春の希望と・・・【BL】
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#1 [コロ]
この小説は
「大好きな春へ・・・」
の番外編です
あまり続きにはなって
おりませんので御了承下さいm(__)m
【注意】
●BLです
同性同士の絡みが嫌い
●荒らし目的
●精神年齢18歳以下
●のろのろ更新の小説なんて嫌い
上記の注意にあてはまる方にはお勧めしませんので
回れ右でお願いします
m(__)m
以上を踏まえてコロの
小説を読んで下さる方は
大歓迎ですo(^-^)o
のんびり見守って下さい
↓前作「大好きな春へ・・・」
bbs1.ryne.jp/r.php/novel-f/5452/:08/11/11 13:21 :SH700i :UsXJcx1w
#2 [コロ]
その日、春日(ハルヒ)は
書斎で仕事をしながら
眠ってしまった海斗(カイト)
の秘書、勇気(ユウキ)の姿
を見つけた。
そのすぐ近くに自分が
探していたペットのラブ
を発見し、書斎に入る
:08/11/11 13:26 :SH700i :UsXJcx1w
#3 [コロ]
春「ラブ、おいで・・・」
くぅん と鼻を鳴らし
ラブはすぐ春日の
腕の中へ駆け寄って来た
春日がラブを抱き上げようとした時、勇気が座る椅子に少しあたってしまい
カタンと音が鳴る・・・
春「ぁ・・・」
:08/11/11 13:31 :SH700i :UsXJcx1w
#4 [コロ]
いつも海斗の片腕として
仕事をこなす勇気が
居眠りなんて、相当疲れているんだろうと
起こさないようにしたつもりが・・・
そんな時、ラブが
わんっと吠えた
春「シィッ・・・・;」
あわてて春日はラブの
口を押さえた
:08/11/11 13:36 :SH700i :UsXJcx1w
#5 [コロ]
勇「ン・・・の・・ぞむ・・・」
春「?・・・ラブ行こうね」
くぅん
春日は静かに書斎を
出て行った。
勇「望・・・ごめ・・・ん」
:08/11/11 13:40 :SH700i :UsXJcx1w
#6 [コロ]
その時、勇気は夢を見ていた・・・
春日や海斗までも
あまり知らない勇気の
高校時代。
望(ノゾム)という
同級生の夢・・・
:08/11/11 13:43 :SH700i :UsXJcx1w
#7 [コロ]
―――・・・・
ザワザワ
男子校で花は無いけど
みんな元気でキラキラしてる
僕は自分のクラスを
そう思いながら席に座って見ていた。
が、突然そんなまったり
していた僕の前に
現れたのは僕と一緒で
背が低く、目線があまり
変わらないクラスの親友
佐々木 司(ササキ ツカサ)
:08/11/11 13:50 :SH700i :UsXJcx1w
#8 [コロ]
司「なぁ望!今度ある
生徒会の集まりさぁ
2年の僕と山田が
仕切れって先輩が言う
だぜ!?酷くない?」
司はいつもの様に僕に
生徒会の愚痴を言ってきた
でもなんだかんだ仕事を
きちんとする司は偉いなぁと思う。
司「あ、そういえば
先輩が佐々木の友達の
北本くん書記しない?
って聞いて来たよ(笑
望やりなよ」
:08/11/11 14:01 :SH700i :UsXJcx1w
#9 [コロ]
北本とは僕の苗字だ
北本 望(キタモト ノゾム)。
望「ぇッ・・・やだよ」
せっかく伸び伸びと
学校生活を満喫してるのに生徒会に時間を取られたくないものだ・・・
それに頭も司と違って
平均レベルだし
迷惑になるだろうし
絶対嫌だと言った。
:08/11/11 14:06 :SH700i :UsXJcx1w
#10 [コロ]
司はケチーと膨れてた
けど、美人だし
そんな顔しても可愛く
見えるだけだ。
怒るから言わないけどね
すると司が膨れた顔のまま僕の後ろにまわり
腕を僕の首に巻き付け
ながらブーブーと文句を
言い始める・・・
:08/11/11 14:12 :SH700i :UsXJcx1w
#11 [コロ]
こうなるといつもの事で
司の機嫌が治るまで
僕はこの親友を背中や
腕に引っ付けながら
すごさなければならない。
望「はぃはぃ、ごめんね」
司「けちー・・・」
この時、司はいつも
チラリチラリとクラスメートの
様子を横目や上目使いで
見ている。
:08/11/11 14:17 :SH700i :UsXJcx1w
#12 [コロ]
前に一度だけ司が
「こうすると皆の様子が
変わるんだよね〜」
と言ってた事がある。
司にはそれが面白いらしいけど、僕にはなんの事か
解らないし、解らなくていいんだって・・・
「男子校だし、僕は自覚
してるけど望は無自覚
だもんね。そこが余計に
可愛いんだけど・・・」
:08/11/11 14:24 :SH700i :UsXJcx1w
#13 [コロ]
司は自覚してるけど
僕は無自覚???
さっぱり解らなかった。
その日、司の機嫌が治ったのは放課後だった
授業中は離れてくれたけど休み時間はずっと離れなくて参ったなぁ・・・
でもケチーと文句を言いながら僕に引っ付いてくる
親友が面白くて僕はいつも笑っていた。
:08/11/11 14:30 :SH700i :UsXJcx1w
#14 [コロ]
こんな毎日がいつも・・・
いつまでも続けばいい
そんな風に思ってた。
高校の2年生で、学校にもなれて受験も無くて
毎日が楽しかった。
これからも続くんだって
ずっと・・・
ずっと・・・―――。
:08/11/11 14:35 :SH700i :UsXJcx1w
#15 [コロ]
●切ります●
はじめまして、お久しぶりです。コロです(^^)
前作「大好きな春へ・・・」
から月日はたち、
春日シリーズとして今作
「春の希望と・・・」
がスタートしました☆
春へ・・・に引き続き、今回もシリアスな感じになると思いますが、最後まで頑張りますので(-.-;)
よろしくお願いします。
:08/11/11 14:57 :SH700i :UsXJcx1w
#16 [コロ]
:08/11/11 15:02 :SH700i :UsXJcx1w
#17 [コロ]
僕の通う私立宮下学園は
中高一環の男子校で
寮もある。
中学の間は自宅通学と
寮通学どちらでもいいため僕は自宅から学園に通ってたけど、高校からは完全な全寮制になる。
嫌だったけど、なにかと
お金を掛けている学園の
寮は学園の敷地内にあり
立派な建物だ・・・
:08/11/11 15:58 :SH700i :UsXJcx1w
#18 [コロ]
これなら中等部の頃から
寮に入ってても良かった
とすら思った。
1・2年は3人部屋
3年は1人部屋になる
なんでも男子校だから
2人部屋にはさせない。
らしい・・・?
意味がわからない・・・
:08/11/11 16:05 :SH700i :UsXJcx1w
#19 [コロ]
運が良いのが、1年の時
司と同じ部屋になり
もう一人もなかなかイイ
奴で、楽しかった。
2年で二人とは別の部屋になったけど、今のルームメイトもかなり気に入ってる
馬鹿っぽいけど頭の良い
小林 光輝(コバヤシ コウキ)
チャライけど和みキャラの
藤田 直也(フジタ ナオヤ)
:08/11/11 16:21 :SH700i :UsXJcx1w
#20 [コロ]
その日の夕方、僕は
ルームメイトの2人と
こっそり持ち込んだお酒を飲みながら談話していた
直「お前すぐ赤くなるな
飲んだのバレバレ・・・」
光「ほんとだ(笑)
部屋から出るなよ」
僕をみて二人は口々に
そう言った。
:08/11/11 16:30 :SH700i :UsXJcx1w
#21 [コロ]
寮管は決まった時間以外
生徒の部屋の方に来ないし皆も、もちつもたれつ
だから告げ口する奴は居ないけど、念のため・・・
僕はわかってるよと
一言だけ二人に言った。
ルームメイトが
この二人になってから
ちょっとだけど僕は悪い事ってのを体験したりする
:08/11/11 16:39 :SH700i :UsXJcx1w
#22 [コロ]
僕と光輝は吸わないけど
直也は煙草を吸うし
大体お酒を持ち込むのは
光輝だ。
同じ部屋の僕まで
悪い事をしてる気分になるけど、そのドキドキ感が
結構楽しい。
お酒も少しだけど
飲むようになったしね
:08/11/11 16:42 :SH700i :UsXJcx1w
#23 [コロ]
まだ2年の夏休み前から
こんな事してちゃ
3年になる頃はどうなってんだろ・・・
酒飲みになってたら
嫌だなぁ・・・
そんな事を考えてると
光輝が話し掛けてきた。
光「なぁ、望は期末
どうすんの?」
望「?・・・・」
:08/11/11 16:49 :SH700i :UsXJcx1w
#24 [コロ]
光「俺またお前に勉強
教えんのヤダぜ・・・」
光輝のケチー・・・
いつもテスト前に
縋り付く僕を見越して
釘を刺してきた。
僕の頭は光輝のお蔭で
平均・・・より、やや高めを
保っている。
:08/11/11 16:53 :SH700i :UsXJcx1w
#25 [コロ]
直「俺もー。また望に
教えんの嫌ぁー(笑」
直也まで・・・
チャライくせに僕より
頭いい所が嫌い。
望「ふんっ、そう言うと
思って今回はちゃんと
予習しっかりしてるん
だからね!」
僕はちょっと自慢げに
言ってのけた
:08/11/11 16:57 :SH700i :UsXJcx1w
#26 [コロ]
すると光輝は偉い偉いと
僕の頭をポンポンして
まるで子供扱いだ。
でも中等部の頃から
子供扱いキャラな僕は
光輝や直也の頭ポンポン
には馴れっこだ。
司までもたまに僕を
子供扱いするんだもん
:08/11/11 17:06 :SH700i :UsXJcx1w
#27 [コロ]
それから飲みはじめて
2時間ほどたって
僕がヘロヘロになってくると、いつも自然に
お開きになる。
明日は土曜で学校が
休みだから良かった・・・
直「よっしゃ、望ベッド
に運ぶか・・・」
光「そぅだな。俺も
そろそろ眠いし」
:08/11/11 17:10 :SH700i :UsXJcx1w
#28 [コロ]
望「もぉ・・・ぉわり・・?」
直「終わりだよー」
二人が僕をベッドに
運ぶ時、いつも言われる
言葉がある・・・
「ほんと同室者が俺達で
良かったね」
またしても意味不明。
:08/11/11 17:15 :SH700i :UsXJcx1w
#29 [コロ]
望はこの男子校の生徒が
同性愛に走る者が居るのを知ってはいた。
実際入学してから手紙や
告白をされた事はあるし
絡まれて危ない目に合いそうになった事もあるけど
運良く誰かに助けてもらったりして酷い目に合いはしなかった。
:08/11/11 17:23 :SH700i :UsXJcx1w
#30 [コロ]
男だし、司みたいに美人じゃないから自分に寄ってくる奴の気持ちが解らない。
でも思春期の男子生徒
にとって望は刺激的な
容姿をしていた。
:08/11/11 17:30 :SH700i :UsXJcx1w
#31 [コロ]
小さくて華奢な体に
くりくりした瞳。
白い滑らかな肌と
サラサラなのにふわふわ
した髪・・・
ふっくらした赤い唇
中等部の時は女の子みたいだった見た目は
高等部では少年っぽさも
入り交じり、たまらなく
愛くるしくなった。
:08/11/11 17:38 :SH700i :UsXJcx1w
#32 [コロ]
直「ほんと可愛いわ
こいつ・・・笑」
光「すやすや寝ちゃって」
直也と光輝、二人とも
3人部屋で良かったと
多々思っていた・・・
望と2人部屋だと
自分を押さえる自信が
無くなる気がする。
:08/11/11 17:47 :SH700i :UsXJcx1w
#33 [コロ]
性にあまり知識のない
望が危ない奴と同じ部屋
だったら、きっと今ごろ
酷い目にあってただろう。
男同士のエグい行為を
無理矢理受けて
毎日泣く日々を送っていたかもしれない。
:08/11/11 17:53 :SH700i :UsXJcx1w
#34 [コロ]
そう思うと自分達と
同室で本当に良かったと
二人は思った。
直也と光輝は学校の
不良と言われるグループでいつも仲間とつるんでいた
そんな自分達と望を同室にした教師に始めは驚いたけど、今思うと良い選択だったかもしれない。
:08/11/11 18:02 :SH700i :UsXJcx1w
#35 [コロ]
自分達のグループは
校則も破るし、見た目も
悪いけど、根はイイ奴ら
ばかりだ。
それがあってか、教師にはわりと好かれている。
中には嫌悪する頭の固い
教師もいるが・・・
本当にヤバイ事の区別が
出来る。
そう思って望とこの二人を同じ部屋にしたんだろう。
:08/11/11 18:07 :SH700i :UsXJcx1w
#36 [コロ]
変に真面目で女に相手に
されない奴と同室にしたら逆に危ない恐れもある。
その点、自分達は
暇があれば街に行って
ナンパして女と遊んだり
学園内でも目立つし
モテる容姿の奴らばっか
だから性処理には困って
いない・・・。
:08/11/11 18:13 :SH700i :UsXJcx1w
#37 [コロ]
光「センセって以外に
考えてんだなぁ」
直「自分の学校でヤバイ
事起きないためだろ」
光「まぁな。よし・・・
もっかい飲もうぜ」
望が潰れてお開きになる
飲み会は、望がベッドに
入った後、再び再開するのはいつもの事だった。
:08/11/11 18:20 :SH700i :UsXJcx1w
#38 [コロ]
●切ります●
今日の更新はここまでに
したいと思いますm(__)m
また読みに来て下さい☆
:08/11/11 18:35 :SH700i :UsXJcx1w
#39 [コロ]
――翌日―・・・
僕はぼんやりする頭を
何度か枕にコロコロさせてから目を開けた。
朝日と言うか時計の針は
10時過ぎを指していた。
重い体を起こし、また
布団の中にもぐる・・・
それを何度も繰り返す。
:08/11/12 04:46 :SH700i :zJpHm96Q
#40 [コロ]
そうしてる内にルームメイトのどちらかが
僕の脇あたりに手を入れて後ろからヨイショと
起こしてくれる・・・。
まるで猫だ。
光「ぉーぃ・・・?
望くん起きろよ」
望「うる・・・さぁ・・ぃ
ハゲぇ・・・zzz」
:08/11/12 04:55 :SH700i :zJpHm96Q
#41 [コロ]
光「は・・・・?怒」
直「ぶッ!・・・笑」
前に僕は寝起きの一言が
キツイと司が言ってた。
普段も割とズバっと
物を言う方なんだけど
睡眠妨害やまだ眠い時は
意味不明な文句を
言うらしい・・・
:08/11/12 05:02 :SH700i :zJpHm96Q
#42 [コロ]
僕は覚えてないけどね。
司に「黙れ、ジャガ芋」
って言った時は
そりゃあ超過激にビンタ
されたもんだ・・・
ジャガ芋って?なに?
って感じ・・・
言われたらキレるよね。
普通・・・。
:08/11/12 05:10 :SH700i :zJpHm96Q
#43 [コロ]
それから数分たって
僕はなんとかボンヤリする頭を働かせはじめた。
光輝に謝りながら
布団の中でもぞもぞして
直也に笑われたけど・・・
そんな事をしてると
部屋のドアを誰かが
ノックした。
:08/11/12 05:35 :SH700i :zJpHm96Q
#44 [コロ]
一番ドアの近くにいた
直也が立ち上がり
はいはいと言いながら
入口の方に向かった。
僕もそろそろ起きないと
光輝に怒られそうだから
腕を踏ん張って、体を
持ち上げた。
直也と光輝だったら
光輝のがキレやすいから
あんまりダラダラ
してられない・・・。
:08/11/12 16:43 :SH700i :zJpHm96Q
#45 [コロ]
僕がやっとの思いで
布団から体を出した時
入口から直也が戻ってきた
直「勇気が来たよ〜ん」
光「おーす、勇気」
その日は、窓から太陽の光が眩しすぎる日だった。
:08/11/12 16:54 :SH700i :zJpHm96Q
#46 [コロ]
部屋に来た人物は
直也と光輝のグループの
中心的人物で、僕の
隣のクラスの同級生・・・
一応不良グループのトップだし、同じクラスになった事ないし、今まで話しなんてした事ほとんど無い。
だから今日の出会いで
この先、僕の人生に
大きくかかわるなんて
思いもしなかった。
:08/11/12 17:01 :SH700i :zJpHm96Q
#47 [コロ]
彼の名前は
中西 勇気(ナカニシ ユウキ)
僕とは正反対で
背が高くて大人っぽくて
僕に無い物をたくさん
持った奴だった・・・。
:08/11/12 17:10 :SH700i :zJpHm96Q
#48 [コロ]
:08/11/12 17:15 :SH700i :zJpHm96Q
#49 [コロ]
勇「よぉ、なんだよ光輝
風呂上がり?」
光「そー、バスケ部の
朝練で汗かいたから」
勇「は?笑
部活入ってねぇじゃん」
光「まぁまぁ・・・笑」
:08/11/13 07:22 :SH700i :zr0O5u2I
#50 [コロ]
なんとも和やか(?)な
寮の光景だけど
僕の心臓はドキドキ
鳴っていた・・・
だって中西くんだよ?!
僕みたいな一般生徒が
絡めるレベルの人物じゃ
無いからねッ!
はっきり言って怖い。
:08/11/13 07:28 :SH700i :zr0O5u2I
#51 [コロ]
見上げる程高い身長は
彼の学園での人気の高さをものがたっているし
きっとあの顔は
老若男女、誰もが認める
ほど整った美形だろう。
迫力がありすぎる・・・;
:08/11/13 07:38 :SH700i :zr0O5u2I
#52 [コロ]
直也と光輝だって
同じ部屋になった時
始めは怖くてどうしようかと思ったのに・・・
中西くんは流石に僕じゃ
無理です(何が?笑)
すると、あたふたしてる
僕を見つけたらしい
中西くんが声をかけてきた
:08/11/13 07:45 :SH700i :zr0O5u2I
#53 [コロ]
勇「あー、お邪魔します」
僕は布団の中でビクリと
小さく跳びはね
そろっと顔を入口の
方へと向けた。
望「あ、は、はぃ・・・」
直「あははい?笑
望まだ寝ぼけてんの?」
:08/11/13 07:50 :SH700i :zr0O5u2I
#54 [コロ]
直也のツッコミが
ムカツクけどスルーだ。
このさい寝ぼけてる事に
した方がいい・・・
「はい」って言うだけで
噛んだなんてばれたら
バカみたいだ。
:08/11/13 07:53 :SH700i :zr0O5u2I
#55 [コロ]
光輝も僕の隣で笑って
おまけに頭ポンポンまで
してきたけど、無視。
いいんだ、きっと
このキャラが僕には
1番あってんだよ・・・
半ば心の中でヤケになってると、急に眩しい太陽の
光りをさえぎる陰が出来た
:08/11/13 08:01 :SH700i :zr0O5u2I
#56 [コロ]
何だろうと伏せていた
目を上にあげると
そこには以外に近い距離で中西くんが僕の顔を
覗きこんでいた・・・
望「ビクン・・・!?」
勇「・・・・お前らコイツと
同室だったの?」
・・・・・・・・・・・・・へ?
:08/11/13 08:09 :SH700i :zr0O5u2I
#57 [コロ]
コイツって・・・僕ですか?
何か気に障る感じなら
すいません・・・;
勇「なんかコイツさぁ
ビクビクしてんだけど」
あ、うん。やっぱ
コイツって僕の事みたい。
:08/11/13 08:18 :SH700i :zr0O5u2I
#58 [コロ]
直也と光輝が
前に言ったじゃん
とか言ってるけど
きっと二人は
言ったんだろうけど
彼・・・・多分
僕の名前知らないんじゃ
ないかな・・・・?
:08/11/13 08:24 :SH700i :zr0O5u2I
#59 [コロ]
その後も終始ビクビクで
僕は一応、中西くんに
北本 望ですと伝えたら
「うぃー。中西 勇気
よろしくー。」
と、まぁ軽く飛んで行きそうな挨拶をされた。
:08/11/13 08:32 :SH700i :zr0O5u2I
#60 [コロ]
なんか拍子抜け・・・
構えなくて良いくらい
僕の存在がどうでもイイ
感じがする。
ベッドの上でポヘっと
してると3人は
いつの間にか最近の
話題の話しで盛り上がり
始めた・・・。
:08/11/13 08:39 :SH700i :zr0O5u2I
#61 [コロ]
僕も、まぁいいか?
なんて思いながら
とりあえず服でも着替えて落ち着く事にした。
タンクトップ上に薄手の
パーカを羽織って
下は膝丈のデニムにした。
寮の部屋着なんて
大体こんなもんでしょ。
むしろジャージじゃない
だけマシな方だ。
:08/11/13 08:51 :SH700i :zr0O5u2I
#62 [コロ]
勇「・・・お前らさぁ
よく手ぇ出してねぇな」
直「偉いっしょー」
勇「絶対ぇ本人自覚とか
して無いだろ・・・」
光「うん、全く無い。
一応バカだから(笑)」
:08/11/13 09:03 :SH700i :zr0O5u2I
#63 [コロ]
バカだからこんな話しを
されてるのにも気付かず
休日の日課になってる
「窓の近くの床に座って
漫画の本を読む」
をし始めた。
どうせ誰かと遊ぶとしても大体、昼食とった
後からだしね。
でも今日は一応予定無し。
:08/11/13 09:14 :SH700i :zr0O5u2I
#64 [コロ]
勇「友達とか・・・
いません的な?;」
直「いや、いるよ(笑)」
光「俺の推測では休日の
午前中は、あそこで
小さい体に元気を
取り入れるために
光合成をしてんだよ」
:08/11/13 09:20 :SH700i :zr0O5u2I
#65 [コロ]
ダンッッ!!!
急にテーブルがひっくり返るような音が鳴り
僕は驚いてその場に
達ち上がった。
慌てて音の方を見ると
中西くんが床に伏せて
肩をピクピクさせながら
大爆笑をし始めた。
:08/11/13 09:27 :SH700i :zr0O5u2I
#66 [コロ]
何か言いながら
爆笑してる中西くんを
しばらく唖然と見てると
「光合成」
「小さい体に元気を」
と言ってる様だった。
僕は自分の顔が真っ赤に
なるのを感じながら
キッ!と光輝を睨んだ。
:08/11/13 09:36 :SH700i :zr0O5u2I
#67 [コロ]
睨まれた光輝は
「え?違うの〜?笑
ごめんごめん」
なんて言ってるけど
もぅ許さない!
僕は持ってた本を置いて
ベッドへ行き
掛け布団を光輝の頭に
被せてタックルした。
:08/11/13 09:41 :SH700i :zr0O5u2I
#68 [コロ]
すると様子を見ながら
笑ってた中西くんが
光合成したから元気だ
と言って、また
爆笑し始めたもんだから
僕の怒りはいよいよ
ピークになった。
望「光輝のバカッ!
てめぇふざけた事
言ってんじゃねぇぞ」
:08/11/13 09:47 :SH700i :zr0O5u2I
#69 [コロ]
少しの間、布団の上から
押さえ付けてると
光輝は突然動かなくなった
僕が一瞬「え?」と
気をゆるめたら・・・
光「甘ぇんだよッ!笑」
と布団をひっくり返して
逆に僕が埋もれる
形になった・・・
:08/11/13 09:52 :SH700i :zr0O5u2I
#70 [コロ]
望「んぁッ!・・・・
むぅぅぅ゙ッ」
光「ばーか!笑」
普段スポーツして
イイ体の光輝に力では
全然かなわなくて
僕は手と足の先の方を
パタパタするしか
抵抗が出来なかった。
:08/11/13 09:59 :SH700i :zr0O5u2I
#71 [コロ]
しばらくそうしてると
傍観してた直也が
「そろそろかわいそう」
と言って、光輝は
やっと僕の顔だけを
布団から出してくれた。
光「久しぶり(笑)」
望「・・・・・ッ・・」
悔しいっ
:08/11/13 10:04 :SH700i :zr0O5u2I
#72 [コロ]
僕がフンッと顔を横に
向けると中西くんと
目が合ってしまった。
勇「・・・光輝そろそろ
離してやれよ(笑)
泣きそうだぞ。」
また僕はムッとして
中西くんに抗議をしようとしたら、なにやら
光輝の様子がおかしい・・・
:08/11/13 10:11 :SH700i :zr0O5u2I
#73 [コロ]
光「あ〜・・・ぅん・・・
今ぁ、ちょっと無理」
勇「は?」
光「ヤベッ・・・; 勃った」
直「・・・アホだろ、お前」
望「???」
:08/11/13 10:16 :SH700i :zr0O5u2I
#74 [コロ]
―――数分後―・・
光輝はトイレから
スッキリした顔で
戻ってきた。
参った参ったとか
言いつつかなりご機嫌。
そんなにトイレで
スッキリしたのか・・・
幸せな奴だな。
:08/11/13 10:22 :SH700i :zr0O5u2I
#75 [コロ]
その日、昼過ぎまで
中西くんは僕達の部屋
に居て、何故か僕も
仲間に加わって4人で
ずっと喋ったりふざけ合ったりしていた。
中西くんは僕を望と
呼んでくれたから名前を
覚えてくれたらしい。
だから僕も中西くんを
勇気と呼ぶ事にした。
:08/11/13 10:29 :SH700i :zr0O5u2I
#76 [コロ]
人は見かけじゃ無い。
勇気は喋り方はクール
だけど、親しみやすくて
冗談も通じる・・・
うん!良い友達になれそう
:08/11/13 10:41 :SH700i :zr0O5u2I
#77 [コロ]
●切ります●
:08/11/13 10:44 :SH700i :zr0O5u2I
#78 [コロ]
:08/11/13 11:05 :SH700i :zr0O5u2I
#79 [コロ]
―――・・・
夏休みが、あと3週間後
と迫っていた。
宮下学園の生徒は
寮の住み心地の良さから
あまり里帰りをする人は
いない。
しても1週間や2週間で
戻って来て、のんびり
してるケースが多い・・・
:08/11/13 15:51 :SH700i :zr0O5u2I
#80 [コロ]
そのため里帰りの準備を
する者は少なく
寮内は穏やかな感じだ。
あの日以来、勇気と
よく休み時間や放課後を
一緒にすごす事が
多くなった。
:08/11/13 15:54 :SH700i :zr0O5u2I
#81 [コロ]
夏休み前で、生徒会に
所属する司はその仕事が
忙しくて、最近はあまり
かまってくれない。
だから僕は直也とよく一緒に勇気と光輝のクラスに
行ったりしていた。
司がこの前
「僕だけ仲間外れだ!」
と、ぐずってたけど・・・
:08/11/13 15:58 :SH700i :zr0O5u2I
#82 [コロ]
まぁ、生徒会の仕事を
サボらせるほど僕には
権力無いんで・・・笑
ゴメンよ司。
:08/11/13 16:02 :SH700i :zr0O5u2I
#83 [コロ]
キーンコーンカーンコーン・・・
―学園の屋上―
望「勇気さん・・・」
勇(目だけで返事)
望「僕、初めて授業
ザボってますが・・・」
勇「プッ・・・・笑」
:08/11/13 16:07 :SH700i :zr0O5u2I
#84 [コロ]
あ、今バカにしたな?
今日はイイ天気。
僕は昼休みを司と過ごした後、光輝の教科書を
間違えて持って来ていた
事を思いだし、授業まで
時間はなかったけど
隣のクラスまで行った。
:08/11/13 16:10 :SH700i :zr0O5u2I
#85 [コロ]
教科書を光輝に渡して
自分のクラスに戻ろうと
した時、勇気に
サボるから付き合え
とズルズル屋上まで
連れてこられたのだ。
何でも、自分のクラスが
数学から体育に授業が
変更したため、食べた後の運動が嫌でサボるらしい。
:08/11/13 16:14 :SH700i :zr0O5u2I
#86 [コロ]
まぁ気持ちはわかるけど
僕まで巻き込むなよ・・・
さしずめ、タイミング良く
現れた手軽な話し相手
って所だろう。
望「・・・でも、雑誌ばっか
読んでさぁ・・・」(ボソ)
勇「クス・・・なぁ望。」
:08/11/13 16:18 :SH700i :zr0O5u2I
#87 [コロ]
望「ぇ・・・・何?」
勇「コレ見ろよ」
勇気が見せてきた雑誌の
ページには、女の人の
裸の写真が載っていた。
あんまりそぅ言うのを
見た事ない僕は
当然あたふたとしてしまう
:08/11/13 16:21 :SH700i :zr0O5u2I
#88 [コロ]
そんな僕を見て勇気は
笑った。
勇「お前ホントこの手の
ネタ駄目だな(笑)」
望「ッ・・・///」
勇「絶対ぇ男同士の
ヤリ方知らねぇだろ」
:08/11/13 16:25 :SH700i :zr0O5u2I
#89 [コロ]
ぇ・・・?男同士?
同性愛は知ってるし
現にちょっと危ない目に
あった事もある。
でも、ヤリ方って・・・
何のヤリ方?
僕はそれを聞いたら
きっと馬鹿にされると
思い強がって「知ってる」
と言ってしまった。
:08/11/13 16:29 :SH700i :zr0O5u2I
#90 [コロ]
すると勇気は綺麗な顔を
ニヤリと笑わせて
右手を僕の前へ伸ばしてくると、トンッ・・・と
そのまま僕を後ろへ
押し倒した。
わけがわからず
キョトンとしていると
勇気がそのまま
覆いかぶさって来た・・・
:08/11/13 16:34 :SH700i :zr0O5u2I
#91 [コロ]
勇「ホントに知ってる?」
クスリと笑いながら
僕を見下ろしてきて
・・・初めて、勇気に
ドキリ と変な感情を
抱いた。
少し、怖いとも・・・。
:08/11/13 16:37 :SH700i :zr0O5u2I
#92 [コロ]
勇「ヤルってわかる?
セックスの事
言ってんだけど・・・」
望「ぇ・・・・///」
セックスって男同士でも
出来るの・・・?
だって、何処に入れるの?
:08/11/13 16:40 :SH700i :zr0O5u2I
#93 [コロ]
セックスという単語と
どうやって?と言う
疑問で僕は頭が
プチパニックになっていた
すると勇気が僕の
足の間に体を割り込ませ
顔を近づけて、こう言った・・・。
:08/11/13 16:44 :SH700i :zr0O5u2I
#94 [コロ]
勇「例えばお前が女役
だとすると、俺の
チンコをこぅやって
お前のケツの穴に
入れるんだよ・・・」
グイッ ――・・・
望「ヒッ・・・・///」
勇「そんで出したり
入れたりすれば完ぺき
・・・・・・だろ?笑」
:08/11/13 16:49 :SH700i :zr0O5u2I
#95 [コロ]
僕は顔を真っ赤にして
勇気のアソコがまだ
自分のお尻に密着してる
事も忘れて硬直した。
だって、そんな所
使うなんて思わなかった
んだもん・・・
:08/11/13 16:53 :SH700i :zr0O5u2I
#96 [コロ]
あまりにも驚いている
僕を見て面白かったのか
また勇気は笑いだした。
その笑った振動が
下半身を通して僕の体も
揺らし、それを見た
勇気はとんでもない事を
言って来た・・・
:08/11/13 16:57 :SH700i :zr0O5u2I
#97 [コロ]
勇「望とセックスしてる
みてぇ・・・・・・笑」
僕はそれを聞いて
さらに顔を赤くした・・・
:08/11/13 16:59 :SH700i :zr0O5u2I
#98 [コロ]
だけど、キモイとか
ふざけんなとか
そんな感情は湧かなくて
ただ恥ずかしかった。
勇気に組しだかれて
心臓がはち切れそうな程
ドキドキ鳴ってた・・・。
:08/11/13 17:16 :SH700i :zr0O5u2I
#99 [コロ]
●切ります●
:08/11/13 17:17 :SH700i :zr0O5u2I
#100 [コロ]
:08/11/13 17:33 :SH700i :zr0O5u2I
#101 [コロ]
その後、勇気は直ぐに
僕の上から離れたけど
なかなか鼓動は
落ち着いてくれなくて
なんだか気まずかった。
僕の顔が赤くなってるの
勇気にバレたかな・・・
バレてたら恥ずかしい。
:08/11/13 19:42 :SH700i :zr0O5u2I
#102 [コロ]
同じ男にちょっと
からかわれたぐらいで
女の子みたいな反応
しちゃったなんて
正直キモイもん・・・
勇気がカッコ良すぎる
から悪いんだ。
僕は自分の失態を
勇気の容姿のせいにした
:08/11/13 19:48 :SH700i :zr0O5u2I
#103 [コロ]
勇「・・・・・・・・。」
勇気は自分の発言の
馬鹿さ加減に呆れていた
なに真剣な顔で
セックスしてるみてぇ
とか言ってんだか・・・
まるで好きな子と
エッチな絡みが出来て
ご機嫌みたいですと
言ってるみたいだ・・・
:08/11/13 20:00 :SH700i :zr0O5u2I
#104 [コロ]
勇気は男も女もいける
バイだった。
実際今までに何人も同性
を組しだいた事があるし
学園の自分のファンと
寝た事も多々ある。
望みたいな元気で明るい
タイプは嫌いじゃないが
あまり相手にした事は
無かった・・・
:08/11/13 20:07 :SH700i :zr0O5u2I
#105 [コロ]
それに望は純粋すぎる。
いちいち反応が
可愛いくて逆に手を
出しづらい・・・
望「///・・・ッ・・」
遊びで手をだしちゃ駄目
なぐらいに、何も知らなくて汚れて無い。
:08/11/13 20:28 :SH700i :zr0O5u2I
#106 [コロ]
こういうタイプは
今まで避けてきた。
特定の恋人がいた事も
あるけど、自分は
遊び人で浮気もする。
もし望みたいなタイプと
関係を持ったら
確実に泣かせてしまう
自信がある。
:08/11/13 21:20 :SH700i :zr0O5u2I
#107 [コロ]
きっと俺の節操の無さに
悲しませる羽目に
なるだろうな・・・
でも・・・――
さっきの望の反応は
マジで可愛いかったッ
ふだん強気な猫みたいな
くせに、シューンって
垂れた耳が見えたッ
:08/11/13 21:27 :SH700i :zr0O5u2I
#108 [コロ]
あんな顔真っ赤にして
驚かなくてもいいだろうに・・・・・・・。///
あの後すぐ望から離れて
よかった。
もう少しあのままだったら確実に理性飛んでたな;
:08/11/13 21:32 :SH700i :zr0O5u2I
#109 [コロ]
望「ゅ、ゆーき・・・?///」
勇「ぇッ?・・・何だ・・」
望「そろそろ・・・
チャイム鳴るょ///」
勇「ぁ、あぁ。
お前教室戻んだろ?
