春の希望と･･･【ＢＬ】

　
勇気ってこんなんで
よく成績上位でいられる
よね･･･

そんな事を思いながら
勇気の方を見ると
なにやら雑誌を読んでる

そんなの何処に
隠し持ってたの･･･？
　

　
ぼんやりそれを見てると
視線を感じたのか
なに？と言いながら
勇気が振り向いてきた。

急に目が合って驚いて
ビクンと肩が揺れる

そんな僕に勇気が
驚いたのかなんだよって
顔をしてきた。
　

　
自分の顔が熱い･･･

夏の暑さのせいじゃなく
血がめぐってる

心臓から一気に体中に
流れて、特に顔が熱い。

頭がぼーっとして
世界に勇気の存在以外
居ないような･･･
そんな気さえする。
　

　
勇｢望･･･夏休み実家
　帰んの？｣

望｢ぇ、あぁ
　一応･･･一週間ぐらい｣

それを聞いて勇気が
俺もそれぐらい帰ると
言って、また雑誌に
目を向けた。
　

　
勇気と一週間会えない。

じゃあ雑誌ばっか
見てないで僕の事も
見てよ･･･

一瞬泣きそうになって
しまった。
目頭がじわっと熱くなって視界が揺れる･･･
　

　
その時、揺れてた視界が
急に薄暗くなった

同時に勇気の綺麗な
指先の感触を頬に感じ
ふと、顔を上げる。

そのまま手を首の後ろの
方へのばし、勇気が
近づいてきた･･･
　

　
揺れた視界の中
一瞬･･･勇気の真剣な
目を見た

そして、唇に何か柔らかい感触がして･･･

すぐにキスされたって
わかった。

勇気にキスしてもらいたかったから、すぐ気付いた
　

●きります●

短いですが、今日の更新はここまでo(^-^)o

感想板
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2722/

　
キツイぐらいの日差しが
いきなり柔らかくなった
ような気がする･･･

僕と勇気の周りだけ
春になったみたい

首の後ろで支えてた手が
頬へと移り、親指の先で
二度撫でられた。
　

　
そしてその指は顎へと
滑り落ちて
口を開ける様に促した。

望｢ﾝｯ･･･ぁ････ふ･･///｣

司｢ﾁｭｸ･･･ﾝ･･･｣

熱い舌が口の中に入って
そこから僕の全てが
とろとろに溶かされて
しまう･･･――。
　