囚われの姫君
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#211 [新]
「あぁ、俺も今きたとこ。」
「おもしろい本ってどこにあるの?」
「そこの本棚の……」
あたしは神谷くんの指さす方へ向かう。
:08/10/23 03:25
:F902i
:☆☆☆
#212 [新]
「その青い背表紙のやつだよ。」
その本は上の方にあって
あたしが背伸びしてもぎりぎり届かなかった。
「ごめんごめん、俺が取るよ。」
後ろからスッと神谷くんの手が伸びてきた。
:08/10/23 03:27
:F902i
:☆☆☆
#213 [新]
「あ、ありが……と…」
神谷くんは本をあたしに手渡すとそのまま後ろから抱き寄せた。
「っ…!?神谷くん……!?」
「水沢さんの好きな人って…五十嵐 蓮?」
:08/10/23 03:30
:F902i
:☆☆☆
#214 [新]
「何……急に…」
どうしてそんなこと聞くの…?
「耳まで赤い…。やっぱりそうなんだ?」
なんか……やばい……
「離してっ……」
:08/10/23 03:32
:F902i
:☆☆☆
#215 [新]
「あんな野蛮そうなのが好きなんだ?」
神谷くんは後ろからプチンと制服のリボンを外す。
「や…っ!」
神谷くん……
人が変わったように…怖い…
:08/10/23 03:35
:F902i
:☆☆☆
#216 [新]
「水沢さんも純粋そうに見えてやることやってるんだね。」
ちょうどキスマークのところをなぞられる。
「嫌……っ!!!」
怖い………
誰か……
蓮………!!
:08/10/23 03:40
:F902i
:☆☆☆
#217 [新]
「結衣!」
勢いよくドアが開いた。
「蓮……!」
心の声が届いたみたいに
蓮は来てくれた。
:08/10/23 03:43
:F902i
:☆☆☆
#218 [新]
「まさかと思って来てみれば…てめぇ何やってんだ!」
蓮は神谷くんの胸ぐらを掴む。
「殴っちゃ駄目!!」
あたしは今にも殴りかかりそうな蓮を止めに入る。
:08/10/23 03:46
:F902i
:☆☆☆
#219 [新]
「結衣っ…」
「あたし何もされてないからっ…!」
蓮は振りあげていた拳をおろした。
:08/10/23 03:48
:F902i
:☆☆☆
#220 [新]
「神谷…冗談が過ぎたな。止めてくれた結衣に感謝しろ。」
蓮は神谷くんを突き放した。
神谷くんは乱れた制服を直すと図書室を出ていった。
:08/10/23 03:50
:F902i
:☆☆☆
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