした。
:08/08/29 07:30
:D903iTV
:SdlBdcdg
#307 [マカローズ]
「なんか、鹿がいたような気がしたんです。」
「鹿?鹿なんかいませんよ。」
クスクスと笑うママさんに浩介はですよねと笑って見せた。
やはり自分の見間違いだろうと思うことにする。
ママさんが部屋を出てから、浩介はもしやと思いまた窓を見てみた。
自分が見た明け方の生首を気を引き締めて思い出す。
:08/08/29 07:33
:D903iTV
:SdlBdcdg
#308 [マカローズ]
年齢は二十代から三十代の女の人で、茶髪のウェーブがかかったセミロング、顔ははっきりとは見なかったがメガネをかけていて左頬に少し大きめのほくろがあった。
「あれ?」
窓から見える土手には
確かに首があった。
しかしそれは明らかに人間じゃなくかかしのような人形の首だった。
:08/08/29 07:38
:D903iTV
:SdlBdcdg
#309 [マカローズ]
自分の見間違いか?
浩介はブンブンと首を横にふる。
「いや!あれは絶対に人間の生首だった!」
しかし、もう昼過ぎだと言うのにだれ一人生首を見たなんてことは口にしないし、まして警察すらくる気配はない。
浩介は仕方なく窓から出て、土手に向かうことにする。
:08/08/29 07:43
:D903iTV
:SdlBdcdg
#310 [マカローズ]
☆☆☆☆☆☆
「・・やっぱり人形か」
まじまじと見れば、ずいぶん賑やかな顔をしている。
これと生首を見間違えたのかと思えば、自分もほとほとおめでたい。
「ん?」
浩介はある一定の地面のみ柔らかいことに気づく
まさか、埋められたんじゃないだろうか?
:08/08/29 07:46
:D903iTV
:SdlBdcdg
#311 [マカローズ]
浩介は必死に掘り起こす、土は小学生が手で簡単に掘れるくらいに柔らかくなっていた。
雨がふったからではない、これは以前に同じ場所を深く掘った証拠だと浩介は考えた。
しかし、いくら掘っても生首どころか何も出てはこなかった。
少しほっとしたような面もちで浩介は顔をあげる
:08/08/29 07:48
:D903iTV
:SdlBdcdg
#312 [マカローズ]
「・・っ」
「やだ、まるで幽霊でも見るような顔ね?」
クスクスと目の前で笑うのは明け方窓から見た生首本人だった。
「あ、あの・・」
「掘りやすかったでしょ?て言うか、あんたガキのくせに頭いいわね」
ふふんと笑うと女性は浩介の頭をなでる。
:08/08/29 07:51
:D903iTV
:SdlBdcdg
#313 [マカローズ]
口をパクパクさせながら今にも卒倒しそうな浩介に女性は言った。
「大丈夫よ、ちゃんと足もついてるし、あたし幽霊じゃないから。この自然の家の姪で夏尾カナ」
よろしくとカナは浩介に手を差し出した。
握ると氷のように冷たいなんてことはなく、カナはニッと笑顔を見せる。
:08/08/29 07:54
:D903iTV
:SdlBdcdg
#314 [マカローズ]
「あの、首くっついたんですか?」
おそるおそる尋ねると、カナはぷっと吹き出した
「やーね、はじめっから首なんかとれてないわよ」
「じゃあなんで・・あとホクロも」
カナには明け方の生首にあった左頬のホクロがないのだった。
:08/08/29 07:57
:D903iTV
:SdlBdcdg
#315 [マカローズ]
カナは少し困った顔になって、ポケットから一枚の写真を出す。
そこにはカナとカナそっくりな左頬にホクロのある女性が写っていた。
「これは・・」
「あたしの双子の妹、マナって言うんだけどね?」
「どうりでにてますね・・・」
「半年前に死んだの、違うな死んだかもしれないのよ。」
:08/08/29 08:00
