〜哀しき運命〜
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#502 [優]
加『なぁんだぁ〃やっぱり知らなかったの?ひろってばあなたに何も話さないのね〃』

彼女は勝ち誇った様子で
腕組みをして
あたしを見た。







あたしはそんな厭味すら
気にならないくらい
頭が真っ白になっていた。

⏰:09/02/13 09:59 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#503 [優]
そんな時タイミングが
いいのか悪いのか
ひろちゃんが戻ってきた。


ガチャー

宏『ただいま〜。オイッ加奈子!緑茶でいいの………』

ひろちゃんは緑茶を
差し出すなり固まった。




宏『何この雰囲気………?』

⏰:09/02/13 10:50 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#504 [優]
加『あたしみーちゃんに教えてあげたのぉ〜〃ひろは来年行くことぉ!』

加奈子はさっきまでの
ハキハキ感は嘘のように
酔っ払い口調で
話しだした。

宏『お前、そーやってまた勝手に……〃』

ひろちゃんは少し
呆れた笑顔で加奈子を見た。


美『……ひろちゃん?………嘘だよね?アフリカなんて行かないよね………?』

⏰:09/02/13 10:54 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#505 [優]
あたしの問い掛けに
ひろちゃんは顔色も
変えずに答えた。












宏『嘘じゃないよ。』

⏰:09/02/13 10:55 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#506 [優]
美『なんでっ……………。』

なんで言って
くれなかったの?

なんでその人は
知ってるの?

なんでその人も
一緒に行くの……?

なんでその人が
ひろちゃんのアパートに
出入りするの………?


あたしは悔しくて
悲しくて涙が流れた。

⏰:09/02/13 10:59 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#507 [優]
宏『加奈子、悪いけどタクシー代出すから今日は帰って?』

ひろちゃんが財布から
お金を出して渡すと
加奈子はニコッと
笑ってアパートを
出て行った。


バタンー


ドアが閉まる音を聞くと
ひろちゃんが
深いため息をついた。

⏰:09/02/13 11:01 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#508 [優]
宏『とりあえず座ろう?』

あたしを宥めるように
優しく言うひろちゃん。

だけど今日ばかりは
そんな優しさで
ごまかされたりしない。


美『どういう事?説明してよ!!』

⏰:09/02/13 11:04 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#509 [優]
ひろちゃんは話してくれた。

ひろちゃんの夢は
アフリカの貧しい国の
子供達を助ける事。

偶然図書館で知り合った
加奈子と夢が同じで、
一緒に夢を叶える
約束をした事。

今まで働いて
稼いできたお金は
必要最低限だけ使って
あとはずっと
貯めてきた事。

⏰:09/02/13 11:09 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#510 [優]
そのお金が来年で
目標額達成するから、
来年アフリカへ
発つという事…。




なんでそんな大切な事
あたしに内緒で
決めちゃうの?

なんで加奈子だけ知ってるの?



美『あの加奈子って人と付き合ってたの…?』

⏰:09/02/13 11:12 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#511 [優]
宏『…うん〃……三年前に半年だけ…………。』


ズキッ。



《あたしとの時は
直ぐだったのに》



加奈子に言われた言葉が
脳裏に浮かぶ。



美『ひろちゃんは……あたしの事好き?』

⏰:09/02/13 11:15 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


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