囚われの姫君
最新 最初 🆕
#201 [新]
>>200

アンカーありがとうございます!!

⏰:08/10/22 17:52 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#202 [新]
「機嫌…直ったのか?」


しばらく無言で抱き合っていたことに気づいたあたしは蓮から体を離した。

「…知らないっ…」


「強情な奴だな…」


蓮は目を細めて笑うと瞼にそっとキスをした。

⏰:08/10/22 23:29 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#203 [新]
「先にリビング行ってるぞ。」


そう行って蓮は部屋を出た。


まだ鳴り止まない心臓……


ふと鏡を見ると首筋に痣ができていた。

⏰:08/10/22 23:35 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#204 [新]
「これ…」


キスマーク……


ボッと顔が熱くなるのがわかった。


蓮が触れた証……


ずっと消えなければいいのに……

⏰:08/10/22 23:37 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#205 [新]
──……

「……さん…………

………水沢さん!」


「えっ…ごめん…何?」


「この本はここでいい?」

「あ、うん。」

⏰:08/10/22 23:45 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#206 [新]
今日は受付や返却の本を整理する当番で昼休みに神谷くんと図書室に来ていた。


「ぼーっとしてるけど大丈夫?」



「うん、大丈夫だよっ」

⏰:08/10/22 23:52 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#207 [新]
「今日放課後空いてる?」

「?…うん、空いてるけど…」


「おもしろい本見つけたんだ!水沢さんにも見せようと思って」


神谷くんは告白のこと気にしてないみたい…

⏰:08/10/22 23:55 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#208 [新]
よかった…


同じ委員なのに気まずいのも嫌だし……


「じゃ、放課後図書室で!」

そのとき丁度チャイムがなり神谷くんは図書室を出ていった。

⏰:08/10/23 00:00 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#209 [新]
「また用事?」


蓮が眉をひそめる。


「ごめんねっ…すぐ終わると思うんだけど」


神谷くんの名前は出さない方がいいかな……。

⏰:08/10/23 03:15 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#210 [新]
「ふーん。わかった。」


蓮に断りを入れてあたしは図書室へと急いだ。


「神谷くん、遅くなってごめんね。」


放課後の図書室に神谷くん以外の姿はなかった。

⏰:08/10/23 03:18 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#211 [新]
「あぁ、俺も今きたとこ。」

「おもしろい本ってどこにあるの?」


「そこの本棚の……」


あたしは神谷くんの指さす方へ向かう。

⏰:08/10/23 03:25 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#212 [新]
「その青い背表紙のやつだよ。」


その本は上の方にあって
あたしが背伸びしてもぎりぎり届かなかった。


「ごめんごめん、俺が取るよ。」

後ろからスッと神谷くんの手が伸びてきた。

⏰:08/10/23 03:27 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#213 [新]
「あ、ありが……と…」


神谷くんは本をあたしに手渡すとそのまま後ろから抱き寄せた。


「っ…!?神谷くん……!?」


「水沢さんの好きな人って…五十嵐 蓮?」

⏰:08/10/23 03:30 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#214 [新]
「何……急に…」

どうしてそんなこと聞くの…?


「耳まで赤い…。やっぱりそうなんだ?」


なんか……やばい……


「離してっ……」

⏰:08/10/23 03:32 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#215 [新]
「あんな野蛮そうなのが好きなんだ?」


神谷くんは後ろからプチンと制服のリボンを外す。

「や…っ!」


神谷くん……

人が変わったように…怖い…

⏰:08/10/23 03:35 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#216 [新]
「水沢さんも純粋そうに見えてやることやってるんだね。」


ちょうどキスマークのところをなぞられる。


「嫌……っ!!!」

怖い………

誰か……

蓮………!!

⏰:08/10/23 03:40 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#217 [新]
「結衣!」


勢いよくドアが開いた。


「蓮……!」


心の声が届いたみたいに

蓮は来てくれた。

⏰:08/10/23 03:43 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#218 [新]
「まさかと思って来てみれば…てめぇ何やってんだ!」


蓮は神谷くんの胸ぐらを掴む。


「殴っちゃ駄目!!」


あたしは今にも殴りかかりそうな蓮を止めに入る。

⏰:08/10/23 03:46 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#219 [新]
「結衣っ…」



「あたし何もされてないからっ…!」



蓮は振りあげていた拳をおろした。

⏰:08/10/23 03:48 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#220 [新]
「神谷…冗談が過ぎたな。止めてくれた結衣に感謝しろ。」


蓮は神谷くんを突き放した。


神谷くんは乱れた制服を直すと図書室を出ていった。

⏰:08/10/23 03:50 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#221 [新]
「……はぁっ…」

あたしはそのまま床に座り込んでしまった。


「おいっ…大丈夫か…」



「うん…何か蓮の顔見たら安心しちゃって…」

⏰:08/10/23 03:52 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#222 [新]
そんな気持ちとは裏腹に体の震えが止まらない。


「ごめ…何でかなっ…あたし…」


「怖かったろ…無理すんな…」


震える手を蓮は握ってくれた。

⏰:08/10/23 03:55 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#223 [新]
「…っ…怖かっ…た…」


怖かった……


本当はすごく怖かった…


「結衣…俺が怖いか?」

⏰:08/10/23 03:57 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#224 [新]
「んーん……蓮は…怖くないよっ…」


「なら…俺の胸で泣け。」

蓮はあたしをゆっくり抱き締めて背中をさすってくれた。


「…っ蓮……蓮っ…!っく…ひっく…ぅ」

⏰:08/10/23 04:00 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#225 [新]
しばらくするとだんだん気持ちが落ち着いてきた。

「落ち着いたか?」

「うん…。」


ふと見ると蓮のシャツがあたしの涙で濡れていた。

「ごめん…シャツ汚しちゃったね…」

⏰:08/10/24 03:51 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#226 [新]
「気にするな…帰るぞ。」


「うんっ…」



あたしは蓮の後についていった。

⏰:08/10/24 03:54 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#227 []
あげ

⏰:08/10/24 18:36 📱:F705i 🆔:z/AboWYQ


#228 [ゆう]
続きお願いします

⏰:08/10/25 02:56 📱:W43H 🆔:A.mkPJ7E


#229 [新]
>>227
>>228

ありがとうございます!!