:D903iTV
:SdlBdcdg
#316 [マカローズ]
「かもしれない?」
浩介は訝しげに聞き返すとカナの顔をまじまじと見つめた。
「うん、二年前から行方不明なんだ。」
「へぇ〜・・それであの、僕が見た生首って言うのは・・・」
カナはその言葉を遮った。
「あたしよ。」
:09/11/08 02:31
:D903i
:gd9m7CUk
#317 [マカローズ]
「え?でも僕が見たのはほくろがあったし、それにカナさんはちゃんと体もあるじゃありませんか・・」
「そりゃそうよ、体から首を離すことなんてできるわけないんだしさ。」
クスクス笑うカナに浩介に訳がわからず口をとがらせた。
「意味がわかりませんよ!」
:09/11/08 02:33
:D903i
:gd9m7CUk
#318 [マカローズ]
「ごめんごめん、ちょっと悪い奴をこらしめたくてね。」
カナは眉をひそめて、浩介が掘った場所を靴で踏みながら土をなじませた。
「悪い奴?」
浩介は呟きながらその土をまじまじと見つめる。
「どうしたんですか?」
:09/11/08 02:36
:D903i
:gd9m7CUk
#319 [マカローズ]
顔を上げると、自然の家の奥さんが心配そうに駆け寄ってきた。
「あ、すいません・・」
「鹿がいました?」
フフッと奥さんは微笑むと先生やみんなが帰ってきたことを伝えた。
「今カナさんと話していたんです。」
「え?」
:09/11/08 02:38
:D903i
:gd9m7CUk
#320 [マカローズ]
部屋に帰る途中の会話で奥さんは驚いたように、目を丸くした。
「ここの姪っ子さんなんですよね?」
「やだ、あの子ったらお客さんに・・ごめんなさいね。」
「おーい浩介!」
クラスの忠がでかい声で割って入ってきた。
「あ・・」
:09/11/08 02:41
:D903i
:gd9m7CUk
#321 [マカローズ]
浩介は何がごめんなさいなのか聞けないまま、
奥さんは奥に入ってしまった。
「もう体調いいのか?」
「うん、楽になったよ」
忠は博物館はあまり楽しくなかったとぶつぶつ言っていたが、浩介はやはりカナのこと、生首のこと、そしてマナのことが気になって仕方なかった
:09/11/08 02:43
:D903i
:gd9m7CUk
#322 [マカローズ]
部屋に戻ると深谷先生が浩介に近づく。
「大丈夫か?」
「はい、少し休みましたから。」
深谷先生はホラとカタログを差し出した。
「これは?」
「お前だけ行ってないからな、博物館のカタログ。先生の分だけどやるよ。」
見ればあまり子供うけしそうな内容ではないことが伺える。
:09/11/08 02:46
:D903i
:gd9m7CUk
#323 [マカローズ]
「でもそれじゃあ先生が・・」
「先生は毎年修学旅行でここ来てるんだぞ?」
「あ、なるほど〜毎年ですか?」
「いや、去年は五年の担任だったから行かなかったけど・・」
浩介はふぅんとカタログを見つめた。
やっぱりつまらなそうだった。
:09/11/08 02:48
:D903i
:gd9m7CUk
#324 [マカローズ]
「お世話になりました。」
浩介たちは自然の家の奥さんたちにお礼を言ってバスに乗り込んだ。
「あれ?」
浩介の靴が見当たらない
「どうした?」
忠もひょっこり顔を出す
:09/11/08 02:51
:D903i
:gd9m7CUk
#325 [マカローズ]
「誰か浩介の靴履いたやついないか?」
深谷先生の言葉に誰もが声を揃えてしりませーんと発した。
「困りましたね。」
隣のクラスの先生も電車の時間を気にし出した。
「部屋、見てきます。」
:09/11/08 02:53
:D903i
:gd9m7CUk
#326 [マカローズ]
なぜ靴なのに部屋?
