囚われの姫君
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#401 [新]
「っ…くそ…お前といたら調子狂う…」



蓮はそう言うとあたしを抱きしめた。



優しく、だけど、強く。

⏰:08/10/31 02:45 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#402 [新]
「お前の前では冷静でいたいのに、いつも余裕がなくなる…。
俺は…お前のことが…」


胸が高鳴る。




「好きでしょうがないみたいだ──……。」

⏰:08/10/31 03:01 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#403 [新]
─好きでしょうがないみたいだ─


その言葉が何度も頭の中をまわる。


「ほ……んと?」



蓮が…あたしのことを……?

⏰:08/10/31 03:04 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#404 [新]
「嘘ついてどうすんだよ。てか気付けよな…。」


「だっ、だって…蓮すぐ怒るし、冷たかったり優しかったりよくわかんないしっ…」



まさかあたしのことを好きだなんて夢にも思ってなかった…………

⏰:08/10/31 03:07 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#405 [新]
「馬鹿、泣くな…」


蓮はそっと涙をぬぐってくれた。


「……嬉し涙って思ってもいいんだよな?」


あたしはこくんとうなずいた。

⏰:08/10/31 03:15 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#406 [新]
蓮の手が頬を包み込み、ゆっくりと距離が縮まる。



「ずっと俺の傍にいろよ…」



囁く声が聞こえて、唇が触れた。

⏰:08/10/31 03:17 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#407 [新]
「…っは……蓮…」


「結衣…キス巧(うま)くなったな。」


口角をあげて笑う蓮。


「なっ…べっ…別にっ」


一気に顔が熱くなるのがわかった

⏰:08/10/31 03:26 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#408 [我輩は匿名である]
頑張って下さい!!

⏰:08/10/31 03:27 📱:SO706i 🆔:AXux5TiI


#409 [新]
「両想いってわかったことだし、俺もう我慢しねぇから。
覚悟しろよ?」


ぺろりと耳を舐め上げて蓮はそう言った。




「!!…蓮のバカ!エッチ!」

⏰:08/10/31 03:31 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#410 [新]
あたしがキスのその先を知るのは…………


きっと、そう遠くない未来………。


俺様な王子と、王子に囚われた姫君の恋は


まだ始まったばかり──

⏰:08/10/31 03:35 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#411 [新]
>>408

ありがとうございます!!♪

⏰:08/10/31 03:35 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#412 [新]
感想版です。
感想・意見お待ちしとりますっ


bbs1.ryne.jp/r.php/novel/3981/

⏰:08/10/31 03:37 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#413 [新]
────……


「おはよ。」


蓮があくびをしながら起きてきた。



「お…おはよっ。もうご飯できるから…」

⏰:08/11/01 02:54 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#414 [新]
蓮に告白されたその数日後…


あたし、蓮の家に住むことになりました。



もちろん両方の親に承諾を得て、手伝いのバイトもするっていう条件付きで。

⏰:08/11/01 02:56 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#415 [新]
「腹減った。」


蓮が後ろから腰に手を回してきた。


「くっついたら作れないよっ…」


ていうか恥ずかしいからくっつかないでーっ…!

⏰:08/11/01 03:06 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#416 [新]
両想いになれて嬉しいけど、


ドキドキしすぎて心臓に悪いかも…。



「結衣…紺野に何かされたらすぐ言えよ?」

⏰:08/11/01 03:20 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#417 [新]
「…うん。」


紺野さん…あれから何も言ってこない。



もうこれ以上何も起こらないといいけど……。

⏰:08/11/01 03:23 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#418 [新]
それからしばらく経ったある日…


「よし!終わったぁ。」



放課後、日直の仕事を片づけたあたしは帰る準備をして教室を出た。

⏰:08/11/01 03:41 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#419 [新]
すると目の前に紺野さんが立ちはだかる。


「ちょっと話あるから来てよ。」


紺野さんは有無をいわさずあたしの手を取るとそのまま引っ張った。


「離してっ…紺野さん…!」

⏰:08/11/01 03:45 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#420 [新]
そして、授業の時以外は誰も使っていない教室まで連れてこられた。


その教室には、見覚えのない顔の男の人が二人…。


「へぇ、可愛いじゃん。」

一人の男が上から下へじろじろとあたしを見る。

⏰:08/11/01 03:52 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#421 [新]
「この子、好きにヤっちゃっていいから。」

そう言って紺野さんはあたしの背中を押した。


「きゃ…っ」


あたしは男達の方へよろけ、一人に腕を後ろ手に掴まれた。

⏰:08/11/01 03:59 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#422 [新]
腕の自由を奪われ抵抗ができない。


「離して!何するのっ……」



紺野さんはそんなあたしを見てクスクスと笑った。

⏰:08/11/01 04:00 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#423 [新]
「この状況でやる事なんて一つしかないでしょ?

あんたの好きな五十嵐くんに教えてあげるといいわよ。

『あたしは傷モノになりました』…ってね。」


そう言って紺野さんは教室を出ていった。

⏰:08/11/01 04:05 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#424 [新]
扉を閉める音が静かな教室に響く。


「こんな可愛い子とやれるなんてラッキー!」


男がくいっとあたしの顎を持ち上げた。


「や…触らな……で…」

⏰:08/11/01 04:07 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#425 [新]
どうしよう……


怖くて声が出せない……


足が震える……



蓮はもうとっくに帰ってるはずだよね……

⏰:08/11/01 04:09 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#426 [新]
「泣くなって!すぐ気持ちよくしてやるからさ。」

床に倒され一人はあたしの腕を押さえつけ、もう一人はあたしにまたがった。


「ん………!!」


無理矢理唇を押さえつけられた。

⏰:08/11/01 04:12 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#427 [新]
必死に歯を食いしばるも、舌でこじ開けられる。


「や…やめっ……んんっ」


嫌……


嫌だ………!!

