見える力～改正板～

書きかけてた話が変になってしまってわかりにくくなったので書き直しします

ので…話が少し変わりますが

良かったら読んでください

「ねぇ～優！！早く朝ご飯食べちゃって！」

母の声が響く。
眠たい目をこすりながら優は、テーブルへ。

「いただきます…」

朝食のパンを一口食べ、ジュースを一気に飲みほした。

母はｿﾜｿﾜしながら、優に近づき
「これ、どうだった？」

ジュースが入っていたコップを指さす。

「普通のオレンジジュースじゃないの？」

優は怪訝な表情で母を見る。

「失敗したかな…今回は自信あったんだけどな」

母がぶつぶつ言う。

「まさか…私を実験台に…？」

優は母を睨む。

優の母、由利（ゆり）は、怪しい薬などを開発している。

そして今回も！優が実験台という訳だ。

「そんなに睨まないでよ。それに実験台とかじゃなくって、あなたに今回の研究を手伝ってもらいたかったのよ。」

由利はびくびくしながら、優を見る。

「へぇ～…でもまぁ、今回も失敗でしょ！」

優は、学校へ行く支度を始めた。

「はぁ～…」

優は大きなため息をする。着替えて、かばんを持って外へ出た。

学校まで徒歩10分。

タッタッ！！
きた！優は、サッと横によけた。

バタッ！！
大きな音がする。

「いった～」

声の主は、雄太。
優と同級生で、毎日優に抱き着いてくる、よくわからない男。

雄太は立ち上がりながら

「今日もナイスよけだな」
笑顔を優にむける。

「雄太は今日もナイスこけだね。」

優も雄太の笑顔につられ笑顔になる。

優は雄太と歩きだそうとした時に急に眠気がおそってき、その場に倒れた。

「おい！！優？？どうしたんだよ？」

雄太は、優の体を揺する。だが、応答はない。

「お～い！！優！」

「優！！優！」

雄太と母の声が交互に遠くに聞こえる。

「優！」

あ～！うるさい！

ガバッ！！

勢いよく起き上がった。

ガンッ！

「てぇ～…いきなり起き上がんな」

雄太の頭とぶつけた。

「ったぁ～…雄太こそ顔近いから！」

優も頭をかかえる。

「良かったわ～目がさめて。」

母は笑顔で雄太と優を見る。

「そうだよ～。いきなり優が倒れたから焦った！目覚めて良かったよ」

雄太も笑顔でそんな事を言うから…
優は顔が赤くなった。