〜哀しき運命〜
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#20 [優]
彩『…宏人さんの隣にいた男、睨むようにこっちを見てたよね!?』

美『え…?ひろちゃんの隣に男の人なんていた?』

彩『………呆れた(笑)あんた本当に宏人さんしか見えてないのね。』

美『だってひろちゃんしか視界にはいんないんだもん♪』

あたしがそう言うと
サーちゃんは
深い深いため息を
ついた。

彩『そんなこと言って宏人さんに彼女が出来たらあんたどーすんの!?』

⏰:08/09/16 10:46 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#21 [優]
ひろちゃんに

彼女……?


彩『だって宏人さんはあんなにかっこいいんだよ?ファンだってたくさんいるんだから!』

美『…………』

確かに。

外を見ると
男子のサッカーを
休憩している女子が
見ている。

その視線のほとんどは
ひろちゃんに向いて
いるように見えた。

⏰:08/09/16 11:38 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#22 [優]
美『やだっ!そんなのやだ!』

彩『……でもまぁ、今は宏人さんの中ではみのが一番だろうから安心していいんじゃない?宏人さん、みの以外の女の子とあんまり話さないし。』

美『そうなんだよね、それがせめてもの救い…。』

そんなことを
永遠と話していると
あっという間に
一時間目が終わった。

⏰:08/09/16 12:56 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#23 [優]
ひろちゃんを
校内で見かけることは
滅多にない。

だって三年生は一階、
あたし達一年生は
三階だったから。

だからこんな風に
校庭でひろちゃんを
見かける日は
本当にラッキーだった。

そのおかげで
一日ルンルン気分で
授業を終えることが出来た。

そして帰りは決まって
迎えに来てくれる。

⏰:08/09/16 12:59 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#24 [優]
宏『みー?帰るよ!』

雄『美園、早く来ないと置いてくよ?』

ドアからひろちゃんとゆうちゃんが覗き込む。

そんな様子を見て
教室の女の子がざわめく。

ひろちゃんはここでも
人気者だった。

美『まっ、待ってよ!サーちゃんじゃあまたね!部活頑張って!!』

彩『うん!また明日ね!』

⏰:08/09/16 13:06 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#25 [優]
慌てて教室を出た。

女子からの視線と
男子からの好奇の目が
正直痛い…。

宏『相変わらずみーは注目の的だなぁ。なんでなんだろーな(笑)』
雄『ぶはっ(笑)美園、ひろ全然わかってねぇよ//』

宏『え?なにが?』

ひろちゃんは
本当に鈍い。

どうしょうもないくらい
本当に鈍い。

美『なんでもないよ!』

……でも教えてあげない。
ひろちゃんが
モテるのなんて
いやだもん!

⏰:08/09/16 13:14 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#26 [優]
雄『美園は小悪魔だなぁ(笑)』

宏『え?みーは小悪魔なの!?』
ゆうちゃんは
意地悪!
あたしがどれだけ
ひろちゃんが好きか
わかってる癖に
絶対協力してくれない。

美『あたしが小悪魔ならゆうちゃんは大魔王だね。』

雄『はぁ!?』

宏『みー、俺は俺は?』

ひろちゃんは
目を輝かせながら
聞いてきた。

⏰:08/09/16 13:19 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#27 [優]
例えるなら
ひろちゃんは
“天使”

汚れなく
平等で誰にでも優しい
羽が綺麗な
“天使”だよ。

でも、あたしは
“悪魔”

だから
あたしとひろちゃんは
違いすぎる。

好きになっても
一生一緒にはなれない関係。

美『ひろちゃんは……堕天使…かな?』

宏『はぁ!?落ちぶれた天使かよ(笑)』

⏰:08/09/16 13:25 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#28 [優]
“堕天使”
って言ったのは
すこしでも
あたしに近い存在
でいてほしかったから。

あたしの願い…。

こんなことを
考える時点で
あたしとひろちゃんは
違うのにね。

⏰:08/09/16 13:46 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#29 [優]
宏『…みー?どうした?』

美『え?なんでもないよ?』

宏『なんか元気ないよ?何考えてんの?』

雄『どうせ夕飯のことでも考えてたんだろ?』

美『んー夕飯はハンバーグがいいなぁ♪』

⏰:08/09/16 13:50 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#30 [優]
ゆうちゃんのせいで
あたしは
ひろちゃんに完璧
食いしん坊だと
思われてしまった。

本当は違うのに(涙)

宏『みーは食っても食っても身長にいかねぇんだもんなぁ。』

雄『そ、コイツ胸にばっかり栄養いくの(笑)』

美『ゆ、ゆうちゃん!!』

ひろちゃんの前で
何ってこと言うんだ
このバカ兄貴!