⏰:08/11/01 04:14 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#428 [新]
男の手がシャツに伸びる。

乱暴に扱われシャツのボタンがブチブチッと音を立てて取れた。


「や…っ…!」


「結構胸でけぇじゃん」

⏰:08/11/01 04:17 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#429 [新]
「おい、さっさと済ませて俺に代われよ。」

腕を押さえている男がそう言った。


「わかってるって。」


男は鎖骨や胸の辺りに吸いつきながら手を下肢へと忍ばせた。

⏰:08/11/01 04:23 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#430 [新]
あたしは抵抗もできず、
ただ小さく体を震わせていた。


もう…ダメ…………


このままだと本当に…


犯されてしまう…………

⏰:08/11/01 04:24 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#431 [新]
その時。


教室の前の廊下から生徒の話し声が聞こえた。




それに気づいた男の気が一瞬そちらへ向けられた。

⏰:08/11/01 04:28 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#432 [新]
そしてあたしの腕を押さえていた力が緩んだ。


その瞬間あたしは思い切り男を押し退けて教室を飛び出した。


とにかくその場所から少しでも離れようと走った。

⏰:08/11/01 04:30 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#433 [新]
「っはぁ…!はぁっ……はぁっ………」


学校を飛び出し人混みの中に紛れた。


シャツを胸の前でたぐり寄せたままあたしは家に帰った。

⏰:08/11/01 04:34 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#434 [新]
こんな格好のまま蓮に会うわけにはいかない……


こんなこと蓮には言えない……!!



家に帰ると一目散に自分の部屋へ行き、破られたシャツは箪笥に隠した。

⏰:08/11/01 04:36 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#435 [新]
鏡を見るといくつもキスマークがついていた。


「……!」


腕にも、掴まれていた痕が残っている。


蓮にだけは絶対見られないようにしなきゃ……。

⏰:08/11/01 04:39 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#436 [新]
「結衣?帰ったのか?」


ドアの向こうで蓮の声がして、慌てて服を着た。



「うん!今着替えてるから…」

⏰:08/11/01 04:41 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#437 [新]
「着替えたら来いよ?飯の用意するから。」


「うんっ…わかった…。」


蓮の前では
普通にしなきゃ……
いつも通りに………

⏰:08/11/01 04:44 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#438 [新]
「……衣……
…おい、結衣…?」


「あっ…な、何っ…?」


蓮に呼ばれビクッと肩を揺らす。


「何ぼーっとしてんだ?」

⏰:08/11/01 04:48 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#439 [新]
「何でもないよ。…ご馳走様。」

あたしは食器を片づけて浴室へと向かった。


「…っ…う…ぅ」


まだ男の舌の感触が残ってる。

⏰:08/11/01 22:36 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#440 [新]
あたしはタオルで痛いぐらいに体を擦(こす)った。

赤くなるまで何度も、何度も。


「消えてよっ…こんな痕…」


早く消えて…………

⏰:08/11/01 22:48 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#441 [新]
「結衣、何かあったのか?」

蓮の声が浴室の戸の向こう側から聞こえた。

戸に蓮のシルエットが映し出される。


「ううん!何でもないよっ」

⏰:08/11/01 22:52 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#442 [新]
あたしは慌てて乳白色のお湯に体を沈める。



「様子変だぞ?何か隠し事でもしてんのか?」



「何でもないったら!
蓮には関係ないでしょ!!」

⏰:08/11/01 22:57 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#443 [新]
そう言った後であたしは後悔した。



どうしてこんな言い方しかできないんだろう…。


後悔の念に駆られていると、勢いよく浴室の戸があいた。

⏰:08/11/01 23:00 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#444 [新]
「きゃあっ!なっ、何で入ってくるのよ!バカ!変態!」


あたしは蓮にバシャバシャとお湯をかけた。



「心配してやってんのにその口の聞き方はねぇだろっ。」

⏰:08/11/01 23:03 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#445 [新]
蓮はあたしの腕を掴んだ。


「この痣(あざ)…どうしたんだ?」


しまった………


「これはっ…ぶつけただけ!」

⏰:08/11/01 23:06 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#446 [新]
「ぶつけただけじゃこんな風にならないだろ…
掴まれたりしない限りー……‥っ、お前まさか‥!」


蓮は服が濡れるのもお構いなしにあたしを湯船から抱き上げた。


「だめ‥っ‥!」

⏰:08/11/01 23:10 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#447 [新]
「何だ…これは……」


蓮は胸元のキスマークをなぞった。


蓮に……見られた……



「見…ない……で…っ」

⏰:08/11/01 23:13 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#448 [新]
見ないで………


こんな体………


他の男に痕をつけられた


こんな……汚い体……

⏰:08/11/01 23:15 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#449 [新]
「……紺野か?」


蓮の言葉にピクリと体が反応する。


「そうなんだな!?」



あたしは小さく頷いた。

⏰:08/11/01 23:17 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#450 [新]
「ごめ…なさ…っ…ごめんなさいっ……あたし…」


あたしがもっと気をつけてれば……



「何で結衣が謝るんだ…。守れなかった俺のせいだ…」

⏰:08/11/01 23:20 📱:F902i 🆔:☆☆☆


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