しゃにむに
最新 最初 🆕
#15 [〇◆f9snfTF/yQ]
英二『俺、一人っ子だからさ、親の面倒みなきゃいけないしさ』

正隆『英二んち、片親だもんなー。ムシャムシャ』

亮介『まじか…来年の春か。』

………。

しばらく沈黙は続いた。

⏰:08/11/09 22:56 📱:SH905iTV 🆔:yGmNtWBo


#16 [〇◆f9snfTF/yQ]
亮介『…行くか。』

秀『どこいくん?』

亮介『東京』

亮介は満面の笑みで言った。

秀『はあ?お前東京行ってどーすんだよ。』

亮介『いやいや、みんなでさ』

・・・・。

再び沈黙が続く。

⏰:08/11/10 22:50 📱:SH905iTV 🆔:MwemUdn6


#17 [〇◆f9snfTF/yQ]
正隆『いーね!』

秀『おいおいおい!んな簡単に決めんなよ!』

正隆『いーじゃん、楽しそーだし。』

亮介『だろ?いこーぜ!』

秀『行ってどうすんだよ』
亮介『んー、まあ好きな事やりゃあいーだろ!』

⏰:08/11/10 23:01 📱:SH905iTV 🆔:MwemUdn6


#18 [〇◆f9snfTF/yQ]
秀『好きな事って…』

亮介『秀もマサもやりたい事ねーの?将来の夢とか』

正隆『俺は自分の店出したいな。飲食の。』

亮介『じゃ、向こうでやろうぜ?秀は?』

秀『俺は、…グラフィックかな。』

亮介『なら向こうの方があるだろ仕事!』

⏰:08/11/10 23:09 📱:SH905iTV 🆔:MwemUdn6


#19 [〇◆f9snfTF/yQ]
秀『ま、まあな。』

亮介『きまりだな!』

秀『金は?金はどーすんの?住むとこは?』

亮介『今10月だろ、4月まで4ヶ月間、貯める!』

正隆『まあ、三人の稼ぎ貯めれば何とかなるかもな!』

亮介『ってことで、英二!……って、』

⏰:08/11/10 23:13 📱:SH905iTV 🆔:MwemUdn6


#20 [〇◆f9snfTF/yQ]
英二『Zzz…』

亮介『寝とんかーい』

正隆『俺も寝るわああ…』
あくびをしながら正隆は横になった。

秀『ふあぁー』

秀もあくびをして横になった。

亮介『…なんだよ、まだまだビールあるのに。』

プシュッ

亮介は一人残ってるビールを飲みながら、ぼけーっとテレビを見ていた。

⏰:08/11/10 23:19 📱:SH905iTV 🆔:MwemUdn6


#21 [〇◆f9snfTF/yQ]
亮介『げふぅ…』

亮介は考え事をしていた。

亮介『(俺は何やりたいんだろ。)』

亮介は高校の進路の時も、何も思い付かず、結局進学も就職もせず卒業した。

秀は絵の勉強をするため、専門学校へ進学したが、辞め、今のアルバイトに就いた。
正隆は実家の酒屋を継ぐつもりで高校卒業後、実家の手伝いをしながらバイトをしている。

⏰:08/11/10 23:32 📱:SH905iTV 🆔:MwemUdn6


#22 [〇◆f9snfTF/yQ]
亮介『ぐびぐび…』

ビールを飲みながらテレビを見ていた。


『ジャカジャーン!今日のゲストはUKロックの大型新人!HEATERです、さっそくLive映像を…』

『♭♪♪♯¢℃§*£∫Å♪♪♪』

亮介『げふぅ、何言ってんのかわかんねーけど、やっぱかっけーなー。』

・・・・・・・・・・


気付けば亮介も寝ていた。

テレビの音楽チャンネルの音だけが賑やかに鳴っていた。

⏰:08/11/10 23:43 📱:SH905iTV 🆔:MwemUdn6


#23 [〇◆f9snfTF/yQ]
亮介『ふあぁあー……』

何時だろうか。

亮介『あれ?』

みんないたはずの部屋には亮介以外誰もいなかった。

『ぎゃはは………』

外から微かに聞き慣れた声が聞こえ、反射的に亮介は窓から外を覗いた。

⏰:08/11/13 00:36 📱:SH905iTV 🆔:k7UHQUng


#24 [〇◆f9snfTF/yQ]
すぱんっ!

秀『ナイスボール!』

外では秀と正隆と英二がキャッチボールをしていた。

亮介『お前ら元気だなー。』

窓を開け、亮介はみんなに言った。

秀『おー、亮介もやるかー?』

亮介『いや、俺はいーや。頭いてーし。英二ー!風呂借りるわー。』

英二は夢中にキャッチボールをしながら手を挙げて、亮介に了承の合図をした。

⏰:08/11/13 00:40 📱:SH905iTV 🆔:k7UHQUng


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194