俺このままフケるわ」
:08/11/13 21:38 :SH700i :zr0O5u2I
#110 [コロ]
やっぱり気まずい
雰囲気だよね・・・
きっと僕があんな
反応して引いちゃったんだ
望「僕は教室戻るょ」
なんかわかんないケド
悲しくなってきた・・・
:08/11/13 21:44 :SH700i :zr0O5u2I
#111 [コロ]
次の瞬間・・・僕の瞳から
涙が溢れていた。
勇気は驚いて僕の目元を
手でぬぐってくれたけど
ポタポタとたくさん
コンクリートに染みを作る・・・
勇「俺ふざけすぎた!
もぅ、しねぇからッ」
:08/11/13 21:53 :SH700i :zr0O5u2I
#112 [コロ]
僕は頭を横に振り
勇気に違うと言った
なんでこんな感情に
なったのか・・・
胸が締め付けられてる
ような感じ。
:08/11/14 10:22 :SH700i :C9VygAyc
#113 [コロ]
望「ご・・・・ごめん・・」
勇「何あやまってんだよ」
そんな時、チャイムが鳴り
僕が教室に帰る
時間がきた・・・
勇気は大丈夫か?と一言
いいながら僕の髪に触れた
:08/11/14 10:40 :SH700i :C9VygAyc
#114 [コロ]
たまに撫でられたり
また目元をぬぐったり
勇気の大きくてしなやか
な手で触られて
気持ちよかった・・・
チャイムが鳴り終わって
僕は勇気に目線を戻した
:08/11/14 10:50 :SH700i :C9VygAyc
#115 [コロ]
望「ぁりがとぉ・・・///」
勇「///・・・ぁぁ」
僕はまた熱くなりそうな
頬を隠すように
慌てて屋上から出た。
僕には胸のドキドキも
ほっぺたの熱も
なんでこんなになるのか
原因がわからなかった
:08/11/14 10:56 :SH700i :C9VygAyc
#116 [コロ]
望が出ていった屋上に
一人残された勇気は
望とは逆で自分の
心臓の鼓動が速い理由に
気付き始めていた。
勇「マジかょ・・・・;」
それぞれ困惑していた。
どうしたら良いのか
まったくわからない・・・
:08/11/14 11:04 :SH700i :C9VygAyc
#117 [コロ]
取り合えず勇気の方は
勇「――・・・寝よ。」
寝る事にした。
:08/11/14 11:07 :SH700i :C9VygAyc
#118 [コロ]
―――・・・
夢をみた・・・望の夢・・・
布団にくるまって
こっちを向いた時の姿
仲良くなって
自分に懐いてきて
兄弟がいない俺は
小さい望を
弟みたいに思った。
:08/11/14 12:54 :SH700i :C9VygAyc
#119 [コロ]
なのに、好きになって
しまったかもしれない
友愛じゃない・・・恋愛。
まだわからないけど
きっとそうだ・・・。
:08/11/14 12:56 :SH700i :C9VygAyc
#120 [コロ]
―放課後――
ザワザワ・・・
「オイ、北本 」
望「ぁ、ハイ・・・?」
:08/11/14 12:58 :SH700i :C9VygAyc
#121 [コロ]
HRが終わって、担任の
橋野先生に呼ばれた。
部活に入ってない僕は
先生にとって都合のイイ
お手伝いさんなんだろう
結局ぶ厚い本3冊。
図書室まで返してこい
と言われた。
:08/11/14 13:02 :SH700i :C9VygAyc
#122 [コロ]
英語教師の橋野先生が
渡してきた本は
中身全部英語で書かれた
僕には意味不明な
代物だった・・・。
図書室まで行き
本を返し終わった時
外はまだ昼間の様に
明るかったけど、時計は
もうすぐ16時だった・・・
:08/11/14 13:05 :SH700i :C9VygAyc
#123 [コロ]
寮までは近いけど
僕が来ていたのは
第二図書室。
寮の反対側で、歩くと
結構な距離がある。
こう言う時、このデカイ
校舎が嫌になる・・・
やっとの思いで教室の
近くまで戻ってきた時
廊下に司が居るのが見えた
:08/11/14 13:33 :SH700i :C9VygAyc
#124 [コロ]
誰かと話してるよう
だけど、僕に気付いた
司が声をかけてきた。
司「望ぅ!先生のお使い
おわったァ?
望「おわったょ」
僕を待っててくれたみたいだから、そのまま司の方
へ行った。
:08/11/14 13:37 :SH700i :C9VygAyc
#125 [コロ]
司が話してたのは
中等部の時に司が入ってた部活の先輩で、すごく
綺麗な人だった。
中性的で、可憐で
清楚な感じ・・・。
司「じゃあ、中村先輩
引き止めちゃって
すいませんでした」
:08/11/14 13:42 :SH700i :C9VygAyc
#126 [コロ]
中村先輩は、いいよ
と言って司に手を振り
僕にも少し微笑んでから
3年の教室がある方へ
歩いて行った・・・
望「すごい綺麗な人だね」
司「中村 秋(ナカムラ アキ)
先輩・・・綺麗だよね」
:08/11/14 13:46 :SH700i :C9VygAyc
#127 [コロ]
あの人もまた・・・
この先、僕や他の人の
運命に・・・
大きくかかわってくる。
:08/11/14 13:49 :SH700i :C9VygAyc
#128 [コロ]
もしかすると・・・
全ての始まりは、あの
中村 秋
と言う人だったのかも
しれない・・・
:08/11/14 13:51 :SH700i :C9VygAyc
#129 [コロ]
:08/11/14 13:56 :SH700i :C9VygAyc
#130 [コロ]
その日、寮に司と帰った
僕は1階のロビーで
直也の姿を見つけた。
僕達は「またかぁ」と
少し様子を見ていた。
2人は一歩も譲らず
もめているけど
一応まだお互い
手は出してないようだ。
:08/11/14 17:32 :SH700i :C9VygAyc
#131 [コロ]
周りを見てみると
直也の他に仲間も2人
ぐらいいて、そんなに
ピリピリした感じも無く
傍観してたから
まぁ大丈夫だろぅ
と思い、野次馬も何人か
居たので、僕と司は
部屋に戻る事にした。
:08/11/14 17:35 :SH700i :C9VygAyc
#132 [コロ]
外出プレートの方へ行き
戻って来たのを知らせる
為に、僕は自分と司の分
のネームプレートを
表にした・・・
その時、誰かの
「落ち着け!」
と言う声が響き、直也の
居る方を見た。
:08/11/14 17:40 :SH700i :C9VygAyc
#133 [コロ]
すると直也と、口論になってた奴、お互いが今にも
殴り合いになりそう
になっていた。
司「ぅわッ・・・ヤバイょ;」
直也が喧嘩してんのは珍しくないけど、よく見れば
今もめてるのは古賀(コガ)という奴がリーダー格のグループの一人で
もしかすると結構ヤバイ。
:08/11/14 17:46 :SH700i :C9VygAyc
#134 [コロ]
直也達のグループの
リーダーが勇気なら
一番敵対しているのが
古賀のグループで
かなり仲が悪い・・・
人気者の不良の集まりで
出来たのが勇気達で
ホントに裏で何やってる
のかわからない
ヤバイ奴らの集まりが
古賀のグループだった。
:08/11/14 17:50 :SH700i :C9VygAyc
#135 [コロ]
古賀達は人気のある
勇気達が気に入らない
らしく、つねに何かと
つっかかってくるけど、
人気だけじゃない勇気達
とは喧嘩しても互角で
いつも誰かが止めないと
その場がおさまらない。
先生達じゃ無理だ。
唯一、橋野先生だけは
止めれるけど・・・
:08/11/14 17:54 :SH700i :C9VygAyc
#136 [コロ]
僕達がオロオロと
その光景を見ていると
連絡を受けたんであろう
光輝と勇気が直也達の
ところへ来た。
勇気がなにやら一言二言
言うとその場はおさまり
見ていた野次馬も
なんだ終わりかぁ
とそれぞれの行動に
戻りはじめた。
:08/11/14 18:16 :SH700i :C9VygAyc
#137 [コロ]
司も同室の子と約束が
あるらしく、帰りたそう
だったので、僕は直也と
光輝と戻るよと言って
その場で別れた。
おさまった現場に近づき
光輝に声をかけると
「遅かったなぁ、お帰り」
と言われた。
:08/11/14 18:20 :SH700i :C9VygAyc
#138 [コロ]
直也はまだイラついてる
っぽいから、一応
声はかけない・・・。
勇気はまだ相手側と
話してて、少しなだめてる感じだ。
数分たつと直也もそいつも落ち着いてきて
なんとか話しは終わりそう
:08/11/14 18:23 :SH700i :C9VygAyc
#139 [コロ]
僕がちょっと怯えながら
チラチラとそちらを見ていた
から、勇気が頭ポンポン
をしてきた・・・
光「お前よくこの場に
来たよな(笑)
大丈夫だから・・・」
望「ぅ・・・・・;」
:08/11/14 18:25 :SH700i :C9VygAyc
#140 [コロ]
光輝の近くに居た仲間2人も、なぜか僕の頭や肩を
ポンポンしてきたので
そちらに振り向いた
すると・・・
「北本だぁ〜」
「マジ可愛いんだけどッ」
と、わけのわからない
事を言い始めた。
:08/11/14 18:29 :SH700i :C9VygAyc
#141 [コロ]
その声に気付き
勇気達もこちらに顔を
向ける・・・
勇「望いたのかよ・・・
おかえりぃ」
望「ぁ///・・ただいま」
まただ・・・
心臓がドキドキし始めた。
:08/11/14 18:32 :SH700i :C9VygAyc
#142 [コロ]
:08/11/14 18:36 :SH700i :C9VygAyc
#143 [コロ]
勇「・・・・で、池田(イケダ)
今日のところは
けれでいいだろ。
ここで喧嘩して古賀が
絡んだりすると
余計に厄介だし・・・」
彼の名前は池田くんと
言うらしい。
あまり記憶には無いので
きっと高等部からの
編入組だろう・・・
:08/11/15 08:15 :SH700i :ZwPX2txE
#144 [コロ]
池「・・・・あぁ。
もぅやる気うせた」
池田くんはそう言って
すぐにどこかへ
歩いていった。
最後に一瞬目が合った
ような気がするけど
あまり気にしなかった。
:08/11/15 08:18 :SH700i :ZwPX2txE
#145 [コロ]
すると元の発端である
直也が「おつかれぇー」と
なんとも軽ーい
感じで勇気に声を
かけたもんだから
勇気は呆れた表情で
振り向き、直也の頭を
バシッとたたいた。
勇「アイツらうぜーから
俺前に騒ぎ起こすなっ
つったろ」
:08/11/15 15:24 :SH700i :ZwPX2txE
#146 [コロ]
直「いてぇな・・・
池田が先に絡んできた
んだっつの」
勇「それでも少しは
おさえろよ」
直「嫌ー」
勇気は直也の態度に
一つ溜め息を吐いた。
:08/11/15 15:27 :SH700i :ZwPX2txE
#147 [コロ]
そして近くの長椅子に
腰掛けてお疲れモード・・・
直「・・・・・悪かったょ」
直也はそんな勇気を見て
少し反省したみたいだ。
勇「・・・・いーょ。
あっちが悪ィんだし」
:08/11/15 15:31 :SH700i :ZwPX2txE
#148 [コロ]
直「当然だろ」
すると二人はケタケタ
笑いはじめた。
望「直也、もぉ大丈夫?」
部屋に戻れる?の意味合いも込めて、僕が直也に
話しかけると
直也は「大丈夫だょー」と
いつもの和みキャラで
返事をくれた・・・
:08/11/15 15:37 :SH700i :ZwPX2txE
#149 [コロ]
直也の雰囲気が
元に戻りホッとした。
怒ってる時の直也って
怖いもんね
笑うとタレ目なのが
よけいタレて、すごい
癒し系なのに・・・
:08/11/15 16:58 :SH700i :ZwPX2txE
#150 [コロ]
すると僕の頭にポンと
手をのせながら光輝が
「コイツすげぇビビって
たんだぜー(笑)」
と、いらない説明を
し始めた。
言わなくていいし・・・
直也がそれを聞いて
からかってきたけど
無視だ。
:08/11/15 17:02 :SH700i :ZwPX2txE
#151 [コロ]
ホントうぜーょ。
心配して損した・・・
少しして、僕らの様子を
見て笑ってた仲間2人
上田くんと森くんは
そろそろ行くよと言って
食堂の方に歩いて行った。
:08/11/15 17:04 :SH700i :ZwPX2txE
#152 [コロ]
勇気を見ると、パチっと
目が合ってしまい
不覚にもまた、ドキン
と胸がなってしまった。
勇「・・・クス・・部屋戻ろーぜ」
光「そぅだな、行こ」
勇気、光輝が歩き始め
直也も動き始めた時・・・
:08/11/15 17:08 :SH700i :ZwPX2txE
#153 [コロ]
顔だけくるっとこっちを
向けて、勇気が僕に
声をかけてきた。
勇「望 おいで・・・」
呼ばれてすぐ勇気の隣に
駆けて行き、短い距離
だけど一緒に並んで
部屋まで帰った・・・・。
:08/11/15 17:12 :SH700i :ZwPX2txE
#154 [コロ]
:08/11/15 18:24 :SH700i :ZwPX2txE
#155 [コロ]
それから数日間、すごく
平和な日々を送っていた
屋上での一件以来
勇気と喋ったりする時は
ドキドキするけど
それ以外は何の問題も無く時がすぎている・・・
今日もまた、そんな一日
なんだろうな・・・と僕は
休み時間の廊下を
歩いていた。
:08/11/16 21:42 :SH700i :nJ5K4yDM
#156 [コロ]
3限目の体育が終わり
司と教室に戻る途中だったけど、司が生徒の仕事で
呼ばれたため、一人で
帰る事になった。
体育館から僕の教室に
帰るには、2・3年兼用の階段をつかう。
ちょうどその階段を
降りていたら、角の所で
誰かにぶつかって
しまった・・・。
:08/11/16 21:52 :SH700i :nJ5K4yDM
#157 [コロ]
勇気ぐらい背が高いけど
もっとガッチリ筋肉の
ついた人だったから
軽くぶつかっただけなのに随分よろけて壁にあたった
痛かったけど
ビックリして、その人物を見上げると・・・
いきなり胸ぐらを捕まれ
さっき僕があたった壁に
思い切り叩きつけられた。
:08/11/16 21:57 :SH700i :nJ5K4yDM
#158 [コロ]
「ってぇな! どこに
目ぇ付けてんだよッ!」
あまりの衝撃に
息が詰まった・・・・
痛いし、怖いし、
わけがわからない。
僕はすいませんと
声を振り絞って、胸ぐら
を掴んでいる奴の顔を見た
:08/11/16 22:00 :SH700i :nJ5K4yDM
#159 [我輩は匿名である]
がんばれーー
:08/11/16 22:05 :P905i :sVejyOhQ
#160 [コロ]
3年生を示す青いネクタイをつけてるけど
あきらかに、素行の悪い
ヤツのつけ方で
髪はかなり明るい茶髪だ
鈴原 大和 (スズハラ ヤマト)
学園一の問題児で
彼の周りの生徒も教師じゃ歯が立たないほど
手に負えないと有名・・・
:08/11/16 22:07 :SH700i :nJ5K4yDM
#161 [コロ]
そんな不良グループの
トップにぶつかって
しまったのだ・・・
僕が目をまんまるに
見開いて硬直していると
何が楽しいのか
ニヤリと笑い、僕の顔を
見てきた。
:08/11/16 22:11 :SH700i :nJ5K4yDM
#162 [コロ]
ザワザワと近くを通る
生徒が、こちらを見ながら歩いて行く・・・
しばらくたつと
鈴原先輩は、僕を床に
投げ付けて去って行った。
周りから「ふぅ・・・」と
安心したような
溜め息がもれる。
:08/11/16 22:14 :SH700i :nJ5K4yDM
#163 [コロ]
そんな中にある話しが
聞こえて、思わず
振り向いてしまった。
「鈴原ってさぁ・・・たしか
中村 秋と付き合って
るよなぁ?」
――・・・驚いた。
あの可憐な先輩が
鈴原先輩みたいな不良と
付き合ってるなんて・・・。
:08/11/16 22:21 :SH700i :nJ5K4yDM
#164 [コロ]
嘘かもしれない。
けど、そんな噂が
立ってるんなら
それにビックリだ・・・
どこをどうやったら
中村先輩と鈴原が
恋人同士になるんだろぅ
でも、次の言葉が聞こえて納得してしまった・・・
:08/11/16 22:25 :SH700i :nJ5K4yDM
#165 [コロ]
「中村は鈴原に脅されて
仕方なく付き合ってる
って噂だぜ・・・」
あの鈴原先輩に脅されたら誰でも嫌とは言えない
かもしれない。
せめて中村先輩には
優しい男であってほしい
:08/11/16 22:31 :SH700i :nJ5K4yDM
#166 [コロ]
僕はそう願いながら・・・
授業まで残り少なくなった時間の廊下を、早足で
教室に帰っていった。
:08/11/16 22:35 :SH700i :nJ5K4yDM
#167 [コロ]
:08/11/16 22:40 :SH700i :nJ5K4yDM
#168 [コロ]
―――・・・教室。
授業になんとか間に合い
4限目の英語が
始まった。
橋野先生がテスト範囲を
言ってるのを聞いて
焦り出すクラスメート
:08/11/17 00:37 :SH700i :b3tlGFJI
#169 [コロ]
そぅ言えば期末があった
僕も範囲を聞き漏らさ
ないように必死に
なってると隣の席の奴が声をかけてきた。
「オイ 望ちゃん、さっき
大丈夫だった?」
僕がなんのこと?と聞くと鈴原先輩だよと言われた。
:08/11/17 00:48 :SH700i :b3tlGFJI
#170 [コロ]
まだ少し壁にぶつかった
腕が痛かったけど
たいした事ないので
大丈夫だと伝えた。
今はそんな事より
テスト範囲のが大切。
4限目はテストの予習て
すぎてゆき、最後に
先生が「頑張れよー」と
気の無い言葉で
締め括った・・・。
:08/11/17 00:57 :SH700i :b3tlGFJI
#171 [コロ]
あの先生。
若いせいか、口調が
僕達とあまり変わらない
見た目もなかなかの
男前で、乙女系の生徒
からの人気は絶大だ。
僕から見りゃ街中の
ホストとかわりないけどね
:08/11/17 01:00 :SH700i :b3tlGFJI
#172 [コロ]
なんでも学生のころは
かなりヤンチャばかり
してて酷かったって噂。
想像出来るところが怖い
どう見ても女遊び
激しそうだもん・・・。
:08/11/17 01:03 :SH700i :b3tlGFJI
#173 [コロ]
授業が終わって司と
食堂で昼食を食べ、
教室への道を歩いてた時
その廊下で事件は起こった
僕ら2年の教室がならぶ
廊下に人だかりが
出来ている・・・
:08/11/17 01:06 :SH700i :b3tlGFJI
#174 [コロ]
誰か喧嘩してるみたい
だけどよくわからない
しかも、いつも
「やれー」だの「いいぞー」
だの騒いでれ野次馬も
ビビってる感じ・・・
でも僕らの教室は
人だかりの向こうなので
喧嘩の現場を横切らないといけない。
:08/11/17 01:11 :SH700i :b3tlGFJI
#175 [コロ]
意を決して前に進んで
行くと、騒ぎの中に
直也と光輝を見つけた。
2人とも、かなり
殺気立ってて
光輝の顔には痣もある。
次の瞬間、直也が
なにやら聞き取れない
言葉で叫ぶと
相手側も叫び返した。
:08/11/17 01:21 :SH700i :b3tlGFJI
#176 [コロ]
その先を見てみると
勇気の姿・・・
勇気と古賀が取っ組み合いの喧嘩をしていたのだ。
どうりで、さすがの野次馬もビビってたわけか・・・
よく見ると勇気の仲間と
古賀の仲間が勢揃いしていて、グループ全体の
喧嘩になってるみたいだ。
:08/11/17 01:27 :SH700i :b3tlGFJI
#177 [コロ]
勇気の顔にも痣が
出来ている・・・
それを見て、慌てて
勇気の元を走った。
司が「望ッ!」と叫んだけど、もぅ僕の耳には届かな
かった。
:08/11/17 02:24 :SH700i :b3tlGFJI
#178 [コロ]
直也と光輝の間を
突っ切って勇気の姿が
近づいた時、誰かに腕を
捕まれ体を抱き込まれた
何事かと振り返ると
数日前、直也ともめていた池田だった・・・。
池「北本じゃん
何やってんの?笑」
:08/11/17 02:27 :SH700i :b3tlGFJI
#179 [コロ]
望「っ・・・はなしてッ!」
僕が騒いで、古賀が
こちらに振り向き
直也と光輝も僕の存在に
気がついた。
池「何?中西を助けに
来たとか・・・?笑」
勇気もこっちに気がつき
僕の名前を叫ぶ・・・
:08/11/17 02:31 :SH700i :b3tlGFJI
#180 [コロ]
古「中西、お前学園の
アイドルとイチャつい
てんのかよ?笑
焦った顔してさ・・・
ダセー 」
すると勇気は古賀の
制服を掴んで、また殴り合いになりそうになった。
僕は勇気の名前を叫んで
再びあばれた
:08/11/17 02:35 :SH700i :b3tlGFJI
#181 [コロ]
「ふーん・・・中西と
付き合ってんの?笑」
左の方から聞こえた声に
背中がゾクリとする
ゆっくりそちらに目線を
向けると、嫌な笑みを
浮かべて僕を見る人物が
いた・・・
:08/11/17 02:40 :SH700i :b3tlGFJI
#182 [コロ]
石田(イシダ)・・・。
そいつは古賀のグループ
の中でも特に古賀と
親しい奴で、普段は無口
だけど裏では相当ヤバイ
事をしていると噂だ。
あの鈴原先輩とも
よく話しをしてると
前に司が言ってたのを
おぼえてる。
:08/11/17 02:50 :SH700i :b3tlGFJI
#183 [コロ]
石田は整った顔に眼鏡を
かけていて、一瞬
"好青年"に見えるが
少し茶色く染められた
髪とそこから覗くピアスに「最近の若者・・・」と教師達に言われていた。
しかし制服はそんなに
着崩した感じは無く
グループの中での見た目はまだ「一般生徒」の部類だ。
:08/11/17 03:03 :SH700i :b3tlGFJI
#184 [コロ]
逆に古賀は、真っ赤に染めた髪と着崩した制服、
アクセサリーをつけて
派手だった・・・
勇気達も派手な見た目
のため、それに比べれば
教師から見た石田は
そんなに注意をする所が
無い・・・。
:08/11/17 03:12 :SH700i :b3tlGFJI
#185 [コロ]
成績の方は常に
学年トップで、彼が
2番に落ちたところを
見るのは中等部3年の
1学期中間テストの時以外見た事がなかった。
石田は首席と言う顔の
方が有名だ・・・
:08/11/17 03:27 :SH700i :b3tlGFJI
#186 [コロ]
裏で何してるか
わからないという噂は
鈴原と喋っていたのを
見た誰かが言い始めた
ものだろう。
だけど、石田と目が合った瞬間・・・
裏の顔を見たような
気がした。
:08/11/17 03:31 :SH700i :b3tlGFJI
#187 [コロ]
橋「お前ら!んな所で
喧嘩されちゃ俺が迷惑
なんだよッ!うせろ!」
ただならぬ雰囲気に
ただならぬ橋野先生の声
僕はホッと息をついた。
勇気も少し表情が
緩んだ感じ・・・
:08/11/17 03:41 :SH700i :b3tlGFJI
#188 [コロ]
橋「何睨んでんだ古賀・・・
文句でもあんのかよ」
そんな貴方もガンつけて
ますよ・・・橋野先生;
古「・・・チッ・・・。
またてめぇかよ」
橋「俺のセリフだな
またお前らか・・・」
:08/11/17 03:51 :SH700i :b3tlGFJI
#189 [コロ]
橋野先生の登場で
あっという間におさまった騒ぎは、古賀と勇気と
直也と光輝と、光輝を
殴った奴と池田が
生徒指導室行きになった
事で膜をおろした。
:08/11/17 04:01 :SH700i :b3tlGFJI
#190 [コロ]
●訂正●
膜をおろした。×
幕をおろした。○
:08/11/17 04:02 :SH700i :b3tlGFJI
#191 [コロ]
騒ぎの中にいた僕も
呼ばれけど勇気が先生に
事情を説明して
駆け寄ってきた司が
馬鹿な僕の行動を
長くなりそうな雰囲気で
話し始めたもんだから
橋「もぉいい 北本は
教室に戻れ・・・;」
と疲れた顔して言われた
のだった。
:08/11/17 04:08 :SH700i :b3tlGFJI
#192 [コロ]
:08/11/17 05:58 :SH700i :b3tlGFJI
#193 [我輩は匿名である]
:08/11/17 06:56 :SH906i :7imGYJcg
#194 [コロ]
我輩様
安価ありがとうございますo(^-^)o
:08/11/17 12:40 :SH700i :b3tlGFJI
#195 [コロ]
>>191―――・・・
あいつ・・・北本 望。
それがなんだよ・・・
古賀は何も思わなかった?
は?別に・・・
:08/11/17 12:47 :SH700i :b3tlGFJI
#196 [コロ]
そぅ・・・本当に何も
思わなかった?
だから何なんだ!?
・・・・・いや・・・
別に何でもないよ・・・笑
・・・?
:08/11/17 12:52 :SH700i :b3tlGFJI
#197 [コロ]
―――・・・放課後、寮
望「もぉ!ホント何!?」
僕は寮に戻るなり
部屋にいた顔触れに
叫んでいた。
隣で司も呆れている・・・
直「あー司くん!
いらっしゃーい☆笑」
:08/11/17 12:59 :SH700i :b3tlGFJI
#198 [コロ]
部屋には直也と光輝、
勇気までも居て
お酒を飲んでるようだ。
あんな騒ぎを起こして
全然反省してないじゃん!
何やってんの!?
僕はかなりキレた・・・
:08/11/17 13:07 :SH700i :b3tlGFJI
#199 [コロ]
光「そんな怒るなって
あの後帰されてさぁ、
暇だったんだよ」
望「馬鹿じゃないの!?」
だんだん場がしらける程
僕が怒鳴り始めたので
司が「僕は帰りますぅ;」
と言って自分の部屋に
帰っていった・・・
:08/11/17 13:18 :SH700i :b3tlGFJI
#200 [コロ]
部屋に入り、部屋着の
スウェットに着替えながらも怒鳴り続けていたら
だんだん直也が
イラついてきはじめた。
そんなのお構い無しで
なおも説教をやめない
僕に勇気も光輝も
苦笑いを浮かべている
:08/11/17 13:31 :SH700i :b3tlGFJI
#201 [コロ]
そして、とうとう・・・
直「うっせぇチビ!
そろそろ黙れよッ!」
直也がキレた。
僕の元に近づき
掴みかかってきたので
さすがに勇気と光輝が
止めに入る。
:08/11/17 13:35 :SH700i :b3tlGFJI
#202 [コロ]
でも勢いがあったので
直也が掴みかかったまま
2人してその場に
倒れてしまった・・・
運悪く後ろのベットの角に鈴原先輩のお蔭で痛めた
腕をぶつけてしまい
また悶えるはめになる・・・
:08/11/17 13:41 :SH700i :b3tlGFJI
#203 [コロ]
直「ったぁ・・・これぐらい
で倒れんなよッ;」
望「ぅッ・・・・痛ぃ・・・」
かなり体格差があるので
直也の下敷きになった僕はなかなか動き出せない
勇気が僕を引っ張ってくれて、なんとか助かった。
:08/11/17 13:48 :SH700i :b3tlGFJI
#204 [コロ]
勇「てめぇ何やってんだ
体格差考えろ!」
勇気が直也に叫び
僕は「そうだそうだ」と
心の中で思いながら
勇気の腕の中で痛む箇所をさすった・・・
直「チッ・・・・悪かったよ」
:08/11/17 13:54 :SH700i :b3tlGFJI
#205 [コロ]
直也がすぐ謝るなんて
珍しい・・・
雨でも降るんじゃないか?
僕はそんな直也に
「もぉいいょ」と言って
3人の飲み会に参加
することにした・・・。
勇気の隣に座り直し、
近くにあった甘そうな
酎ハイを手に取る。
:08/11/17 14:00 :SH700i :b3tlGFJI
#206 [コロ]
青リンゴサワー・・・
確実に僕のために買った
ものだろう。
じゃ、遠慮なく・・・。
:08/11/17 14:04 :SH700i :b3tlGFJI
#207 [コロ]
――・―・・
ぐるぐるする
くらくらする
熱い頬に瞳は閏む・・・
お酒の缶を煽って
口の端から少し零れた。
:08/11/17 14:57 :SH700i :b3tlGFJI
#208 [コロ]
時間はたち、僕は
だいぶ酔っていた。
なのに先に飲み始めた
3人はテンションが上がってる以外は何の変化も無くフツーな感じ・・・
なんか不公平・・・
:08/11/17 15:00 :SH700i :b3tlGFJI
#209 [コロ]
光「望はチビだから酒の
まわりが早ぇんだな
きっと・・・」
勇「ぶッ!?・・・・笑」
光輝の僕を分析して
勝手に解釈する癖・・・
やめてほしい。
違うってのッ!
全然あたってないからね!
:08/11/17 15:05 :SH700i :b3tlGFJI
#210 [コロ]
むすっとうなだれて
勇気にもたれかかった。
望「ゆーきぃ、こーきが
いじめるぅ・・・」
勇「その通りじゃん。笑」
うぜぇ コイツ・・・
:08/11/17 15:43 :SH700i :b3tlGFJI
#211 [コロ]
望「ゆーきのばかぁ!」
ガバッ
勇「ぅわッ・・・;」
勇気にタックルして
そのまま覆いかぶさった
:08/11/17 15:55 :SH700i :b3tlGFJI
#212 [コロ]
しばはらく勇気の上で
暴れてると、光輝が
近寄ってきて
僕をヒョイと持ち上げ
ベッドの上へおろした。
そして勇気に振り向き
ニヤリといやらしい
笑みを浮かべると
:08/11/17 15:58 :SH700i :b3tlGFJI
#213 [コロ]
光「いちゃつくなら
ベッドでどうぞ・・・笑」
と言ったのだ・・・。
勇「・・・・いいのかよ?笑」
光「俺は別にいいぜ?」
望「んぁ?・・・・」
何の話し?
:08/11/17 16:01 :SH700i :b3tlGFJI
#214 [コロ]
勇「あそ・・・じゃあ、望」
望「ほぇ?」
勇気は僕をベッドの端に
追いやり、キシッと
スプリングをきしませながら近づいてきた。
直「おーい、たのむから
本番はすんなよ。笑」
:08/11/17 16:18 :SH700i :b3tlGFJI
#215 [コロ]
本番はするな・・・?
じゃあリハーサルでも
するの?何の???
ポカンとしてると
勇気がスルンと僕の
首元に手をのばしてきた。
望「 ンッ・・・?ゆーきぃ・・」
:08/11/17 16:31 :SH700i :b3tlGFJI
#216 [コロ]
光「ぁははッ・・・笑
まぁ、ほどほどにな」
――・・・
ゴソッ
望「ふッ・・・ぅ・・///」
ドキドキする・・・
:08/11/17 16:46 :SH700i :b3tlGFJI
#217 [コロ]
あれからスウェットの
ジッパーが外ずされ
あらわになった僕の胸に
勇気が舌を這わせている。
熱い肌に熱い舌が滑り
体がとろけそう・・・
下半身が疼いてきていた
:08/11/17 16:57 :SH700i :b3tlGFJI
#218 [コロ]
勇気も興奮してるらしく
表情に余裕がない。
そんな姿を見て余計に
心臓がドキドキした・・・
勇「のぞ・・・む・・・」(ボソ)
耳元で名前を呼ばれ
そのままクチャっと音を
たてて舐められ
ゾクンと体が跳ねる。
:08/11/17 17:02 :SH700i :b3tlGFJI
#219 [コロ]
先程からズボンの中に
勇気の手が入っていて、
少し反応し始めている
僕の自信を揉んだり
突いたりしていた・・・
もぉ・・・どうしよぅ・・・
ヤバイょ・・・///
:08/11/17 17:16 :SH700i :b3tlGFJI
#220 [コロ]
望「ぁ・・・ッ・・ゃ・・・」
勇「望・・・・」
クチュッ
望「っ・・・やぁッ・・///」
勇「!・・・・・クスクス・・笑」
僕が少し大きい声を
出してしまうと直也が
すかさず話しかけてきた
:08/11/17 17:22 :SH700i :b3tlGFJI
#221 [コロ]
「なになに?笑」と勇気に
絡んで、「うるせー」と
怒られてたけど・・・
光「あーらら、望ちゃん
完勃ちじゃん。笑」
勇「見てんじゃねーよッ」
そんなやり取りを見て
だんだん恥ずかしくなってきた・・・
:08/11/17 17:40 :SH700i :b3tlGFJI
#222 [コロ]
僕の気がそれてきたのに
気付いたらしい勇気は
直也と光輝をギロッと
睨みつけて「邪魔だよ!」
と一喝した。
そして、そのまま
ベッドから出て行き
2人を部屋から追い出す。
:08/11/17 17:46 :SH700i :b3tlGFJI
#223 [コロ]
望「///・・・・」
外から「見せろー」とか
「変態ー」って声が聞こえ
呆れ顔でベッドに
戻ってきた勇気・・・
そのまま僕の体に
腕を伸ばして、ギュッと
胸へ引き寄せた。
:08/11/17 17:53 :SH700i :b3tlGFJI
#224 [コロ]
勇「望・・・しらけた?」
望「ぇ?///」
勇「続きしない・・・?」
望「・・・・ぁ・・ウン・・///」
僕が答えた瞬間
勇気の顔が赤くなった
ような気がする。
:08/11/17 17:58 :SH700i :b3tlGFJI
#225 [コロ]
――・・・
「直也の言う本番
ってのはしてない・・・」
僕と勇気がお互いのを
刺激しあってイッた後に
勇気に言われた。
それと説明・・・
:08/11/17 18:05 :SH700i :b3tlGFJI
#226 [コロ]
屋上で教えてもらった
"セックス"が本番って
意味らしい・・・
聞いて想像してしまい
顔がボボッと熱くなった。
でも勇気は、「いきなり
そんな事しねぇよ」と
僕の頭をポンポンした。
:08/11/17 18:11 :SH700i :b3tlGFJI
#227 [コロ]
最後に「まだな・・・笑」と
聞こえたけど、なんだか
恐いから聞かなかった
事にしよう・・・うん。
「終わった」と勇気が
直也と光輝にメールして
2人が帰ってくるまで
僕は勇気にベッドで
抱き込まれながら
さっきの携帯電話を
弄らせてもらった。
:08/11/17 18:20 :SH700i :b3tlGFJI
#228 [コロ]
まだこの時代、高校生が
携帯電話を持ってるなんて珍しい・・・
さすが金持ちが多い
宮下学園の生徒だ。
庶民の僕には携帯電話を
弄らせて貰えるだけでも
ラッキーな事だよ・・・
:08/11/17 18:24 :SH700i :b3tlGFJI
#229 [コロ]
望「ねぇ、この後は?