誰もがそう思ったことだろう、しかし浩介はどこか心に引っかかるものがあった。
案の定、部屋に戻りカーテンを開ければ
窓の向こうに生首があり浩介の靴も見えた。
「・・またか。」
ガタンッ
振り向くと深谷先生がカバンを落としていた。
:09/11/08 02:55
:D903i
:gd9m7CUk
#327 [マカローズ]
「あ、あれ気にしなくていいですよ。ここの姪っ子さんで・・」
浩介はそう言いながら、靴を取り返すためにまた部屋を出ようとした。
「カナのやつ何考えてんだ?」
深谷先生のボソッと呟く声を聞き逃さずに。
☆☆☆☆
「・・なるほど、埋まってたわけだ。」
:09/11/08 10:37
:D903i
:gd9m7CUk
#328 [マカローズ]
浩介はメガネをかけてほくろのついた生首を足元に見ながらそう言うと、自分のスニーカーを手にした。
「叔母さんや叔父さんにも協力してもらってんのよ。」
カナはにやりと笑う。
「・・悪い奴はこらしめられてるんですか?」
「どうかな?でも心に引っかかるものがあれば、この姿見たらきっといたたまれなくなるはず。」
:09/11/08 10:42
:D903i
:gd9m7CUk
#329 [マカローズ]
浩介にはますますわからなかった。
プップー!!
バスのクラクションが鳴る。
「やばっ!じゃあ帰ります。」
駆け出した浩介の背中にカナは叫んだ。
「マナは男に捨てられて自殺したか、もしかしたら殺されたのかも!」
:09/11/08 10:44
:D903i
:gd9m7CUk
#330 [マカローズ]
☆☆☆☆☆
浩介はバスの中で一人、最後のカナの言葉を繰り返していた。
「自殺か、殺された・・」
「何かいった?」
隣の席の女子がたずねると、何でもない。と窓をながめるふりをした。
「男・・・」
「ほらもうすぐ窓の景色みとけよ〜
」
:09/11/08 10:48
:D903i
:gd9m7CUk
#331 [マカローズ]
深谷先生だ。
「この土地でも一番景色がきれいだからな。」
「景色きれいでもつまんなかったよー」
「やっぱり東京とかがよかった〜」
児童は口々に不満をもらす。
浩介は気づいてしまった
:09/11/08 10:49
:D903i
:gd9m7CUk
#332 [マカローズ]
深谷先生が何度も、この土地にきてること。
マナさんの生首をみて、カナと口走ったこと。
もしかしたら、マナさんが死んだのは深谷先生が原因なんじゃないだろうか?
そんなことを考えていたら、ジトッと頭の毛穴から汗が吹き出した。
:09/11/08 10:52
:D903i
:gd9m7CUk
#333 [マカローズ]
「高崎くん・・顔色わるくない?酔った?」
心配してくれている女子の言葉も浩介の耳には届いていなかった。
マナさんは先生に恋をして追いかけた、そして失恋を悔やんで自殺した。
それか深谷先生が殺した?
鼓動が早くなり、目の前がゆがむ。
:09/11/08 10:54
:D903i
:gd9m7CUk
#334 [マカローズ]
そんな時、深谷先生の言葉がバスに響いた。
「そりゃ田舎だし、何もないけどあんまり悪くいうなよなー」
「あー、そっか!先生にとっては思い出の場所だもんね。」
女子の誰かがそう言うとバス内がざわつきはじめた。
:09/11/08 10:57
:D903i
:gd9m7CUk
#335 [マカローズ]
「えー、何それ」
「何で思い出の場所なの?」
深谷先生が少し困った顔になってると、おせっかいで有名な美智子が得意げに言った。
「先生の奥さん、ここの出身なんでしょ?」
「うそーなんで知り合ったのー?」
バスがまたざわめく。
:09/11/08 10:59
:D903i
:gd9m7CUk
#336 [マカローズ]
そのあと、深谷先生の奥さんが親の反対を押し切って修学旅行できていた深谷先生を追いかけて
