〜哀しき運命〜
最新 最初 全 
#310 [優]
お風呂から上がり、
タオルで髪を乾かしながら
リビングでテレビを見ていた時
雄ちゃんが帰ってきた。
ガチャー
雄『…ただいま。』
母『雄大、遅かった……ちょ、ちょっと!!どうしたのその顔!?』
玄関の方でお母さんの
悲鳴のような声が聞こえて
あたしとお父さんは
慌てて玄関に駆け付けた。
:09/01/28 20:36
:SH905iTV
:☆☆☆
#311 [優]
父『雄大…勝ったのか?負けたのか…?』
母『ちょっとあなた!!ふざけてないで早く救急箱持ってきて頂戴!!』
雄ちゃんの顔は
右のまぶたが痛々しく
青く晴れ上がり、
左目は目が開かないほどだった。
おまけに口角は切れて
血が流れていて
見るからに痛そうだった。
美『…雄ちゃん……この顔どうしたの…?』
:09/01/28 20:41
:SH905iTV
:☆☆☆
#312 [優]
母『そうよ!雄大、いったい誰にやられたの!?』
父『なんだ雄大、痴情の縺れか(笑)?』
母『ちょっと!!あなたは黙ってて!!雄大?正直に言いなさい!!』
おふざけ大好きなお父さんは
救急箱を開けながら
雄ちゃんをかまっていて
お母さんにちょくちょく
叱られていた。
雄『……別にたいしたことねぇから平気だって。』
:09/01/28 20:47
:SH905iTV
:☆☆☆
#313 [優]
雄ちゃんはそれだけ言って
自分の部屋に行こうとした。
母『ちょっと雄大!!待ちなさい!!』
雄ちゃんの腕を掴もうとした
お母さんを止めて
お父さんは言った。
父『雄大、守りたいものはちゃんと守れたのか…?』
意味不明なお父さんの
問い掛けに雄ちゃんは
小さく頷いて部屋に入った。
:09/01/28 20:51
:SH905iTV
:☆☆☆
#314 [優]
あたしが雄ちゃんの
喧嘩の意味を知ったのは
それから
5年後だった。
:09/01/28 20:52
:SH905iTV
:☆☆☆
#315 [優]
―5年後―
美『先輩お先に失礼します!!』
先『あ、みのちゃん!!これからスタッフのみんなと飲み会なんだけどみのちゃんもどう!?』
美『ぜひ、参加させて頂きます♪』
先『じゃあ、いつもの店に9時ね★』
スタッフに挨拶をして
店を出た。
:09/01/28 20:56
:SH905iTV
:☆☆☆
#316 [優]
月日は流れ、
あたしは
今年で21歳になった。
あたしはあれから
高校卒業後、
美容師になる夢を目指し
専門学校に進学した。
そして卒業し、去年から
地元ではなかなか有名な
ヘアーサロンに就職した。
:09/01/28 21:01
:SH905iTV
:☆☆☆
#317 [優]
ピロロッー
帰りの支度をしていると
ケータイが鳴った。
美『はーい?』
慎《あ、みのちゃん?仕事終わった?》
美『うん!でも9時からスタッフと飲み会だからそれまで時間潰そうと思って〃』
慎《マジ?じゃあそれまで一緒に時間潰さない?》
電話の相手は慎太郎だった。
:09/01/28 21:04
:SH905iTV
:☆☆☆
#318 [優]
あたしはOKの返事をして
待ち合わせ場所に向かった。
慎太郎はあたしが
一年の時卒業して
今は23歳、社会人。
卒業と同時に知り合いがいた
某車屋さんに就職して、
営業マンとして
なかなかの成績を
上げていた。
:09/01/28 21:11
:SH905iTV
:☆☆☆
#319 [優]
あれから5年…
長いようで短い5年。
短いようで長い5年………
慎太郎はずっと
あたしのそばにいてくれた。
:09/01/28 21:11
:SH905iTV
:☆☆☆
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194