こっちのボタン?」
勇「んー?違う・・・笑
その上のやつ」
ギュッ・・・
望「ッ・・・///」
たまに強く抱かれた・・・
:08/11/17 18:29 :SH700i :b3tlGFJI
#230 [コロ]
息が苦しい時も
あったけど・・・・
凄く嬉しかった。
心がふわふわして
体が芯から暖まるかんじ
僕はその時始めて
"恋"かもしれないと
思った・・・――。
:08/11/17 18:38 :SH700i :b3tlGFJI
#231 [コロ]
●切ります●
改行ミスが一つありましたm(__)m
勇気と古賀の喧嘩シーンの後らへんです。
セリフとセリフの間が
つまってしまい、読みづくなりました↓すいません
(:_;)
:08/11/17 19:22 :SH700i :b3tlGFJI
#232 [コロ]
:08/11/17 19:24 :SH700i :b3tlGFJI
#233 [コロ]
―――・・・
うざうざコンビが
部屋に戻ってきてからは
かなり疲れた。
ひやかされ、弄られ、
絡まれ・・・好い加減に
しろっつうのッ!
:08/11/18 05:45 :SH700i :E21Itb6M
#234 [コロ]
また、僕がベッドで
勇気に抱き着かれ
顔を赤くしてたから
余計に楽しかったらしく
2人で僕を集中攻撃
してきた・・・。
うざいッ!本当にうざいッ!
:08/11/18 05:51 :SH700i :E21Itb6M
#235 [コロ]
しまいには勇気に
「付き合ったの?」なんて
光輝が聞くもんだから
これ以上聞いてられなくて布団を頭からかぶった。
勇気みたいに
カッコ良くて、人気者で
頭もいい素敵人間が
僕を恋人に選ぶわけ
無いじゃんッ・・・。
:08/11/18 05:57 :SH700i :E21Itb6M
#236 [コロ]
布団の中で耳を塞ぎ
何も聞こえないようにした
勇「・・・・コイツ俺と付き
合ってくれっかな?」
光「何、お前本気なの?」
勇「んー・・・まぁ・・」
:08/11/18 06:30 :SH700i :E21Itb6M
#237 [コロ]
勇気がこんな風に
思ってたなんて
でも耳を塞いだ僕は
何も聞く事はなかった。
光輝と直也も
勇気が特定の相手に
好意を持つなんて
珍しいと感じ
これは面白い事になると
胸を踊らせた。
:08/11/18 18:25 :SH700i :E21Itb6M
#238 [コロ]
望の気持ちは
赤い顔を見れば一発で
あとは自分の気持ちに
気付けるか・・・
それだけだろう。
光輝と直也は
この先が楽しみで
顔がニヤけるのだった。
:08/11/18 18:32 :SH700i :E21Itb6M
#239 [コロ]
―――・・・
期末テストが
2日後に迫った。
生徒達はその後に来る
夏休みと嫌なテストに
心を翻弄されている・・・
望もそんな生徒の
一人だった。
:08/11/18 19:33 :SH700i :E21Itb6M
#240 [コロ]
勇「勉強ばっかりやって
ないで、たまには
俺の相手しろよ・・・」
望「ゲームぐらい一人で
しててくださーぃ」
ベッドでの一件以来
勇気と2人で居る時間が
増えた・・・。
:08/11/19 02:08 :SH700i :WcUZJvlI
#241 [コロ]
2人でテレビを見たり
御飯を食べたり・・・
ただゴロゴロする時なんかは、一緒にベッドに入ったりする。
そんな時は
僕の部屋より勇気の
部屋を使う事が多かった
:08/11/19 02:49 :SH700i :WcUZJvlI
#242 [コロ]
勇気のルームメイトは
2人とも部活をしてて
帰りが遅いから
のんびり出来た。
直也と光輝が近くに居たらうるさいしね・・・
居たら居たで楽しいけど
:08/11/19 03:00 :SH700i :WcUZJvlI
#243 [コロ]
最近は勇気が僕と
2人の方がいいって
言うし、僕も勇気と
2人きりの方が
楽しいって思ったりする
やっぱ勇気に対する
気持ちは恋なのかな・・・
男なのに・・・勇気は
どう感じてるんだろ・・・
:08/11/19 03:55 :SH700i :WcUZJvlI
#244 [コロ]
勇気の僕への対応に
期待みたいな気持を
持ってしまう。
だって普通、ベッドに
2人で入ってゴロゴロ
したりしないよね・・・?
前に・・・お互いのアソコ
触りあったしさ・・・。
:08/11/19 03:59 :SH700i :WcUZJvlI
#245 [コロ]
望「ぅぅ゙・・・・っ」
勇「勉強終わった?」
望「ま・・・まだッ;」
勇「テストなんてなぁ
かる〜く構えてれば
いいんだよ」
勇気は頭良いから
軽い気持ちで構えれて
いいよね・・・。
:08/11/19 04:07 :SH700i :WcUZJvlI
#246 [コロ]
勇「・・・・・・・・オイ。」
望「何?邪魔しないでよ」
勇「そこの式と答え
間違えてんぞ」
望「ぇ・・・・・;」
頭の悪い自分が嫌いに
なりそうです・・・。
:08/11/19 07:14 :SH700i :WcUZJvlI
#247 [コロ]
―――・・・
大和さん夏休みは
実家帰るんですか・・・?
俺は帰んねぇよ
:08/11/19 14:53 :SH700i :WcUZJvlI
#248 [コロ]
いつも帰らないですね
ペットを寮に残すなんて
心配だろ?笑
ペット・・・? あぁ・・
それに実家帰っても
つまんねぇしな
:08/11/19 15:01 :SH700i :WcUZJvlI
#249 [コロ]
たしかに・・・。
お前もペット作れば?笑
俺は・・・いらないですよ
なんで?俺2年の今頃に
調教し始めて、今イイ感じに仕上がってるぜ?笑
大和さんってホント・・・
やることヤバイですよ
:08/11/19 15:09 :SH700i :WcUZJvlI
#250 [コロ]
まぁペットっつうか奴隷?寮で作る奴は俺以外
いねぇだろな・・・笑
あんた、いつか捕まると
思うよ・・・
ははっ!笑・・・・・・でさ、
目ぇ付けてる奴いんの?
・・・・・・・・いなくはない。
:08/11/19 15:16 :SH700i :WcUZJvlI
#251 [コロ]
ふーん・・・今から捕まえて調教すれば、お前も来年
3年になれば寮一人部屋
じゃん?笑
まぁ・・・
好き放題ヤれんぜ?笑
お前どうせ大学受験とか
するんだろ?
:08/11/19 15:22 :SH700i :WcUZJvlI
#252 [コロ]
はい、一応・・・
だったらさ、奴隷居たら
受験勉強の合間に
ストレス発散出来るぜ?笑
・・・・・・そ、ですね。
やる気ねぇな・・・笑
まぁ考えとけよ。
:08/11/19 15:27 :SH700i :WcUZJvlI
#253 [コロ]
考えとけって・・・;
作って損ねぇよ
多分な・・・笑
・・・・・。
そろそろ部屋戻るわ。
じゃ、またな石田・・・
ぁ、はい。また・・・
:08/11/19 15:32 :SH700i :WcUZJvlI
#254 [コロ]
―――・・・ 翌日。
ザワザワ
橋「静かにしろー」
橋野先生がSHRに間に合うなんて珍しい。
地震でも起きたら
どうしてくれるんだろ・・・
:08/11/19 15:42 :SH700i :WcUZJvlI
#255 [コロ]
:08/11/19 16:03 :SH700i :WcUZJvlI
#256 [urahanai]
:08/11/19 23:16 :SH904i :trct9tYQ
#257 [コロ]
urahanai様
安価ありがとうございますo(^-^)o
:08/11/20 15:25 :SH700i :3c2Dts1g
#258 [コロ]
流石の橋野先生でも
明日がテストだったら
ちゃんとするのかな・・・
橋「いよいよ明日は
今学期をしめくくる
期末テストだ」
うんうん・・・
橋「テスト勉強は
しっかりやったか?」
:08/11/20 15:31 :SH700i :3c2Dts1g
#259 [コロ]
すると、みんな口々に
「やったよー」とか
「まかせて下さーい」って
意気込みを言った。
橋「よし!
そぉ言うと思った!」
先生も生徒の反応に
大満足の様子・・・
:08/11/20 15:36 :SH700i :3c2Dts1g
#260 [コロ]
橋「だからなぁ・・・」
満足気にニヤリと
笑って・・・?
橋「皆の努力を見越して
英語のテストは
かなり難しくしたッ!」
は・・・はぃ?
:08/11/20 15:40 :SH700i :3c2Dts1g
#261 [コロ]
橋「よろこべ!」
うそぉん・・・・
先生やること酷いわ;
クラス中からブーイング
の嵐が起こる。
普段から橋野先生の
英語のテスト問題は
難しかった・・・。
:08/11/20 15:46 :SH700i :3c2Dts1g
#262 [コロ]
見た目は完全にホスト
なくせに・・・
噂で頭が良いらしい彼は
変な引っ掛け問題を
作るのが得意だ。
いい迷惑です。
ドSで鬼畜な先生は
生徒の泣きそうな顔を
見るのが大好きらしい
:08/11/20 16:02 :SH700i :3c2Dts1g
#263 [コロ]
橋「特に北本!お前は
英語が苦手だな?」
望「ピクン・・・・ッ」
橋「お前テスト用紙見た
瞬間・・・泣くぞ」(ニヤリ)
もぉ泣きそうです・・・。
:08/11/21 01:28 :SH700i :mBGGKuPY
#264 [コロ]
―――・・・
ザワザワ
休み時間
トイレに行った帰り
思いもよらない奴に
声をかけられた。
望「・・・・・・な、何?;」
:08/11/21 02:11 :SH700i :mBGGKuPY
#265 [コロ]
石「ちょっと来いよ」
よりにもよって
あの石田だ・・・。
この前の事件の時
始めてまともに
顔を合わせたのに・・・
僕に用があるとしたら
勇気絡みかな;
:08/11/21 06:57 :SH700i :mBGGKuPY
#266 [コロ]
望「ここじゃダメ・・・?」
石「・・・・放課後、寮の
5階にある談話室に
来い」
望「ぇ?」
石田はそれだけ言うと
そのままどこかへ
歩いていった。
:08/11/21 07:12 :SH700i :mBGGKuPY
#267 [コロ]
最後に耳元で
「誰にも言わず一人で来い」
と捨て台詞まで
残していった。
どうしょ・・・
無視して行かなかったら
後が怖いよね
行きたくないッ・・・;
:08/11/21 07:24 :SH700i :mBGGKuPY
#268 [コロ]
でも、行って何言われ
るんだろ・・・
勇気達の事だったら
本人に直接言えばいいのに
頭の中でぐるぐる
考えた末に、僕は
取りあえず行ってみて
ヤバそうな感じだったら
ダッシュで逃げよう
と決めた・・・。
:08/11/22 19:37 :SH700i :21qz/qDk
#269 [ひば]
気になる(・ω・´*)
頑張って(´
`)
:08/11/22 19:40 :SH905i :DKmeNolo
#270 [コロ]
:08/11/23 08:24 :SH700i :tUh8Z1rE
#271 [コロ]
結論が出て一人なっとく
してると、ポンと頭に
手が乗ってきた。
パッと上を向くと
後ろから勇気が覗き込んで来てちょっとびっくり・・・
どうせ僕は小さいですよ
:08/11/23 08:31 :SH700i :tUh8Z1rE
#272 [コロ]
ムスっとしてると勇気が
何だよって顔をした
しばらくお互い妙な格好で睨み(?)合ってると
横から声がした。
司「公衆の面前なんです
けどぉ、邪魔」
:08/11/23 08:40 :SH700i :tUh8Z1rE
#273 [コロ]
勇「佐々木・・・;」
望「つ、司ッ!?」
いったい何時から
そこに居たのか・・・
そして何故か勇気を
睨んでる司。
司「中西さぁ僕の可愛い
望を穴が開くほど
見つめないでくれる?」
:08/11/23 08:51 :SH700i :tUh8Z1rE
#274 [コロ]
司「佐々木も毎回望の
腕に引っ付いてっけど
引きちぎんなよ・・・」
バチバチ・・・的な。
見えない親権争いを
感じる・・・。
2人とも僕の心配は
嬉しいけど、それじゃ
保護者みたいだよ;
:08/11/23 10:28 :SH700i :tUh8Z1rE
#275 [コロ]
子供扱いばっかすると
いい加減怒るよ・・・
僕は勇気と司2人を
睨んだ。
すると、司が
「なぁに?のぞむ」(笑顔)
勇気は
「どうしたんだ?」(笑顔)
と両者かなり胡散臭い
笑顔で話しかけてきた。
:08/11/23 17:36 :SH700i :tUh8Z1rE
#276 [コロ]
もしかして仲悪い?
でも普段は普通に
喋ってるよね・・・
変な2人。
僕はわけがわからず
休み時間ずっと
勇気と司のやり取りを
見ていた・・・
:08/11/23 18:03 :SH700i :tUh8Z1rE
#277 [コロ]
―・―・・・
その日、残りの時間は
静かに過ぎていった。
お昼を食べた後、勇気に
屋上へ連れて行かれ
ただ今テスト前にも
かかわらず、授業をサボってます・・・
:08/11/25 05:41 :SH700i :wxhr4Kis
#278 [コロ]
勇気ってこんなんで
よく成績上位でいられる
よね・・・
そんな事を思いながら
勇気の方を見ると
なにやら雑誌を読んでる
そんなの何処に
隠し持ってたの・・・?
:08/11/25 05:48 :SH700i :wxhr4Kis
#279 [コロ]
ぼんやりそれを見てると
視線を感じたのか
なに?と言いながら
勇気が振り向いてきた。
急に目が合って驚いて
ビクンと肩が揺れる
そんな僕に勇気が
驚いたのかなんだよって
顔をしてきた。
:08/11/25 06:44 :SH700i :wxhr4Kis
#280 [コロ]
自分の顔が熱い・・・
夏の暑さのせいじゃなく
血がめぐってる
心臓から一気に体中に
流れて、特に顔が熱い。
頭がぼーっとして
世界に勇気の存在以外
居ないような・・・
そんな気さえする。
:08/11/25 16:08 :SH700i :wxhr4Kis
#281 [コロ]
勇「望・・・夏休み実家
帰んの?」
望「ぇ、あぁ
一応・・・一週間ぐらい」
それを聞いて勇気が
俺もそれぐらい帰ると
言って、また雑誌に
目を向けた。
:08/11/25 16:16 :SH700i :wxhr4Kis
#282 [コロ]
勇気と一週間会えない。
じゃあ雑誌ばっか
見てないで僕の事も
見てよ・・・
一瞬泣きそうになって
しまった。
目頭がじわっと熱くなって視界が揺れる・・・
:08/11/25 16:59 :SH700i :wxhr4Kis
#283 [コロ]
その時、揺れてた視界が
急に薄暗くなった
同時に勇気の綺麗な
指先の感触を頬に感じ
ふと、顔を上げる。
そのまま手を首の後ろの
方へのばし、勇気が
近づいてきた・・・
:08/11/25 17:07 :SH700i :wxhr4Kis
#284 [コロ]
揺れた視界の中
一瞬・・・勇気の真剣な
目を見た
そして、唇に何か柔らかい感触がして・・・
すぐにキスされたって
わかった。
勇気にキスしてもらいたかったから、すぐ気付いた
:08/11/25 17:30 :SH700i :wxhr4Kis
#285 [コロ]
:08/11/25 18:35 :SH700i :wxhr4Kis
#286 [コロ]
キツイぐらいの日差しが
いきなり柔らかくなった
ような気がする・・・
僕と勇気の周りだけ
春になったみたい
首の後ろで支えてた手が
頬へと移り、親指の先で
二度撫でられた。
:08/11/26 01:26 :SH700i :zrWwAwio
#287 [コロ]
そしてその指は顎へと
滑り落ちて
口を開ける様に促した。
望「ンッ・・・ぁ・・・・ふ・・///」
司「チュク・・・ン・・・」
熱い舌が口の中に入って
そこから僕の全てが
とろとろに溶かされて
しまう・・・――。
:08/11/26 01:47 :SH700i :zrWwAwio
#288 [コロ]
最後に下唇を甘噛みして
勇気は離れた
その間をお互いの唾液が
陽の光りに反射して
銀色の糸になり
僕と勇気を一つに繋ぐ。
始めて親や兄弟以外の人とキスをした・・・
恋をした人と始めて
キスをした。
:08/11/26 04:27 :SH700i :zrWwAwio
#289 [コロ]
心臓がバクバク鳴って
頭に響く・・・
恥ずかしい、苦しい
辛い、切ない、嬉しい。
どの感情が一番正しいか
わからないけど一つ言えるのはどの感情でも
「心地良い」って事・・・。
:08/11/26 09:47 :SH700i :zrWwAwio
#290 [我輩は匿名である]
:08/11/26 10:53 :D902iS :fPspsxzM
#291 [コロ]
我輩様
ご指摘ありがとうございますm(__)m
>>287の望の相手は
勇気ですm(__)m
読んで下さってる皆様
肝心なところで変な間違えをしてしまい、すいませんでした・・・↓↓
我輩様ありがとうございます(>_<)
:08/11/26 18:21 :SH700i :zrWwAwio
#292 [コロ]
勇「・・・なぁ、もぅ一回
していい?笑」
望「ぇ///・・・だめッ///」
勇「クスクス・・・わかった」
ちゅッ
望「ンぅ・・・ッ ///」
だめって言ったのに・・・
:08/11/27 06:50 :SH700i :C25j4ZEU
#293 [コロ]
―――・・・放課後
屋上から出る時
勇気にテストで補習
取るなよって言われた。
じゃあサボリに僕を
巻き込むなよ・・・;
:08/11/27 20:52 :SH700i :C25j4ZEU
#294 [コロ]
寮に戻ったけど
直也も光輝も居ない。
きっと、またどこか
寄り道してんだろな・・・
ウチの学園の敷地には
コンビニぐらいの広さの
売店もあるし、多分
そこで雑誌やお菓子を
買ってんだろう。
:08/11/27 20:56 :SH700i :C25j4ZEU
#295 [コロ]
部屋でぼんやりしてると
今日、石田に言われた
事を思い出した。
「放課後、寮の談話室に
一人で来い」
ゔ〜ん・・・何時に?;
結構そこ肝心でしょ。
悩んでると部屋のドアが
コンコンとノックされた
:08/11/27 21:03 :SH700i :C25j4ZEU
#296 [コロ]
望「はぁい・・・?」
ドアを開けて見てみると
今まで同じクラスには
なった事ないけど
何度か話した事がある
斎藤(サイトウ)って奴が居た
斎藤は普段大人しくて
眼鏡をかけた目立たない奴だけど、古賀のグループにパシリにされてる事で
知られていた。
:08/11/27 21:43 :SH700i :C25j4ZEU
#297 [コロ]
斎「石田君から伝言で
0時に指定の場所に
来いって・・・」
それだけ言うと後は
無言で去って行った・・・
可哀相だけど斎藤みたいな扱いは受けたくない。
石田に会うの嫌だな・・・
:08/11/27 22:05 :SH700i :C25j4ZEU
#298 [コロ]
少しして光輝が
帰ってきた
やっぱり手に雑誌や飲み物の入った袋を持ってる。
直也は仲が良い先輩に
捕まって、その人の部屋に行ってるらしい・・・
だから光輝だけ先に
帰ってきたそうだ。
:08/11/27 23:29 :SH700i :C25j4ZEU
#299 [コロ]
光「チョコ買ったけど
食うか?」
望「今はいらない」
光輝って以外に
チョコとかアイスとか
ガツンと甘い物が
好きなんだよね・・・
絶対売店行くと
買ってくるし。
:08/11/27 23:34 :SH700i :C25j4ZEU
#300 [コロ]
僕がチョコを食べる
光輝を眺めてると
光輝がこちらを振り向き
話しかけてきた。
光「お前、勇気とは
どうなんだよ?」
望「ぇ?」
光「だからさ、そろそろ
付き合うの?」
:08/11/27 23:38 :SH700i :C25j4ZEU
#301 [コロ]
望「・・・・・・・・・。」
ぇ?ぇえ゙ッ・・・
僕が勇気と!?
突然そんな事を言われて
かなりパニックだ。
勇気みたく人気ある
人間が僕を選ぶわけ・・・
それに・・・――
望「僕も勇気も男だょ;」
:08/11/27 23:42 :SH700i :C25j4ZEU
#302 [コロ]
光「ここじゃそんなの
関係ねぇじゃん・・・
それに社会に出ても
気持ちがあれば
どうにかなるって」
言った最後に
「勇気の事好きなんだろ?」と一言付け足された。
そ、そうだけど・・・;
:08/11/27 23:47 :SH700i :C25j4ZEU
#303 [コロ]
光「告るの?それとも
勇気が言ってくるの
待つ・・・?」
望「勇気が!?絶対に
無い無いッ・・・だって
あのモテ王が僕を
恋人にするわけ・・・ッ」
光「・・・自分こそ学園の
アイドルとか言われて
モテモテじゃん」
:08/11/27 23:53 :SH700i :C25j4ZEU
#304 [コロ]
望「・・・・・何それ?」
光「・・・・・何でもねぇ」
光輝の奴何言ってんの?
馬鹿じゃん?(←お前が)
ここから話しはだんだん
それて・・・内心ホッと
しつつ、0時にならなければいいなと思いながら
残りの時間を過ごした
のだった。
:08/11/28 00:06 :SH700i :ysgBhfJ6
#305 [コロ]
―――・・・
「よし、3人居るな。」
光「まぁこいつは
ギリギリだったけど」
直「うっせぇ;」
望「ぁはは(笑)」
:08/11/28 14:26 :SH700i :ysgBhfJ6
#306 [コロ]
一応、点呼なるものが
あったりする・・・。
1年、2年、3年で人が
違うんだけど、2年は
磯矢(イソヤ)さんという
今年28歳の割と若い
寮監だ・・・。
それに、宮下学園のOB
だったりする。
:08/11/28 14:40 :SH700i :ysgBhfJ6
#307 [コロ]
なので寮や学園を
知り尽くしてる彼は
よく生徒達の相談に
乗ったりしていた・・・。
ただ、一つ心配なのは
磯矢さんが橋野先生の
知り合いだって事。
一体何で知り合ったのか
気になるよ・・・;
:08/11/28 14:45 :SH700i :ysgBhfJ6
#308 [コロ]
たしかに、見た目や
性格のジャンルが
似てるんだよね・・・
こぅ・・・・昔は、やんちゃ
してました。。。的な。
磯「・・・北本」
望「は、はぃッ」
:08/11/28 14:49 :SH700i :ysgBhfJ6
#309 [コロ]
磯「お前、今俺の事
橋野と同じだって
思ったろ」
びくんッ
望「思ってないですッ;」
磯「可愛いからって
何でも許されると
思うなよ・・・」
:08/11/28 14:53 :SH700i :ysgBhfJ6
#310 [コロ]
望「(泣)・・・・・・」
怖いょ・・・;
磯「馬鹿な事考えてると
犯すからな」
直「最低〜早く次の部屋
行って下さ〜い」
光「てか、行け〜」
:08/11/28 15:00 :SH700i :ysgBhfJ6
#311 [コロ]
磯矢さんにこんな風に
喋れる直也と光輝って
すごいなぁ;
この時、時計の針は
22時を少し回った所を
指していた・・・。
:08/11/28 17:35 :SH700i :ysgBhfJ6
#312 [コロ]
―――・・・
なぁ古賀・・・
なんだよ
俺ヤバイ事していい?
お前は俺よりヤバイ事
してんじゃん・・・
:08/11/28 17:41 :SH700i :ysgBhfJ6
#313 [コロ]
たいした事してない・・・
何言ってんだよ。
俺でもさすがにお前の
やる事にはついてけねぇ
・・・これからやる事
考えたら、今までのは
たいした事ないかも。
はぁ? 何すんだよ;
:08/11/28 18:30 :SH700i :ysgBhfJ6
#314 [コロ]
・・・ぇ・なぃ
は?!
言えない・・・今は・・・
・・・石田さぁ、何すんのか
知らねぇけど・・・
一つバレると今までの事
全部バレると思えよ?
:08/11/28 18:35 :SH700i :ysgBhfJ6
#315 [コロ]
それはいつも考えてるよ
ぁ、そぅ。言っとくけど
本当に関係無い奴とか
巻き込むなよ・・・
・・・・・あぁ。
:08/11/28 18:39 :SH700i :ysgBhfJ6
#316 [コロ]
:08/11/28 19:31 :SH700i :ysgBhfJ6
#317 [コロ]
―――・・・23:45
石田は3年の寮搭へ
向かっていた。
少し薄暗い階段を
ゆっくりした足取りで
のぼる・・・。
:08/11/29 07:28 :SH700i :72qwOFCg
#318 [コロ]
目的の階に着き、真っすぐ進んで、突き当たりを
右にまがる
一番奥の扉・・・413号室。
鈴原 大和 の部屋だ・・・
石田は鈴原の部屋に
向かいはじめた時から
決心は固まっていた。
:08/11/29 07:35 :SH700i :72qwOFCg
#319 [コロ]
今までやってきた
「ヤバイ事」は、皆で
やる時もあれば一人で
やる時もあった。
皆の時はたいてい自分は
後ろの方で見てるか
指示を出す程度で・・・
本当に「ヤバイ事」は
一人か、鈴原と二人で
やった・・・。
:08/11/29 07:47 :SH700i :72qwOFCg
#320 [コロ]
鈴原は人間的に最低
だけど、最低な所で
驚くべきカリスマ性を
持っていた・・・
彼には誰も逆らえないし
逆らわない。
何も文句は言えなかった
しかし、他の誰よりも
石田は鈴原に対等に
接する事が許されてる。
:08/11/29 07:56 :SH700i :72qwOFCg
#321 [コロ]
石田の無口で
でしゃばらない性格が
気に入ったのか・・・
頭が良く、鈴原の難解な
悪事をすぐ理解できる
所が気に入ったのか・・・
理由は不確かだが、鈴原は石田と組んで何かをするのが好きだった。
:08/11/29 08:02 :SH700i :72qwOFCg
#322 [コロ]
扉の前に着き
コン、コンコンとノックするのが来客が石田だと言う合図
数秒して静かに扉が開き
中から鈴原が部屋着で
出てくる。
大体いつも服は乱れて
いるが、理由は中に居る
もぅ一人の存在のせいだ。
:08/11/29 08:08 :SH700i :72qwOFCg
#323 [コロ]
鈴原が顎で釈ったら
入れと言う意味で
石田は一歩中へ入り
静かにドアを閉める・・・
鈴「今日は何だよ」
石「あの人居るの?
秋さん・・・」
鈴「ベッドに繋いでる」
:08/11/29 08:48 :SH700i :72qwOFCg
#324 [コロ]
石「会っていいすか?」
鈴「・・・理由は。」
石「今晩・・・俺も秋さん
みたいな奴隷作ろう
と思って」
鈴「・・・ハハッ・・いいぜ。笑
会ってけよ」
:08/11/29 08:54 :SH700i :72qwOFCg
#325 [コロ]
今まで、鈴原の部屋で
秋を見た事は無い
見たくもなかった・・・
だからこそ、石田は
これから自分が犠牲にする人間の行く末を見ておきたいと思った。
人間が、いったいどこまで落ちるのかを・・・。
:08/11/29 09:17 :SH700i :72qwOFCg
#326 [コロ]
3年の部屋は一人部屋で
割と豪華な造りだ。
入ってすぐに部屋があり
その奥の左に寝室がある。
寝室のドアをゆっくり
開けると、ベッドの上に
人影が見えた。
紐か何かで両腕をベッドの上らへんで拘束され、服は一切身につけてない。
:08/11/29 09:23 :SH700i :72qwOFCg
#327 [癒芽理]
この小説おもろいわぁ
続きがんばってな
まってるで☆
:08/11/29 20:29 :P702iD :Ltxr6Dng
#328 [ぴょんきち(´^ω^`)]
:08/11/29 22:08 :SH905i :m.TYtPWM
#329 [コロ]
:08/11/30 07:45 :SH700i :/OmXhTNk
#330 [コロ]
石田がベッドへ近づくと
人影が少し振り向く・・・
その顔は涙で濡れ
口にタオルらしき布を
噛まされていた。
石「秋さん・・・」
秋「・・・ッ・・・ぅ」
:08/11/30 08:16 :SH700i :/OmXhTNk
#331 [コロ]
秋の体には無数の痣や
傷がある・・・
対象的に顔は無傷で
綺麗だった。
足の間に目を向けると
白い液体が見える・・・
鈴原の出した物だろう
それは秋の中から
溢れ出し、ベッドに
染みを作っていた。
:08/11/30 08:25 :SH700i :/OmXhTNk
#332 [コロ]
無惨、哀れ、悲痛、
そんな単語が頭を埋める
この人の様に・・・
あいつがなるだろうか?
今日、屋上へ中西と向かう北本を見た。
幸せそうな顔をして中西について行く姿は、誰が見ても癒されてしまうほど
愛らしかった・・・。
:08/11/30 08:47 :SH700i :/OmXhTNk
#333 [コロ]
中西が気に喰わない。
中西が大切にしている
北本も気に喰わない・・・
北本を潰せば
中西も潰れる。
廊下で中西達ともめた時
割って入って来た北本を
見て、そう思った。
メロドラマのヒロイン
みたいだったけど・・・
:08/11/30 17:02 :SH700i :/OmXhTNk
#334 [コロ]
石「そんな姿にされて
ツライですか・・・?」
秋「ぅ・・・ック・・」
石「泣く事しか出来ませ
んか・・・」
石田はそれ以上秋に
話しかけなかった。
:08/11/30 17:16 :SH700i :/OmXhTNk
#335 [コロ]
犯された姿のまま
ベッドに縛られて・・・
さらに男が近づいてきて
きっと恐くてたまらない
だろう・・・。
もう、話しかけるのは
止した方がいい。
ただ秋の姿を目に
焼き付けて寝室から
出ようとした時、鈴原が
石田に声をかけた。
:08/11/30 17:29 :SH700i :/OmXhTNk
#336 [コロ]
鈴「始めは抵抗するし
喚いてうるせーけど
すぐ大人しく足開く
ようになるよ」
石「・・・ぃ・・て・・だ」
鈴「は?」
石「ありがとうございま
した。じゃ、行きます」
:08/11/30 19:36 :SH700i :/OmXhTNk
#337 [コロ]
鈴「ま、上手くやれよ。笑」
石田は最後に秋の細い
背中をチラリと見て
鈴原の部屋を後にした。
時刻は、23:53。石田は
寮の5階へ向かう階段で
古賀の言葉を思い出した
本当に関係無い奴は
巻き込むな。
:08/11/30 19:47 :SH700i :/OmXhTNk
#338 [癒芽理]
:08/11/30 22:17 :P702iD :5QkIEG4U
#339 [コロ]
:08/12/01 04:16 :SH700i :6gxtalK.
#340 [コロ]
自分は前から中西が
気に入らない。
中等部3年の終わり・・・
中西にある事を言われたのがきっかけだった
それ以来、中西に関係する人間は全て自分の敵で
「関係無い奴」ではない。
北本は特に奴に近い・・・
:08/12/01 05:21 :SH700i :6gxtalK.
#341 [コロ]
あの時、廊下で中西を
庇おうとした瞬間から
俺の中で北本は反逆物だ
あの見た目なら
奴隷がお似合いだろう。
もし中西と北本が恋人同士なのだったら、尚更
性奴隷にして中西から
全てを奪ってやる・・・。
:08/12/01 05:56 :SH700i :6gxtalK.
#342 [コロ]
5階への階段の最後の
一段を上りきって
廊下の突き当たりにある
談話室の方を見た。
ぼんやり明かりが見え
北本がそこに居る事が
わかる・・・
石田は右手をズボンの
ポケットに入れた。
:08/12/01 06:01 :SH700i :6gxtalK.
#343 [コロ]
今日作ったばかりの
509号室の合鍵。
即席で合鍵を作れる
材料がある・・・
見た目はちゃっちいが
立派な鍵に変化する。
石田にとって便利な
お役立ちアイテムだ。
:08/12/01 06:11 :SH700i :6gxtalK.
#344 [コロ]
その鍵を指先で確認
してから談話室へ
足を進めた・・・。
静まり返った廊下は
まるで嵐の前の静けさ。
寮は5階建てだが、使われているのは4階まで・・・
今、この空間には石田と
望の二人だけだった。
:08/12/01 06:18 :SH700i :6gxtalK.
#345 [コロ]
石田が談話室に着くと
望はソファーに座って
少し緊張してる様子だ。
目が合った瞬間から
ピクリとも動かない・・・
むしろ警戒している。
何を言われるのか
冷や冷やしてる感じだ。
:08/12/01 06:24 :SH700i :6gxtalK.
#346 [コロ]
何を言われてもいいから
早く帰してほしい・・・
望はそう思っていた。
石田がいつもかけている
オシャレな眼鏡が
余計に場の空気を凍らせている気がした・・・。
:08/12/01 06:29 :SH700i :6gxtalK.
#347 [コロ]
適当な理由で部屋から
抜け出し、ここで一人
石田を待っていた。
誰もいないこの階は
各部屋から漏れ出る
クーラーの冷気も無く
少し暑い・・・
でも石田が現れて
目があった時、体温が
全部持って行かれた様な
錯覚がした。
:08/12/01 14:54 :SH700i :6gxtalK.
#348 [我輩は匿名である]
化石携帯どうにかしたら
:08/12/01 15:08 :PC :☆☆☆
#349 [我輩は匿名である]
>>348意味分かんねぇんだけど。文句あんなら読むなょ。
主サン負けるな。笑
:08/12/01 16:35 :P905i :gRK8SHCo
#350 [舞]
荒らしぢゃない
:08/12/01 17:07 :F703i :uAso1PN.
#351 [コロ]
:08/12/02 01:03 :SH700i :Be8aaJ8g
#352 [コロ]
>>347から☆
少しの間、無言でお互い
見合っていたが
先に口を開いたのは
石田だった。
石「お前、中西達に
黙って来たか?」
望「ぇ・・・うん・・」
:08/12/02 05:43 :SH700i :Be8aaJ8g
#353 [コロ]
石「取りあえず・・・
場所かえるから。」
場所をかえる?
