「好き」と言いたい。2
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#202 [あんみつ]
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ねこと付き合い始めて2ヶ月ちょい。

お互いに気持ちは伝えあったが、相変わらず幼なじみの延長のような付き合い。

手はつなぐが、それ以上の進展はとくにない。


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⏰:10/02/10 18:57 📱:P08A3 🆔:L4.CeHsM


#203 [あんみつ]
ねこが隣にいて幸せだ。

両思いになれて幸せだ。

が、不満がないと言ったら嘘になる。

けど何というか、今まで幼なじみやってきた分、そういうのが内心すごく照れくさい。


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⏰:10/02/10 18:58 📱:P08A3 🆔:L4.CeHsM


#204 [あんみつ]
「お待たせー」

ねこが戻ってきた。

机にミルクティーを置いて、俺と並んで座る。

「食べよ食べよ!」

言いながらフォークを俺に渡す。

「いただきまーす」

無邪気なねこ。

俺もケーキを食べる。

甘いチョコの味が口いっぱいに広がった。

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⏰:10/02/10 19:00 📱:P08A3 🆔:L4.CeHsM


#205 [あんみつ]
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今日はクリスマスイブ。

隣には大好きな彼女。

部屋には……二人っきり。

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⏰:10/02/10 19:01 📱:P08A3 🆔:L4.CeHsM


#206 [あんみつ]
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「一口ちょうだい」

ねこが俺のケーキにフォークを伸ばす。

俺の前に身を乗り出すねこ。

鼻をかすめるシャンプーの匂い。

少しだけ触れた肩。

俺の心臓は跳ね上がった。
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⏰:10/02/10 19:02 📱:P08A3 🆔:L4.CeHsM


#207 [あんみつ]
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「……ねこ」

「ん?」

俺のケーキにフォークを刺しつつねこがこっちを向く。

顔の近さに驚くねこ。

だけど、じっと俺を見つめる。

俺はそっとねこの頬に手を添えて、顔を近づけた。

唇が重なる。

少し触れて離すと、ねこは顔を真っ赤にしてうつむいた。
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⏰:10/02/10 19:16 📱:P08A3 🆔:L4.CeHsM


#208 [あんみつ]
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そんなねこを見ていると、かわいくてかわいくて抱き締めたくなる。

が、実際に行動には移せない。

俺も、いっぱいいっぱいなんだ。

それを悟られないために俺は言う。

「あ、たこ」

「なんでたこよ」

「だって、お前顔真っ赤」

「健二だって!」
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⏰:10/02/10 19:18 📱:P08A3 🆔:L4.CeHsM


#209 [あんみつ]
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言われて初めて、自分の頬も熱を帯びてることに気づいた。

お互い恥ずかしさで黙り込む。



あぁなんていうか。

クリスマスイブってのは不思議だ。

こんな気持ちになるなんて。


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⏰:10/02/10 19:19 📱:P08A3 🆔:L4.CeHsM


#210 [あんみつ]
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「……奈子」

「……へ?」

ねこが目を見開く。

思えば、ちゃんと名前で呼ぶのは幼稚園以来な気がする。

俺は赤くなった顔を見られないように、ねこに背を向けた。

ねこが俺の背中に向かって明るい声で言う。

「なんで奈子って呼ぶの?」
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⏰:10/02/10 19:21 📱:P08A3 🆔:L4.CeHsM


#211 [あんみつ]
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「……みんなねこって呼ぶから」

俺の言葉にねこは笑った。

そして言う。

「みんな、健二の真似してるだけでしょ?」

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⏰:10/02/10 19:22 📱:P08A3 🆔:L4.CeHsM


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