浩介たちの住む街にきたこと。
去年結婚したが、未だに奥さんは結婚を知らせておらず、修学旅行が終われば連休に夫婦そろって里帰りをすること。
:09/11/08 11:04
:D903i
:gd9m7CUk
#337 [マカローズ]
先生には妹思いの双子の姉さんがいることを
先生は話していた。
男子たちはつまらなそうにしていたし、
女子はキャッキャッはしゃぐしまつ、浩介はと言うと何とも言えない気持ちになって一人にやついているだけだった。
:09/11/08 11:08
:D903i
:gd9m7CUk
#338 [マカローズ]
「もう体調よくなった?」
女子が浩介に聞くと、彼は返事をしないでうなずいた。
こうして、彼の最初の事件は幕を閉じた。この5年後、彼は凶悪通り魔事件を解決し脚光を浴びる事となる。しかし、それはまだ先のこと。
END
:09/11/08 11:13
:D903i
:gd9m7CUk
#339 [マカローズ]
:09/11/08 11:16
:D903i
:gd9m7CUk
#340 [マカローズ]
:09/11/08 11:19
:D903i
:gd9m7CUk
#341 [マカローズ]
リクエスト受付中
:09/11/08 16:30
:D903i
:gd9m7CUk
#342 [マカローズ]
あげましょうかね
:09/11/09 16:21
:D903i
:8Rj9KgY2
#343 [マカローズ]
:09/11/10 00:59
:D903i
:3oG2phN2
#344 [マカローズ]
>>340目次
只今リクエスト受付中
リクエストは感想板にて感想書いてからこちらに書き込みしてください。
:09/11/10 10:45
:D903i
:3oG2phN2
#345 [あんず]
先程感想板の方に書き込んだ者です。
リクエストさせて頂きます!!
「小さな手のひら」で始まり「坂道で」で終わる
お願いします。
:09/11/10 12:59
:W61K
:AMfJXdBc
#346 [マカローズ]
:09/11/10 23:45
:D903i
:3oG2phN2
#347 [マカローズ]
>>345のリク
*******
小さな手のひらを、思い切り広げて天音は空から降る雪を必死でつかもうとしていた。
生まれて三年、初めて見る白いものがとても珍しかったのだろう。
「パパー、とれない!」
鼻の頭を真っ赤にしながら、天音はむぅっと口をとがらせた。
:09/11/11 14:50
:D903i
:84jDo6gk
#348 [マカローズ]
「そりゃ無理だよ、天音の手の熱で雪は溶けちゃうからね。」
正人は微笑むと天音を手招きした。
トテチテと近づくと天音はジッと空を見上げた。
「とけちゃうの?」
「そ、だから積もるまではつかめないかもね。」
冬の夜、珍しく都内に雪が降ったので正人は天音を連れて庭に出てみたのだ。
:09/11/11 14:59
:D903i
:84jDo6gk
#349 [マカローズ]
「そっかー・・。」
天音はいっそう頬をふくらませながら、正人に抱っこをせがむ。
「さ、そろそろ寝ようか?」
******
翌朝、雪は天音の願いを叶えてか庭に小麦粉をこぼしたように積もっていた。
「パパー!」
はしゃいで庭に飛び出す天音に、正人はマフラーを持っておいかける。
「こら、風邪ひくだろ!」
:09/11/11 15:08
:D903i
:84jDo6gk
#350 [マカローズ]
天音は素直にうさぎさんのマフラーをくるくる首にすると、急いで積もってる雪をつかんだ。
「ちめたいっ」
「そりゃそうだよ、雪なんだから。」
クスクス笑うと正人は家に入っていった。
「朝ご飯だからすぐ入ってこいよ〜。」
:09/11/11 15:17
:D903i
:84jDo6gk
#351 [マカローズ]
いつものように、トーストとスクランブルエッグにウインナー、たまにハムエッグにもなるが、
