〜哀しき運命〜
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#221 [優]
美『何っ……で……痛ッ………。』

言葉を口にした途端
口の中で傷口が擦れて
言葉に詰まった。

雄『なんでってそりゃあ………おい!!……どうしたその傷!?』

雄ちゃんがあたしの
両肩を掴んで言った。

美『痛ッ……。』

雄『誰にやられた!?言え!!美園!?』

⏰:09/01/23 14:06 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#222 [優]
雄ちゃんが心配するのも
無理はない。

あたしの口元は切れて
血が出ていて、
顔にはいくつもの
引っ掻き傷。
スカートから覗く足には
いくつもの痣が出来ていた。


雄『美園!?』

美『いいのっ!!これはあたしとその人の問題だから!!』

⏰:09/01/23 14:11 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#223 [優]
雄『なんだよそれ!!』

そう言うと雄ちゃんは
荒々しくあたしの腕を引っ張り
教室から出た。

美『ゆ、雄ちゃん?…どこ行くの!?』

雄『早く帰って手当てすんだよ!!後なんて残ったら大変だろ!?』


あたしは雄ちゃんの腕を
振り払った。

美『雄ちゃん、先に帰ってて?あたし、どうしてもやらなきゃいけないことがある…。』

⏰:09/01/23 14:54 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#224 [優]
雄『それは、どうしても今日じゃなきゃいけないのか……?』

美『うん。』

雄『そっか……。なら気をつけて行くんだぞ?』

雄ちゃんに見送られ、
あたしは走った。

そして向かったのは
サーちゃんの家…。

⏰:09/01/23 14:56 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#225 [優]
母『あらあら美園ちゃん!まぁ!どうしたの、その怪我!?』

玄関に入るなら
サーちゃんのお母さんに
捕まってしまった。

美『こんな恰好で来てごめんなさい。おばさん!サーちゃんと話しをさせて!』

おばさんは驚きながらも
部屋まで通してくれた。

⏰:09/01/23 14:59 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#226 [優]
コンコンー

美『サーちゃん?みのだよ?…入るね?』

サーちゃんの返事を
聞かないまま
ドアを開けた。

サーちゃんは薄暗い
夕方にも関わらず
電気も付けないで
ベットに潜り込んでいた。

美『サーちゃん?……有実さんに何言われた?』

有実さんの名前を出したら
布団を被るサーちゃんが
ビクッとした。

⏰:09/01/23 16:46 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#227 [優]
美『…サーちゃん?』

彩『……みの……ごめんなさい……ひっく。』

サーちゃんは
布団の中で泣き出した。

彩『あたし………あたし…………。』

美『サーちゃん、落ち着いてからでいいからゆっくり話して?』

サーちゃんは
落ち着きを取り戻し、
ゆっくり話しはじめた。

⏰:09/01/23 16:49 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#228 [優]
実はサーちゃんは有実さんと
同じ小学校だった。

小学校の頃のサーちゃんは
今では考えられないくらい
内気で引きこもりだったらしい。
容姿もポッチャリ体型で、
ぶ厚い眼鏡をかけて
化粧一つせず、
まわりには
『キモイ』
って虐められていた。

⏰:09/01/23 16:55 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#229 [優]
そんなサーちゃんは
みんなが行かない
中学に通うために
家族でこっちに
引っ越してきた。
中学を出ると同時に
イメチェンして変わった
サーちゃん。

ここにはサーちゃんや
サーちゃんを知る人が
いないから安心してたんだって。

だけど高校に進学したら
唯一サーちゃんの過去を
知る人がいた。

……それが有実さん。

⏰:09/01/23 16:57 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#230 [優]
有実さんは
あたしを恨んでいて、
あたしからサーちゃんと言う
親友を引き離そうとした。

そして使った手段が

“小学校の頃の写真を
バラまかれたくなかったら
美園に近付くな。”

…それだけならまだしも、

“美園の好きな宏人を奪え”

って言われたらしい。

⏰:09/01/23 17:01 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


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