囚われの姫君
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#27 [新]
あたしはその背中を見つめていた。

背、また少し伸びたのかな。


子供の頃はあたしより小さかったのにな。

いつの間にか抜かされて、

いつの間にか“男の子”から“男の人”になってた。

⏰:08/10/11 03:23 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#28 [新]
あたしは荷物を持って自分の部屋になる場所へ行った。


「うわぁ…広いっ!」

大きなベッドに壁掛けのテレビ。


女の子らしい箪笥にピンクを基調としたドレッサー。

⏰:08/10/11 03:31 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#29 [新]
お姫様みたいな部屋。


本当にあたしが使っていいのかな…
なんて思いながらも、
ふかふかのベッドへ思い切りダイブした。


「あっ!」

こんなゆっくりしてられない。

ご飯の支度しなくちゃ!

あたしは働きにきてるんだから。

⏰:08/10/11 03:33 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#30 [新]
ガバッと起き上がりキッチンへ向かう。


「何作ろう…」



冷蔵庫を開けると新鮮な食材や高級な食材が…


うっ、冷蔵庫の中がきらきら輝いて見える…。

⏰:08/10/11 03:52 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#31 [新]
ママが作っていた料理を思い出しながら試行錯誤のうえ何とか完成。


「蓮…?ご飯できたけど、食べる?」


控えめにノックをする。


「ん、今行く。」

⏰:08/10/11 03:55 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#32 [新]
リビングに来た蓮はあたしの作った料理を見て口をポカンとあけた。


「これ……食いもんか?」

「なっ!必死に作ったのにっ」


そりゃあ、見た目は悪いけど……味はおいしい…はず!!

⏰:08/10/11 03:58 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#33 [新]
あたしは一口食べてみた。


うっ……お、おいしくない…。


「ごめんっ…すぐ作り直すー…」

片づけようとするあたしを蓮がとめた。

⏰:08/10/11 04:01 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#34 [新]
「いや、いい。食う。」



「でも本当に美味しくないよっ…」



蓮は無言で食べ始めた。


もしかして、気つかってくれたのかな。

⏰:08/10/11 04:04 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#35 [新]
たまに蓮の口からゴリッてありえない擬音が聞こえてくるんだけど……

蓮は顔色一つ変えず完食した。


「ごちそーさん。」


「ごめんねっ…料理勉強するね。」


はぁ…女として情けないなぁ…。

⏰:08/10/11 04:09 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#36 [新]
「よく俺の好きなもん覚えてたな。」


ふっと蓮が笑った。


「それは何ていうか…その、幼なじみだから…」


小さい頃は家族ぐるみでご飯食べたりしてたし…。

⏰:08/10/11 11:58 📱:F902i 🆔:☆☆☆


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