朝食を作る正人の手も、半年ともなれば手慣れたものだった。
「パパー!」
甲高い声が庭先から聞こえてくる、見に行くと案の定鼻の頭を真っ赤にした天音が両手いっぱいに雪をすくってきた。
「ずいぶんもってきたなぁ〜・・これどうす・・」
:09/11/11 15:36
:D903i
:84jDo6gk
#352 [マカローズ]
いきなり天音は正人に雪を投げつけ、コントロールがよかったのかそれは顔面に当たってしまう。
「・・っ!あ、天音!」
正人は袖で雪を拭うと、一喝した。
天音はと言うとまじまじと正人をみつめた。
「パパ、つめたい?びっくりした?」
:09/11/11 15:45
:D903i
:84jDo6gk
#353 [マカローズ]
「当たり前だろ〜。」
正人は真剣な眼差しの天音の頭をなでると、それ以上は聞かずに洗面台にむかった。
「パン、たべるね。」
少し小さな声で呟く天音は、ダイニングにむかった。
******
川崎家の平日の朝は、正人が天音の手をひいていつもの坂道をくだり会社の前に保育園にいく。
半年前からそれはいつものことだった。
:09/11/11 15:50
:D903i
:84jDo6gk
#354 [マカローズ]
正人がお昼時に、コンビニの菓子パンをぱくついていると同僚の中川が声をかけた。
「コンビニのパンじゃ、食費かかるだろ?」
「ん〜弁当つくる暇も、スキルもないからさ。」
そう答えながら牛乳パックのストローに口をつける正人に中川は何の気なしに
「奥さんに作ってもらえば・・」
そう言いかけて慌てて口をつぐんだ。
「ごめん。」
:09/11/11 15:57
:D903i
:84jDo6gk
#355 [マカローズ]
「気にすんなよ。」
正人は笑顔を見せると立ち上がった、何よりも今の現状で怖いのは天音のことだ。
母親のいない生活で心が壊れたりしないだろうか正人はそれだけが心配でならなかった・・。
*****
「ごめんなー、パパ仕事でおそくなって・・まちくたびれたろ?」
「だいじょうぶ。」
天音はニコニコと答え、空をしきりに見上げた。
「どうした?」
:09/11/11 16:05
:D903i
:84jDo6gk
#356 [マカローズ]
「ねぇパパ、雪は流れ星じゃないの?」
「・・じゃないぞ。」
そうなんだ、と天音は眉を下げてため息をついた
「お空でひかってながれるから、雪が流れ星だと天音おもってた・・。」
正人と天音は手をつないで坂道をのぼる。
「あー、下に流れてるように見えたんだな?横に星が流れるんだよ。」
:09/11/11 16:08
:D903i
:84jDo6gk
#357 [マカローズ]
「なーんだ、雪だったらつめたいしちょうどよかったのになぁ」
「ちょうどよかった?」
正人が尋ねると、天音は正人をジッとみてまた空を見上げた。
「パパ、流れ星にお願いしたら叶うんだよね?」
「うん、でもパパはまだ流れ星なんてみたことないなぁ。」
「そっかぁ」
天音はシュンとなりながらうつむいた。
:09/11/11 16:14
:D903i
:84jDo6gk
#358 [マカローズ]
天音の言うちょうどよかったが何なのかわからないまま、二人は家にかえってきた。
もちろん、庭の雪はとけてしまいすっかり緑が顔を出してしまっている。
「風呂はいるぞー」
正人は天音と湯船につかりながら、ふと窓をあけてみた。
「?」
天音が窓から空をみる。
:09/11/11 16:18
:D903i
:84jDo6gk
#359 [マカローズ]
見事な星空に思わずため息がもれそうなほどだった、冬の夜空に輝く星たちは風呂場のわずかな窓から見えるプラネタリウムのようで、正人はジッとみつめつづける。
「パパ・・」
思わず天音が声をもらした、正人もみをのりだす
流れ星が大量に夜空をかけぬけていく、半端な数じゃない・・
これは見間違いだろうか?
