「好き」と言いたい。2
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#31 [あんみつ]
 

「・・・竹本先輩!!」

廊下を歩いていると、呼び止められた。

部活に入っていない俺のことを、先輩と呼ぶのは一人しかいない。

振り向くと、思った通りの顔。

「先輩、どこの掃除ですか?」

一年の佐古。

一ヶ月ほど前、俺は佐古に告白された。
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⏰:08/09/22 12:49 📱:D904i 🆔:kAr3NuZA


#32 [あんみつ]
 
「昇降口。もう済んだけどな」

俺が答えると、それだけで佐古は、とても嬉しそうに笑う。

(・・・かわいいじゃん)

そんなことを思った自分に驚いた。

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⏰:08/09/22 12:51 📱:D904i 🆔:kAr3NuZA


#33 [あんみつ]
 

正直、俺は初め、佐古のことがうっとうしかった。

断っても断っても、懲りずにまとわりついてくる。

いつも、俺に素直な気持ちをぶつけてくる。

俺の目に映る佐古は、いつだって真っ直ぐだった。
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⏰:08/09/22 12:53 📱:D904i 🆔:kAr3NuZA


#34 [あんみつ]
 
うっとうしかった、はずなのに。

いつしか、俺の中で佐古は、しつこい奴から真っ直ぐな女に変わっていた。

俺を見つけては駆け寄ってきて、必死で会話を繋げようとする佐古を愛しくも感じたし、話してて楽しいとも思った。

・・・好きだと思ったんだ。

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⏰:08/09/22 12:57 📱:D904i 🆔:kAr3NuZA


#35 [あんみつ]
 

思えば、今まで俺は、ねこばっかりだった。

彼女が欲しくなかったわけじゃないし、かわいいと思う子がいなかったわけでもない。

けど、いつもかわいいと思うだけで終わりで、付き合いたいと思う子はいなかった。

俺のかわいいと思う気持ちは、いつも、大切な幼なじみへの気持ちより下だった。

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⏰:08/09/22 13:52 📱:D904i 🆔:kAr3NuZA


#36 [あんみつ]
 
けど、今。

佐古に対しての俺の気持ちは、今までのとは違う。

そう感じた自分を、その気持ちを、信じてみようと思った。


8月の初め。

俺は、佐古と付き合うことを決めた。

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⏰:08/09/22 13:54 📱:D904i 🆔:kAr3NuZA


#37 [のあ]
この物語大好きっ
頑張って最後まで
更新お願いします

⏰:08/09/26 09:38 📱:SH905i 🆔:.l6w8O7w


#38 [あんみつ]
のあさん
ありがとうございます
すごく励みになります
更新遅いですが、完結目指してがんばりますね

⏰:08/09/26 14:30 📱:D904i 🆔:7xTSTCD.


#39 [あんみつ]
――――――――


洋平が、ねこのことを好きだと言った。

驚いたけど、洋平がねこを好きになったことには、何も疑問を感じなかった。

ねこはいいやつだ。

ずっと一緒にいた俺が言うんだから間違えない。

洋平もいいやつだと思う。

ねこが好きになろうと、不思議はなかった。
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⏰:08/09/26 14:34 📱:D904i 🆔:7xTSTCD.


#40 [あんみつ]
 
だから、祭りの日。

洋平からかかってきた電話の内容は、洋平がねこのことを好きだと知った日から、心のどこかで予感していたんだと思う。

{ねこちゃんと付き合うことになった}

佐古を駅まで送って、家に帰る道。

いつになく嬉しそうな声で、電話越しに洋平が言った。
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⏰:08/09/26 14:35 📱:D904i 🆔:7xTSTCD.


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