Fantasy Story
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#1 [英]
はじめまして!
小説に挑戦してみようと思い、私もこちらで小説を書かさせていただきます^^

今から書く物語は血表現などがありますのでご注意を。
ファンタジーものが好きな方やそうでない方にも読んでいただけたら幸いです。


bbs1.ryne.jp/r.php/novel/3904/
↑感想板

主人公 [jpg/23KB]
⏰:08/09/05 01:29 📱:W53T 🆔:t0ISOB7o


#2 [英]




神隠し?

そんな不思議な事ある訳ないじゃん。



誘拐されたとか?

ないない、絶対ない!



じゃあ何で――兄貴はずっと帰って来ないんだ…?




―Fantasy Story.00―

⏰:08/09/05 01:40 📱:W53T 🆔:t0ISOB7o


#3 [英]
今年の春、僕――石川透は高校一年生となった。


新しい生活に新しい友達、全てが新しく始まる事に嬉しさと緊張が僕の中に走った。

だけど兄――水人とまた同じ学校に通う事になって少々不満…と言うより不安があった。


だって兄貴はいつも僕の事こき使うんだから…


.

⏰:08/09/05 01:48 📱:W53T 🆔:t0ISOB7o


#4 [英]



だが、そんな不安な思いをさせる張本人は突然行方不明になったのだ…。

それも、僕の目の前で――



.

⏰:08/09/05 01:51 📱:W53T 🆔:t0ISOB7o


#5 [英]



『おい透、お前入学して早々遅刻する気か?』

『…なっ?!』

『んじゃ。俺先に行くぜー』

『ちょ…!ちょっと待ってくれたって良いだろ兄貴!!』

⏰:08/09/05 14:03 📱:W53T 🆔:t0ISOB7o


#6 [英]

バタンと玄関のドアが閉まり、慌てて兄貴を追い掛けようとドアを開ければ…朝の日差しとは全く違う、目の眩む程の光が飛び散った。



ありえない

ありえない…



『あ…あに、き…?』



⏰:08/09/05 14:08 📱:W53T 🆔:t0ISOB7o


#7 [英]


光が消えればいつもと同じ道路とご近所。ただいつも違うのは、兄貴の学校の鞄が僕の足元に落ちている事だった。


最初は鞄持て。と、わざと置いてったのかと思ったが、学校に着いても兄貴は鞄を取りに来なかった。

⏰:08/09/05 16:11 📱:W53T 🆔:t0ISOB7o


#8 [英]



教室に届けても先生や兄貴の友達は“知らない”の一言。

――それは来てない、と言う意味では無く“石川水人なんて知らない”であった…



⏰:08/09/05 16:46 📱:W53T 🆔:t0ISOB7o


#9 [英]

不思議に思っている間にも学校は終わり、夕方、晩飯の時間へとなるが兄貴は一向に帰って来なかった。






「何処行ったんだよ馬鹿兄貴ぃー」



授業なんてお構いなしに屋上で寝転がり空を眺める。

.

⏰:08/09/05 18:58 📱:W53T 🆔:t0ISOB7o


#10 [英]


――兄貴が行方不明になってもう一週間。


いつもこき使われてムカつくけど、流石にこんな長い期間帰ってこなきゃ僕も心配になる。

それで母さんと父さんにも聞いてみれば、二人共学校の人達みたいに兄貴なんて知らない…と言われた。


実の息子の事普通忘れるか?
まだ四十代だし、ボケが始まったとは到底思えない。

.

⏰:08/09/06 15:08 📱:W53T 🆔:0J8yRLx.


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