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#1 [;)] 08/08/26 20:58


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#2 [我輩は匿名である]
空きスレ使わせてもらいます。

⏰:12/03/07 22:14 📱:Android 🆔:.L0GsdVM


#3 [我輩は匿名である]
午前二時
重い扉を開けば、世界が変わる。
息苦しいほどのタバコの煙を掻き分けて、ウエルカムドリンクを注文。

心臓に響く重低音と、このスカイブルーがあれば俺はいい。

少し酔いにまかせて、R&Bリズムに今日も俺は乗る。

⏰:12/03/07 22:30 📱:Android 🆔:.L0GsdVM


#4 [我輩は匿名である]
ココには、色々な奴がいる。

無我夢中でダンスホールで踊る奴。
背伸びして大人の世界に入りたいと願う奴。
ワンナイトラブを期待してる奴。
時には薬にを求めている奴。

色々な奴がいるが、きっとここに集う奴らは、寂しさを紛らわしているのだろう。


それは俺も含めてだ。

⏰:12/03/07 22:40 📱:Android 🆔:.L0GsdVM


#5 [我輩は匿名である]
「お〜、やっと来たのか!祐介おっせーぞ」

音に紛れて、しゃがれた声が俺の名前を呼ぶ。
岳だ。


「お前が早すぎんだよ。」

憎たらしい言葉たちとは逆に、俺たちは笑顔でタッチをする。

「お前おっそいから、かわいこちゃんナンパして帰ろうかと思ってた!」

酒臭い岳が言う。

「また〜?お前こないだもお持ち帰りしたろが。」

呆れながらスカイブルーを口に含む。
岳は、クラブに顔を出す度ナンパに明け暮れる。

こいつは、コミュニケーションに長けているし、顔もかっこいい部類だ。
悔しいくらいに女は釣れる。

しかし、よくも飽きないもんだ。

「まぁまぁ。だって一期一会じゃん?」

そう告げて、岳は俺を連れながら目当ての女の元へと足を進めた。

⏰:12/03/07 22:53 📱:Android 🆔:.L0GsdVM


#6 [我輩は匿名である]
俺を連れると言っても、俺はあいつのナンパには手を出さない。
なんでも、「女は友達連れが多いから、こっちも連れがいるとかかりやすいし、持ち帰りしやすい。」とのこと。

まぁ、あいつの根拠の無いデータも否定は出来ない。
なんせ、結果があるのだから。

今日もいつものように釣れた。
細身でタイトな格好の子と、少し遠慮気味にしている子が2人。

細身の子は、「アイ」と名乗った。
もう1人は、「ユウコ」と言った。
正直、ユウコはココでは浮いている。

⏰:12/03/07 23:01 📱:Android 🆔:.L0GsdVM


#7 [我輩は匿名である]
岳の目当ての女とは、きっとアイだろう。
よくもクラブでガンガンいけるな。

俺はクラブマジックに恐れて無理だ。
失礼ながらマジックが溶けた瞬間に、後悔が襲ってきそうだ。
岳いわく、溶けた頃にはバイバイだから大丈夫らしいが。

そうこうと30分も経てば、岳はアイの腰に手を添えている。
そして、俺をチラチラと見る。

ーいつもの合図だ。

俺は、ユウコに近づいた。

⏰:12/03/07 23:07 📱:Android 🆔:.L0GsdVM


#8 [我輩は匿名である]
「呑んでる?」

自分でも、無難な質問に情けなくなる。

「え?あっ、うっ、はい!」

慣れてねーな。
全然減っていないグラスをギュッと両手で持つ彼女を見て思った。
そして笑ってしまった。

「な、なんで?え?私変でした?」

ーいや、違うよ。ー
言ってやりたかったが、なんだかニヤけて言えなかった。

⏰:12/03/07 23:16 📱:Android 🆔:.L0GsdVM


#9 [○○&◆.x/9qDRof2]
↑(*゚∀゚*)↑

⏰:22/10/24 13:49 📱:Android 🆔:JMKv58vc


#10 [わをん◇◇]
(´∀`∩)↑age↑

⏰:22/12/24 21:44 📱:Android 🆔:eoKo7kno


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