⏰:08/10/25 16:32 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#230 [新]
家につくなり蓮はあたしを抱き締めた。


「蓮……!?」


「本当に何もされてないんだな?」



「うん…大丈夫だよ…」

⏰:08/10/25 17:21 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#231 [新]
すると蓮はあたしのシャツのボタンを外しはじめた。


「ちょ…何してるの…!?」

「確認。」


「かっ…確認って…」

⏰:08/10/25 17:31 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#232 [新]
「やだよっ…玄関でこんなこと……」


あたしは必死にシャツを手繰(たぐ)り寄せる。


「玄関じゃなかったらいいんだな?」



「そういうわけじゃっ…」

⏰:08/10/25 17:33 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#233 [新]
否定しようとしたが時すでに遅し。


意地悪く笑った蓮はあたしを抱えあげると自分の部屋へ行きベッドにあたしをおろした。


蓮があたしの体に跨(またが)っているせいで動けない。

⏰:08/10/25 17:37 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#234 [新]
「手どけないと確認できないんだけど。」


あたしはぶんぶんと首を横に振った。



こんなの…恥ずかしくて死にそう……

⏰:08/10/25 17:50 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#235 [新]
「あ、結衣の頭に虫が…」


「えっ!?嘘っ!やだ!取って!取って!!」


あたしはバサバサと髪をはらった。



「なんて、嘘。」

⏰:08/10/25 17:58 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#236 [新]
蓮は舌を出して笑った。

「ひどーい!……っ!」



思わず手を退けてしまったせいで明るい部屋の中でシャツははだけ、下着が露わになった。

⏰:08/10/25 18:04 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#237 [新]
「そんな…見ないで…」


「何もされてないみたいだな…よかった…」


蓮が安堵の息をもらす。

蓮の手が首筋、鎖骨をすべり、胸のふくらみへと達する。

⏰:08/10/25 18:09 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#238 [新]
「あっ……ダメ…!」


「お前さ、もうちっと危機感持てよ。」


蓮が胸元にキスをしながら言った。


危機感…って……!?

⏰:08/10/25 18:12 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#239 [新]
蓮が触れるところに神経が集中する……


「俺は気が気じゃねぇんだよ……」



「…っあ…蓮………!」



蓮がキスをしようとした時…

⏰:08/10/25 18:17 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#240 [新]
ピンポーン…


キスまであと一センチのところでインターホンが鳴った。


「……」


「誰か来たよ…?」


蓮はチッと舌打ちをするとあたしのシャツを直して部屋から出た。

⏰:08/10/25 18:20 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#241 [新]
あたしは起きあがって乱れた髪を直す。


蓮の手が…胸に……


嬉しいような複雑な気分だった。


蓮はどうして……

どんな気持ちで…

あたしに触れるんだろう…。

⏰:08/10/25 18:24 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#242 [新]
「悠!?」

玄関の方から蓮の声が聞こえた。

「蓮??」

玄関へ行くと蓮…と、もう一人男の人が立っていた。


「あっ!結衣ちゃんお邪魔しまーす!」

⏰:08/10/25 19:30 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#243 [新]
「おいっ…つうかいつの間に結衣ちゃんて呼んでんだよ…」


「固いこと言うなって!」

その人は蓮の肩をばしばし叩いた。


「俺、木原 悠!よろしくな!」

⏰:08/10/25 19:33 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#244 [新]
その人はあたしの手を取って上下にふった。


「あ、…よろしく…」


「てか結衣ちゃんやっぱかーわいー!」

そう言って木原くんはあたしに抱きついた。

⏰:08/10/25 19:38 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#245 [新]
「えぇっ…!?ちょっと…離し……」


あたふたしていると木原くんは蓮に首根っこを掴まれ強制的に離された。


「悠、お前いい加減にしないと追い帰すぞ?」

⏰:08/10/25 19:45 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#246 [新]
蓮がジロリと木原くんを睨む。


「まぁまぁ…これから丁度ご飯だから、三人で食べよっ!…ねっ?」



なんとか場の空気を和ませ三人で食事をすることにした。

⏰:08/10/25 19:47 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#247 [我輩は匿名である]
読んでます♪
頑張ってください

⏰:08/10/25 21:55 📱:W61PT 🆔:6ZGDctas


#248 [新]
「うまい!さすが結衣ちゃん」

木原くんはご飯を頬張りながら言った。


「あたしは少し手伝っただけだから…」


「食ったら帰れよ。」


蓮…何か不機嫌…?

⏰:08/10/25 22:01 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#249 [新]
>>247

ありがとうございますっ//

⏰:08/10/25 22:02 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#250 [新]
「ぅえー、今日泊まるつもりで来たのにー」


「馬鹿言うな。部屋ももう余ってねぇよ。」


木原くんはあたしに視線を移した。


うっ・・・すごく目で訴えられてる・・・。

⏰:08/10/25 22:29 📱:F902i 🆔:☆☆☆


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194