〜哀しき運命〜
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#180 [優]
学校に着いて
恐る恐る下駄箱を開けると
中には一枚の手紙が入っていた。
昨日話しておいた為
雄ちゃんは下駄箱で別れず
一緒に着いていてくれた。

雄『貸して。』

中を開けようとした
あたしから
手紙を奪い取り、
雄ちゃんはビリビリと
封を破いた。

⏰:09/01/21 21:30 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#181 [優]
中から出して手紙をよんだ
雄ちゃんは見るからに
怒りを表わにしていた。

美『雄ちゃん…?何って書いてあったの……?』

手紙を受け取ろうと
手を伸ばしたが、
雄ちゃんはその手紙を
ぐしゃりと握り潰した。

雄『何もねぇからお前は気にすんな?』

⏰:09/01/21 21:33 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#182 [優]
気にすんなって言っても
雄ちゃんの様子から言って
ただ事じゃないって
あたしにもわかった。

雄『一時間目は生徒会総会だろ?俺、準備があるから先行くな!美園も早く教室に行けよ?』

それだけ言って
雄ちゃんは
先に行ってしまった。



ガラッー。

美『おはよー。』

教室に入っても
声をかけてくれる人はいない。

⏰:09/01/21 21:37 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#183 [優]
みんな慌ただしく
体育館に行ってしまった。

サーちゃんの机を見たが
まだ来てないのか、
それとも休みなのか
いなかった。

美『また一人ぼっちか………。』

あたしは深くため息をついた。

⏰:09/01/22 16:23 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#184 [優]
中学入学の頃、
あたしには友達がいなかった。

人見知りする性格と
雄ちゃんとひろちゃんに
べったりくっついていたせいで
女の子は誰もがあたしを
よく思ってなかったらしい。

当然クラスにも馴染めなくて
ペアを組む授業の時は
いつも一人だった。

そんな中、出会ったのが
サーちゃんだった…。

⏰:09/01/22 16:27 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#185 [優]
彩『ひとり?あたしと組もう?』

って……。

それがどんなに嬉しかった事か。

サーちゃんは
明るくて可愛くて
裏表ない性格で
入学早々みんなに
好かれていた。

そんなサーちゃんは
それ以来ずっとあたしと
一緒にいてくれた。

⏰:09/01/22 16:30 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#186 [優]
ひろちゃんを
好きになったきっかけも、
切ない気持ちも
すべてサーちゃんに
伝えてきた。

想うだけが辛くて泣いたり、
嬉しすぎて泣いたり…
サーちゃんの前で
たくさんの
“ひろちゃんを
好きなあたし”
を見せてきた。

⏰:09/01/22 16:34 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#187 [優]
だからこそ悔しくて、

だからこそ羨ましい…。



…いっそのこと
あたしはサーちゃんに
なりたいって思う。

⏰:09/01/22 16:36 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#188 [優]
ねぇ、ひろちゃん?

サーちゃんみたいに
可愛くなったら
好きになってくれる?

サーちゃんみたいに
細くなったら
好きになってくれる?


…どうしたら
三年越しのこの想いに
答えてくれますか…?

⏰:09/01/22 16:38 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#189 [優]
それからあたしは
ひとりで体育館に行った。

ナ『鈴木〜遅いぞ〜?』

クラスの子達を男女二列に
並ばせながら
ナメセンが言った。

美『……すいません。』

ナ『これから生徒会長挨拶があるんだから兄ちゃんの挨拶をしっかり聞いとくんだぞ?』

⏰:09/01/22 16:50 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


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