:09/11/11 16:22
:D903i
:84jDo6gk
#360 [マカローズ]
しかし、天音は信じているのか空に向かって叫んだ。
「ママがかえってきますように!!」
何度も何度も叫ぶ娘をみて、正人はグッと胸に何かがこみ上げるのを感じた。
何度も何度も、泣きながら鼻をすすりながら
天音は星に大好きな母の帰りを願う、正人は娘に涙をさとられないよう湯船に顔をうずめてみた。
:09/11/11 16:29
:D903i
:84jDo6gk
#361 [マカローズ]
******
会社にてパソコンでにらめっこをしている正人に電話がかかる。
彼は上司につたえ、急いで病院に急いだ。
妻の意識が、半年間目を覚まさなかった香織が目を覚ましたらしい。
どうやら、天音の願いが叶ったんだと正人は電車で一人溢れ出す涙を必死で我慢した。
:09/11/11 17:00
:D903i
:84jDo6gk
#362 [マカローズ]
連絡をもらって、
病室には香織の両親もきていた。
「お父さん、お母さんも!」
お母さんは目を真っ赤にしたまま、口を開く。
「正人くん・・香織が、目を覚ましたのよ。」
お父さんの口から「でも・・」と聞こえたが、正人は香織に駆け寄った。
:09/11/12 16:40
:D903i
:P47tNUW2
#363 [マカローズ]
開いた目には光がなかった。
「香織・・?」
「反応を示しません、今の医学ではこれが精一杯かと。」
入ってきた担当医の声がすごく非情に聞こえた。
正人はギュッと香織の手を握りしめると、自分の頬にすりつける。
:09/11/12 17:08
:D903i
:P47tNUW2
#364 [マカローズ]
それから三年・・
********
「パパ〜、あたしのマフラーしらない?」
天音も自分のことをあたしと呼ぶようになり、
春からは小学生になる。
「ベッドの上にあったぞー、んしょっ」
正人は香織を車いすに座らせた。
:09/11/12 17:24
:D903i
:P47tNUW2
#365 [マカローズ]
少しずつ、回復してきて食事もできているが、
まだ反応はしない。
口に食べ物を流し込んでいるような、そんな手応えがない介護だが正人は愛する妻の手にぬくもりを感じることを喜んでいた。
2月のある日、香織の検診に天音をつれて病院に向かうところ、いつもより寒く感じるので香織に毛糸の帽子をかぶせる。
:09/11/12 17:36
:D903i
:P47tNUW2
#366 [マカローズ]
「パパ!ゆき!」
天音は空を見上げてはしゃぎだす。
「あんまり走るなよ〜、わかるか?東京に雪がふったよ。」
正人はぽんぽんと香織の頭をなでた。
ピクンッと香織の手が動く、少しずつでかまわないあるいていこう・・
星も雪もきっと見守ってくれる、三人は穏やかな気持ちで空を見上げる。
いつもの坂道で。
****end****
:09/11/12 17:42
:D903i
:P47tNUW2
#367 [マカローズ]
:09/11/12 18:52
:D903i
:P47tNUW2
#368 [マカローズ]
:09/11/12 18:53
:D903i
:P47tNUW2
#369 [マカローズ]
リクエスト募集中
:09/11/13 12:43
:D903i
:WsQDCPkA
#370 [マカローズ]
:09/11/13 12:45
:D903i
:WsQDCPkA
#371 [マカローズ]
:09/11/14 00:41
:D903i
:mLMO5mpc
#372 [マカローズ]
:09/11/15 00:16
:D903i
:oPNZgW/w
#373 [マカローズ]
:09/11/15 20:28
:D903i
:oPNZgW/w
#374 [マカローズ]
:09/11/17 13:04
:D903i
:IXZ5hDVU
#375 [そら]
別れよう。
で始まって
愛してる、結婚しよう
で終わるのお願いします!
