「好き」と言いたい。2
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#201 [あんみつ]
ねこが降りている間に、俺はコンビニ袋からケーキを取り出す。
俺のチョコケーキと、ねこのモンブラン。
この組み合わせも、去年と変わらない。
俺は上着を脱いで座った。
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:10/02/10 18:55
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:L4.CeHsM
#202 [あんみつ]
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ねこと付き合い始めて2ヶ月ちょい。
お互いに気持ちは伝えあったが、相変わらず幼なじみの延長のような付き合い。
手はつなぐが、それ以上の進展はとくにない。
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:10/02/10 18:57
:P08A3
:L4.CeHsM
#203 [あんみつ]
ねこが隣にいて幸せだ。
両思いになれて幸せだ。
が、不満がないと言ったら嘘になる。
けど何というか、今まで幼なじみやってきた分、そういうのが内心すごく照れくさい。
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:10/02/10 18:58
:P08A3
:L4.CeHsM
#204 [あんみつ]
「お待たせー」
ねこが戻ってきた。
机にミルクティーを置いて、俺と並んで座る。
「食べよ食べよ!」
言いながらフォークを俺に渡す。
「いただきまーす」
無邪気なねこ。
俺もケーキを食べる。
甘いチョコの味が口いっぱいに広がった。
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:10/02/10 19:00
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:L4.CeHsM
#205 [あんみつ]
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今日はクリスマスイブ。
隣には大好きな彼女。
部屋には……二人っきり。
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:10/02/10 19:01
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:L4.CeHsM
#206 [あんみつ]
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「一口ちょうだい」
ねこが俺のケーキにフォークを伸ばす。
俺の前に身を乗り出すねこ。
鼻をかすめるシャンプーの匂い。
少しだけ触れた肩。
俺の心臓は跳ね上がった。
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:10/02/10 19:02
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:L4.CeHsM
#207 [あんみつ]
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「……ねこ」
「ん?」
俺のケーキにフォークを刺しつつねこがこっちを向く。
顔の近さに驚くねこ。
だけど、じっと俺を見つめる。
俺はそっとねこの頬に手を添えて、顔を近づけた。
唇が重なる。
少し触れて離すと、ねこは顔を真っ赤にしてうつむいた。
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:10/02/10 19:16
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#208 [あんみつ]
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そんなねこを見ていると、かわいくてかわいくて抱き締めたくなる。
が、実際に行動には移せない。
俺も、いっぱいいっぱいなんだ。
それを悟られないために俺は言う。
「あ、たこ」
「なんでたこよ」
「だって、お前顔真っ赤」
「健二だって!」
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:10/02/10 19:18
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#209 [あんみつ]
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言われて初めて、自分の頬も熱を帯びてることに気づいた。
お互い恥ずかしさで黙り込む。
あぁなんていうか。
クリスマスイブってのは不思議だ。
こんな気持ちになるなんて。
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:10/02/10 19:19
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:L4.CeHsM
#210 [あんみつ]
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「……奈子」
「……へ?」
ねこが目を見開く。
思えば、ちゃんと名前で呼ぶのは幼稚園以来な気がする。
俺は赤くなった顔を見られないように、ねこに背を向けた。
ねこが俺の背中に向かって明るい声で言う。
「なんで奈子って呼ぶの?」
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:10/02/10 19:21
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:L4.CeHsM
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