⏰:08/09/16 17:26 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#31 [優]
宏『いいじゃん!みー、女はないよりあるほうがいいんだぞ?』

雄『そうそう!』

激しく同感すんなバカ兄貴!

美『……ひろちゃんも?』

宏『そりゃあ、俺も健全な男の子ですから♪』

雄『でも心配すんな!お前には間違っても手出したりしねぇから(笑)』

美『うっさい!雄ちゃんのバカ!』

⏰:08/09/16 23:51 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#32 [優]
そんなこと
言わないで。

ひろちゃんに
“妹”だってことを
実感させないで。

でないとまた…

宏『まあ、大事な妹に手出すほど俺は落ちぶれていないけどな(笑)』

ほらね。

いつもこうやって
妹扱いするんだ…。

⏰:08/09/16 23:54 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#33 [優]
ズキン−。

またひとつ
心が痛む。

美『…ひっ、ひろちゃん身長また伸びた?』

あたしは会話を
反らしたくて
違う話をした。

宏『あ、気付いた?とうとう175センチになったよ♪』

雄『まじ!?俺より5センチも高いじゃん!』

美『あたしより25センチも高いよ〜!?』

⏰:08/09/16 23:58 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#34 [優]
宏『みーはいつまでたってもおチビだもんな(笑)』

そう言って
ひろちゃんは頭を撫でる。
これはひろちゃんの癖。

あたしは昔から
こうされるのが
大好きだった。

美『おチビじゃないもーん//』

雄『いや、チビだろ(笑)ひろ、今日も寄って行くよな?』

宏『当たり前!』

⏰:08/09/17 01:25 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#35 [優]
ひろちゃんは
学校帰り必ず
と言っていいほど
家(正確にはゆうちゃんの部屋)
による。

あたしは
それが楽しみで
しかたない。

DVDを見たり
ゲームをしたり
楽しい一時だから。

⏰:08/09/17 01:30 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#36 [優]
だけど
こんなあたしの
ちっぽけな幸せさえも
奪う悪魔がやってくる
ことになる……。

雄『だだいま〜。』

マ『おかえり!』

宏『おばさんこんにちは!またお邪魔します!』

マ『あらあらひろちゃん。そんなにかしこまんないでくつろいでいいのよ〜?早く上がって上がって♪』

ママは見ての通り
ひろちゃんが好きか
大のお気に入りだった。

⏰:08/09/17 01:48 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#37 [優]
美『…ママ?あたしもいるんだけど……?』

ママ『あら、美園いたの!?ひろちゃんの影に隠れて見えなかったわ!』

美『へーへー。どうせちっちゃいですよーだっ!!』

宏『まあまあ//機嫌直せって、な?』

ひろちゃんが
あたしに向かって
微笑む。

それだけで幸せ♪

美『まあ、仕方ないから許してあげる//』

⏰:08/09/17 01:53 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#38 [優]
☆訂正☆

×→ひろちゃんが好きか

○→ひろちゃんが好きで

⏰:08/09/17 01:55 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#39 [優]
マ『さすがひろちゃん!美園の扱いに慣れてるわね!!どう、家に婿に来ない!?』

美『ママ!!!』

焦るあたしをよそに
ひろちゃんは…

宏『おばさんの手料理を毎日食べれるのはおいしいっすよね(笑)』

案外、世渡り上手…
なのでした。

⏰:08/09/17 01:58 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#40 [優]
雄『ほら、早く上がれって!』

あたし達が
話している間
ゆうちゃんは
既に家に上がっていた。

宏『わーってるよ(笑)じゃあ、お邪魔します!』

マ『どうぞ〜!後でお菓子持っていくわね♪美園も早く着替えてらっしゃい?』

美『はーい。』

⏰:08/09/17 02:02 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


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