何で場所をかえる必要が
あるんだろう・・・
でも石田に反論出来る
わけも無く、望はしぶしぶソファーから腰を上げた
:08/12/02 05:49 :SH700i :Be8aaJ8g
#354 [コロ]
石田の後ろを歩いて
まるで死刑台に連れて
行かれる囚人の気分だ。
早く帰りたい・・・
自分より遥かに背の高い
石田の後頭部に目を
向けて、歩いていると
一つの部屋の前で
立ち止まった・・・
:08/12/02 05:55 :SH700i :Be8aaJ8g
#355 [コロ]
石田がポケットに手を
入れて何かを探り出した。
プラスチックの様な
緑色っぽい鍵・・・
明らかに寮の鍵には
見えないが、それで
目の前の部屋の扉を
開けてしまった。
:08/12/02 05:59 :SH700i :Be8aaJ8g
#356 [コロ]
なんかヤバイ気がする。
僕は石田が扉を開けて
すぐに階段がある方へ
体を向けた。
そのまま走り出そうと
した時、強い力で
石田に腕を掴まれて
引きもどされる・・・
:08/12/02 06:07 :SH700i :Be8aaJ8g
#357 [コロ]
この時、始めて後悔した
誰にもここに来るって
言わなかった事・・・
石田と二人きりで
会うって事。
望「ぃゃッ・・・ぁ・・ッ」
石「馬鹿だなお前・・・」
:08/12/02 06:15 :SH700i :Be8aaJ8g
#358 [コロ]
部屋の中に引きずる様に
入れられ、パタンと
扉がしまった・・・
振りほどこうとしても
力が全然敵わない。
それがこんなに怖いなんて始めて感じた。
扉が遠のいていく・・・
奥の寝室へ投げるように
入れられて、出口は完全に見えなくなった。
:08/12/02 17:18 :SH700i :Be8aaJ8g
#359 [コロ]
:08/12/02 17:34 :SH700i :Be8aaJ8g
#360 [コロ]
寝室には使われて無い
ベッドがポツンとある。
でも、いつでも使える
ようにベッドメイクは
されていた・・・
その横に小さい棚もある
部屋の構造を見るかぎり
1・2年用ではないので
3年の一人部屋と同じ
造りになってるんだろう
:08/12/03 06:55 :SH700i :5KMKRMTA
#361 [コロ]
石田に引きずられ
ベッドの近くまで来ると
棚の中から細いロープを
取り出した。
何でそんな物が・・・
石田が事前に用意してた
とでも言うのか?
僕は唖然と石田の顔を
見上げた。
:08/12/03 07:05 :SH700i :5KMKRMTA
#362 [コロ]
石田もこちらに目線を
移し、無表情のまま
見下ろしてくる・・・
次の瞬間、掴まれていた
腕をいきなりベッドの上へ引っ張られてしまった。
抵抗をしても体が完全に
ベッドに乗り上げて
しまう・・・
:08/12/03 07:15 :SH700i :5KMKRMTA
#363 [コロ]
そのまま腕だけベッドの
上にあるパイプ部分に
ロープで縛りつけられた
僕の中で恐怖がいよいよ
形となって現れた・・・
自然と喉が震えて
鳴咽が出てくる。
視界までぼやけて
目頭が熱い・・・
:08/12/03 07:25 :SH700i :5KMKRMTA
#364 [コロ]
助けて・・・
怖い・・・怖いよッ・・・
勇気、勇気、勇気ッ・・・
望「やぁッ、ヒック・・・ッ」
石「ッ・・・暴れんなよ」
望「助け・・・ゆぅ・・き」
:08/12/04 06:36 :SH700i :5bg3ff4Y
#365 [コロ]
バシッ・・・
望「―――・・・ヒック・・ッ」
頬がジリジリと熱くなる
勇気の名前を出した直後
石田に平手ではあるが
頬を叩かれたのだ。
衝撃で一瞬・・・
何があったのかわからず
固まってしまった。
:08/12/04 06:43 :SH700i :5bg3ff4Y
#366 [コロ]
石「今後、俺とここに
居る時に中西の名前
出したら殺すから・・・」
望「・・・ぅ・・ッ・・ヒック・・」
涙がボロボロ出て
喉の奥が引き攣って
痛い・・・。
今後って・・・
一体どう言う事・・・
:08/12/04 07:46 :SH700i :5bg3ff4Y
#367 [コロ]
頭の中がパンクしそうに
なってると、石田の手が
僕のスエットの中に
入ってきた・・・
腹の辺りを撫でるように
触られて、おもわず
ビクンと体が跳ねる。
石田が、面白そうに
笑った気がした・・・
:08/12/04 07:52 :SH700i :5bg3ff4Y
#368 [コロ]
石「今日が今後の
始まりだよ・・・。」
望「な・・に・・・?」
石「北本、俺の性処理
道具になって?笑」
望「・・・ぇ・・・――。」
石「(笑)だからさ、
大人しくてろよな」
:08/12/04 07:59 :SH700i :5bg3ff4Y
#369 [コロ]
:08/12/04 08:06 :SH700i :5bg3ff4Y
#370 [コロ]
まず、始めに・・・
上着のジッパーを外され
中のシャツを胸の上まで
捲くられた・・・
生温い空気が肌に触れ
気持ち悪い。
お願い・・・もぅやめて・・・
:08/12/05 03:25 :SH700i :VFw/wCn2
#371 [コロ]
望「やッ!離せょッ・・!」
石「ッ・・・チ・・・」
バシンッ!
望「ひぅッ・・・・ぇッ<゙・・」
何で、何で叩くの・・・
こんな事されてんのに
抵抗しちゃ駄目なの・・・
:08/12/05 03:35 :SH700i :VFw/wCn2
#372 [コロ]
叩かれた望の左頬は
じわじわと赤くなって
それを見た石田は
また舌打ちをした。
見える所に傷が残れば
バレる恐れがある・・・
少し大人しくてなった望を見下ろし、叩いたり
痛い思いをさせれば
効果があるのはわかった
:08/12/05 03:46 :SH700i :VFw/wCn2
#373 [コロ]
石「めんどくせー・・・
騒ぐな。」
そう言って石田は
望の腹を一発、拳で
殴った・・・
腕が拘束されて体を
庇えない望は
足を少し屈める事しか
出来ない。
:08/12/05 03:52 :SH700i :VFw/wCn2
#374 [コロ]
痛くて苦しくて恐くて
とうとう本格的に
泣きはじめた望を見て
石田は逆に冷静だった
中西 勇気のものに
手をだしている優越感
はあるし、望の反応も
楽しめる。
だけど、この出来事に
さほど興味は無い・・・
:08/12/05 04:04 :SH700i :VFw/wCn2
#375 [コロ]
自分にとってこれは
嫌いな相手への嫌がらせ
程度の出来事だ。
中西が絶望するほど
手遅れなところまで
やるつもりだが
北本は自分の好きな
相手でも何でもない・・・
興味なんか持てるか。
:08/12/05 04:12 :SH700i :VFw/wCn2
#376 [コロ]
確かに北本は可愛い顔で
皆から人気はある。
この前、仲間の誰かが
「望ちゃん可愛い」
と言って騒いでいた。
見た目だけで好きに
なれるなんて
めでたい奴だよ・・・
:08/12/05 04:23 :SH700i :VFw/wCn2
#377 [コロ]
まぁ、ブスを相手に
するよりは北本みたいな
可愛い奴の方が
有り難いけど・・・。
肌もきめ細かくて
スベスベしてて、細いのに柔らかい手触りだ。
純粋で、誰にも汚されて
ない体は綺麗で・・・
少なからず魅力はある。
:08/12/05 04:34 :SH700i :VFw/wCn2
#378 [コロ]
石田は改めて、望の
細い腰や、薄い胸に
目線を移した。
白い肌とピンク色・・・
というか、薄い赤色をした乳首がなまめかしく
幼い顔と体には
不釣り合いで、逆に
いやらしく見える・・・
:08/12/05 04:48 :SH700i :VFw/wCn2
#379 [コロ]
純粋なのに、まるで
そこだけ男を誘うために
色付いてる様だ。
指先で北本の乳首を
少しつついて・・・
手の平で胸全体を覆い
もんでみた。
望「ゃァ・・ッ・助け・・て・・」
心臓の鼓動を感じる。
:08/12/05 05:02 :SH700i :VFw/wCn2
#380 [コロ]
大きく速く打つ心臓は
北本が恐怖に包まれてる
証だ。
こんなに脈が速くなって、壊れやしないだろうか・・・
手を胸からはずし
次はスエットのズボンを
掴んだ。
北本の顔が一層強張る。
:08/12/05 05:09 :SH700i :VFw/wCn2
#381 [コロ]
望「こんな・・の・・・ぅぇッ
おかしいッ・・ヒック」
望は足を動かそうにも
石田が上に乗って押さえていたから何も出来ない。
お願いします・・・
もぅそれ以上しないで
これは好きな人とする事
なんでしょ?
:08/12/05 05:17 :SH700i :VFw/wCn2
#382 [コロ]
それを、そうじゃない
人に無理矢理されたら
レイプとか強姦って
言うんだよね・・・
僕、まだ好きな人とも
してないのに・・・ッ
・・・――勇気。
勇気としたい事なのに、
先に取らないで・・――。
:08/12/05 05:26 :SH700i :VFw/wCn2
#383 [コロ]
望が涙を流しながら
石田に懇願の目線を
向けた時・・・
無情にも、スエットの
ズボンは望の膝下まで
ずり下ろされた。
:08/12/05 05:32 :SH700i :VFw/wCn2
#384 [コロ]
:08/12/05 05:40 :SH700i :VFw/wCn2
#385 [コロ]
細い腰、細い足・・・
骨が細いんだろう。
ゴツゴツしてるわけじゃ
ない。
肉は普通についてるから
触り心地が良い・・・
細いのに柔らかいって、
まるで女みたいだな。
:08/12/06 07:28 :SH700i :/qBp2IuA
#386 [コロ]
それだから余計に、皆
望を可愛いがるんだろう
石田がそう思ってた時
望が急に暴れだした。
望「離せッ・・ヒック・・!
触るなぁッ」
さっき殴ったのに
また暴れるなんて・・・
:08/12/06 07:48 :SH700i :/qBp2IuA
#387 [コロ]
石「気ィ強ぇな・・・笑」
それを捩伏せるのは
嫌いじゃないけど・・・
心の中で呟いてから
石田はもう一発、次は
望の脇腹を殴った。
望「ぅぐッ・・・ヒ・・ッ」
さっきより強い力で・・・
:08/12/06 07:57 :SH700i :/qBp2IuA
#388 [コロ]
石「黙ってじっとしてろ」
黙ってじっとしてろ・・・
それ、おかしくない?
自分は何も悪い事を
してないし、そもそも
石田と接点なんて
ほとんど無い。
:08/12/06 08:21 :SH700i :/qBp2IuA
#389 [コロ]
こんなの酷すぎる・・・。
望「ふッ・・ぅゎぁぁんッ」
石「声出して泣くなよ。
うるせーな・・・」
石田は前髪をかき上げ
僕の足に残ってた
ズボンを全て脱がして
ベッドの下に投げた。
:08/12/06 08:31 :SH700i :/qBp2IuA
#390 [コロ]
そしてパンツにも手を
のばし、いっきに
剥ぎ取られてしまった。
望「ゃあッ」
石「・・・お前、自分で
扱いたりすんの?笑」
石田は望の秘部を見て
思わず笑ってしまう・・・
:08/12/06 08:41 :SH700i :/qBp2IuA
#391 [コロ]
まだ皮を被っている
先っぽは乳首と同じ色
だった・・・
想像通り幼いペニス。
綺麗な色は自分でも
あまりソコを弄ってない
証拠だ・・・。
勃たせれば何とか
完全に姿を見せそうだが
:08/12/06 18:22 :SH700i :/qBp2IuA
#392 [コロ]
:08/12/06 18:27 :SH700i :/qBp2IuA
#393 [コロ]
石田は望の下半身に
手をのばし、未発達の
ペニスに触れた。
望の体がビクンと
跳ねた後、カタカタと
震え始める・・・
望「な・・で、こんな事
するの・・・ヒック・・」
:08/12/07 09:05 :SH700i :llC8PY4g
#394 [コロ]
その独り言の様な
問い掛けに一切応えず
石田は望の膝裏に手を
入れて足を開かせる・・・
望は前に屋上で勇気に
させられた格好になり、
わっと泣き出した。
今から石田がしようと
してる事が恐ろしくて
たまらない・・・
:08/12/07 09:23 :SH700i :llC8PY4g
#395 [コロ]
勇気が言ってた通りなら
この後される事は
望にとってあまりにも
残酷すぎる。
それこそ、好きでもなんでもない石田にされれば
自分は一生勇気に愛して
もらえない・・・。
汚れた体なんて
見せれないだろう。
:08/12/07 09:40 :SH700i :llC8PY4g
#396 [コロ]
もぅ殴られてもいい
黙ってヤられるより
ボロボロになってでも
逃げた方がましだ。
望は拘束されてる手を
ガシガシ揺すって
足を石田に向かって
大きく動かす。
すると膝が石田の体に
ぶつかり一瞬間合いが
出来た・・・
:08/12/07 17:55 :SH700i :llC8PY4g
#397 [コロ]
でも手の拘束はしっかり
されていて外れない。
すぐに石田が望に
またがり、腹や肩や胸
の辺りを殴った・・・
特に腹へ何発か入り
望は息が出来ない程の
苦しさに涙を流した。
:08/12/07 18:05 :SH700i :llC8PY4g
#398 [コロ]
望「た・・・すけ・・ッ・・
はぁッ・・ぅ・・」
浅く呼吸を繰り返す
望の足を再び開かせ
石田はその間に体を
割り込ませた。
望「ゃ・・・ふぇぇッ」
もぅ抵抗するほど力が
入ない・・・
:08/12/08 04:04 :SH700i :XBvIcHUU
#399 [コロ]
大人しくなった望の前で
石田は自らのズボンの
ジッパーを下ろし
まだ萎えているペニスを
取り出した。
自分の物より確実に
大きくて、男の形をした
それを見て、望は抵抗
よりも「逃げなくては」
と必死に重い体を
動かす・・・。
:08/12/08 04:36 :SH700i :XBvIcHUU
#400 [コロ]
石「そのロープ絶対
外れねぇから・・・笑」
さっきから全く緩まない
腕の拘束に、外れないと
感じていたけど・・・
なにか特別な結び方でも
してるんだろう。
石田に目を向けると
馬鹿にしたような笑みを
浮かべながら自身のペニスを扱いて高ぶらせていた。
:08/12/08 07:20 :SH700i :XBvIcHUU
#401 [コロ]
望「・・ッく・・ごめ・なさ・・」
石「は?笑」
望「ヒック・・ゆるし・・て」
石「ホント馬鹿だな。笑」
お前は別に
何もしてねぇよ・・・笑
石田は心の中で呟いた。
:08/12/08 07:45 :SH700i :XBvIcHUU
#402 [コロ]
望「ふッ・・ぇ・・ヒック・・・」
気に入らないけど
泣き顔だけは石田の
気分を良くした。
扱いていた手を止めて
ペニスの先を望のアナルに少しあててみる・・・
望の顔がさらに、ふにゃ
と歪んだ。
:08/12/08 07:55 :SH700i :XBvIcHUU
#403 [コロ]
石田はその表情を見て
この場で始めて欲情を
感じた。
もっと泣かせたい・・・
だから望のアナルに
さらにグイグイ自分の
ペニスを押し付けた。
望「ゃッ・・ぅわぁぁんッ」
:08/12/08 08:04 :SH700i :XBvIcHUU
#404 [コロ]
石「初めてだろ?
痛いだろな・・・笑」
耳元でそう言われ
石田に腰を掴まれた。
その瞬間、今までに
無いぐらい石田のモノが
自分のアナルを押し、
同時に激痛が走る。
:08/12/08 08:11 :SH700i :XBvIcHUU
#405 [コロ]
望「ひッ、ぅあああ゙ッ!」
自分の中に何かが
入ってくる・・・
痛い痛い痛い痛い
望「やだッ、ヒッ、ぎゃぁぁッ」
石「きつ・・・ッ・・力抜け」
バシンと頭を叩かれた。
:08/12/08 21:12 :SH700i :XBvIcHUU
#406 [コロ]
望「ぃゃ・・ッ嫌だぁ・・
やめて・・ぅわぁぁんッ」
ブチッて感覚。
言葉で言うなら・・・
少しずつ中が裂けて
そこに入ってくる。
石「・・・クッ・・」
望「ひッ・・・―――ッ」
:08/12/08 23:48 :SH700i :XBvIcHUU
#407 [コロ]
ガンッと石田が腰を
打ち付けた・・・
何が起こったの?
一瞬感覚が無くなり
圧迫感に包まれる。
熱い・・・。
じわりと下半身に
血が巡る・・・
:08/12/08 23:56 :SH700i :XBvIcHUU
#408 [コロ]
望「痛いッ痛いぃ!
嫌ぁぁぁッ」
石「全部入った・・・笑
わかる?」
勇気・・・ゆうきぃ
助けてッ・・・やめて
こんなにも簡単に
無くなるの?
:08/12/09 00:13 :SH700i :B33pbRrA
#409 [コロ]
勇気を好きだって
気付いて・・・
初めて抱き合う人は
勇気が良いなって
思ったのに・・・
こんなにもあっさり
それを奪われるの?
綺麗な体も、初めても
全部・・・勇気にもらって
ほしかった・・・。
:08/12/09 11:04 :SH700i :B33pbRrA
#410 [コロ]
望「ヒクッ・・石田・・・ふぇッ
も、やめ・・てぇ・・・」
無情にも石田は腰を
動かし始め
さらにズキズキと
接合部が痛みだす。
ズッ グチュ
望「ぅあぁッ・・痛いょッ」
:08/12/09 11:11 :SH700i :B33pbRrA
#411 [コロ]
排泄をするための
場所に石田のペニスが
出たり入ったりして
痛みと気持ち悪さに
胃の中の物が逆流しそうになる・・・。
泣き叫びながら何時も
鳴咽を繰り返し
だんだん頭がボーっと
してきた。
:08/12/09 11:20 :SH700i :B33pbRrA
#412 [コロ]
:08/12/09 11:21 :SH700i :B33pbRrA
#413 [コロ]
痛い
苦しい
痛い
痛い ・・・
:08/12/10 06:27 :SH700i :qvMozeUM
#414 [あ]
:08/12/10 08:35 :W51SA :pXH/HVgE
#415 [コロ]
あ様
安価ありがとうございますo(^-^)o
:08/12/10 08:37 :SH700i :qvMozeUM
#416 [コロ]
>>413から
いつ終わるの?
いつまで続くの?
望「ヒィッ、ゃああぁ゙ッ」
石田の動きが
だんだん激しくなる。
涙で前が見えない・・・
:08/12/10 08:41 :SH700i :qvMozeUM
#417 [コロ]
ズプッ・・グチュッ、ズッ
石田「・・・はッ・・・・っ」
たまに聞こえる石田の
呼吸も、だいぶ乱れ
はじめていた。
限界が近づいてる・・・
望はギュッと目を閉じて
痛みと状況から逃避しようとした。
:08/12/10 08:55 :SH700i :qvMozeUM
#418 [コロ]
石「ハハッ・・笑
マジで処女みてぇ」
突然石田が言った言葉の
意味がわからない。
もぅ何も考えたく無いし
考えられない・・・
石「血、流してさ・・・
処女の女と一緒。笑」
:08/12/10 09:01 :SH700i :qvMozeUM
#419 [あ〜チャン]
望可哀想で×2
(Тωヽ)
ゆうきが助けて欲しいよ
理想です
:08/12/10 20:45 :N906i :Ne6rPp6w
#420 [コロ]
あ〜チャン様
この小説はまだまだ(?)
続くので、まだ勇気は
助けに来させられないんですが、いつか来ます!笑
それまで待ってて下さい
o(^-^)o
:08/12/11 06:53 :SH700i :mCM13CBw
#421 [コロ]
>>418から
血って・・・?
血が出てるの・・・?
望「ふッ・・やぁぁッ・・」
さらに激しく動かれて
一瞬目の前が暗くなり
チカチカ火の粉の様な
光りが飛んだ・・・。
:08/12/11 07:00 :SH700i :mCM13CBw
#422 [コロ]
石「クッ・・・――」
ズチュッ、ズッ、ズッ
望「ひぃッ・・ぁぁあッ」
きつくて擦れて痛かった
のに、急に中がぬるぬる
と濡れた感覚になった。
それと同時に熱い何かが
腹部に流れ込む・・・
:08/12/11 07:30 :SH700i :mCM13CBw
#423 [コロ]
石「はぁッ・・・はぁ・・」
望「ヒック・・ふ・・ぇッ・・・」
少しして何回か腰を
動かしてから石田が
中から出ていった。
自分はどうなったの?
お腹の中が気持ち悪い。
お尻もすごく痛いよ・・・
:08/12/11 07:43 :SH700i :mCM13CBw
#424 [コロ]
石「・・・お前、ヤバ。笑」
何で笑ってるの?
何がヤバイの?
石「見てみる・・・?笑」
そう言って石田は
手首の拘束を外して
僕を引っ張り起こした。
:08/12/11 07:51 :SH700i :mCM13CBw
#425 [コロ]
ベッドに座った形になり
自分の足の間を見てみろ
と言われた。
目線を落とすと布団の
一部が赤く染まっている
石「これお前のケツから
出た血・・・笑」
望「・・・・・―――。」
:08/12/11 07:56 :SH700i :mCM13CBw
#426 [コロ]
僕の血・・・
血が出てるのに、どうして止めてくれなかったの?
足の間から血溜まりが
広がってるのがわかる。
その中に白っぽい液体も
一緒に混じっていた・・・
:08/12/11 08:02 :SH700i :mCM13CBw
#427 [コロ]
僕だって男だし
見ればわかる。
これって精液だよね・・・
何で僕のお尻の中から
出てるの?
なに?
中で出されたの?
:08/12/11 08:08 :SH700i :mCM13CBw
#428 [コロ]
石「お前セックスすんの
初めてだろ?笑」
今のがセックス?
好きでも何でもないのに
無理矢理なのに・・・
セックスって呼ぶの?
僕・・・ホントに犯されて
石田に全部奪われたんだ
:08/12/11 08:15 :SH700i :mCM13CBw
#429 [コロ]
勇気とならしたいと
思った事・・・
先に石田にされちゃった
こんなの汚い・・・ッ
無理矢理じゃん
中に出すなんて酷いよ
:08/12/11 08:22 :SH700i :mCM13CBw
#430 [コロ]
望「ヒック・・ぅああぁんッ」
石「初めてが中西じゃ
なくて残念?笑」
望「!・・ふぇぇッ・・ヒック」
石「どーする?そんな
汚された体で中西が
抱いてくれるかな?」
止めて・・・汚れたとか
言わないでよ・・・。
:08/12/11 08:34 :SH700i :mCM13CBw
#431 [コロ]
僕が勇気の事好きなのも
知ってたなんて・・・
それでこんな事するなんて最低じゃん・・・
望「うぅッ・・わぁぁんッ」
石「中西に言っていい?
俺とお前がセックス
したって(笑」
:08/12/11 08:40 :SH700i :mCM13CBw
#432 [コロ]
:08/12/11 08:53 :SH700i :mCM13CBw
#433 [コロ]
望「!・・ふぇぇッ、ヒック
言わないで・・お願い」
石「・・クス・・・笑」
馬鹿だな。
犯罪やってんの俺だぜ?
言えば俺がヤバイっての
望「勇気には・・ッ・・ふッ
言わな・・ヒック・・で」
:08/12/11 20:11 :SH700i :mCM13CBw
#434 [コロ]
石「北本、これから
俺が呼び出ししたら
必ず来い。
それで良い子にして
くれたら、中西に
言わないでやるよ」
望「ッ・・・ぅゎぁぁんッ
もぅこんなのッ・・ぅ
したくなぃ・・ふぇぇ」
:08/12/11 20:25 :SH700i :mCM13CBw
#435 [コロ]
石「じゃあ言う?」
望「ッ・・・言わないでッ」
自分の今の姿は
めちゃくちゃだ・・・
下半身は石田の精液と
血で濡れて、殴られた
箇所が少しずつ
痣になってきている。
:08/12/11 20:43 :SH700i :mCM13CBw
#436 [コロ]
こんな事が勇気に
知られたら・・・
この姿を見られたら・・・
汚いって思われる。
気持ち悪いって
思われる。
石「俺が呼び出ししたら
来いよ・・・?」
:08/12/11 20:49 :SH700i :mCM13CBw
#437 [コロ]
僕は石田の言葉に
頷いてしまった・・・
頭が着いて行けなくて
パニックで
もぅ勇気に知られたくない思いでいっぱいだった。
石「逆らうと、どうなるか
わかってるよな?
北本が余計痛い思い
するだけだから」
:08/12/11 20:55 :SH700i :mCM13CBw
#438 [コロ]
僕はまたコクリと頷く
石「・・・笑」
スルッ・・・
望「ビクン・・・ッ」
石田の手が僕の腿を
撫でて、また足を
開かせた。
:08/12/11 21:00 :SH700i :mCM13CBw
#439 [コロ]
望「ゃッ・・・ぅ・・ッ」
石「抵抗すんじゃねぇよ」
耳元で「言う?」と囁かれ
体が固まってしまう
抵抗をしなくなった
望を見て、石田はまた
自らのペニスを望の
アナルに宛がった。
:08/12/11 21:30 :SH700i :mCM13CBw
#440 [コロ]
――・・・
また連動が始まる
腕を押さえられ
下から何度も突き上げ
られる・・・
:08/12/11 22:53 :SH700i :mCM13CBw
#441 [コロ]
全てが終わったのは
外が少し明るくなり
始めた頃だろうか・・・
時々、意識を
飛ばしては体を叩かれて
覚醒させられた。
もう、よく覚えてない・・・
:08/12/11 23:12 :SH700i :mCM13CBw
#442 [コロ]
最後に部屋に付いてる
シャワー室にいれられ
石田に処理の仕方を
教えられた・・・
体を綺麗にされ
スウェットを着せられ
待ち合わせをした
談話室に連れていかれる
:08/12/11 23:26 :SH700i :mCM13CBw
#443 [コロ]
ソファーに座らされ
思い瞼を閉じないように
必死になっていると
石田が目の前にしゃがみ
口を開いた・・・
石「中西にバレたく
なければ、俺との事は
誰にも言うな」
僕は力無く頷く。
:08/12/12 02:20 :SH700i :8NBLFSQY
#444 [コロ]
石「明日の夜も同じ
時間にここへ来い」
望「――・・・ヒック・・」
泣きながら頷くと
石田は満足そうに自分の
部屋へ戻って行った。
明日も・・・
またアレをするの?
:08/12/12 04:16 :SH700i :8NBLFSQY
#445 [コロ]
ショックで何も出来ないでいると、瞼がだんだん
落ちてくる・・・
部屋に帰らないと
そう思い、体を動かすと
いろんな所が痛んだ。
下半身が特に酷く
立てない・・・
:08/12/12 04:23 :SH700i :8NBLFSQY
#446 [コロ]
それでも力を振り絞って
なんとか、部屋までの
短くて遠い道のりを
歩いて行く・・・。
窓から見える空は
黒から紺色に変わり
淡いオレンジ色と
混ざりあっていた・・・。
:08/12/12 04:32 :SH700i :8NBLFSQY
#447 [コロ]
:08/12/12 05:34 :SH700i :8NBLFSQY
#448 [コロ]
――
―――・・・
部屋に着いてから
ベッドに潜り込み
また泣いた・・・
お腹の中がまだ
気持ち悪い。
:08/12/13 10:19 :SH700i :NyYGxCd2
#449 [癒芽理]
がんばってな
:08/12/13 10:25 :P702iD :/P7rEGJ6
#450 [コロ]
シャワー室で中出し
された石田の精液は
全て掻き出されたけど
まだ下腹部に
残っているような
感じがする・・・
ずっと、明け方まで
犯され続けて
身も心もボロボロに
なってしまった。
:08/12/13 10:26 :SH700i :NyYGxCd2
#451 [コロ]
怖い、痛い、怖い、痛い
抵抗するたびに
殴られた・・・
痛くて我慢できなくて
体が逃げようと
するたびに、酷くされた
途中から呼吸が上手く
出来なくて
死ぬんじゃないかと
思ってた・・・
:08/12/13 12:41 :SH700i :NyYGxCd2
#452 [コロ]
少しでも眠りたいのに
目を閉じると、先程の
出来事が鮮明に蘇って
叫びそうになる・・・
体がずっと震えてて
押さえても止まらない。
止まれ、止まれッ・・・
望「ぅッ・・やぁぁッ、ヒック」
:08/12/13 12:49 :SH700i :NyYGxCd2
#453 [コロ]
癒芽理 様
応援ありがとうございます(^^ゞ
:08/12/14 05:33 :SH700i :LqG6X9kY
#454 [コロ]
布団を頭から被り
しばらく泣いた
勇気と直也が起きない
ように声を殺して・・・
すると余計に涙ばかりが
出て、枕がぐっしょり
と濡れた。
呼吸の乱れがなかなか
治らず、手足が
痺れてくる・・・
:08/12/14 09:56 :SH700i :LqG6X9kY
#455 [通りすがり]
>454
同室なのは、勇気ではなくて光輝ですよね?
:08/12/14 12:18 :PC :☆☆☆
#456 [コロ]
通りすがり様
ありがとうございます!
光輝と直也です(>_<)
すみませんでした・・・
m(__)m
:08/12/14 13:30 :SH700i :LqG6X9kY
#457 [コロ]
望「ヒック・・・グスッ・・ぅ・・」
だんだん意識が
遠のいて行く・・・
視界が小さくなって
見えなくなった。
―― 5:56
僕は意識を手放す事で
やっと眠りについた。
:08/12/14 21:06 :SH700i :LqG6X9kY
#458 [コロ]
――
―――・・・
光「望くん、朝だよ〜」
直「光ちゃん・・・みず・・
水くれぇ」
光「んだよ二日酔い。
テメェでやれ」
:08/12/14 21:16 :SH700i :LqG6X9kY
#459 [コロ]
望が眠りについて
約1時間がたった頃
光輝が望を起こし始めた
直也は先輩と飲んだ
らしく、二日酔いだ。
光「お前今日からテスト
なのに、よく二日酔い
で帰ってきたな」
:08/12/14 21:38 :SH700i :LqG6X9kY
#460 [コロ]
直「ちげーよ!
酔って帰って来て
寝て起きたら二日酔い
になってたんだよ」
光「どっちでも
一緒だっつーの;」
二人が騒ぎ始めて
その声で目が覚めた。
:08/12/14 21:43 :SH700i :LqG6X9kY
#461 [コロ]
:08/12/14 21:45 :SH700i :LqG6X9kY
#462 [コロ]
薄く目を開けて
明るい朝日が自分を
包んでるのがわかる。
けど体は鉛の様に重く
いろんな所が痛い
光「望・・・?」
直「んぁ?の〜ぞむ?」
:08/12/16 18:59 :SH700i :lct7exvI
#463 [えリ]
あげっ
頑張って下さい
:08/12/16 21:26 :SH905i :SU9uqPks
#464 [コロ]
えリ様
アゲありがとうございます(^0^)/
:08/12/17 02:22 :SH700i :7Nj1YIvY
#465 [コロ]
二人の問い掛けに応えたいけど、声が出ない・・・
喉がカラカラだった。
すると光輝が僕の額に
手を乗せて慌て始める
どうしたんだろ・・・
光「望!?わかるか?
お前すげぇ熱ッ」
:08/12/17 08:49 :SH700i :7Nj1YIvY
#466 [コロ]
直「何、熱?」
光「直也、寮管室行って
磯谷さん呼んできて」
直「え〜俺がァ?;
しんどい〜」
光「・・・・・・怒」
直「おっとぉ・・・;
行ってきまぁす。汗」
:08/12/17 08:56 :SH700i :7Nj1YIvY
#467 [コロ]
光輝が余程怖かったのか
直也はさっさと部屋を
出て行った・・・。
その間、テキパキと
光輝は看病してくれて
水も飲ませてくれた
望「ごめ・・・ッ・・ハァ
ありが・・と・・・」
光「すぐ磯谷さん
来るから」
:08/12/17 09:28 :SH700i :7Nj1YIvY
#468 [コロ]
望「ッ・・うん・・・ハァ、ハァ」
少しして、直也が
磯谷さんを連れて
部屋に戻って来た・・・。
風邪なんかじゃない。
だけど、磯谷さんに
昨日から少し風邪気味
だったと嘘をついた。
:08/12/17 09:33 :SH700i :7Nj1YIvY
#469 [コロ]
解熱剤を貰い、光輝が
飲ませてくれる。
磯谷さんにテストだけど
今日は休めと言われた。
僕も絶対に腰が立たない
と思う・・・
それは言わないけど
ハイと言う返事で応えた。
:08/12/17 09:39 :SH700i :7Nj1YIvY
#470 [コロ]
――
―――・・・
光輝と直也が学校へ
行った後、僕は
眠り続けた・・・
体が重くて、痛くて
悪夢を見た気がする。
苦しい・・・怖いよ・・・
:08/12/17 19:42 :SH700i :7Nj1YIvY
#471 [コロ]
シンと静まりかえった部屋の中で目が覚めたのは
時計の針が10時を
少し回った頃だった。
解熱剤が効いてるのか
体はだいぶ楽に
なっている・・・
トイレに行きたい
気がするけど
起き上がれるだろうか
:08/12/18 07:41 :SH700i :Zn2e8NaY
#472 [コロ]
少し動いてみると
下半身や腹部に
痛みが走った・・・
望「ぅッ・・・」
何とか痛みを我慢して
ベッドに座ると
額から汗が流れた・・・
足がカタカタと
震えている。
:08/12/18 09:02 :SH700i :Zn2e8NaY
#473 [コロ]
幸い、部屋からトイレは
近い位置にあるので
廊下の壁に手をつきながらも、すぐに辿り着く事が
出来た。
立ってるのがツライ・・・
僕は一番手前の個室トイレに入る。
ゆっくりとスウェットの
ズボンを下ろした
:08/12/19 13:28 :SH700i :O2XKL1so
#474 [コロ]
座って用を促すのは
少し嫌だったけど
仕方ない・・・
パンツも遅い動作で
下ろしていくが
だんだん自分の目が
見開かれて行く・・・
望「――・・・ッ」
:08/12/19 13:33 :SH700i :O2XKL1so
#475 [コロ]
誰も居ない寮のトイレで
僕は一人、泣き崩れた
下着に広がる赤い染み
それを見つけて
石田の皮肉な笑いが
聞こえた気がする・・・
:08/12/19 13:38 :SH700i :O2XKL1so
#476 [コロ]
石田に犯された
女の様な扱いを受けた
汚された
中を石田のモノで
傷つけられた・・・
望「ぅッ、あぁぁッ
嫌だぁ・・ぅわぁぁん」
:08/12/19 13:44 :SH700i :O2XKL1so
#477 [コロ]
―――・・・
トイレから帰って来た後
僕また眠りについた。
今はどんなに休んでも
足りないくらい
身も心も疲れている。
勇気に会いたい
会って抱きしめてもらえたら、どんなに良いかな・・・
:08/12/19 13:49 :SH700i :O2XKL1so
#478 [コロ]
優しく自分に笑いかける
勇気の姿・・・
キスをしてくれた時に
感じた勇気の匂い・・・
一つ一つを思い出ながら
望は夕方まで目覚める事はなかった。
窓の外は、先程よりも
更に厚い雲で暗くなった
世界が広がっている。
:08/12/19 13:56 :SH700i :O2XKL1so
#479 [コロ]
それはまるで
嵐の前の静けさが
過ぎ去り、今にも雨が降り始めようとしている
みたいで、不気味なほど
どんよりしていた・・・
望は布団で身を守る様に
まるまって眠っている
これ以上誰にも
汚されないように・・・
:08/12/19 14:05 :SH700i :O2XKL1so
#480 [コロ]
もはや勇気のために
存在している身体を
少しでも綺麗なまま
勇気に見てもらいたい
汚されるのなら
勇気に汚してもらいたい
僕もぅ、充分傷ついた。
石田が何故あんな事をしたのかわからないけど
僕、充分傷ついたから
許して・・・?