:09/11/17 19:01
:F906i
:Bc4eE8iw
#376 [マカローズ]
>>375のリク
*******
「別れよう。」
目線を合わせないように男はそう呟くと
立ち上がった。
「え・・?」
女はと言うと、さっき買ってきたコンビニの肉まんをほうばりながら
目をパチクリさせる。
「実は、二週間前に同じ部署の後輩に告白されてさ。素直でほっとけないんだ・・。」
男は申し訳なさそうに頭を下げた。
女はんぐんぐと口の中の肉まんを片づけようと必死だが、なかなか飲み込めない。
:09/11/18 13:24
:D903i
:/04G0qvA
#377 [マカローズ]
「麻美は最近、仕事仕事で会えなかったりするし俺たち本当に付き合ってるかどうかわからないんだよ。」
麻美はジッと男を見て、ゴクリと肉まんを飲み込んだ。
「だから別れよう?」
:09/11/18 13:46
:D903i
:/04G0qvA
#378 [マカローズ]
「隆之、本気?」
麻美はそう言うとまた、肉まんにパクついた。
「・・あぁ、ショック?」
隆之はしゃがみこみ、麻美と目線を合わせる。
:09/11/18 13:51
:D903i
:/04G0qvA
#379 [マカローズ]
麻美はもぐもぐと口を動かすだけで何も言わずに隆之をジーッと見つめる。
「その子はすごく守ってやりたくなるようなタイプでな?お前とは全然ちがうんだ・・んぐっ」
麻美は一口分残った肉まんを隆之の口に入れた。
:09/11/18 13:57
:D903i
:/04G0qvA
#380 [マカローズ]
ワケがわからないまま、もぐもぐと口を動かす隆之。
麻美は無言でペットボトルのお茶を飲み干した。
「・・なんだよ、いきなり。」
「お茶のむ?」
:09/11/18 14:01
:D903i
:/04G0qvA
#381 [マカローズ]
「うん、なぁ・・ショックじゃないのか?」
隆之は眉毛を下げた。
「ショックだよ、そりゃ」
麻美は言いながらポケットから指輪ケースを出した。
:09/11/18 14:08
:D903i
:/04G0qvA
#382 [マカローズ]
「あれ!?」
目を丸くする隆之。
「さっきあんたがポケットから落としたのよ。」
「・・なんだよ〜せっかく」
「せっかく?」
:09/11/18 14:14
:D903i
:/04G0qvA
#383 [マカローズ]
「別れ話して、ショックうけたとこにプロポーズしようと思ってたんだ」
隆之はそう言いながら
うなだれた。
「ん・・。」
麻美は指輪ケースを隆之に手渡す。
「?」
隆之は麻美を見つめた。
:09/11/18 14:26
:D903i
:/04G0qvA
#384 [マカローズ]
「別れるの?」
「別れません。」
「守ってあげたい後輩は?」
「いーまーせーん。」
隆之はハァとため息をつく。
:09/11/18 14:36
:D903i
:/04G0qvA
#385 [マカローズ]
「小細工するから失敗するのよ。」
フフンと笑う麻美に隆之は同じように笑う。
そして、指輪を渡して言った。
「愛してる、結婚しよう。」
****end****
:09/11/18 14:43
:D903i
:/04G0qvA
#386 [マカローズ]
:09/11/18 14:44
:D903i
:/04G0qvA
#387 [マカローズ]
:09/11/18 14:47
:D903i
:/04G0qvA
#388 [マカローズ]
:09/11/18 14:49
:D903i
:/04G0qvA
#389 [マカローズ]
:09/11/21 11:37
:D903i
:GZSJhL1Y
#390 [マカローズ]
リクエスト受付中
感想くれた方のみ
:09/11/25 11:04
:D903i
:y82YhQqE
#391 [我輩は匿名である]
あかさたな
:10/12/27 23:06
:F905i
:☆☆☆
#392 [我輩は匿名である]
斜め前の席の君は
で始まって
放課後
で終わる文お願いします\(^O^)/
:11/01/20 21:26
:N02A
:UZnyE.2I
#393 [○○&◆.x/9qDRof2]
(´∀`∩)↑age
:22/10/18 21:37
:Android
:h3l12Mig
#394 [○○&◆.x/9qDRof2]
:22/10/18 21:37
:Android
:h3l12Mig
#395 [○○&◆.x/9qDRof2]
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#396 [○○&◆.x/9qDRof2]
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#397 [○○&◆.x/9qDRof2]
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#398 [○○&◆.x/9qDRof2]
:22/10/18 21:40
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#399 [○○&◆.x/9qDRof2]
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#400 [○○&◆.x/9qDRof2]
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#401 [○○&◆.x/9qDRof2]
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#402 [○○&◆.x/9qDRof2]
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