「好き」と言いたい。2
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#73 [あんみつ]
 
風が吹いて髪がなびいた。

佐古の横髪もなびいたが、少し浮き上がっただけで、表情までは読み取れない。

それでも、想像はつく。

佐古の泣きそうな顔が頭に浮かんだ。

俺は何も言えずに、ただ佐古の言葉を待つ。
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⏰:08/12/30 22:39 📱:D904i 🆔:0WToEP8A


#74 [あんみつ]
 
「付き合ってるのは私でも・・・健二先輩にとっての一番は、本当は・・・根宮先輩なんじゃないかって」

膝の上で握り締められた佐古の手に、水滴が落ちるのが見えた。

(・・・あ)

何か言わなきゃ、そう思った。

だけど、その何かが分からない。

考える間もなく、佐古は立ち上がって公園の出口に向かっていく。
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⏰:08/12/30 22:40 📱:D904i 🆔:0WToEP8A


#75 [あんみつ]
 
「待てよ、佐古!!」

俺は追いかけて、佐古の手首をつかんだ。

「っ・・・やだ!!」

佐古は振りほどこうとするが、俺の手には一層力がこもる。

今ここで離したら、ダメだ。

そう思ったから。
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⏰:08/12/30 22:41 📱:D904i 🆔:0WToEP8A


#76 [あんみつ]
 
「健二先輩が根宮先輩といるとこ・・・もう見たくない!!」

佐古が泣きながら言った。

今までため込んでいたものを吐き出すように。

その言葉に、俺の手は一瞬ゆるんだ。

同時に、佐古が力なくしゃがみこむ。

逃げ出してしまうと思っていた俺は、呆気にとられた。
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⏰:08/12/30 22:41 📱:D904i 🆔:0WToEP8A


#77 [あんみつ]
 
何がなんだか分からないまま、しゃがんで佐古の顔を覗き込む。

その顔は、青白かった。

「・・・佐古!?」

俺の声に佐古は、ギュッとつむっていた目を開いた。

「・・・大丈夫です・・・ただの貧血」

そう言って立ち上がろうとする。

が、バランスを崩した。
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⏰:08/12/30 22:43 📱:D904i 🆔:0WToEP8A


#78 [あんみつ]
 
俺は慌てて佐古の肩を支える。

「・・・無理すんなよ」

「・・・すいません」

佐古は小さくうずくまる。

俺は、公園の入り口付近に立つ時計を見上げた。

・・・十一時五十分。

佐古の肩から俺の手に、しんどそうに深く息をするのが伝わってくる。
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⏰:08/12/30 22:43 📱:D904i 🆔:0WToEP8A


#79 [あんみつ]
 
「・・・家まで、送る」

俺が言うと、佐古は顔を上げて、涙のたまった目で俺を見た。

俺は、おぶうために佐古に背を向ける。


『健二!』


ねこの声が聞こえた気がした。

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⏰:08/12/30 22:44 📱:D904i 🆔:0WToEP8A


#80 []
書かないん

⏰:09/02/02 05:58 📱:P905i 🆔:/juP43NA


#81 [我輩は匿名である]
書いてほしいです

⏰:09/02/03 17:42 📱:P905i 🆔:.wAW7Dss


#82 [愛読者]
主さん続き気になりますお時間できたら書いてください~お願いしますx

⏰:09/02/09 15:14 📱:W53CA 🆔:TdPXJ2KU


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