:08/12/19 14:15 :SH700i :O2XKL1so
#481 [コロ]
眠っていて無意識に
自分の体を抱きしめる
小さい望の体が
恐怖からか、震えていた
目尻には涙の玉が浮かび
やがて枕に吸い込まれる様に流れていく。
そんな望の姿を見る者は
誰もいなかった・・・
:08/12/19 14:24 :SH700i :O2XKL1so
#482 [コロ]
:08/12/19 14:26 :SH700i :O2XKL1so
#483 [えリ]
:08/12/20 01:01 :SH905i :5fFBBmIU
#484 [コロ]
えリ様
ありがとうございます
(>_<)
どうなるかはお楽しみなんで、待ってて下さいね!
今から少し更新します☆
:08/12/21 08:26 :SH700i :LSKj7Fec
#485 [\(☆o☆)/]
続ききになるー
:08/12/21 08:40 :W64SA :Lk3GjyxI
#486 [コロ]
―――・・・学校(放課後)
ザワザワ
古「なぁ、お前昨日の夜
どこ行ってたんだよ」
石「べつに・・・?」
皆が足早に教室を去って行く中、古賀は石田に昨晩の足取りを聞いていた。
:08/12/21 08:48 :SH700i :LSKj7Fec
#487 [コロ]
古「・・・あっそ。
お前さ、たまに一人で
居なくなるよな」
石「お前はいつも
誰かと一緒だな・・・」
古「は?
喧嘩売ってんのかよ」
古賀にこんな口を聞けるのは石田だけだ。
:08/12/21 08:55 :SH700i :LSKj7Fec
#488 [コロ]
古賀はどうしようもない
不良で、周りから恐れられているが、石田は古賀の事を「手がかかる子供」だと
思っている・・・
本人には絶対に
言わないが。
石「喧嘩売ってるんじゃ
ねぇよ。
お前は仲間と居んのが
好きだなって事」
:08/12/21 09:01 :SH700i :LSKj7Fec
#489 [コロ]
古「一人で居て何が
楽しぃんだよ」
石「・・・さぁ・・何だろ?」
古「知るかよ。ダリぃ」
ダルイって・・・
そこまで言うか?
古賀の面倒臭そうな表情を見ながら石田は本当に
ガキだなと思った。
:08/12/21 09:09 :SH700i :LSKj7Fec
#490 [コロ]
そんな古賀だけど
石田は、もう長い間
古賀とつるんでいる。
始めはそこまで仲が良い
わけじゃなかったけど
古賀がなんやかんや
石田に話しかけるうちに
自然と一緒の空間に
居る事が多くなったのだ
今では古賀のお守り役
状態である。
:08/12/21 09:17 :SH700i :LSKj7Fec
#491 [コロ]
わがままでキレやすい
古賀を止めるのは
いつも石田の一声だし
石田は仲間内で一番無口で口下手そうに見えるが
頭がいいだけに喋ると
なかなか説得力があった
顔も良くて、頭も良くて
背も高い方だし、喧嘩も
そこそこ出来る。
:08/12/21 09:24 :SH700i :LSKj7Fec
#492 [コロ]
モテそうな要素は
持ち合わせているけど
残念なのは、やはり
無口で冷たい所だろう。
そして古賀は石田に対して多々そう感じていた。
石「じゃ、俺そろそろ
寮もどるわ」
:08/12/21 09:29 :SH700i :LSKj7Fec
#493 [コロ]
古「あぁ。」
石田は席を立ち
後ろのドアから教室を
出ていった。
その姿をクラスの小柄な
男子が数人チラチラと
目で追いながら小声で
何か話している。
:08/12/21 09:36 :SH700i :LSKj7Fec
#494 [コロ]
その顔が嬉しそうに
してる事から、きっと
石田に好意を持ってる
んだなと古賀は思った
古「・・・・・帰ろ」
べつに石田のモテてる所を見たって全然楽しくない
古賀はさっさと教室から
出て行った。
:08/12/21 09:45 :SH700i :LSKj7Fec
#495 [コロ]
「古賀くんって恐いけど
見た目はいいよね」
「性格よかったらなぁ」
「俺Mだから全然イイッ」
まさか彼らにこんな事を
言われてるなんて、古賀は知るよしも無かった・・・
:08/12/21 09:49 :SH700i :LSKj7Fec
#496 [コロ]
:08/12/21 09:52 :SH700i :LSKj7Fec
#497 [我輩は匿名である]
:08/12/21 17:57 :D904i :DBLsFoWo
#498 [コロ]
我輩 様
安価ありやーす(^O^)
:08/12/22 08:07 :SH700i :dg.vfkHY
#499 [コロ]
―――・・・
・ぃ・・・おい・・・
望「ん・・・ッ」
勇「望、まだ寝る?」
部屋のベッドの上で
眠りについていた時
誰の声かと思えば
勇気だった・・・。
:08/12/22 08:13 :SH700i :dg.vfkHY
#500 [コロ]
望「ゆぅき・・・?」
勇「まだ熱あんの?」
無表情だが心配そうな
声で話しかけてくる。
でも、そんな事より
勇気の顔を見た瞬間
堪えていた感情が一気に
爆発しそうになった。
:08/12/22 08:18 :SH700i :dg.vfkHY
#501 [コロ]
勇「クス・・・どうした?笑
お前泣きそうな顔
してんぞ?」
はっとして顔を布団で
隠した。
そんな僕を見て勇気は
一人で寂しかった?
と声をかけてくる。
言いわけも思いつかない
ので、取りあえず頷く。
:08/12/23 06:58 :SH700i :Aac052Ck
#502 [コロ]
勇「そっか・・・
熱はもう平気?」
こんな態度の僕に
いつまでも優しい勇気。
秘密が出来た
嘘をついた・・・
確かに寂しかったけど
泣きたい理由は
そんなんじゃない。
:08/12/23 07:02 :SH700i :Aac052Ck
#503 [コロ]
望「熱は大丈夫だよ
ありがと・・・」
顔を出してそう答えると
大きな手の平で
頭を撫でてくれた。
優しくしないで・・・
また目頭が熱くなる。
勇「・・・本当大丈夫か?」
:08/12/23 07:06 :SH700i :Aac052Ck
#504 [コロ]
望「うん・・・ごめん・・ッ」
勇「もう少し寝ろ。
俺2人帰って来るまで
居てやるから」
2人とは直也と光輝の
事だろう・・・
望「そうする。
ありがとう勇気」
:08/12/23 07:10 :SH700i :Aac052Ck
#505 [コロ]
僕が微笑むと勇気は
にっこり綺麗な顔で
笑顔を作ってくれた。
その顔を見て
冷めた心に暖かい
感情が流れ込む・・・
少しだけ傷が癒された
ような気がした。
:08/12/23 07:13 :SH700i :Aac052Ck
#506 [コロ]
――・・・
あれから1時間ほど
たった頃だろうか・・・
話し声が聞こえてきて
目が覚めた。
直「どーしてぇ?なぁ」
勇「しつけーよ直也ッ」
:08/12/23 23:41 :SH700i :Aac052Ck
#507 [コロ]
光「ホントにしつこい」
なにやら直也が
2人に怒られている。
こういう時の直也は
犬の耳が垂れた時みたく
可愛いんだよな・・・
直「けちー。俺だけ
いっつもハブるなよ」
:08/12/23 23:53 :SH700i :Aac052Ck
#508 [コロ]
ほらね、急に子供みたいになってさぁ・・・
そんな直也にいつもの
明るい気持ちが僕に
もどってきて、3人の方に顔を向けた。
光「ぁ、起きた」
望「楽しそぅだね」
:08/12/24 17:02 :SH700i :9HQhvlzo
#509 [コロ]
勇「直也だけな。笑」
直「はぁ?!ちげーよッ」
直也がプリプリ
怒り始めた。
僕がそれを見て少し
笑うと、勇気がベッドに
近づいてくる・・・
:08/12/24 17:04 :SH700i :9HQhvlzo
#510 [コロ]
ベッドの隅に腰掛けて
僕の額に手をのせてきた
さっきまで氷の入った
グラスを持ってた為か
少しひんやりしてる
勇「熱、大丈夫そうだな」
望「うん、へーき」
:08/12/24 17:10 :SH700i :9HQhvlzo
#511 [コロ]
ふわりと微笑んで
応えると、勇気が
嬉しそうに頭を
ポンポンしてきた・・・
直「かわいーな望・・・
ねぇ、勇気くん。笑」
勇「殴るぞ」
また怒られてるけど
今度はケラケラ笑って
楽しそうな直也・・・
:08/12/24 17:13 :SH700i :9HQhvlzo
#512 [我輩は匿名である]
あげ(・ω・*)
:08/12/27 09:17 :P905i :☆☆☆
#513 [我輩は匿名である]
:08/12/27 09:59 :F703i :6aE4e4lQ
#514 [コロ]
:08/12/27 13:20 :SH700i :QzkjqadQ
#515 [コロ]
>>511から
つかの間の幸せ
つかの間の安息・・・
夜になれば、また来る
地獄のような時間・・・
:08/12/27 13:23 :SH700i :QzkjqadQ
#516 [コロ]
直「照れんなよ勇気。笑」
勇「殴っていー? 」
0時までまだ時間はある
だけど、楽しい時間って
すぐに終わってしまう。
怖い・・・
時計の針の音が怖い。
:08/12/27 13:29 :SH700i :QzkjqadQ
#517 [コロ]
まるで命の期限を伝える
かのように・・・
チクタクチクタクと
音を響かせる。
望「・・・・―――」
勇「の・・ぞむ?」
望「ハッ・・・・な、に?」
:08/12/27 13:34 :SH700i :QzkjqadQ
#518 [コロ]
勇気が僕の隣りに
腰掛けて、顔を覗き
込んできた。
なんだか心配そうな顔
思わず勇気の目を見て
苦笑いをしてしまった
けど、勇気が僕の頭を
ポンと叩いて勇気の
優しさが伝わる・・・。
:08/12/27 14:02 :SH700i :QzkjqadQ
#519 [コロ]
勇「辛かったらちゃんと
言えよ?」
きっと体調を思っての
言葉なのに、石田との
事を言われたのかと
思ってドキリと心臓が
鳴った・・・
望「ぁ・・・・ぅん」
:08/12/28 11:08 :SH700i :j.m7jVQw
#520 [コロ]
勇「・・・・・・・。」
望「ぇ;勇気・・・・?」
いきなり無言でジッと
僕を見つめてくるから
焦る・・・。
・・・バサッ!
望「ぅわァッ・・むぅ゙〜!」
:08/12/28 15:09 :SH700i :j.m7jVQw
#521 [コロ]
何故?布団・・・・?
勇気は掛け布団を
掴んで、いきなり
僕と自分を覆い被した。
(↓布団の中)
望「ゅぅ・・きぃッ///?」
勇「何落ちてんだ?」
:08/12/28 15:15 :SH700i :j.m7jVQw
#522 [コロ]
望「ふぇ?」
勇「元気ねぇじゃん」
僕は正直驚いた。
普通、体調が悪いから
元気が無いと思う所、
勇気が言ってるのは
そう言う意味合いでは
無いようだ。
だから・・・怖かった。
:08/12/28 15:19 :SH700i :j.m7jVQw
#523 [コロ]
暗い布団の中でも
わかる、勇気の全てを
見透かしたような瞳が
俺は知ってるぞ
って言ってるみたいで
怖い・・・。
望「勇気・・・」
勇「・・・・・ッ――」
望「んッ・・・ぅ///」
:08/12/28 15:24 :SH700i :j.m7jVQw
#524 [コロ]
一瞬だったけど、
離れる時に鳴った
水分を含んだ音・・・
ちゅって音が耳まで
届いて、バクバクと
心臓が痛いぐらい
早く動き始めた・・・。
キス、された・・・///
:08/12/28 15:28 :SH700i :j.m7jVQw
#525 [コロ]
勇「隙あり。笑」
もぅ僕の顔は茹でたタコ
より真っ赤だ。
隙ありって・・・
僕はキスされるような
隙は作ってませんよ?;
望「バッ、馬鹿!///」
勇「ぁははッ!笑」
:08/12/29 08:47 :SH700i :IAemvYk6
#526 [コロ]
光「オイ布団の中で
何してんだ〜?笑」
直「やぁらしぃ!笑」
バフッ ボフッ
2人までベッドに
乗り上げてきた;
もぉ!つぶれるってば!
:08/12/30 03:18 :SH700i :eQM1AJtI
#527 [コロ]
この後、勇気が部屋に
戻るまで、ずっと
3人でこんな感じだった
石田の言った事無視して
談話室行かなかったら
どうなるかな・・・
怒られるかな?
殴られるかも・・・
行きたくない。
:08/12/30 03:24 :SH700i :eQM1AJtI
#528 [我輩は匿名である]
:08/12/31 13:10 :F703i :QO9NHS16
#529 [えリ]
:09/01/01 21:42 :SH905i :zenFwODU
#530 [コロ]
我輩様
安価ありがとうございます(^0^)/
:09/01/02 00:11 :SH700i :9UgTROB.
#531 [コロ]
えリ様
今から少し更新します
o(^-^)o
読んで下さいね☆
:09/01/02 00:12 :SH700i :9UgTROB.
#532 [コロ]
―――・・・
石田は鈴原に呼び出されていた。
寮の裏にあるベンチは
石田と鈴原のたまり場
になっている。
以外に誰も来ないし
ベンチがある事すら
あまり知られてない・・・
:09/01/02 00:21 :SH700i :9UgTROB.
#533 [コロ]
そこで鈴原は石田に昨夜の事を聞きだしていた。
鈴「で、最後まで
やったんだろ?笑」
石「はい・・・」
鈴「どんな反応してた?」
石「・・・――」
:09/01/02 00:26 :SH700i :9UgTROB.
#534 [コロ]
望がどんな反応を
したかなんて、鈴原に
言いたく無かった。
泣いて嫌がって、それでもどうにもならなくて
従順な反応をする望は
きっと鈴原の好みだろう
言えば目を付けられる
かもしれない。
共有なんてごめんだ・・・
:09/01/02 00:30 :SH700i :9UgTROB.
#535 [コロ]
石「・・・抵抗してました」
鈴「泣いた?笑」
石「最終的には」
鈴原はケラケラ笑い
楽しそうだ。
鈴「でも俺その北本って
奴わかんねーからな、
どんな奴?」
:09/01/02 01:00 :SH700i :9UgTROB.
#536 [コロ]
次々と質問してくる
鈴原にうんざりする。
少しでも興味が湧けば
きっと北本に手を出す
だろう・・・
でもここで普通だとか
言えば、北本の容姿を
見た時に睨まれるのは
自分だ。
:09/01/02 16:22 :SH700i :9UgTROB.
#537 [コロ]
石「チビで細いですね」
鈴「顔は?」
石「・・・美人よりは
可愛い系?」
そう言うと鈴原は
俺は美人のが好きだな
と独り言を言い始めた。
だからなんだ・・・
と石田は思う。
:09/01/02 16:28 :SH700i :9UgTROB.
#538 [我輩は匿名である]
:09/01/03 00:23 :D904i :oHp3EsS2
#539 [コロ]
我輩様
安価ありがとうございますo(^-^)o
:09/01/03 08:38 :SH700i :3bhLsuLc
#540 [コロ]
鈴「今度見せろよ」
石「・・・わかりました」
これ以上話すと
鈴原は何を言いだすか
わからない・・・
石田はそろそろ部屋に
帰ると言って寮の裏庭を
後にした。
:09/01/03 08:43 :SH700i :3bhLsuLc
#541 [我輩は匿名である]
頑張って
:09/01/05 12:00 :P905i :7RjqKkjw
#542 [コロ]
我輩様
ありがとうございます
(>_<)
:09/01/05 13:32 :SH700i :.MzbPwt6
#543 [コロ]
―――・・・
0時、望は少し遅れて
重い体を動かした。
5階の談話室にはすでに
石田がソファーに座り
待っていた。
石「・・・行くぞ」
:09/01/05 13:38 :SH700i :.MzbPwt6
#544 [コロ]
とくに遅れた事には
触れず、石田は静かに
立ち上がると
昨夜入った部屋へと
向かった。
望の瞳にはすでに
涙が溜まり始めている
まだ痛い体
まだ痛い心
:09/01/05 13:42 :SH700i :.MzbPwt6
#545 [コロ]
全てが限界で、悲鳴を
上げてしまいそうな
口を押さえた。
何をされる?
昨日と同じこと?
イヤダ・・・
望「ぅッ・・・ふぇ」
石「・・・・。」
:09/01/05 13:45 :SH700i :.MzbPwt6
#546 [コロ]
部屋へ入れられて、望の
精神は壊れそうだった
ベッドに押し倒すと
過呼吸になりはじめ、
石田もさすがに手を出す
のをためらう・・・
望「ひッ・・・く・・ぅ」
石「・・・・・・はぁ。」
:09/01/08 10:22 :SH700i :N9kjZ8go
#547 [コロ]
酸欠の金魚のような
状態の望を見ていて
石田は、このまま望が
死んでしまいそうだと
思った。
いっそ、その方が
望にとって楽なのかも
しれない・・・。
小さい体のせいなのか
必死に空気を求める姿に
手を差し延べそうになる
:09/01/08 10:28 :SH700i :N9kjZ8go
#548 [コロ]
石「――・・・ッ」
石田は苦し気な望の
唇に、そっと自分の
指を這わせた。
柔らかい感触・・・
きっとキスをすると
気持ちいいんだろうな
中西はこの感触を味わった事があるんだろうか?
:09/01/09 02:07 :SH700i :7CGfd.Xk
#549 [コロ]
望「くッ・・・あぁ・・ぃき
息できなっ・・・」
石「――・・・」
しばらく石田は望を
眺めていた。
だんだん意識を失う
ように、瞼が落ちていく
:09/01/09 14:26 :SH700i :7CGfd.Xk
#550 [コロ]
あえて何も処置はしない
力なくベッドに
横たわる望が、余りに
艶やかで、ずっと
見ていたいと思った。
望「は・・・ぁ・・――。」
石「・・・北本」
:09/01/09 23:00 :SH700i :7CGfd.Xk
#551 [コロ]
―――・・・
朦朧とする意識の中
石田に体を開かされた
事は分かった。
力が入らなくて
ろくに抵抗出来なくて
悔しくて涙がたくさん
流れた・・・
:09/01/09 23:07 :SH700i :7CGfd.Xk
#552 [コロ]
グチュッ パンッパシッ
石「・・ッ――」
望「ぃゃッ・・はひっ・・ぅ」
石「――・・・くッ」
望「ぅぁッ・・・ゃあぁぁッ」
どくッ・・・ドクンッ
:09/01/09 23:28 :SH700i :7CGfd.Xk
#553 [コロ]
苦しい・・・
望「なか・・・出さな・・で」
石田の自身が自分の
お腹の中で弾けたのが
わかる。
激しい連動の後、中に
広がる熱い液体の感覚
:09/01/10 02:42 :SH700i :tLzfOp7E
#554 [コロ]
石田が、ふと望の下半身
を見ると、昨日めちゃくちゃに突いてやった
アナルから、再び赤い
血が流れている。
望は今の動物の交尾
のような行為が
恐ろしくて、怖くて
過呼吸が酷くなり始め
ていた。
:09/01/10 03:02 :SH700i :tLzfOp7E
#555 [みい]
アゲる↑↑
応援してますょ
:09/01/10 10:39 :P905i :☆☆☆
#556 [あ〜チャン]
:09/01/10 12:09 :N906i :MnDQ/Csk
#557 [我輩は匿名である]
:09/01/10 15:16 :D904i :2i24SHI.
#558 [みぃ仔]
:09/01/10 16:46 :SO905iCS :☆☆☆
#559 [コロ]
:09/01/12 22:08 :SH700i :d1yOVjZg
#560 [コロ]
>>554から
石「・・・苦しい?」
石田の問い掛けに
望は小さく頷く。
石「ちゃんとハイって
口に出して言えよ」
望「ッ・・ク・・はぃ」
:09/01/12 22:35 :SH700i :d1yOVjZg
#561 [コロ]
中西が嫌いで、中西の
お気に入りの初めてを
先に奪った。
しかも二度目の夜だ。
これからもずっと
こうやって調教すれば
いつか秋さんのように
なるんだろうか・・・
:09/01/12 22:53 :SH700i :d1yOVjZg
#562 [コロ]
秋さんが自分達の歳の
頃は、コイツより全然
大人っぽい雰囲気だった
たしかに、細身で
身長も自分より低いが
コイツみたいに子供
みたいな感じは無かった
北本が秋さんみたいに
色っぽくなるか?
:09/01/12 22:59 :SH700i :d1yOVjZg
#563 [コロ]
望「はぁッ・・・はッ・・ン」
石「今日はお前も
イカせてやるよ・・・笑」
そう言って石田は望の
ペニスに手を伸ばした
クチュ・・・
望「ピクンッ・・・」
:09/01/12 23:26 :SH700i :d1yOVjZg
#564 [コロ]
少し扱いてみると
以外にも望が体をピクリと動かし、反応をする。
ほんのりと頬を赤くして
嫌だと首を振って
抵抗をした。
石「へぇ・・・感じる?笑」
クチッ クチュ
望「ひッ・・ゃ・・あッ」
:09/01/12 23:33 :SH700i :d1yOVjZg
#565 [我輩は匿名である]
:09/01/17 01:10 :W54SA :BnkzIW/M
#566 [コロ]
我輩様
安価ありがとうございます(^0^)/
:09/01/17 03:15 :SH700i :3oVk6TPo
#567 [コロ]
石田は望が反応する
ところばかりを
重点的にせめた。
そうすると、いっそう
先走りが溢れ出す
自身の濡れた感触が
分かるのか、望は
耳まで赤くなっている。
:09/01/17 03:23 :SH700i :3oVk6TPo
#568 [コロ]
嫌だと、やめてと
言いたいが、口を開けば
あらぬ声を上げてしまう
望はひたすら首を
横に振り、唇をぎゅっと
噛みしめた・・・。
クチッ クチュ キチュ
望「ッ・・・ふ・・ひ」
:09/01/17 03:29 :SH700i :3oVk6TPo
#569 [コロ]
石「クス・・・気持ちいい?
すげー濡れてる。笑」
望「ビクン・・・ヒク・・」
望には石田の行為に
なんの意味があるのか
分からない。
僕をレイプしたって
何も得る物は無いし・・・
別に勇気への嫌がらせ
にもならない。
:09/01/18 01:06 :SH700i :DZfxFu7Y
#570 [コロ]
勇気とは友達。
石田は勘違いしてるんだ
熱がだんだん下半身に
集まって行く・・・
もう我慢出来ないと
思った瞬間、石田が
僕の尿道口を爪で
ひっかいた。
:09/01/20 16:48 :SH700i :a8HXB6bA
#571 [コロ]
―――・・・翌日
望は夜中の3時過ぎに
開放されてから
自分の部屋にもどり
睡眠をとった。
体が辛い・・・
でも今日はさすがに
テストを受けないと・・・。
:09/01/20 16:58 :SH700i :a8HXB6bA
#572 [コロ]
なるべく光輝と直也に
変な風に見られないよう
注意を払って制服に
着替えた。
体には殴られた痣や
引っ掻かれた傷が
所々あり、バレたら
2人の事だから、かなり
問い詰めてくるだろう。
:09/01/20 17:03 :SH700i :a8HXB6bA
#573 [コロ]
直「望ー、着替えた?」
望「ピクンッ ぁ、うん」
光「食堂行こうぜー
腹へったぁ」
良かった・・・まだ
何もバレてないみたい。
僕は直也と光輝の後を
追い掛けるように
食堂へとむかった。
:09/01/20 17:07 :SH700i :a8HXB6bA
#574 [コロ]
:09/01/20 17:12 :SH700i :a8HXB6bA
#575 [コロ]
――
―――・・・
それから数日
何事も無く過ぎていった
テスト週間も昨日で
終わり、最近のHRは
もっぱら夏休みの話し
ばかりだ・・・。
:09/01/25 01:53 :SH700i :bnaLsod2
#576 [コロ]
たまに廊下で石田と
すれ違ったりするけど
むこうは僕の事なんて
まったく視界に入ってない・・・。
元の関係に戻ったみたい
まぁ、関係なんて
無いに等しかったけど。
:09/01/25 01:57 :SH700i :bnaLsod2
#577 [コロ]
このまま、一生
石田の視界に
入らなければいいのに。
もぅ、関わりたく無い
あんなの・・・
二度とイヤダ。
:09/01/25 02:02 :SH700i :bnaLsod2
#578 [コロ]
―――・・・放課後。
直「のぞむー。一緒に
帰るかぁ?」
望「ぁ、うん!」
直「つかちゃんは?」
望「司はまた委員会だよ」
:09/01/30 03:30 :SH700i :zylLPrfY
#579 [コロ]
直也は僕が一人で行動してると、よく声をかけてくる
なんでも寂しそうに
見えるらしい・・・
いったい僕の何処が
寂しそうなんだろう?
:09/01/30 03:36 :SH700i :zylLPrfY
#580 [コロ]
直「勇気はいいの?」
望「ぇ?今日部屋遊びに
行くし・・・?」
直「・・・ふ〜ん。笑」
望「イラッ んだょ」
僕のイライラ攻撃は直也には効かない。
クラスメートには効くんだけどな・・・
:09/01/30 03:40 :SH700i :zylLPrfY
#581 [コロ]
まさか僕が不機嫌になるなんて思いもよらない
って前に誰かが言ってた
けど僕って結構はっきり
表現するタイプなんだけどなぁ?
司がキツイから僕が
おおらかに見えるとか?
:09/01/30 03:44 :SH700i :zylLPrfY
#582 [コロ]
直「怒った顔も可愛い☆
さ、帰るぞ−」
望「むぅぅッ・・・・ふんッ」
こおいう時の直也は
とことんムカツクから
嫌いッ!
もぉ今日中は絶対
許さないからなッ!!!
:09/01/30 03:49 :SH700i :zylLPrfY
#583 [コロ]
:09/01/30 03:50 :SH700i :zylLPrfY
#584 [匿名☆°*]
直也好きです←
主さんのペースで全然大丈夫なんで、がんばってください
待ってます
:09/02/01 15:47 :P702iD :V3DB748g
#585 [コロ]
匿名☆゜* 様
ほんとですか?(^O^)
嬉しいです☆
頑張って書かせてもらいますね!
:09/02/02 18:51 :SH700i :0yvNX76E
#586 [コロ]
―――・・・・
少し時間がたち
僕は寮の1階のロビーで
勇気の帰りをまってます
なんか先生に呼び出しされてるらしく、なかなか
帰って来ない・・・。
:09/02/03 07:06 :SH700i :9b2Ik26I
#587 [コロ]
結構、待ってる事に
飽きてきたぞ。
そんな時・・・
磯「ぉ、北本」
さて、皆さん覚えてますでしょうか?
ウチの寮の管理人
磯矢さん28歳を。
:09/02/03 07:22 :SH700i :9b2Ik26I
#588 [コロ]
磯「一人で何してんだ?
お前のご主人様は?」
望「ご、しゅじんさま?」
磯「中西だよ」
望「・・・今帰り待ってる」
磯「お前、犬か。」
望「はぃ?」
:09/02/03 07:34 :SH700i :9b2Ik26I
#589 [コロ]
何、この人・・・大丈夫?
磯「ぃゃ、なんでもねぇ」
人の事、犬とか言ってて
なんでもねぇとは
なんですかね・・・・・・。
普通に考えて失礼だし
望「磯矢さんムカツク」
:09/02/03 07:41 :SH700i :9b2Ik26I
#590 [コロ]
磯「はぁ?怒
てめぇなんつった」
望「ぅ・・ごめんなさぃ」
何このオラオラっ(泣)
゙なんつった"は
僕の台詞だと思います
磯「気をつけろよ」
望「はぃ ボス」
:09/02/03 07:50 :SH700i :9b2Ik26I
#591 [我輩は匿名である]
:09/02/08 15:52 :D904i :tokQMyoY
#592 [コロ]
我輩様
アンカーありがとうございます(^O^)
:09/02/09 01:34 :SH700i :MhprTwRo
#593 [コロ]
て言うか磯矢さん
暇そー。。。
この人普段点呼の時以外はあんまり管理人室から
出て来ないのに
たまにふらっと出てきたら暇そーにしてんだよね。
:09/02/09 14:05 :SH700i :MhprTwRo
#594 [コロ]
それから磯矢さんは
しばらく僕の隣に
座っていた。
おまけに煙草まで吸いはじめて・・・
あのー、ここって一応
禁煙なんじゃないかと。
しかも貴方・・・
子供達の目の届く場所なんで、やめて下さい。
:09/02/10 03:29 :SH700i :rV9PuGig
#595 [コロ]
遠くの方で磯矢さんの
喫煙を見つけた同級生が
ずるいだのなんだの
言ってきた。
磯「煙草は二十歳からぁ」
望「・・・磯矢さん煙草歴
何年ですか?」
磯「13.4年。」
:09/02/15 08:30 :SH700i :pbenHxqw
#596 [コロ]
それって計算的に人に
二十歳からとか言える
立場じゃ無いですよね。
望「・・・はぁ・・――」
磯「お前・・・
なんかあった?」
望「ぇ・・・?」
:09/02/15 22:24 :SH700i :pbenHxqw
#597 [コロ]
磯「最近見てて元気無い
感じする」
・・・磯矢さんが人を見てるなんて驚いた。
磯「テストの1日目
学校休んだろ。
なんで休んだ?」
望「ぇ・・・」
:09/02/17 23:55 :SH700i :VCb/SIjU
#598 [コロ]
鋭い質問に頭が真っ白に
なってしまった。
同時に石田との事を
思い出してしまい
余計に言葉が出てこない
磯「・・・まぁ、お前らの
年じゃ色々悩みが
あるだろうけどな。」
:09/02/18 00:00 :SH700i :gFvxKjhE
#599 [コロ]
望「?・・・」
磯「俺も悩みあったし。
お前なんか、とくに
一人で抱え込みそう」
初めて磯矢さんの口から
大人な発言を聞いたかも
磯矢さんの悩みって
一体・・・;
:09/02/18 00:03 :SH700i :gFvxKjhE
#600 [コロ]
磯「あんま溜め込んだり
すんなよ?
なんかあるんなら
俺でもいいし、担任
橋野だろ?アイツとか
話し聞くから、言え」
望「ぁ−・・・はぃ;」
すごい不安な二人
なんですが・・・
:09/02/18 00:07 :SH700i :gFvxKjhE
#601 [コロ]
って・・・
ちょっと待てよ?
望「磯矢さん、テストの
1日目に僕が熱出した
事知ってますよね;」
磯「・・・お前の性格って
熱出ても補習が嫌で
テスト受けそうじゃん」
:09/02/19 02:43 :SH700i :iyxqE7L2
#602 [コロ]
ぁ、なんか失礼。
この人失礼です−。
望「自分が休めって
言ったくせに・・・」
磯「そーだっけ」
はぃ・・・自分の言葉に
もっと責任持って下さい。
:09/02/19 02:49 :SH700i :iyxqE7L2
#603 [コロ]
:09/02/19 02:52 :SH700i :iyxqE7L2
#604 [コロ]
磯「それなのに、休んだ
って事は・・・体調じゃ
なくて悩みかなって」
今日の磯矢さん
優しくて怖いかも。
望「・・・――― ニコ」
磯「?」
望「今は大丈夫だから
ありがとうございます」
:09/02/27 05:58 :SH700i :gGI85ITs
#605 [コロ]
この時、磯矢さんに
全てを話しておけば・・・
自分が壊れて行く姿を
見ずにすんだのに。
:09/02/27 06:01 :SH700i :gGI85ITs
#606 [コロ]
その後、少しして
勇気がルームメイトと
一緒に帰って来たのと
磯矢さんが用事を
思い出して、備品室へ
向かったのは同時だった
僕はそのまま勇気の部屋について行くことにした。
:09/02/28 06:29 :SH700i :WtNMLk7Y
#607 [コロ]
――勇気の部屋――
勇気のルームメイトは
今居る亀井君が陸上部
もぅ一人はバスケ部だ。
はっきり言って
両方苦手・・・;
勇気はイイ奴らだって言うけど、僕のことバカにした態度取るんだよね。。。
:09/03/01 04:53 :SH700i :kfknOJrw
#608 [コロ]
勇「望、チョコ食う?
