しゃにむに
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#11 [〇◆f9snfTF/yQ]
もともと亮介と秀と正隆は高校時代からの友達で、秀のバイト先で知り合ったのが英二だった。
英二『っしゃー!息抜きホリデーはじまりだなー!』
プシュッ
プシュッ
プシュッ
プシュッ
一斉に缶を開けて、
『かんぱーい!』
ガコンッ
息抜きホリデーはこうして始まる。
:08/11/09 00:12
:SH905iTV
:yGmNtWBo
#12 [〇◆f9snfTF/yQ]
四人はビールを飲みながら他愛もない話で盛り上がる。
亮介『いやー今日も店長はハゲ散らかしてたなー』
秀『どーよ俺のニューへアスタイル!』
正隆『うちの親父もハゲ散らかってるわ』
英二『店長職てはげんのかもなっ』
秀『な、どーよ俺のヘアスタ…』
亮介『マサも遺伝でハゲるなこりゃ』
正隆『ま、まだ大丈夫だろ!』
秀『・・・。』
:08/11/09 00:26
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#13 [〇◆f9snfTF/yQ]
三時間後…
テーブルの上には空き缶が溜まり、四人は赤らんだ顔でいた。
それでもまだまだ息抜きホリデーは続く。
秀『英二、進路どーすんよ』
タバコをふかしながら真面目な質問をした。
亮介『そうだ、来年卒業だろ?』
そっと秀のタバコを一本もらい火をつけながら亮介が言う。
正隆『バリボリ…ポテチ、んめー』
英二『進路ねー…』
タバコの煙をはきながら、つぶやいた。
溜め息混じりにも見えた。
:08/11/09 00:32
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#14 [〇◆f9snfTF/yQ]
英二『実家に戻ろうとおもってさー』
一瞬時が止まった気がした。
秀『実家て、東京!?』
秀は思わず声を高らかに聞いた。
英二『んー、』
亮介『なんでまた』
冷静に亮介は問い掛けた。
:08/11/09 22:48
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#15 [〇◆f9snfTF/yQ]
英二『俺、一人っ子だからさ、親の面倒みなきゃいけないしさ』
正隆『英二んち、片親だもんなー。ムシャムシャ』
亮介『まじか…来年の春か。』
………。
しばらく沈黙は続いた。
:08/11/09 22:56
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#16 [〇◆f9snfTF/yQ]
亮介『…行くか。』
秀『どこいくん?』
亮介『東京』
亮介は満面の笑みで言った。
秀『はあ?お前東京行ってどーすんだよ。』
亮介『いやいや、みんなでさ』
・・・・。
再び沈黙が続く。
:08/11/10 22:50
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:MwemUdn6
#17 [〇◆f9snfTF/yQ]
正隆『いーね!』
秀『おいおいおい!んな簡単に決めんなよ!』
正隆『いーじゃん、楽しそーだし。』
亮介『だろ?いこーぜ!』
秀『行ってどうすんだよ』
亮介『んー、まあ好きな事やりゃあいーだろ!』
:08/11/10 23:01
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#18 [〇◆f9snfTF/yQ]
秀『好きな事って…』
亮介『秀もマサもやりたい事ねーの?将来の夢とか』
正隆『俺は自分の店出したいな。飲食の。』
亮介『じゃ、向こうでやろうぜ?秀は?』
秀『俺は、…グラフィックかな。』
亮介『なら向こうの方があるだろ仕事!』
:08/11/10 23:09
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#19 [〇◆f9snfTF/yQ]
秀『ま、まあな。』
亮介『きまりだな!』
秀『金は?金はどーすんの?住むとこは?』
亮介『今10月だろ、4月まで4ヶ月間、貯める!』
正隆『まあ、三人の稼ぎ貯めれば何とかなるかもな!』
亮介『ってことで、英二!……って、』
:08/11/10 23:13
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#20 [〇◆f9snfTF/yQ]
英二『Zzz…』
亮介『寝とんかーい』
正隆『俺も寝るわああ…』
あくびをしながら正隆は横になった。
秀『ふあぁー』
秀もあくびをして横になった。
亮介『…なんだよ、まだまだビールあるのに。』
プシュッ
亮介は一人残ってるビールを飲みながら、ぼけーっとテレビを見ていた。
:08/11/10 23:19
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