光輝の忘れ物」
望「ん〜、いらない」
勇「お前もう少し太れ。
最近痩せたろ」
石田の件であまり食欲が
出なかった僕は、少し
体重が減ってしまった。
:09/03/02 04:30 :SH700i :tEKfeyiA
#609 [コロ]
それを勇気に指摘され
一瞬背筋がヒヤリと
冷たくなる。
亀「マジ小せーよな
北本って。
童顔だから余計に」
そんな時、亀井君の
いつもの陰険な一言。
僕の悪い所を容赦無く
突いてくる。
:09/03/02 04:39 :SH700i :tEKfeyiA
#610 [コロ]
望「・・・そーだね」
ここで反論すると
めんどくさいから、反論しません。
亀「ガキだもんな。」
望「まだ16歳だしね」
亀「なぁなぁ体もガキ
なわけ?笑」
:09/03/05 12:50 :SH700i :W08q/S/U
#611 [コロ]
こいつマジしつこい。
亀「・・・・・。」
グイッ ――
反論しない僕が気に喰わなかったのか、いきなり腕を引っ張られた。
望「ぅわッ;」
:09/03/05 12:55 :SH700i :W08q/S/U
#612 [コロ]
亀「触らせろよ。笑」
勇「カメちゃん、やめろ」
勇気の声を無視して
亀井は望の腰や胸の辺りを触った。
その瞬間、望の体が
ビクリと揺れる。
:09/03/05 13:02 :SH700i :W08q/S/U
#613 [コロ]
湿った空気、暗い部屋と
軋むベッド・・・
あの恐ろしい夜が
脳裏に浮かぶ。
望「ふ・・ぇ・・・ッ」
望が泣きそうに顔を
くしゃりと歪ませて、勇気が亀井から奪うように
望を引き戻した。
:09/03/05 13:08 :SH700i :W08q/S/U
#614 [コロ]
石田の皮肉な笑い声が頭にガンガン響いているような錯覚を望は感じている。
男の人に触られるのが
怖い。
それでも今、勇気の腕の中だけは安心できる。
勇気だけは自分を酷い扱いにしたりしない・・・。
:09/03/05 13:17 :SH700i :W08q/S/U
#615 [コロ]
勇「望、大丈夫だから
泣くなよ?」
望「ッ・・・――泣かなぃ」
勇「・・・カメちゃん」
亀「なんだよ。ちょっと
触っただけじゃん!」
亀井の反省してない
様子に、勇気は溜め息を
吐くのだった。
:09/03/05 13:27 :SH700i :W08q/S/U
#616 [コロ]
:09/03/05 13:31 :SH700i :W08q/S/U
#617 [コロ]
―――・・・
ここは・・・ぁ、そーだ
勇気の部屋だった・・・
勇「望?・・・へーき?;」
望「ン・・・へ?」
:09/03/09 02:48 :SH700i :I0thNFeE
#618 [コロ]
ほんの1時間前。
勇気が部屋の冷蔵庫から
お酒の缶を取り出し
すすめられるまま飲んだ
アルコール5%の酎ハイ。
梅酒ソーダ。
甘く、ほんのり酸っぱい
まろやかな喉越しは、若者からお年寄りまで幅広い層で人気を誇っている・・・。
:09/03/09 02:57 :SH700i :I0thNFeE
#619 [コロ]
そんな美味しい飲み物
僕に与えないで下さい。
望「ぁたぇなぃでぇ・・・」
勇「は?」
亀「コイツたった2本
の梅酒で酔うの!?」
勇「そう、たった2本
で酔うから経済的だろ」
:09/03/09 03:05 :SH700i :I0thNFeE
#620 [コロ]
亀「考えてみれば・・・
俺ら+北本の3人
だったら、この部屋
あんがい広く感じる」
勇「そりゃ、テツが
居るより望のが場所
取らないだろ」
望「む・・・カメちゃんも
ちっちゃいじゃん」
:09/03/09 03:24 :SH700i :I0thNFeE
#621 [コロ]
亀「ピクッ(怒)」
望「みッ;・・・ごめんね」
亀「み、じゃねーよ」
ぐいッ グリグリ
亀「俺はテメェと違って
168cmなんだよ!
一緒にすんなっつの」
:09/03/09 03:30 :SH700i :I0thNFeE
#622 [コロ]
望「やぁぁ痛いッ!
ごめんなさぁい(泣)」
亀「それにお前はすでに
成長止まってんだろ!
俺はまだ止まってねぇ
んだ!わかったか!?」
望「ふぇッ・・・ぅん。」
勇「ぁははっ;」
:09/03/09 03:35 :SH700i :I0thNFeE
#623 [コロ]
拝啓、お母さん
カメちゃんは案外
話しやすい人でした。
追伸
意地悪だけど・・・。
亀「なんか言ったか?怒」
:09/03/09 03:39 :SH700i :I0thNFeE
#624 [コロ]
望「ゆぅきぃ;
カメちゃん怖いょ」
勇「じゃあ望、ベッドで
俺とセックスする?笑」
望「・・・ぇ?・・」
勇「ん?」
望「ゃ・・・やだッ」
:09/03/09 03:46 :SH700i :I0thNFeE
#625 [コロ]
勇気は僕を傷つけないってわかってるのに・・・
泣きそうな顔を
してしまった。
勇「・・・ごめん、本気に
すんなよ?」
望「・・・うん・・・ふぇッ」
亀「泣ぁかした〜」
:09/03/09 03:54 :SH700i :I0thNFeE
#626 [コロ]
勇「カメ、うるさい。怒」
亀「・・・はぃ;」
前ならこんな風に言われても冗談だってわかったし、ふざけて乗ったり出来たのにな・・・
もう、冗談じゃ
なくなったんだ。
僕の体は、石田に・・・
:09/03/09 03:59 :SH700i :I0thNFeE
#627 [コロ]
勇「望?・・・ごめんな。
大丈夫?」
望「ッ――・・・ゆーきぃ」
勇「?」
望「ごめんなさぃ」
なんだか謝りたい。
僕の存在がもぅ嫌だ。
:09/03/09 04:05 :SH700i :I0thNFeE
#628 [コロ]
勇「なぁ?俺何もしない
からさ、ベッドで
ちょっと寝よっか?
望いつもより酔ったろ」
望「コクン。勇気も一緒?」
勇「うん。ニコッ」
その頃、亀井。
亀「ぁ〜やだやだ。」
:09/03/09 04:10 :SH700i :I0thNFeE
#629 [コロ]
―――・・・
望の元気がない
何かがいつもと違う
・・・なんだろ?
何か見落としてるような
:09/03/10 20:50 :SH700i :s2zplU8I
#630 [コロ]
―――・・・
亀「ぁ、テツお帰りぃ」
もう一人の部屋の主
柳 哲也(ヤナギテツヤ)が帰って来た時、望は夢の中に
勇気は望の隣で携帯を
いじっていた。
:09/03/10 21:22 :SH700i :s2zplU8I
#631 [コロ]
テ「何それ。」
テツが指さして言った
先には、もちろん望の
姿があった。
亀「のぞむ〜(笑)」
テ「・・・そぅ」
勇「望、そろそろ起きろ
1時間はたったぞ」
:09/03/10 21:32 :SH700i :s2zplU8I
#632 [コロ]
勇気が望の体を揺すって
声をかけるが、望は
なかなか起きようとは
しない・・・。
勇「・・・;」
亀「朝までそこで
寝かしちゃえば?
明日学校休みじゃん」
勇「うーん・・・」
:09/03/10 21:40 :SH700i :s2zplU8I
#633 [コロ]
勇気がどうしようか
悩んでいると、望が
固く閉ざしていた瞼を
うっすらと開けた。
つまり・・・
勇「ぁ、起きた。」
望「――・・・?」
勇「おはよ、望」
:09/03/10 21:52 :SH700i :s2zplU8I
#634 [コロ]
望「・・・ぁ・・・」
勇「あ?」
望「・・・あ?」
だめだ。この子、完全に
寝ぼけてる。(by全員)
―5分後―
:09/03/10 22:07 :SH700i :s2zplU8I
#635 [コロ]
直「ウチの娘がお世話を
かけました。」ペコリ
光「これ、つまらない物
ですが・・・チョコ」
直也と光輝が望を
回収に来ました。
この時の2人を
専門用語で、直也ママ&
光輝パパと言います。
:09/03/10 22:18 :SH700i :s2zplU8I
#636 [コロ]
テ「はぃ、さっさと
持って帰ってね。」
亀「え〜、ウチの部屋で
飼おうょ〜」
勇「望はペットじゃ
ありません;」
亀「コレ可愛いじゃんっ
飼いたいぃ〜!」
:09/03/10 22:25 :SH700i :s2zplU8I
#637 [コロ]
勇「なんでお気に入りに
なってんだよ;」
テ「はい、ママとパパ
どっちがコイツの事
抱っこすんの?」
直「そりゃパパが☆」
光「ぇ、俺?;
別にいいけど・・・」
:09/03/10 22:31 :SH700i :s2zplU8I
#638 [コロ]
テツが勇気に引っ付いている望を抱き上げようとすると、望は離れまいと勇気の服を掴んでる手に更なる力を込めた。。。
テ「こ、この(怒)
自分の部屋に帰れッ」
望「ふゃぁッ!勇気ぃ」
:09/03/10 22:49 :SH700i :s2zplU8I
#639 [コロ]
亀「ペット!」
勇「なんでテメェの
ペットなんだよッ」」
光「ママのが3cm身長
でかいじゃん」
直「あら、パパのが普段
体鍛えてるじゃない」
:09/03/10 22:53 :SH700i :s2zplU8I
#640 [コロ]
望「わーんッ、ゆうきぃ
てっちゃんが意地悪
するよぉぉ」(寝ぼけ中)
テ「誰がてっちゃんだッ」
・・・・・。
もはや全員めちゃくちゃ
である。。。
:09/03/10 22:57 :SH700i :s2zplU8I
#641 [コロ]
この後、ママとパパが
娘を連れて帰ったのは
数時間後の磯矢さんが
点呼に来た時だった。
:09/03/10 23:01 :SH700i :s2zplU8I
#642 [コロ]
:09/03/10 23:07 :SH700i :s2zplU8I
#643 [コロ]
――――
――・・・
翌日
司「ぁ〜コイツ〜ッ」
望の部屋に司が来ていた。
光「じゃあ俺行くから」
直「デートいいなぁ」
:09/03/11 19:43 :SH700i :IvVH0RuQ
#644 [コロ]
光「朝帰りしたら
ごめんね♪」
直「うっせ!早く行けよ」
司「起きろ!望!!」
現在、司は寝起きが悪い事で知られている望を起こし中です。
:09/03/11 19:47 :SH700i :IvVH0RuQ
#645 [コロ]
司「〜〜ッ・・・ダメだ。」
司が諦めかけた時、光輝を見送った直也がやって来た
直「つかちゃん、俺に
まかせな☆」
何故か自信満々な直也。
司「どうすんの??」
:09/03/11 19:58 :SH700i :IvVH0RuQ
#646 [コロ]
直也は、ふっふっふっと
笑った後に望のベッドに腰掛け、なにやら腕捲くりをしはじめた。
直「望を起こすのは
光輝のが得意なんだよ」
司「そうなんだ?」
直「寝起き機嫌悪い望を
なだめるんが上手い」
:09/03/11 20:13 :SH700i :IvVH0RuQ
#647 [コロ]
それを聞き、司は以前
望を起こした時に
「ジャガ芋」と言われた事を思い出した・・・。
その後おもいっきり
ビンタしてやったが。
望「むぅ、ぁぁ〜・・・」
そんな事を思い出してる間に、直也が望を起こし始めていた。
:09/03/11 20:20 :SH700i :IvVH0RuQ
#648 [コロ]
直「はいはい;
起こしてごめんね」
望「ふぁぁン・・・チッ・・・」
司「あ゙?コイツ今
舌打ちしたろ(怒)」
望の舌打ちにイラっと来た司をなだめつつ、直也は
布団ごと望を抱き起こした
:09/03/11 20:33 :SH700i :IvVH0RuQ
#649 [コロ]
座らせてしまえば
もうこっちのもんだと
直也は司に言った。
直「さて、すぐに覚醒
するから。」
司「?」
望「ん〜・・・ほぇ?」
司「望?」
:09/03/11 20:47 :SH700i :IvVH0RuQ
#650 [コロ]
望「・・・つかさぁ?
おはよぉ」
司「ぇ、え〜?何で?」
直「こいつは体起こせば
目ぇ覚める。」
司「そ、そぅ;」
じゃあ腕まくりの意味は
何だったんだ・・・と思う
司だった。
:09/03/11 21:02 :SH700i :IvVH0RuQ
#651 [コロ]
:09/03/12 00:04 :SH700i :GtaHMn5E
#652 [コロ]
―――・・・
司がこの日、望に会いに来たのには理由があった。
最近生徒会で忙しかったため、ただ会いたいってのもあったが、望に関する気になる噂を耳にしたからだ。
望「なに?司;
人の顔ジロジロ・・・」
:09/03/12 00:26 :SH700i :GtaHMn5E
#653 [コロ]
その噂が本当ならば
自分は望の支えにならなければと思っている。
司「ねぇ、望。最近さ、
元気ないよね?
何か僕に言う事ない?」
望にとって、司の質問は
心臓を掴まれたような
衝撃をあたえた・・・。
:09/03/12 00:30 :SH700i :GtaHMn5E
#654 [コロ]
司「ね、あるんでしょ?」
ドクドクと感じる鼓動。
体は熱いのに、手の先から冷えていくような感覚。
司「あのさ、少し前に
望が熱出して学校
休んだ日あるよね?」
望「・・・うん・・」
:09/03/12 00:36 :SH700i :GtaHMn5E
#655 [コロ]
司「あの日・・・」
直「・・・・・。」
司「どうしてトイレで
泣いてたの?」
:09/03/12 00:39 :SH700i :GtaHMn5E
#656 [コロ]
――
――――
――・・・
望「・・・熱で・・・体が
しんどくて・・・。」
:09/03/12 00:42 :SH700i :GtaHMn5E
#657 [コロ]
司「本当に?あの日ね
青山君も学校休んで
たんだって、そしたら
トイレから望の泣き声
が聞こえたらしいよ?
普通の泣き声じゃ
なかったって・・・。」
望「・・・――。」
:09/03/12 00:47 :SH700i :GtaHMn5E
#658 [コロ]
直「・・・・・。」
司「のぞ・・」
望「ごめん、それね
吐いてたの・・・」
司「ぇ・・・?」
望「気分悪くて・・・
本当にしんどくて」
:09/03/12 00:51 :SH700i :GtaHMn5E
#659 [コロ]
僕は今、自分を一番大切に思ってくれる友人に
嘘をついている・・・・・。
自分がどんどん最低の
人間になって行く。
自分なんか消えて無くなればいいのに・・・
:09/03/12 00:56 :SH700i :GtaHMn5E
#660 [コロ]
司「ねぇ望?僕さ、望と
一緒で身長低い女顔
じゃん?だからわかる
んだ・・・。」
望「―――・・・」
司「尋常じゃないほど
泣かなきゃならない
理由がなんなのか・・・」
:09/03/12 01:04 :SH700i :GtaHMn5E
#661 [コロ]
それって―――・・・
その理由は僕が石田に
された事と同じ事?
それとも別の事?
司「僕が言いたい事
わかる?ねぇ望。」
望「わ・・かんない・・・」
:09/03/12 01:09 :SH700i :GtaHMn5E
#662 [コロ]
司「ねぇッ、僕の目見て?
望本当の事言って・・・」
コンコンッ――・・・
カチャ
直「!・・・」
司「誰かに・・・服
脱がされるような事
されなかった・・・ッ?」
:09/03/12 01:16 :SH700i :GtaHMn5E
#663 [コロ]
ちょうどその時、この部屋の扉をノックして入って来たのは、タイミングが良いのか悪いのか・・・
勇気だった。
僕は、すでに溢れ出る涙を止める事なんて出来なくて、ただひたすら司の胸の中に顔を埋めて泣いた。
:09/03/12 01:20 :SH700i :GtaHMn5E
#664 [コロ]
―――――
―――それでも
僕はまだ――
嘘をつく・・・―――
:09/03/12 01:31 :SH700i :GtaHMn5E
#665 [コロ]
だって―――
石田に言われたから
言うなって・・・
――言ったらきっと
:09/03/12 01:33 :SH700i :GtaHMn5E
#666 [コロ]
殺される。
:09/03/12 01:35 :SH700i :GtaHMn5E
#667 [コロ]
――――――
――・・・・
終業式。
明日から夏休みになる
校長の話しは長いけど
その分、ギリギリまで
学校の皆と居られる。
:09/03/12 01:39 :SH700i :GtaHMn5E
#668 [コロ]
あの後、泣き崩れる僕を
司が涙を堪えなが抱き留めてくれた。
勇気が僕に、誰に何をされたのか問い詰めるように
聞いてきたが、それを直也が必死に止めていた。
:09/03/12 01:49 :SH700i :GtaHMn5E
#669 [コロ]
あまりにも泣き続ける
僕を見て、一体どこまで
されたのか・・・どこまで
奪われてしまったのか・・・
みんな想像できただろう。
その日、勇気はずっと
僕と一緒に居てくれた。
:09/03/12 01:54 :SH700i :GtaHMn5E
#670 [コロ]
こんなに僕を思ってくれる人達ばかりなのに
皆、こんなに優しいのに
僕は石田の名前を口には
しなかった・・・。
夜中トイレに行った帰りに襲われて、暗くて誰だかわからなかったと言った。
:09/03/12 01:59 :SH700i :GtaHMn5E
#671 [コロ]
一応この事は、翌日に帰って来た光輝にも伝わり
司の口から磯矢さんにも
「望が襲われかけた」と言う言葉に直して伝えられた。
司は望がレイプされたと、はっきり磯矢さんに言いたかったが、大事にしないでほしいと望に泣きつかれたため、司はしぶしぶ事を軽くして言ったのだ。
:09/03/12 02:16 :SH700i :GtaHMn5E
#672 [コロ]
もうこれ以上、望が酷い目に合わないように・・・
辛い思いをしないように
みんなが望を守ろうとする姿勢に・・・
望自信はどんどん心を
閉ざして行くのだった。
:09/03/12 02:21 :SH700i :GtaHMn5E
#673 [コロ]
嘘をついてしまった
後ろめたさ・・・
自分がさらに醜くなる。
もう勇気を好きになる資格も、愛する資格も無い。
皆と友達のままいる事
さえも許されないだろう。
:09/03/12 02:27 :SH700i :GtaHMn5E
#674 [コロ]
もぅ・・・望の精神は
限界に近かった。
―――
――――
――
:09/03/12 02:31 :SH700i :GtaHMn5E
#675 [コロ]
キーンコーンカーンコーン・・・
橋野先生の「ハメ外すなよ」と言う言葉で締め括られた今学期最後のHR。
元気に皆が返事する中
僕だけぼんやり机の角を
眺めていた。
:09/03/12 02:42 :SH700i :GtaHMn5E
#676 [コロ]
いつまでそうしていたのか、直也が僕の所まで来て
帰ろうと声をかけた。
望「・・・うん、へへっ」
普通にしないと・・・
ちゃんと笑顔でいないと
また心配させてしまう。
:09/03/12 02:46 :SH700i :GtaHMn5E
#677 [コロ]
直「・・・・・。」
望「今日ね、勇気が僕に
CD貸してくれるの!
楽しみだなぁ♪」
望が笑顔でも、心は悲鳴を上げてる・・・一目でわかる嘘の笑顔。
直也は隣を歩く望のそんな姿を、ただ見つめる事しか出来ないでいた・・・。
:09/03/12 02:59 :SH700i :GtaHMn5E
#678 [コロ]
―――・・・
勇気の部屋
望「じゃあCD借りるね」
勇「他も持ってって
いいから」
望「ほんと?わーぃ♪」
:09/03/12 03:01 :SH700i :GtaHMn5E
#679 [コロ]
勇気もまた、望の不自然な明るさを心配していた。
それに、嫌な予感がする
勇気の勘が鋭いのは自分自身わかっているからこそ、余計に望をほっとけない。
それに・・・
:09/03/12 03:16 :SH700i :GtaHMn5E
#680 [コロ]
今まで、自分がこんなに
一途に誰かを好きになれる人間だとは思わなかった。
望に対する気持ちは
大切に育んで行くと
決めていたのに・・・
そこまで愛しく思う望を
汚した奴が憎くてたまらない。
:09/03/12 03:23 :SH700i :GtaHMn5E
#681 [コロ]
きっと今、目の前に
そいつが現れたら
たとえ望が止めようと
自分はそいつを
殺してしまうだろう。
望「ぁ、勇気ッ!」
勇「!?・・・ぇ?」
:09/03/12 03:28 :SH700i :GtaHMn5E
#682 [コロ]
勇気は自らの拳を、血が滲むほど握りしめていた。
それをみた望はあわてて
勇気の拳を開かせ、持っていたハンカチをかぶせた。
望「なんでッ・・・痛い?」
勇「大丈夫っ、ごめん
ありがと・・・」
:09/03/12 03:34 :SH700i :GtaHMn5E
#683 [コロ]
望は消毒したほうが
いいと言って薬を取りに
部屋を出て行こうとした
勇「・・・望ッ!」
グイッ――・・・
望「!?・・・・///」
:09/03/12 03:38 :SH700i :GtaHMn5E
#684 [コロ]
薬なんかどうでもいい
怪我なんてどうでもいい
ただ、望をずっと抱きしめていたい・・・
ギュウッ―――!
:09/03/12 03:40 :SH700i :GtaHMn5E
#685 [コロ]
望「ゅぅ・・・き・・///」
勇「望・・・聞いて?」
望「・・ぇ?・・・」
勇「・・・無理すんな。」
:09/03/12 03:46 :SH700i :GtaHMn5E
#686 [コロ]
ゆう・・き・・・・。
勇「俺が居るから・・・
お前が安心するまで
ずっとこうしてるッ」
望「ッ・・・―――」
勇「だから、無理して
笑顔作らなくていいよ」
:09/03/12 04:06 :SH700i :GtaHMn5E
#687 [コロ]
僕・・・無理してる?
そう見える?
違う、普通だよ・・・
無理なんてッ
:09/03/12 04:08 :SH700i :GtaHMn5E
#688 [コロ]
望「無理なんて
してないッ・・・違う!」
勇「望っ・・・ずっと
泣きそうな顔してる
もぅ無理だろッ?
お前、見てらんないっ」
ぎゅっ・・・
望「違うッ・・ヒック・・・嫌だ
ふぇっ・・―――ッ」
:09/03/12 04:14 :SH700i :GtaHMn5E
#689 [コロ]
勇気が何度も何度も
ギュッて抱きしめてくれるから・・・涙がどんどん
溢れてくる・・・ッ
望「ぅッ・・・ふぇぇッ
ふっ・・わぁぁあんッ・・」
勇「ごめんな・・・助けて
やれなくてッ・・・
気付いてやれなくて」
:09/03/12 04:20 :SH700i :GtaHMn5E
#690 [コロ]
この後、勇気は望が泣き止んでも抱きしめ続けた。
自分の愛する人を守る
ただこれだけを強く
思いながら・・・。
:09/03/12 04:35 :SH700i :GtaHMn5E
#691 [コロ]
:09/03/12 04:55 :SH700i :GtaHMn5E
#692 [コロ]
――――
―――
――
宮下学園に入って
何度目の夏休みだろう
翌日、夏休み初日を望と勇気は同じベッドの上で迎えた。
:09/03/12 23:22 :SH700i :GtaHMn5E
#693 [コロ]
ただ一緒に、ずっと
手を繋いで眠った・・・
勇「んッ・・・――。。。」
先に目を覚ましたのは
勇気で、望の寝顔を
つかの間 鑑賞する。
小さな寝息をたてながら
眠る望は、まるで猫のようだ。
:09/03/12 23:26 :SH700i :GtaHMn5E
#694 [コロ]
そんな時、勇気の視界の
端の方で何かが動いた。
勇「・・・・・・おはょ。」
その何かは、ジーっと
勇気の顔を見た後に
ふと望の方へと視線を
下げた。
テ「・・・夏休み早々。」
:09/03/12 23:32 :SH700i :GtaHMn5E
#695 [コロ]
テツだった。
勇「やっ;違うから
なんもしてねーよ;」
テ「でもベッドに誘い込
んだんだろ?」
・・・・はぃ、どうしよう;
この人怒らすと俺でも
少々怖いです。
:09/03/12 23:40 :SH700i :GtaHMn5E
#696 [コロ]
勇気は前からテツには
逆らってはいけない
雰囲気を感じていた。
何故か、逆らえば恐ろしいナニかが待っているような感じがしてならない。
ある意味、勇気をここまで思わせるテツは最強と言える・・・。
:09/03/12 23:44 :SH700i :GtaHMn5E
#697 [コロ]
テ「最近その子ばっかり
だな、勇気。
ほかの子はどうした?」
勇「・・・; もぅ望だけで
充分だから。」
テ「へぇ・・・。笑」
たまに見せるテツの
不適な笑顔が勇気は
苦手だった。
:09/03/12 23:50 :SH700i :GtaHMn5E
#698 [コロ]
時刻は午前8時。
望が目を覚ました・・・
望「――・・・。」
亀「あ〜起きたぁ!」
何も知らない亀井。
なんの罪もない亀井。
:09/03/12 23:54 :SH700i :GtaHMn5E
#699 [コロ]
そんな彼が寝起きの
望に近付いた時、勇気は
あえて何も言わなかった
亀「の〜ぞむ!おはよ」
望「っせーな・・・あ?
ンだ、スッポンか。」
勇「ブッッ〜〜!!!」
テ「?・・・;」
:09/03/13 00:03 :SH700i :WenswzPI
#700 [コロ]
亀井―――・・・涙
数分後
望「なに?///」
勇「なーんでもない!笑」
亀「―――。」
テ「・・・笑」
:09/03/13 00:08 :SH700i :WenswzPI
#701 [コロ]
亀井が意識を取り戻したのは、あと10分後だった。
――――
―――
――
勇気の部屋を一旦出て
望は自分の部屋に戻った
:09/03/13 00:17 :SH700i :WenswzPI
#702 [コロ]
シャワーを浴びて
新しい部屋着に着替えて
窓の近くの床に腰をおろす
望の休日の日課
ひなたぼっこ (光合成)
今は直也も光輝もいないから、ゆっくり出来る。
:09/03/13 00:23 :SH700i :WenswzPI
#703 [コロ]
二人は朝から何処に行ったんだろう?
いろいろ考えながら
ぼんやりしていると
ついついネガティブな
方へ頭がまわる。
嘘をついてる事・・・
石田の事・・・。
:09/03/13 01:39 :SH700i :WenswzPI
#704 [コロ]
けど、言えるわけない
一度だけじゃなく、もう
何度も犯された。
知られたくない・・・
言っては駄目
言っては駄目・・・
:09/03/13 01:45 :SH700i :WenswzPI
#705 [コロ]
コンコン・・――
望「びくッ 」
突然の訪問者。
望は自分の思考が飛んでた事に気が付いた。
:09/03/13 01:51 :SH700i :WenswzPI
#706 [コロ]
慌てて入口の方へ向かい、扉を開ける。
そして、そこに居たのは
予想もしてなかった人物だった。
望「さ、斎藤くん・・・;」
古賀と石田のグループに
パシリにされている
斎藤だった。
:09/03/13 02:10 :SH700i :WenswzPI
#707 [コロ]
前に斎藤と会った時は
石田の伝言を彼が望に
言いに来た時だった。
嫌な予感がする。
斎「石田君から伝言・・・」
望「――・・・な・・に?」
:09/03/15 06:13 :SH700i :oCZ0WnGg
#708 [コロ]
斎「今夜1時に、石田君の
部屋に来いって。
絶対誰にも見られない
ように・・・」
望「・・・―――」
石田の部屋・・・?
嫌だ・・・行きたくない
斎「あの; 北本く・・・」
:09/03/15 06:29 :SH700i :oCZ0WnGg
#709 [コロ]
望「行かないとダメ?」
斎「ぇ?」
望「ううん、わかった。
ざわざさ ありがとう」
望の返事を聞いて
斎藤はその場を後にした
:09/03/15 06:36 :SH700i :oCZ0WnGg
#710 [我輩は匿名である]
:09/03/15 14:05 :P906i :ZDNWJBog
#711 [Ayu]
:09/03/15 16:34 :PC :9n9a24fM
#712 [コロ]
我輩様 Ayu様
アンカありがとうございます(^0^)/
:09/03/16 23:23 :SH700i :KJ.IRtmE
#713 [コロ]
部屋の窓際に戻った望は、まるで生気を失った様に
ぼんやりとやり過ごした。
石田からの呼出し・・・
前回からだいぶ日にちがたっていたから、もう悪夢は終わったのかもと思い始めていた。
:09/03/18 12:08 :SH700i :vWTfwoRA
#714 [コロ]
どうすればいいのか
わからないよ。
勇気に、石田に脅されて
何度も犯されたなんて
知られたくない・・・
でも呼出しを無視したら
すべてをバラされる。
汚されたのが1回じゃないことも、僕の嘘も・・・。
:09/03/18 12:25 :SH700i :vWTfwoRA
#715 [コロ]
自分の中で勇気の存在は
計り知れないほど
大きくなっている・・・。
何が好きとか、何処が
好きとか、そんなレベル
じゃない。
何も言えないぐらいに
大好きだ・・・
だから余計に嘘が
積み重なってゆく。
:09/03/21 04:49 :SH700i :3LYj7DQ6
#716 [コロ]
今回の呼出しも
もう何をされるのか
わかっているから
すごく怖い・・・
石田が何を考えて
いるのかわからない
どうして僕なの?
本当に僕が狙いなの?
:09/03/21 04:54 :SH700i :3LYj7DQ6
#717 [コロ]
今まで何も接点が
なかったのに・・・
勇気と古賀が喧嘩してた
時に、少し目を合わせただけだよね?
それが原因・・・?
だとしたら勇気に何か
怨(ウラミ)みがあるとか?
:09/03/21 04:58 :SH700i :3LYj7DQ6
#718 [コロ]
―――・・・それでもこの事は誰にも言えないし
勇気が原因なら余計に
勇気には知られたくない。
今夜1時・・・どうか、前みたいな酷い事はされませんように。
:09/03/21 05:01 :SH700i :3LYj7DQ6
#719 [コロ]
:09/03/21 05:03 :SH700i :3LYj7DQ6
#720 [コロ]
――
―――
――・・・
寮管理人室
磯「邪魔。」
勇「ここで寝ていい?」
磯「だから、邪魔」
:09/03/27 07:30 :SH700i :n8gbhtJ2
#721 [コロ]
昼を過ぎて暇をしてた
勇気は、寮管室に来ていた
暇な時、勇気はちょくちょく磯矢の元に訪れる。
勇「あ−、なんか・・・
なんかなぁ――。」
磯「なんだよ;うぜぇ」
:09/03/27 07:34 :SH700i :n8gbhtJ2
#722 [コロ]
暇潰しに訪れるので
たいした話しはしない。
たまに勇気が磯矢の昔話しを聞いたり、勇気の学校生活を磯矢が聞いたりしている事が多い。
磯「お前、実家帰んの?」
勇「ん〜・・・一応。
でも、どうしよ」
:09/03/27 07:40 :SH700i :n8gbhtJ2
#723 [コロ]
磯「・・・悩み?北本か?
アイツの行動最近
おかしいよな」
ドキッ・・・―――
勇「あぁ、なんか
いろいろあるみたい」
磯「?・・・ンだ、それ。
何があんだよ」
:09/03/27 07:45 :SH700i :n8gbhtJ2
#724 [コロ]
鋭くつっこんで来る磯矢をはぐらかそうと、勇気は
色々言ってみるが・・・
普段、勘の良い勇気より
上を行く勘の良さを
磯矢が持っている事は
わかっている。
磯「前に北本が襲われ
かけたって佐々木が
言ってたけど・・・
何か関係あるのか?」
:09/03/28 01:17 :SH700i :4yd/N9FU
#725 [コロ]
望の事は、司の口から
磯矢の耳に「襲われかけた」と伝えられているが・・・
ここは、本当の事を言った方が良いに決まってる。
勇「関係・・・あるけど」
磯「言え。」
望は磯矢さんに知られる
事を望んでない。
:09/03/28 01:26 :SH700i :4yd/N9FU
#726 [さん]
読んでてイライラする
石田死んぢゃえよ
:09/03/29 11:41 :W52S :wM2eK706
#727 [さん]
言い忘れホ
大好きですイ
前作から読んでますからテ
頑張って書いてください!!!!!
:09/03/29 11:42 :W52S :wM2eK706
#728 [コロ]
:09/03/29 18:05 :SH700i :IPk4gwbc
#729 [コロ]
>>725から
勇「磯矢さん・・・
望はこの事が知られる
のを望んでないんだ」
磯「で?」
勇気は望の身に起きた事をゆっくり話し始めた。
:09/03/30 09:12 :SH700i :/HtmCxew
#730 [コロ]
やっぱり磯矢さんには
言っておいた方がいい。
言わなかったら、後で
後悔しそうな気がする。
磯矢に全てを話し終えて
勇気は、一つ溜め息をつく
:09/03/30 09:15 :SH700i :/HtmCxew
#731 [コロ]
磯「・・・北本の様子で
なんとなく、そんな
気はしてたけど・・・。」
磯矢は話しを聞き
さすがにショックだった。
犯人がわかれば、なんとか出来るが・・・。
望は犯人の顔がわからなかったと言ったのだ。
:09/03/30 09:18 :SH700i :/HtmCxew
#732 [コロ]
それじゃ処分のしようがないじゃないか。
見回りを強化するぐらい
しか、対応できない。
今までこういう事件が
なかったわけじゃない
過去にも暴行、レイプ
など、知らない間におこっていた。
:09/03/30 09:25 :SH700i :/HtmCxew
#733 [コロ]
もうそんな事が無いように、磯矢は夜中の見回りを
怠った事はないし、生徒達の様子を人一倍気をつけて見てきたつもりだった。
磯「くそッ・・・―――」
勇「犯人さえわかれば
取っ捕まえて・・・ッ」
:09/03/30 09:31 :SH700i :/HtmCxew
#734 [コロ]
磯「気持ちはわかるが
お前は生徒だ。
俺が管理する寮の住人
でもある・・・無茶な事
はするな。」
勇「何もするなって
ことかよ!?」
磯「当たり前だ。
これは、俺の責任だッ」
:09/03/30 09:38 :SH700i :/HtmCxew
#735 [コロ]
勇「ッ・・・―――」
磯「お前がすべき事は
北本の心のケアだよ。
支えになってやれ・・・」
そう言われて、納得は
しないが・・・磯矢の言い分はもっともだ。
:09/03/30 09:42 :SH700i :/HtmCxew
#736 [コロ]
磯「わかったか?」
勇「――・・・あぁ」
素直さはないけど
勇気なりに納得した返事を聞き、磯矢は少し笑いながらポンと勇気の頭に手を乗せた。
:09/03/30 09:50 :SH700i :/HtmCxew
#737 [コロ]
―――
――――・・・
同時刻。石田は食堂で
昼食を済ませた後
1階のホールで誰かの
忘れた雑誌を読んでいた。
頭の隅で、ぼんやりと
斎藤に言い付けた望への
伝言の事を考えてしまう。
:09/04/03 01:49 :SH700i :XoUw.DLk
#738 [コロ]
北本は来るだろうか?
来るに決まってるな。
2回目の呼び出し以来
今日まで望に接触しなかったのには、それなりに
理由がある。
:09/04/03 01:58 :SH700i :XoUw.DLk
#739 [コロ]
テストを休まれて
教師にサボリだと思われて理由を聞かれては困るのがひとつ。
明るく真面目なキャラの
望が 毎晩夜中に部屋を
抜け出すのは 同室者に怪しまれてしまうがひとつ。
でも、一番の理由は・・・
:09/04/03 02:08 :SH700i :XoUw.DLk
#740 [コロ]
望が壊れてしまいそうだったからだ。
初めて呼び出した時は
壊してしまうつもりでいた・・・だけど、2回目の呼び出しで望の顔を見た時、
自分は本当にこんな事が
したかったのかと疑問が
生まれた。
:09/04/03 02:16 :SH700i :XoUw.DLk
#741 [コロ]
:09/04/03 02:24 :SH700i :XoUw.DLk
#742 [我輩は匿名である]
:09/04/04 02:16 :P906i :e7Mb7QvY
#743 [コロ]
我輩様
安価ありがとうございますo(^-^)o
:09/04/06 02:18 :SH700i :ZDm2Liuk
#744 [コロ]
北本を傷付けたって
中西が事実を知らなければ意味が無い。
石田が望を抱いた事を
勇気が知ることによって
初めて意味があるのだ。
勇気への怨みを晴らす
目的で石田は望に手を出したが・・・
:09/04/06 02:38 :SH700i :ZDm2Liuk
#745 [コロ]
本人にその事が伝わらなければ、本当に意味が無い。
なら伝えるべきなのか
いや、言ってしまえば
自分と望の関係が
終わってしまうだろう。
理由はわからないが
それは嫌だと思った。
:09/04/06 02:44 :SH700i :ZDm2Liuk
#746 [コロ]
自分に抱かれている時は、悪魔にでも遭遇してしまったかのようにむせび泣くくせに・・・
勇気の背中を追い掛けるように付いて歩く望の顔は
本当に、本当に幸せそうで
・・・可愛いかった。
:09/04/06 02:52 :SH700i :ZDm2Liuk
#747 [コロ]
自分にもあの表情を
向けてほしい・・・
泣き顔や怯えた顔だけじゃなく、あの幸せいっぱいの表情が見たい。
―――・・・もっと
別の形で出会いたかった
:09/04/06 02:59 :SH700i :ZDm2Liuk
#748 [さん]
切ないねぇ
主さん頑張って!!!
:09/04/06 09:15 :W52S :kCasqHfI
#749 [コロ]
さん様
読んでくれてありがとうございますo(^-^)o
暗い話しかもしれませんが、気に入ってもらえたら
うれしいです☆
:09/04/08 18:07 :SH700i :ZhhBlSEc
#750 [コロ]
>>747から
柄にもなく考えて込んでいた事に気付き、石田は
眺めていた雑誌をパタンと閉じて部屋に戻ろうと
重い腰をあげた。
調度その時、
同じタイミングで目の前の寮管室から誰かが出てきた・・・。
:09/04/08 18:16 :SH700i :ZhhBlSEc
#751 [コロ]
できれば、今一番会いたくない人物・・・
中西 勇気。
勇「!・・・」
石「――・・・。」
こいつの顔を見て、今思い出すのは 「北本 望」。
:09/04/08 18:21 :SH700i :ZhhBlSEc
#752 [コロ]
北本が好きなわけじゃ
無いのに・・・
何故こんなにイライラ
するんだ。
あの表情を独占するのが
こいつだと思うと・・・
全てに腹が立つ。
:09/04/08 18:25 :SH700i :ZhhBlSEc
#753 [コロ]
磯「オイ、入口で 何
突っ立ってんだ。」
勇「ぁ、わりッ」
石「・・・・・・。」
許さない――。
石田は持っていた雑誌を
ソファーに投げつけ
自室にもどって行った。
:09/04/08 19:47 :SH700i :ZhhBlSEc
#754 [コロ]
―――・・・
その日の夜。
勇気は望の部屋に
来ていた。
今からほんの30分前、
勇気の元へ1本の電話が
かかってきた。
:09/04/10 03:52 :SH700i :WdsFixfA
#755 [コロ]
相手は自分の父で
一週間後の土曜に開かれる父の知り合いのパーティーに、勇気も出席しろ・・・
との事だった。
勇気は渋ったが、どうしても行かなくてはならないらしい。
それを望に言うために
部屋へ来ていた。
:09/04/10 03:59 :SH700i :WdsFixfA
#756 [コロ]
望「パーティーって
凄いね!楽しそう」
勇「・・・俺は別に行きたく
ないんだよ。」
望「どうして?」
勇気は望が心配だった。
パーティーの日にちの
4日後に母親の命日が
あるため、最低でも5日は寮を離れる。
:09/04/10 04:06 :SH700i :WdsFixfA
#757 [コロ]
墓参りだけなら1日か
2日で戻ってこれた。
今、自分は望のそばに居なければならない気がする
そういう勘は当たるから
勇気はパーティーには
出席したくなかった。
:09/04/10 04:10 :SH700i :WdsFixfA
#758 [コロ]
望「それにお母さんの
お墓参りだって
あるんだしさぁ・・・」
パーティーはついでだと思えばいいじゃん。
なんて望は言うけど・・・
勇「望は俺と離れて
寂しくないの?」
:09/04/10 04:15 :SH700i :WdsFixfA
#759 [コロ]
望「!・・・・勇気ッ///」
勇「なぁ、どーなの?」
勇気は望に詰め寄りながら問いただした。
ゆっくりと望をベッドへ追いやり、ベッドの上に来た所で捕まえた。
:09/04/10 04:20 :SH700i :WdsFixfA
#760 [コロ]
勇「墓参りは行くけど
俺はお前と離れたく
ないんだよ・・・」
望「ぁ/// ゅぅ・・き」
ぎゅっと望の手を握り、
勇気は決して目を反らさずに話した。
゙パーティーに行くぐらいなら望と居たい" と・・・。
:09/04/10 04:26 :SH700i :WdsFixfA
#761 [コロ]
息子に甘い父が必ず来いと言う程だから、本当に必ず行かなくてはならないんだろう。
だけど、望に行かないでと言われたら、自分は何がなんでも寮に残るつもりだ
勇「なぁ・・・キスしよ?」
:09/04/10 04:31 :SH700i :WdsFixfA
#762 [コロ]
望「・・・うん///」
勇「――― チュク・・・」
唇を重ね、少しして
望が僅かに口を開けた
瞬間に舌を挿し込んだ。
望「ぅンッ・・・ふ///」
勇「ピチュ・・・ッ――望。」
:09/04/10 04:37 :SH700i :WdsFixfA
#763 [コロ]
望「ゅーきぃ・・///」
望の心臓は痛いぐらいに
高鳴っていた。
勇気に触れてもらうと
そこから自分の汚れた
体が、綺麗になっていく
ような気がする。
それは勇気も同じで・・・
:09/04/10 04:41 :SH700i :WdsFixfA
#764 [コロ]
望に触れると今までに
無い程、心臓がバクバク
鳴り響いた。
望「ッ・・・・勇気。
せっかくだしさ・・・
パーティー行きなよ」
勇「――・・・。」
望「お父さん困らせちゃ
ダメだよ・・・ね?笑」
:09/04/10 04:45 :SH700i :WdsFixfA
#765 [コロ]
望に言われてしまえば
もう仕方ない・・・
勇「あぁ、わかった。」
たった5日だ。
それが終わればまた
会える・・・。
勇「ただし・・・望。」
望「うん?」
:09/04/10 04:50 :SH700i :WdsFixfA
#766 [コロ]
勇「―――・・・」
望「ぇ、何?」
勇気に軽く触れられていた望の手は、再び ぎゅっと握られた。
そして優しく体重をかけられて、耳元に勇気の唇が近づけられる。
:09/04/10 04:56 :SH700i :WdsFixfA
#767 [コロ]
吐息が望の耳をくすぐったが、それと同時に聞こえた言葉は・・・
あまりにも衝撃的で
何も反応が出来なかった。
望「・・・ぇ」
:09/04/10 05:02 :SH700i :WdsFixfA
#768 [コロ]
もう一度・・・
と望が言う頃には、瞳からたくさんの涙が溢れて
望の頬を濡らしていた。
勇「クス・・・望。泣くなよ」
望「ふぇッ・・・勇気っ///」
望が涙を流した勇気の
言葉・・・それは・・・。
:09/04/10 05:12 :SH700i :WdsFixfA
#769 [コロ]
『望、俺の恋人になって』
その一言だった。
:09/04/10 05:19 :SH700i :WdsFixfA
#770 [コロ]
:09/04/10 05:23 :SH700i :WdsFixfA
#771 [コロ]
ヒック・・・ふぇっ・・なるッ
勇気の恋人になる・・・
:09/04/10 15:07 :SH700i :WdsFixfA
#772 [コロ]
クスクスッ・・・本当?
よかった・・・
望・・・愛してる・・・
:09/04/10 15:10 :SH700i :WdsFixfA
#773 [コロ]
―――・・・
そのころ、部屋の
扉の前では直也と光輝が
耳をすませていた。
直「光輝さん、あの二人
やっとくっついたぜ」
光「そのようだな・・・笑
直也くん」
:09/04/10 15:18 :SH700i :WdsFixfA
#774 [コロ]
――
―――・・・
勇「望・・・ン・・チュク
望「勇気ッ・・ぁ・・・う///」
もう二人を隔てる壁は
なにも無い。
:09/04/10 15:28 :SH700i :WdsFixfA
#775 [コロ]
今はただ、幸せな時間
しか存在しない。
お互い愛し合って
いるから、どこまでも
溺れていける・・・。
望「ゅぅ・・き・・――」
勇「触るけど・・・
嫌だったら言って」
:09/04/10 15:38 :SH700i :WdsFixfA
#776 [コロ]
そう言って勇気は望の体に触れていった。
髪、頬、唇・・・
次は首にキスして
鎖骨に触れる。
緊張と興奮で体温が
上がった望の体は、ほんのりとピンク色に染まり
胸の突起も色付き始めている・・・。
:09/04/12 20:21 :SH700i :LrG7oklM
#777 [コロ]
望の反応、望の息遣い
全部が、全てが愛おしくてたまらない。
鳩尾に舌を這わせてみれば、望がピクンと震え
胸の突起をくるりと舐めれば いやいやと首を振った
望「ぁッ・・・ゆぅ・・ン///」
:09/04/12 20:32 :SH700i :LrG7oklM
#778 [コロ]
勇気も今までに無い程
緊張していた・・・
こんなにも心臓が鳴った事はない。
勇「ッ・・はぁ・・・っ―― 」
指先で胸を弄りながら
舌は望のお腹へ下りた。
:09/04/12 20:41 :SH700i :LrG7oklM
#779 [コロ]
舌は臍(ヘソ)の周りを一周
してから下腹部へ滑り、
ズボンへたどり着いた。
望の体が震えている。
勇気はなだめる様に再び
望の上半身に身を乗り出して、唇にキスをした。
:09/04/12 20:51 :SH700i :LrG7oklM
#780 [コロ]
それでも望の震えは止まらないが、表情が少し和らいだのを見て、勇気はそのままズボンの上から望の自身に触れる。
望「んンッ――・・・」
勇「望・・・チュ」
望「ふ・・ぁ・・・///」
:09/04/15 14:27 :SH700i :V1IaIPvY
#781 [コロ]
もっと激しく、もっと
強く望を求めたかったが
勇気はあくまでも優しく
体に触れた。
望も勇気の優しい行為に、だんだん体の力が抜けてくのを感じている。
あの人とは違う・・・
愛のある行為・・・。
:09/04/15 14:33 :SH700i :V1IaIPvY
#782 [コロ]
望「勇気ッ・・ぁ・・・ン///」
ズボンの中へ入り、じかに望のものに触れ・・・あまりに可愛い望の反応に思わず理性が飛びそうになるが、なんとか食い止める。
勇「///・・・ッ―――」
ぃゃ、必死で食い止めた。
:09/04/15 14:40 :SH700i :V1IaIPvY
#783 [コロ]
丁寧に愛撫を続け、時々
キスをして・・・
するとだんだん望の自身から蜜が溢れ出してきた。
大きさも硬さも自分のに比べるとずいぶん可愛らしいが、そこがたまらない。
勇「望、かわいい」
:09/04/15 14:49 :SH700i :V1IaIPvY
#784 [コロ]
おもわず言ってしまった
望「なッ――///」
勇「クスクス・・・笑」
望「やめてょ・・恥ずい」
勇「いいじゃん。笑」
:09/04/15 14:52 :SH700i :V1IaIPvY
#785 [コロ]
望が良くないと駄々をこねると、勇気がハイハイと壊れてしまった雰囲気を元にもどした。
勇「全部好きだから」
望「///・・・うん、僕も。」
抱きしめられると僕をすっぽり包み込んでしまう広い胸板も、長い腕も・・・
全部大好き。
:09/04/16 01:25 :SH700i :dBQrHzfU
#786 [コロ]
自分から勇気の首に
腕をまわすと・・・
なんだか勇気の顔が少し赤くなった気がした。
望「勇気・・可愛い///笑」
勇「ッ・・・――;」
その言葉に機嫌を損ねたのか、勇気は僕の自身の蜜を指に取り、後ろの蕾に塗り始めた。
:09/04/16 01:32 :SH700i :dBQrHzfU
#787 [コロ]
望「ピクンッ・・・ぁ・・」
勇「生意気な望は
こっちの口に俺の
挿れたら黙るかな?」
望「ゅぅ・・き・・・」
そこ、触らないで。
:09/04/16 01:40 :SH700i :dBQrHzfU
#788 [コロ]
痛いのは嫌
お願い・・・触らないでよ
望「ゆうき、やだ。」
勇「ぇ?」
望「そこ・・・挿れないで」
:09/04/16 01:43 :SH700i :dBQrHzfU
#789 [コロ]
あまりにも泣きそうな
顔してたみたい。
勇気が慌てて手を離して
僕の頭撫でてくれた。
勇「望、ごめん。
大丈夫だから・・・」
望「勇気、ゆうき
やっぱり怖い・・・ッ」
:09/04/16 01:48 :SH700i :dBQrHzfU
#790 [さん]
可 哀 想 (´Α`)
頑 張 っ て
:09/04/16 21:47 :W52S :YwrVfHGQ
#791 [コロ]
さん様
応援ありがとうございます(^0^)/
:09/04/18 02:15 :SH700i :5RX5Ri4s
#792 [コロ]
こんな事言って
嫌われるかな・・・。
嫌われたくないよ
望「ごめ・・・大丈夫
続きして・・――」
:09/04/18 02:18 :SH700i :5RX5Ri4s
#793 [コロ]
勇気なら、勇気だから
平気だって自分に言い聞かせながら大丈夫だって言ったけど・・・
勇気はやっぱり僕を大切にしてくれる人だった。
勇「望・・俺、お前となら
抱き合えるだけで
幸せだから。」
:09/04/18 02:22 :SH700i :5RX5Ri4s
#794 [コロ]
望「ぇ・・・」
勇「今日は二人でさ、
こうやってようぜ」
ぎゅうッ・・――
望「///・・・ッ」
勇「これ、よくない?笑」
:09/04/18 02:25 :SH700i :5RX5Ri4s
#795 [コロ]
僕を包み込むように
抱きしめてくれた。
だから、僕の瞳から
自然と涙が流れた・・・
望「うん・・・///」
勇「ぁ、でも」
:09/04/18 02:28 :SH700i :5RX5Ri4s
#796 [コロ]
望「ん?・・・」
甘い雰囲気だったのに
勇気はニヤリと笑い
僕の自身に手を伸ばした
勇「こっちの始末は
しとかないとな・・・
このままじゃツライ
だろ?笑」
:09/04/18 02:31 :SH700i :5RX5Ri4s
#797 [コロ]
あ、さようですか・・・
望「は、はい。
お願いします///」
勇「♪」
この人、楽しそうだな。
:09/04/18 02:34 :SH700i :5RX5Ri4s
#798 [まなみ]
:09/04/19 11:12 :D904i :VSE4EaL6
#799 [まなみ]
:09/04/19 11:26 :D904i :VSE4EaL6
#800 [コロ]
まなみ様
安価ありがとうございますo(^-^)o
:09/04/20 05:53 :SH700i :7OsH62cg
#801 [コロ]
顔をニヤつかせたまま
勇気は再び僕のものに
触れた。
優しい手つき・・・
ゆっくりと、確実に
絶頂へ追い上げられる。
:09/04/20 05:58 :SH700i :7OsH62cg
#802 [コロ]
勇気と一緒なら、何にも怖くない。
クチュッ ―――
望「は ぁんッ」
強弱をつけて扱かれ
僕の頭はだんだん霧がかかった様に真っ白くなる。
:09/04/20 06:03 :SH700i :7OsH62cg
#803 [コロ]
たまに先端をグリグリえぐられたり、裏筋を擦る様に触られたりして、訳が解らなくなってきた。
卑猥な水音が耳までも
犯し、羞恥でいっぱいだ。
勇気の顔に目線を向けてみると、僕に優しく微笑んだ。
:09/04/20 06:13 :SH700i :7OsH62cg
#804 [コロ]
その笑顔が、大丈夫だよ
と言っているみたいで
泣きそうなほど愛おしさが芽生える。
望「ゅ、き・・ぁッ・・・あ」
勇「望。イキそ?」
望「うん・・・ッ・・うん。」
クチュッ クチュ ―――
:09/04/20 06:17 :SH700i :7OsH62cg
#805 [コロ]
僕は勇気にぎゅっと
しがみつき、強すぎる快楽の波にのまれていく。
内腿がピクピクと痙攣し始め、それを見た勇気の
手つきが一層激しくなる。
望「も、やッ・・止めて」
勇「大丈夫だから。
出していいよ、望」
:09/04/20 06:25 :SH700i :7OsH62cg
#806 [コロ]
勇気にキスをされて
視界に影ができた時、
自身の先端を軽く引っ掻かれた。
その瞬間、僕は勇気に
包まれながら快楽だけを
追っていた。
数回に分けて何度か
体が痙攣する・・・。
:09/04/20 06:33 :SH700i :7OsH62cg
#807 [コロ]
望「ふぇッ・・あぁ、や」
ビュクッ ピュク――ッ
白濁が勢い良く勇気の手の中へ流れ込むのを感じ
僕は途中からほぼ泣きながら喘いでいた。
怖くはない。
ただ快楽に頭が着いていかない。
:09/04/20 06:41 :SH700i :7OsH62cg
#808 [コロ]
気持ち良すぎて
体も頭も興奮しすぎて
涙が溢れ出す。
こんな経験は始めてで
どうすればいいのか
解らない。
勇「望。」
:09/04/20 06:44 :SH700i :7OsH62cg
#809 [コロ]
全て出し終えて、放心してしまった僕に勇気が声をかけてきた。
それでも僕は指の先、目線すら動かす事が出来ない。
あまりにも反応の無い僕を見て、勇気が焦り始めたのが視界の端に映った。
:09/04/20 06:49 :SH700i :7OsH62cg
#810 [コロ]
だから、力を振り絞って
勇気に顔を向け、今僕に出来る限りの最大の笑顔を見せた。
勇「ッ・・・///」
勇気がホッとした表情になったのが解った。
:09/04/20 06:54 :SH700i :7OsH62cg
#811 [コロ]
そして、本日何度目になるかわからない優しいキスを唇にしてくれる。
勇「望・・・愛してる」
僕も枯れた声で勇気に
愛してると言うと、勇気は端正な顔をふにゃりと笑顔にかえて、長い指で僕の髪に触れた。
:09/04/20 07:00 :SH700i :7OsH62cg
#812 [コロ]
後に勇気がタオルで
体を綺麗に拭いてくれたけど、僕はその途中に疲れに勝てず眠ってしまった。
石田の呼出しをすっかり
忘れ、幸せに浸ったまま
勇気と手を繋いてどこかを歩いている夢を見た。
:09/04/20 07:05 :SH700i :7OsH62cg
#813 [コロ]
幸せな夢・・・
ずっと見ていたい。
勇気
大好きだよ。
:09/04/20 07:08 :SH700i :7OsH62cg
#814 [コロ]
:09/04/20 07:15 :SH700i :7OsH62cg
#815 [コロ]
――
―――・・・
何故来なかった?
斎藤の伝言ミスか
それとも・・・
:09/04/23 01:18 :SH700i :7Yyg9g9o
#816 [コロ]
中西勇気のせい?
――――
―――
――
:09/04/23 01:20 :SH700i :7Yyg9g9o
#817 [コロ]
翌朝―――
蝉の鳴き声がする
朝日が気持ち良い
そんな中、望はゆっくりと目を覚ました。
:09/04/23 02:51 :SH700i :7Yyg9g9o
#818 [コロ]
クーラーの音がする。
涼しいへや・・・
だけど布団の中は
いつもより暖かい。
勇「望、おはよ」
ぎゅう――・・・
:09/04/23 02:54 :SH700i :7Yyg9g9o
#819 [コロ]
温もりの元は、この
隣で抱きしめてくれる
愛しい人だろう。
望「ン・・・ぅ?」
勇「ははっ。眠い?笑」
そう言って、勇気は
望の背中をポンポンと
優しく叩いてから
頭を撫でた。
:09/04/23 02:59 :SH700i :7Yyg9g9o
#820 [コロ]
その心地よさに望は
再び瞼が重くなる。
でも、勇気と話したい
ちゃんと起きて、おはようって言いたい。
望「うゅ・・・ゅ-き」
勇「ん?」
:09/04/23 03:03 :SH700i :7Yyg9g9o
#821 [コロ]
望「おはょ・・・ふぁ
・・・・(じぃ――)」
勇「・・・;(じぃ?)」
望「ゆうきのくちびる
おいしそぅ。」
勇「は・・・」
勇気は忘れていた。
寝起きの望は、普通じゃないことを。
:09/04/23 03:18 :SH700i :7Yyg9g9o
#822 [コロ]
勇「そーか;お前寝ぼけ
てんだな・・・」
望「ゆうきのくちびる
たべちゃいたぃ」
勇「はいはい;今日の
寝ぼすけは口悪い方
じゃないんだな」
望「たべていい?
たべちゃお。あーん」
:09/04/23 03:24 :SH700i :7Yyg9g9o
#823 [コロ]
ギシ――
望が勇気に体重をかけ
ベッドが軋んだ時
無情にも近くで誰かの
笑い声が聞こえてきた。
勇「待て望・・んぅ――ッ」
望「ん・・ちゅ・・・はン」
:09/04/23 03:29 :SH700i :7Yyg9g9o
#824 [コロ]
瞬間、ゲラゲラと高笑いが部屋に響くが、望は気にしない様子で勇気に熱いキスを続ける。
赤く濡れた舌を懸命に勇気の咥内に絡める姿は、なかなか艶めいて愛らしいが・・・・・;
邪魔者にその姿を見られるのは不愉快だ。
:09/04/24 08:38 :SH700i :yzjY5qdc
#825 [コロ]
望「ぷぁ・・ン・・・///」
その邪魔者は他でも無い、望以外のこの部屋の住人。
光輝と直也だ。
直「あははー!笑
望がッ・・大胆すぎる!」
光「ほーんと可愛いん
だから☆」
:09/04/24 08:44 :SH700i :yzjY5qdc
#826 [コロ]
一体いつから居たのか。
確か自分が望より少し先に目覚めた時は、まだ帰ってなかったはず・・・。
まるで忍。否、神業。
唇を奪われながら勇気は、横目で二人を睨んだ。
:09/04/24 08:50 :SH700i :yzjY5qdc
#827 [コロ]
――――
――・・・
数分後、僕は顔を真っ赤にしてベッドにちょこんと座っていた。
直也に寝起き早々僕が勇気にキス・・・し、しかもディープをした事を言われ、ついでに光輝にからかわれた。
:09/04/27 11:01 :SH700i :/DfFUU.E
#828 [コロ]
本当に恥ずかしい・・・
僕はチラリと勇気の
横顔を盗み見た。
端正な造りが今は直也と光輝を見ながら笑っている。
僕、呆れられちゃったかな・・・・・。
:09/04/27 11:09 :SH700i :/DfFUU.E
#829 [コロ]
俯いていると大きな手の平がポンと頭に乗った。
勇気の手・・・。
見上げるとゆっくり撫でてくれたので、気持ち良くて僕は目を細めた。
勇「クス・・・可愛かった」
:09/04/29 01:31 :SH700i :hW8fTK6o
#830 [コロ]
あー、どうしよ・・・
勇気が楽しそうだよ。
当分このネタ引っ張られそうだな;
ほんの少し溜め息が出たけど、勇気が嬉しかったならいいよね・・・;
:09/04/29 01:33 :SH700i :hW8fTK6o
#831 [コロ]
――――
―――
――
すこし間をおいて
落ち着いた時。
勇気が、直也と光輝に
僕達が付き合う事にした
ことを話した。
:09/05/02 07:02 :SH700i :IURYfgBU
#832 [コロ]
すると二人はにやにや
笑いながら、すでに知っていた御様子・・・。
昨晩ドアの外から僕と勇気の話しを盗み聞きしていたようだ。
なんて奴ら。
:09/05/02 07:05 :SH700i :IURYfgBU
#833 [コロ]
勇気も若干あきれていたけど、「そう言う事だから」と言って話しを終わらせた。
直「あ〜望もやっと・・・」
光「脱・独り身ですな」
望「何それ・・・;」
:09/05/02 07:10 :SH700i :IURYfgBU
#834 [コロ]
別に独り身を脱出したかった訳じゃ無いんですが;
光「ま、おめでと☆」
望「ぁりがと・・・///」
直「おめでと〜♪」
それでも祝福の言葉は
嬉しい。
:09/05/02 07:17 :SH700i :IURYfgBU
#835 [コロ]
素直に受け止めて
勇気と顔を見合わせたら
自然とお互い笑みが
こぼれた。
ほんとに・・・
嬉しいね、勇気 ///
:09/05/02 07:20 :SH700i :IURYfgBU
#836 [コロ]
:09/05/02 07:22 :SH700i :IURYfgBU
#837 [コロ]
――――
――
その日の昼。
勇気と食堂で御飯を食べていると、司に会った。
勇気と付き合う事になりましたって言ったら、喜んでくれたけど「寂しい」と言われた・・・。
:09/05/04 05:26 :SH700i :E7bgNiLg
#838 [コロ]
そして、去り際の一言。
「望の恋人のポジションは譲るけど、一番の友達のポジションは譲らないから」
と勇気に言って部屋に戻っていったのだ。
司ってたまに解らない。
まぁ、僕の一番の友達は
間違い無く司だよ。笑
:09/05/04 05:34 :SH700i :E7bgNiLg
#839 [コロ]
ちなみに、それを伝えたら司は綺麗な造りの顔に綺麗な笑みを浮かべて、ぎゅうぎゅう抱き着いてきた。
僕は司にとって、すごい
有り難いお言葉を言ってしまった様です。
勇気、ちょっと苦笑いしてるしね・・・;
:09/05/04 05:44 :SH700i :E7bgNiLg
#840 [コロ]
司が去って、御飯も食べ終わり、部屋に帰る途中。
偶然ホールで会った磯矢さんにも恋人宣言したら
にやにや笑って勇気を見ていた。
僕も言葉で弄られ、しまいには、司と僕が付き合ってたらかなり萌えだった・・・とか意味不明な事をぼやかれてしまい・・・磯矢さんもたまに解らない人だ。
:09/05/04 06:01 :SH700i :E7bgNiLg
#841 [コロ]
でも、おめでとうって言われたから、僕と勇気の
お付き合いは、わりと皆様から祝福されるらしい。
照れるけど嬉しい//
そして部屋まで、勇気と手を繋いで帰った。
:09/05/04 06:07 :SH700i :E7bgNiLg
#842 [コロ]
―――
――
――――・・・
―――
――
:09/05/08 02:07 :SH700i :eapr5lZM
#843 [コロ]
石「はぁ・・・」
石田は部屋で夏休みの
宿題をしていた。
昨晩、望が来なかった事を考えない為にやり始めたそれは、首席の石田にとってあまりにも簡単で、なんの気晴らしにもならない。
:09/05/08 02:12 :SH700i :eapr5lZM
#844 [コロ]
それでも数時間もの間
取り組んでいたので
ほとんど終わってしまったのだ。
皆がコツコツ夏休み中にするお勉強も、石田にかかればあっと言う間である。
:09/05/08 02:19 :SH700i :eapr5lZM
#845 [コロ]
眼鏡を外し、椅子の背もたれに体重を預けて一息つく。
髪は茶色く染められているが、「眼鏡と秀才」が石田をアンテリっぽく見せている。
それでも、端正な顔の造りをしている彼はひそかに人気があった。
:09/05/08 02:28 :SH700i :eapr5lZM
#846 [コロ]
教室でもたまに眼鏡を外したりするが、その瞬間クラスメイト達が石田にくぎづけになるぐらいだ。
当然、夜の相手は
自分から誘わなくても
向こうからやって来る。
今まで誰か一人に夢中になった事は無い。
:09/05/08 02:33 :SH700i :eapr5lZM
#847 [コロ]
◆訂正◆
>>845 アンテリ→×
インテリ→〇
すみませんm(__)m
:09/05/08 02:35 :SH700i :eapr5lZM
#848 [コロ]
なのに・・・
石田は望が部屋に来なかった事が、どうしても頭から離れないでいる。
ムカつくわけじゃ無いが
イライラするような・・・
頭の中が黒い何かで、埋めつくされるような・・・。
:09/05/08 02:40 :SH700i :eapr5lZM
#849 [コロ]
一番近い、確信をつく
言い方はもう解っている。
望が来なくて「ショック」
だった。
ただ、認めたくない。
自分が「北本 望」と言う
一人の人間に興味を持っているみたいで・・・。
:09/05/08 02:46 :SH700i :eapr5lZM
#850 [コロ]
石田が何度目かの溜め息をついた時、ベッドの上の携帯がバイブ音を響かせた。
面倒くさそうに立ち上がり携帯を手に取ると、一通のメールが来ている。
「学校(先輩)」のフォルダを開き確認すると、鈴原大和からのメールだった。
:09/05/08 16:46 :SH700i :eapr5lZM
#851 [コロ]
「今から俺の部屋に来い」
短文だがいつもの事だったので、石田もいつもの様に一言・・・
「わかりました」
とだけ返信して部屋を出た。
:09/05/12 00:20 :SH700i :toh08Wv6
#852 [コロ]
今は、北本 望の存在を忘れよう・・・。
そんな奴はいない。
石田はそう思う事で、自分の思考を独占する望を頭の中から追い出した。
――――
――
:09/05/12 00:24 :SH700i :toh08Wv6
#853 [コロ]
―――・・・
勇気と付き合い始めて
一週間がたった。
僕達は、お互いの体に
触れたり愛撫したりは
するけれど、清い関係を
続けていた。
:09/05/12 08:11 :SH700i :toh08Wv6
#854 [コロ]
体の繋がりはまだだけど、それでも心は満たされている・・・。
勇気と想いが通じ合った翌日の夜、石田の呼び出しを思い出した僕は、一人で焦っていた。
けれどその後、石田に再び呼び出されることは今日の今まで無い。
:09/05/12 08:18 :SH700i :toh08Wv6
#855 [コロ]
石田の姿も寮内で見掛けないけど、馬鹿みたいに広い寮だからなのか・・・?
無視してもよかったのなら、過去2回の呼び出しも無視すればよかったな。
なんて最近、望は思っていた。
:09/05/12 08:23 :SH700i :toh08Wv6
#856 [コロ]
勇「望?何ボーっとして
んだよ?」
望「ぁ、別にボーっと
なんてしてないよ!」
勇「ふーん・・・なぁ?
今日から5日間、俺
実家帰るんだからさ」
ぎゅッ――・・・
:09/05/12 08:27 :SH700i :toh08Wv6
#857 [コロ]
そう、今日は土曜日。
勇気はお父さんに同席するように言われた今夜のパーティーと、4日後のお母さんの命日のために5日間だけ実家に帰る。
勇気に抱き寄せられて
キスをする体制になったから、僕は唇を少し開けて目を閉じた。
:09/05/12 08:32 :SH700i :toh08Wv6
#858 [コロ]
すぐに柔らかい感触が
触れ、勇気の舌が僕の唇をペロっと舐めてから咥内に差し込まれる。
歯列をなぞられ、僕の舌を絡め取り、チュクっといやらしい水音を鳴らして吸われた。
望「ふッ・・ぁ///」
:09/05/12 08:39 :SH700i :toh08Wv6
#859 [コロ]
勇「クス・・・苦しい?笑
しばらく会えないから
いっぱい充電☆」
望「ん・・・///僕も・・・」
勇「望も? いいよ。笑」
そしてまた
深い口付けをした。
:09/05/12 08:43 :SH700i :toh08Wv6
#860 [コロ]
勇気と次会う時・・・
僕は勇気と体を繋げるための心の準備が出来てるんだろうか?
きっと、大丈夫。
今、こんなに勇気と
離れたくないって思ってるんだもん。
:09/05/12 08:48 :SH700i :toh08Wv6
#861 [コロ]
もうすぐ勇気は出発しないといけないから、今は無理だけど・・・
帰って来たら時間はたくさんあるから、その時。
その時こそは、勇気と一つになりたいな。
望「勇気・・・」
:09/05/12 08:53 :SH700i :toh08Wv6
#862 [コロ]
望は、勇気を見上げて
しばしの別れを惜しむ様に名前を呼んだ。
勇「///・・・もっかい
キスしよっか・・・」
望「うんッ」
望の上目使いにクラっときた勇気は、理性を押さえながら最後にもう一度望の唇を塞いだ。
:09/05/12 08:58 :SH700i :toh08Wv6
#863 [コロ]
感触を忘れない様に
長く、深く・・・
時間ぎりぎりまで
お互いを求め合った。
――――
――
:09/05/12 09:00 :SH700i :toh08Wv6
#864 [コロ]
:09/05/12 09:04 :SH700i :toh08Wv6
#865 [コロ]
勇気が寮を出発して間もなく、望はこんなに静かな部屋は久々だと気付いた。
寮生は今週中に帰郷する者が多く、大半は昨日(金曜)に寮を出発した。
光輝と直也も昨日の朝、実家に帰り、寮に戻るのは直也が1週間後の予定で光輝は10日後だ。
:09/05/15 08:17 :SH700i :KBxPeVyY
#866 [コロ]
直也はただ実家に帰るだけだと言ってたけど、光輝は海外旅行にも行くらしい・・・・・。
やっぱりお金持ちが多いよな、ここの生徒は。
僕は8月に入ってから実家に帰る事にした。
:09/05/15 08:23 :SH700i :KBxPeVyY
#867 [コロ]
一応、予定は1週間ぐらい帰ってから、後は寮でのんびりしようと思ってる。
望「司も7月末まで
帰って来ないしな。」
もしかして、かなり暇?
こんな事なら自分も皆に合わせて、この期間に帰郷すればよかった。
:09/05/15 08:32 :SH700i :KBxPeVyY
#868 [コロ]
望「ぁ゙〜・・失敗したな」
これから当分寂しい毎日だけど、仕方ない。
仲良い友達が、みんな同じタイミングで居なくなるとは、想像してなかった。
せめて入れ代わり立ち代わりならよかったのに・・・
:09/05/15 08:40 :SH700i :KBxPeVyY
#869 [コロ]
もう暇すぎて何をしたらいいかわからなくなり、望は結局いつもの様に窓の近くに座り、漫画の本を読むことにした。
夏休みの宿題は、これが終わってからにしよう・・・。
いつも宿題を見てくれる、光輝先生も直也先生も居ないから、やる気が出ない。
:09/05/16 06:51 :SH700i :DcS26Ufg
#870 [コロ]
どうしてあんなにチャラいのに2人とも頭いいんだろうか・・・?
勇気に関しては、期末テストで学年3位だった。
その下に光輝が並び、直也は確か12番あたりだった記憶がある・・・。
:09/05/16 07:00 :SH700i :DcS26Ufg
#871 [コロ]
一学年で大体250人居るこの学園で僕は100番以内に入った事は無かったが、光輝と直也と同室になって、少しずつ成績が上がりはじめた。
そしてこの夏休み前の期末テストで、初めて92番という快挙を遂げたが、同室の先生方にはまだまだ遠い。
:09/05/16 07:13 :SH700i :DcS26Ufg
#872 [コロ]
去年、司と同室だったころは、司に勉強見てもらってたけど・・・もう一人の同室の奴が自分より馬鹿だった為に、安心感が芽生えてしまったから、あまり勉強しなかった;
イイ奴だったけど。
ちなみに、司は今回7番だったな・・・つくづく素晴らしい友人ばかりだ。
:09/05/16 07:23 :SH700i :DcS26Ufg
#873 [由利]
面白いです
:09/05/16 11:12 :F703i :jkIiaa5I
#874 [コロ]
由利様
ありがとうございます☆
お言葉を励みに、これからも頑張ります(^0^)/
:09/05/17 19:15 :SH700i :I782AUoA
#875 [コロ]
きっと漫画の本なんて読んでちゃダメなんだろうけど、僕はいつの間にか一冊読み終わってしまい、二冊目に手をつけていた。
部屋には時計の音と、ページをめくる音。
そしてクーラーの機械音が微かに聞こえるだけ。
:09/05/18 09:02 :SH700i :p3KcWOMc
#876 [コロ]
場所をベッドの上にかえたら、なんだか眠くなって来た・・・。
瞼を擦りながらうとうとと漫画を読み続けていると、突然ドアがノックされた。
望「はーぃ・・・」
返事は無い。
:09/05/18 09:06 :SH700i :p3KcWOMc
#877 [コロ]
だが、もう一度ノックがあったので、しかたなくベッドから出てドアへと向かった。
ガチャ・・―
望「ん・・・・・?!」
開けた先に居たのは、とても会いたくない人物。
:09/05/18 09:10 :SH700i :p3KcWOMc
#878 [コロ]
望「ぁ・・・え・・石田」
石「――・・ついて来い。」
凍りつく様な瞳で
見下ろしながら
石田はそう告げた。
まさか石田が来るとは
思ってもみなかった。
:09/05/18 09:15 :SH700i :p3KcWOMc
#879 [コロ]
伝言を無視した形のままだったので、早く謝らなければ、酷い目に合う。
謝った所で、もう遅いんだろうけど・・・少しはマシかもしれない。
しかし、謝罪の為に開きかけた唇は石田の鋭い視線に固まったまま動く事を忘れてしまった。
:09/05/18 09:19 :SH700i :p3KcWOMc
#880 [コロ]
先に歩き出した石田の後を縮こまりながら着いていくしかなく、望は完全に謝るタイミングを逃し、目の前がどんどん暗くなっていく様な錯覚がした。
まるで貧血を起こしたみたいな感じがする。
:09/05/18 09:24 :SH700i :p3KcWOMc
#881 [コロ]
石田の歩みは遅くもなく、速くもない。
均等に運ばれる歩幅は
後ろから見ていて
綺麗な歩き方だと思う。
逆に自分は、余裕が無く
ギクシャク変な歩みをしているんだろう・・・
なんだか歩きにくい。
:09/05/18 09:33 :SH700i :p3KcWOMc
#882 [コロ]
視界も暗いし、指先もしびれた感覚がする。
ふらふらと体が揺れて
なんだか地に足が着いてないって言うのかな・・・
体が重い。
石田の歩くスピードに、だんだん着いていけなくなって来た。
:09/05/18 09:39 :SH700i :p3KcWOMc
#883 [コロ]
何にも考えられなくなり、ふわふわと体が壁の方へ傾きはじめた時、不意に何かに支えられた。
少し意識がはっきりして、見ると すぐ近くに壁があり、ぶつかる寸前のところだった。
望「ぁ・・・」
:09/05/18 09:44 :SH700i :p3KcWOMc
#884 [コロ]
見上げると、石田が支えてくれたらしい。
眉間にシワを寄せて呆れてるのか、怒ってるのか・・・よく解らない表情。
僕がごめんと一言だけ謝り、再び歩みは再開するが、今度は石田に二の腕を掴まれた状態だ。
:09/05/18 09:51 :SH700i :p3KcWOMc
#885 [コロ]
なんだか、本当に逃げ道が無くなってしまった。
相変わらず体はふらふらするけど、掴まれてるのが支えになってくれて、真っ直ぐ歩けている。
きっと、今自分の顔は蒼白しきって情けない表情なんだろうな・・・。
:09/05/18 09:55 :SH700i :p3KcWOMc
#886 [コロ]
―――
――
一体どのくらい歩いたのかわからない。
寮内は静かで、人気がほとんど無くて、遠くから微かに笑い声や話し声が聞こえる程度だ。
:09/05/18 09:59 :SH700i :p3KcWOMc
#887 [コロ]
広い寮内は廊下も長い。
いくつか角を曲がり、
数分して着いた先は
同じ階の一番最奥の部屋。
つまり同学年の誰かの
部屋だが、扉の横に付いてるネームプレートを見て、目に涙が溜まるのがわかった・・・。
:09/05/18 10:13 :SH700i :p3KcWOMc
#888 [コロ]
「石田 真二」と、そこには記されている。
望「ごめッ・・なさぃ・ふぇ
ごめんなさいッ」
望が泣き崩れそうになると、石田は部屋の扉を開けて望を抱き上げた。
望「ゃッ・・ヒック、待って」
:09/05/18 10:19 :SH700i :p3KcWOMc
#889 [コロ]
そのまま室内へ入られ、扉の鍵は閉められた。
望を抱えたまま石田は部屋の奥へ進み、一つのベッドの前で立ち止まる。
望をそこへ降ろした。
望「ふぇッ・・ヒック・・・」
:09/05/18 10:23 :SH700i :p3KcWOMc
#890 [コロ]
望はすぐにでも逃げだしたくて、立ち上がろうとしたが、腰が抜けてしまったのか足に力が入らない。
ベッドの上を四つん這いで移動しようとしたけれど、石田に体を掴まれて、仰向けに押さえ込まれてしまった。
:09/05/18 10:29 :SH700i :p3KcWOMc
#891 [コロ]
そのまま用意していたんであろう縄の様な物で両手首をベッドの上部に括り付けられた。
前の時と同じで、どんなに動かしても全然はずれないし、緩みもしない。
涙がどんどん溢れ出すのがわかった。
:09/05/18 10:35 :SH700i :p3KcWOMc
#892 [コロ]
:09/05/18 10:43 :SH700i :p3KcWOMc
#893 [コロ]
石田の手が腹の上を這うのがわかるけど、望は自分の体を守る事ばかり考えて、ろくに抵抗も出来ずに、腕の拘束を外す事に気を取られていた。
そんな望の姿を石田は
目の端に捕らえて、眉をよせる・・・。
:09/05/20 09:45 :SH700i :603opMAE
#894 [コロ]
もっと出来る事が
あるだろ。
暴れるとか、蹴ってみるとか・・・。
そんな事しても所詮、腕の拘束は外れ無いが相手にダメージを与えられる。
運が良ければ、気絶してくれるかもしれない。
:09/05/20 09:51 :SH700i :603opMAE
#895 [コロ]
しかし望は腕を見上げるばかりだ。
きっと頭が真っ白で
他の方法が浮かばないんだろう。
石「・・・無駄だ。腕が
傷付くだけだぞ。」
望「ぅッ ヒック・・ふぇぇッ」
:09/05/20 09:55 :SH700i :603opMAE
#896 [コロ]
―――
――
ぁ
あぁッ
嫌だ・・・
:09/05/20 11:44 :SH700i :603opMAE
#897 [コロ]
ヤメテ
―――・・・
――
:09/05/20 11:45 :SH700i :603opMAE
#898 [コロ]
石「―― はぁッ はッ・・」
望「ヒッ ぅ・・・ はッぁ」
ドクン、ドクンと自分の中に石田の放つ熱いモノが流れ込む。
:09/05/20 11:56 :SH700i :603opMAE
#899 [コロ]
望自身も体を震わせて
熱を放っていた。
その事実に、どうしようもない罪悪感が襲う。
望「うぅッ ふぇぇッ」
石「・・・・泣いてばっかり
だな、お前。」
:09/05/20 12:06 :SH700i :603opMAE
#900 [コロ]
石田は呆れた様な溜め息を最後に一つ吐き出し
シャワー室で望の後処理をしてから、再びベッドへ繋ぎ、そして部屋を出て行った・・・。
望はベッドに戻されてからすぐに意識が遠のき、深い眠りについたのだった。
:09/05/20 12:16 :SH700i :603opMAE
#901 [コロ]
――――
――
カタンッ コト
望「ン・・・」
望が目を覚ました時
まだ太陽の光りが
部屋の中を照らしていた
:09/05/20 12:28 :SH700i :603opMAE
#902 [コロ]
そんなに長い間 眠っていたわけではない様だ。
何か音が鳴っていた気がしたけど・・・
ふと、目線を泳がせると
部屋の中心にあるテーブルで食事をしてる石田が目に入った。
:09/05/20 12:37 :SH700i :603opMAE
#903 [コロ]
すぐ近くの時計を見ると、針はまだ14時あたりを指している。
望が石田の部屋に連れて来られたのが12時前ぐらいだったので、本当に少ししか時間がたっていない。
望「ッ・・・ン・・」
:09/05/20 12:51 :SH700i :603opMAE
#904 [コロ]
喉が痛い。
カラカラに渇いて
水分が欲しい。
望が動く気配に石田が気付いた。
石「起きたのか・・・
何か食う?」
:09/05/20 12:58 :SH700i :603opMAE
#905 [コロ]
望は首を横にふり
「みず」と声を振り絞った
石田は何も言わずに
グラスに水を注ぎ
ベッドまで持って行く。
腕は拘束されたままだったので、石田が口元までグラスを近づけてくれたので、そのまま飲んだ。
:09/05/20 13:05 :SH700i :603opMAE
#906 [あ]
:09/05/21 20:57 :W51SA :yHKCx1OU
#907 [コロ]
あ様
大量のアンカーありがとうございますo(^-^)o
:09/05/22 15:04 :SH700i :fBYFAkoY
#908 [コロ]
冷たい水が喉を通ると
痛みが少し和らぎ
気付くと一気に飲み干していた。
もっと欲しいと思っていると石田が「まだいるか?」と聞いてきたので頷く。
望「ンッ・・―――」
:09/05/22 15:11 :SH700i :fBYFAkoY
#909 [コロ]
ニ杯目は少しゆっくり飲んだ。
飲み終わると体が怠いせいもあり、ベッドに深く体を沈ませ目を閉じた。
すると、額にかかった髪を払い、手を乗せられた感触がしたので再びを目を開けると・・・
:09/05/22 15:18 :SH700i :fBYFAkoY
#910 [コロ]
石田が自分の額に触れていて、思わず跳び起きた。
しかし拘束された腕の御蔭で、ほんの少し体が浮いただけだったが・・・
そっと手を額から外されてもビクビク怯えている僕を見て、石田は一瞬呆れ顔になった。
:09/05/22 15:25 :SH700i :fBYFAkoY
#911 [コロ]
石「熱は無い。」
たった一言そう言って
石田はまたテーブルで
食事を再開する。
僕はポカンと呆気にとられたが、とにかく体中つらくて、特に腰が怠かったので、また眠る事にした。
:09/05/22 15:30 :SH700i :fBYFAkoY
#912 [コロ]
―――
――
何かが体に触れる
眠っていたけど・・・
なんとなく石田に触られているんだと解った。
:09/05/23 23:30 :SH700i :TbI3olvo
#913 [我輩は匿名である]
頑張ってくださいッ!!
:09/05/23 23:37 :P905i :sMTEHyf.
#914 [コロ]
―――
――
目が覚めると、時計は夕方の17時だった・・・。
腕の拘束は外されていたけど、かわりに左足が鎖で繋がれている。
少し溜め息が出た。
:09/05/24 00:31 :SH700i :Vz.rGgZQ
#915 [コロ]
>>913我輩様
ありがとうございます
o(^-^)o
:09/05/24 00:33 :SH700i :Vz.rGgZQ
#916 [コロ]
辺りを見回してみるが
石田が居ない。
その事に胸のへんが
ほっとするのがわかる。
枕元に水のペットボトルが置いてあったので、飲んでもいいんだろうと思い、口を付けた。
:09/05/24 00:37 :SH700i :Vz.rGgZQ
#917 [コロ]
なんだか、すごく疲れている気がする。
繋がれているって事は
自分は監禁でもされてるんだろうか・・・?
もう何がどうなってしまったのか誰か教えて欲しい。
自分は気付かない間に石田に対して何か悪い事でもしてしまっているのかも。
:09/05/24 00:44 :SH700i :Vz.rGgZQ
#918 [コロ]
しかし、昔から頭は人並みのレベルしか持ってないし、誰かを傷付けるのは好きじゃないし、学校で特に目立つ行動はとってない。
と言うか、運動神経からも恵まれたわけじゃないから、自分はずば抜けた才能を持たない平凡な人間・・・
:09/05/24 00:52 :SH700i :Vz.rGgZQ
#919 [コロ]
石田みたいに頭が良くて、運動もそこそこ出来る人からすれば、僕は恨みの対象にもならないはず。
じゃあやっぱり・・・
「勇気」の事?
石田がいつも一緒にいる
古賀が率いるグループと
勇気の率いるグループは、仲が悪いから・・・
:09/05/24 01:03 :SH700i :Vz.rGgZQ
#920 [コロ]
僕は最近いつも勇気と一緒に居る事が多いし、石田と初めてまともに顔を合わせたのは、古賀から勇気を庇ったあの時・・・。
それに、最初の呼び出しの頃から石田は勇気の名前を出していた。
勇気と仲が良い僕が
気に入らないんだ・・・。
:09/05/24 01:13 :SH700i :Vz.rGgZQ
#921 [コロ]
もしかすると僕と勇気が付き合い始めたのを知って、それで嫌がらせの為に監禁まがいの事をしてるのかもしれない。
だとすると・・・
石田はどうすれば許してくれるのかな。
:09/05/24 01:19 :SH700i :Vz.rGgZQ
#922 [コロ]
頭の中でぐるぐる考えていると、ガチャガチャと鍵を回す音が聞こえ、続いてドアが開いた。
望「ッ・・―――」
石田の姿が目に入ると
思わず体が固まる。
:09/05/24 01:24 :SH700i :Vz.rGgZQ
#923 [コロ]
少し震える体を何とかしたくて、余計に力が入ってしまった。
石「何それ・・・ビビりすぎ
だよ。ウザイ」
きっと無言で睨まれるだけだと思っていたから、眉間にシワを寄せて不機嫌な声で喋られた事に驚いた。
:09/05/24 01:32 :SH700i :Vz.rGgZQ
#924 [コロ]
怒らせてしまった・・・
どうしよう
僕は段々滲んでゆく視界に泣いては駄目だと思うけれど、涙がどんどん溜まるのを止められなかった。
石「・・・チッ・・――」
:09/05/24 01:36 :SH700i :Vz.rGgZQ
#925 [コロ]
舌打ちに体がビクリと跳ねたが、石田はそれ以上何もいわずにテーブルの前へ座り、缶コーヒーを飲みながらテレビを点けて適当な番組を見始めた。
ふと、石田もテレビなんか見るんだと思ってしまう。
見ないわけ無いか・・・。
:09/05/24 01:42 :SH700i :Vz.rGgZQ
#926 [コロ]
:09/05/24 01:45 :SH700i :Vz.rGgZQ
#927 [コロ]
そんな石田の後ろ姿を
ぼんやりと眺めたり
難しい参考書が乗った
勉強机を発見したりしていると、石田が何か食べるかと聞いてきた。
流石に2回目は断り辛いので、頷く。
それで石田が用意してくれたのは、雑炊だった。
:09/05/26 17:41 :SH700i :JKDRNqDM
#928 [コロ]
なんだか病人みたいだけど、あまり食欲がなかったので有り難い。
それに寮の食堂で出されるメニューはどれも美味しいから、僕はなんとか残す事無く食べ終えた。
最後にペットボトルの水を飲んで、お皿を石田に渡す。
:09/05/26 17:49 :SH700i :JKDRNqDM
#929 [コロ]
望「・・・ぁりがと・・」
石田と面と向かうのは
怖くて、消え入りそうな声で言った。
石田は何も言わず受け取ると、食堂に皿を返しに部屋を出た。
:09/05/26 17:53 :SH700i :JKDRNqDM
#930 [コロ]
残された望は、石田が居なくなったことに、ただ胸の辺りがホッとするのを感じた・・・。
――――
―――
――
:09/05/27 17:56 :SH700i :z9WTTCfg
#931 [コロ]
―――1週間前。
鈴原にメールで呼び出された石田は、いつもの様に部屋まで出向いた。
中に入ってから鈴原は話しをし始める・・・
内容は望の事。
:09/05/27 18:02 :SH700i :z9WTTCfg
#932 [コロ]
鈴「最近どうなんだよ?
お前のペット」
石「・・・別に。」
鈴「は?逃がしたの?」
石「そんなとこです」
昨日、呼び出したけど望が来なかった事を思い出す。
:09/05/27 18:06 :SH700i :z9WTTCfg
#933 [コロ]
鈴「何やってんだよ。
飽きたのか?」
石「・・・・」
あー、何となく鈴原の言いたい事がわかる。
鈴「用済みなら、俺が
使っていい?笑」
やっぱり。
言うと思った・・・。
:09/05/27 18:10 :SH700i :z9WTTCfg
#934 [コロ]
石「いや、今はただ
泳がしてるだけなんで
また捕まえます・・・」
鈴原に手を出されるぐらいなら、自分で望を汚していたいと石田は思った。
鈴「ふーん・・・残念。笑」
夏休みの間、もし鈴原が望を見つけたら何をするかわからない。
:09/05/27 18:16 :SH700i :z9WTTCfg
#935 [コロ]
今の表情からして鈴原は、かなり北本望に興味を持っている。
その時・・・
石田は望を鈴原の目の届かない場所に隠してしまいたいと思った。
石「大和さん・・・」
:09/05/27 18:21 :SH700i :z9WTTCfg
#936 [コロ]
鈴「あ?」
石「北本は俺が目を付け
ました・・・最後まで俺
が責任持ちたいんで。」
鈴「・・・手ぇ出すなって?
ま、お前の頼みなら
聞いてやらないでも
ねぇけど・・・俺の気が
変わらなければな。」
:09/05/27 18:28 :SH700i :z9WTTCfg
#937 [コロ]
鈴原は、そう言って愉快そうに笑った。
誰もこの人には逆らえない・・・。
石田は鈴原を一瞬冷めた瞳で見据えたが、頭の中ではどうやって鈴原から望を遠ざけようかと考えていた。
:09/05/27 18:32 :SH700i :z9WTTCfg
#938 [コロ]
中村秋を壊しておきながら、望にまでその汚い手を伸ばそうとしている鈴原に、石田はとてつもない嫌悪を感じる。
少しでも早くこの部屋を出たくてたまらなかった。
たまに寝室の方から聞こえる秋の呻く様な泣き声も、もう耳に入れたくない。
:09/05/27 18:42 :SH700i :z9WTTCfg
#939 [コロ]
勇気の事うんぬんではなく、石田は望の存在が自分の中で大きくなり過ぎている事に、まだ気付いていない。
ただ、ただ望を鈴原の手に落としたくなかった。
――――
―――
――
:09/05/27 18:47 :SH700i :z9WTTCfg
#940 [コロ]
食器を食堂へ返し、石田は3日前の事を思い出す。
調度すぐそこのテーブルで中西勇気の仲間である
森ナントカか、山ナントカ・・・名前は忘れたが、誰かが話しをしていた。
「勇気さ、今週の土曜に
三波社長のパーティー行くらしいぜ。」
:09/05/27 18:57 :SH700i :z9WTTCfg
#941 [コロ]
「三波社長?え!?
あの大手の社長のパーティーに行くって?」
「ああ、だから5日ほど実家帰るってさ」
「マジかよー。」
偶然聞いてしまった勇気の不在。
調度、自分のルームメイトも実家に帰っていた。
:09/05/27 19:03 :SH700i :z9WTTCfg
#942 [コロ]
北本を監禁しよう・・・
そう思った。
衝動的だが、その考えしか頭に浮かばなかった。
そして思考がその時の事に捕われていて、石田は自分の背後に人の気配が近づいた事に気付いていない・・・
:09/05/27 19:13 :SH700i :z9WTTCfg
#943 [コロ]
もし食器を手に持っていたら、確実に落としていただろう・・・。
いきなり古賀が石田の肩をバシっと叩いたのだ。
古「よー!シンちゃん
何やってんだよ。笑」
石「こッ・・は!?」
:09/05/27 19:17 :SH700i :z9WTTCfg
#944 [コロ]
望を監禁している事で
普段より冷静さに欠けているのか、無駄に驚いてしまった。
古「何?ビックリした?」
石「・・・別に;」
皆が恐れる古賀だが、プライベートは今時高校生・・・こんな感じだ。
:09/05/27 19:26 :SH700i :z9WTTCfg
#945 [コロ]
古「シンちゃん暇そー。」
石「シンちゃんって
言うな; 気持ち悪い」
鈴原と違って古賀はあまり気を使わなくて良い。
周りはそうじゃないらしいが、みんな知らないだけで古賀は案外話しやすい奴だ。
:09/05/27 19:32 :SH700i :z9WTTCfg
#946 [コロ]
だだ短気でキレやすい上に、人の好き嫌いが激しいので、扱いは難しいが・・・
コツさえ掴めば、人懐っこい気さえする。
石「なんで上半身裸?;」
古「え?笑
だって暑いじゃん」
:09/05/27 19:35 :SH700i :z9WTTCfg
#947 [コロ]
いつもより上機嫌な古賀に石田はこの後、1時間ほどその上機嫌の理由を語られたのだった。
――――
―――
――
:09/05/27 19:38 :SH700i :z9WTTCfg
#948 [コロ]
:09/05/27 19:42 :SH700i :z9WTTCfg
#949 [コロ]
―――
――
カチャ キィィ−・・
石田の部屋のベッドで横になっていた望は、扉が開く音で起き上がった。
すぐに、皿を返して手ぶらになった石田と目が合う。
:09/05/31 05:27 :SH700i :gmLHLdPU
#950 [コロ]
ほんの一瞬、眉間に皺を寄せられた気がした。
そんなに僕の姿が気に入らないなら、監禁なんて事やめてほしい・・・
もう、勇気以外の人に
あんな事されるなんて
耐えられそうにない。
:09/05/31 05:33 :SH700i :gmLHLdPU
#951 [コロ]
望が俯き、また涙で瞳が潤んだ時、石田は部屋の奥へ進み窓を開けた。
状況に反して、気持ち良いほど優しい風が吹いている。
ガチガチに固まっていた心が、少し解れた気がした。
:09/06/03 22:45 :SH700i :FrYDQD9.
#952 [コロ]
その日は、もう石田が手を出して来る事はなく、ベッドも別々で眠った。
きっと自分が繋がれているのが石田のベッドで、石田はルームメイトのベッドを使ったんだろう。
枕元の目覚まし時計が、なんだか石田に似合ってなかった。
:09/06/03 22:52 :SH700i :FrYDQD9.
#953 [コロ]
――――
―――
――
翌日、蝉の鳴き声で目が覚めた。
寮のまわりは木が
たくさん生えているから
毎年、夏になるとものすごい大合唱で起こされる。
:09/06/08 04:44 :SH700i :yCWG4aCE
#954 [コロ]
石田に監禁されたのは
夢でした・・・なんて落ちは無く、目覚めから気分が悪く感じた。
反対側の壁を見ると、石田はまだベッドの上で規則正しい寝息をたてている。
今日は自分の部屋に返してもらえるだろうか・・・
:09/06/08 04:50 :SH700i :yCWG4aCE
#955 [コロ]
勇気がこの部屋の扉を開けて、助けに来てはくれないだろうか。
どうしてこんな時に
みんな実家に帰ってしまってるんだろ・・・
そんな事ばかり、頭の中でグルグル考えてしまう。
:09/06/08 04:57 :SH700i :yCWG4aCE
#956 [コロ]
そもそも、自分の注意力が足りなかったから、こんな事になってしまったんだ
人に助けて貰う考えは間違ってるのかもしれない。
だけど・・・
この足の拘束は、自分じゃどうする事も出来ない。
:09/06/09 03:17 :SH700i :bexQq21U
#957 [コロ]
ジッと足元を眺めながら、時々引っ張ったりしていると、石田が目を覚ました。
体に緊張が走る。
身構えていたけど、石田はこっちを一瞬だけ見て、風呂場の方へ行ってしまった。
:09/06/09 03:23 :SH700i :bexQq21U
#958 [コロ]
―――・・・
髪を濡らした石田が戻って来たのは、10分後。
ズボンだけ履いて、上半身は首から引っ掛けたタオルだけだ。
水のペットボトルを持っている姿は、さながらミネラルウォーターのCMを見ている様・・・。
:09/06/10 02:36 :SH700i :evKReffs
#959 [コロ]
誰も石田が監禁なんて
するような人物だと
思わないだろう。
テーブルの上にペットボトルを置いて、石田は望が居るベッドに腰掛けた。
髪から、少しだけ水滴が落ちている。
:09/06/10 02:40 :SH700i :evKReffs
#960 [コロ]
一瞬、間があいたので
何もされないと思った。
望がホッと息を付いたのと、石田が望の足を引っ張ったのは同時。
いきなりの事で、望はバランスを崩し、ベッドに背中を付ける。
:09/06/10 02:45 :SH700i :evKReffs
#961 [コロ]
望「ッ――いし・・だ・・・」
石「気ぃ緩んでるぞ
何もしないと思った?」
望「ッ!?」
石田の目が、あの冷たい
色に変わる・・・。
:09/06/10 02:49 :SH700i :evKReffs
#962 [コロ]
何も映して無い様な
なんの輝きも無い目。
望「嫌だッ ぅああッ!」
石「嫌なんだ? へぇ・・」
石田の手が体を這いまわり、ぞくりと悪寒が走る。
望「ぁ 嫌だッ やめてぇ」
:09/06/10 02:54 :SH700i :evKReffs
#963 [コロ]
望は石田の手から逃れようと、必死に暴れ回った。
どんなに抵抗しようと
拘束が外れる事は無い。
だけど、少しでも石田に
「嫌なんだ」って事が
伝わってほしくて、暴れ続けた。
:09/06/13 03:17 :SH700i :A44UUkVk
#964 [コロ]
すると・・・
突然、視界が揺らいだ。
一瞬遅れて左目の横が
ズキズキと痛み始める。
望「―――ッ・・ヒック」
殴られた。
:09/06/13 03:20 :SH700i :A44UUkVk
#965 [コロ]
続けて右の頬を平手で
叩かれ、望は抵抗していた体をピタリと止めた。
石「スク・・賢いね、北本。
殴られたらちゃんと
大人しくなるんだ?笑」
痛みが恐怖で、望は体が固まって言う事を聞かなくなってしまったのだ。
:09/06/13 03:26 :SH700i :A44UUkVk
#966 [コロ]
石「このまま大人しく
出来る?笑」
望「ヒック・・・ふぇッ・・」
石「約束、守れたら
痛くしないでやるよ」
石田の最後の言葉が
まるで呪文のように
望の頭の中を支配した。
:09/06/13 03:30 :SH700i :A44UUkVk
#967 [コロ]
大人しくしてたら、もう
痛くされない・・・
だから望は涙こそ、ずっと流していたが、暴れ回るような真似はしなかった。
だんだん石田に支配されていく・・・
そう思った。
:09/06/13 03:33 :SH700i :A44UUkVk
#968 [コロ]
――――
――
・・・ズッ ズプッ
望「ぁ あぁッ・・ン」
石「ふッ・・・ッ」
僕の体は、一体・・・
望「ゃあッ うッ 」
:09/06/16 00:20 :SH700i :aXumGAdE
#969 [コロ]
誰の物・・・――?
――――
―――
――
:09/06/16 00:21 :SH700i :aXumGAdE
#970 [コロ]
―――・・・
古賀と食堂で話した時
石田は古賀から勇気に間する話しを聞いた。
「中西の奴、あのアイドルちゃんとデキてるらしいぜ・・・1週間ぐらい前から」
それが・・・何だよ。
:09/06/17 03:50 :SH700i :YDyOxiFc
#971 [コロ]
北本と中西がデキていようが、いまいが 関係無い。
それに、北本は今
自分の手の中に居る。
中西がどんなに頑張っても助け出せないほど深い所までコイツは落ちた。
ほら、もう抵抗すらしない。
:09/06/17 03:55 :SH700i :YDyOxiFc
#972 [コロ]
動かないからペットですらない。
涙を流す人形だ。
中西に向けられる笑顔も、言葉も、もう何もかも無い。
綺麗な体も、全て自分が奪ってやったから。
:09/06/17 04:02 :SH700i :YDyOxiFc
#973 [コロ]
―――・・・
望「はッ ンあ ぁ・・ふぇッ」
ズプッ ズッ ズプッ
石「ッ――・・・」
石田の連動が速まり
体がガクガクと揺れた。
:09/06/17 04:07 :SH700i :YDyOxiFc
#974 [コロ]
中が擦れる感覚に、吐き気が込み上げる。
内臓が引きずり出される様な感覚が襲った後、杭を打ち付ける様に下から突き上げられた。
瞬間、腹の中に熱い物が広がる・・・。
:09/06/17 04:14 :SH700i :YDyOxiFc
#975 [コロ]
それは石田が腰を動かすたびに奥へ流れるものと、外へ溢れ出すものがあった。
望「ぁ ぁ ・・・ふッ ヒック」
石「・・・はぁ・・ッ――」
お腹の中に入ってく・・・
嫌だ。出てけッ出てけッ・・
:09/06/17 04:21 :SH700i :YDyOxiFc
#976 [コロ]
望「嫌だぁぁッ!ぅああッ」
石「ッ・・・」
望「出てけッ!やめろッ
ぅわぁぁぁんッ」
急に大声で暴れ出した
望に、石田は一瞬呆気に
取られてしまった。
:09/06/17 04:28 :SH700i :YDyOxiFc
#977 [コロ]
しかし、すぐに頭を切り替え、望を押さえ付ける。
望「嫌ぁあッ ふぇぇッ」
なおも暴れようとする望に手を上げそうになった時、望の様子が変わった。
石「北本ッ・・・」
:09/06/17 04:34 :SH700i :YDyOxiFc
#978 [コロ]
望「はッ・・ヒック・・・――ッ」
過呼吸の症状だ。
石「チッ・・・んだよッ!」
石田は声を荒げて怒鳴った後、何かを取りにテーブルの方へ向う。
望は意識が朦朧とする中
石田の怒鳴り声が、やけに耳に残っていた。
:09/06/17 04:45 :SH700i :YDyOxiFc
#979 [コロ]
自分が知る限り石田と言う人間は、感情的になってる時も、どこか冷めてると言うか・・・
まるでつまらないテレビ番組を見てるかの様な節があるのに・・・
今の声は「素」の彼だったんじゃないかと思った。
:09/06/17 04:52 :SH700i :YDyOxiFc
#980 [コロ]
テーブルの上から袋を持って、石田はベッドに戻って来た。
そして、それを投げつけるように渡される。
望はソロソロと手を動かし、袋を掴むと、口元を覆った。
:09/06/17 04:59 :SH700i :YDyOxiFc
#981 [コロ]
何度か浅い呼吸を繰り返し、少し落ち着いて来た頃
気付くと石田はシャワー室の方へ行っていた。
いったい、こんな事が
いつまで続くのか・・・
先の見えない不安に
望は自分の呼吸がまた少し速まるのを感じた。
:09/06/17 05:04 :SH700i :YDyOxiFc
#982 [コロ]
:09/06/17 05:16 :SH700i :YDyOxiFc
#983 [コロ]
―――
――
ザァァ――
石「・・・はぁ・・」
シャワー室に入った石田は、何かを振り払う様に冷水を頭から被った。
:09/06/22 21:58 :SH700i :J8mnxT.E
#984 [コロ]
北本の苦しげな表情を見ると、昔の自分と重なる。
そんなに辛いのなら
死ぬ気で抵抗すればいい
元々は中西のお気に入りだから手を出したんだ。
もう充分遊ばせてもらったから開放しても構わない。
:09/06/22 22:08 :SH700i :J8mnxT.E
#985 [コロ]
そうしないのは、
鈴原大和が目を付け始めたからだ。
自分じゃない誰かが北本に手を出すのは腹が立つ。
何故だろう・・・恋人の中西にすら触らせたくない。
自分が北本を苦しめている状況もイラつく。
:09/06/22 22:13 :SH700i :J8mnxT.E
#986 [コロ]
頭の中がパンクしそうだ
ザァァ――・・
石「何だよッ・・・クソッ」
今 思い出せるのは
望の悲しみに染まった
表情、声、涙・・・。
:09/06/22 22:18 :SH700i :J8mnxT.E
#987 [コロ]
『お母さん・・・お父さん』
あの時期の自分と同じ瞳をしていた。
全てが嫌になって・・・
何もかも信じる事が出来なくなった自分。
:09/06/22 22:22 :SH700i :J8mnxT.E
#988 [コロ]
幼い頃の自分と、今の北本の瞳は同じだった。
何も映さない瞳の奥に
どれほどの悲しみがあるのか、自分は知っている。
だから、望をあのように変えてしまった事実が、余計に石田の心を掻き乱しているのだった・・・。
:09/06/22 22:29 :SH700i :J8mnxT.E
#989 [ゆ]
:09/06/24 00:11 :SH02A :O1sHrbkw
#990 [コロ]
ゆ様
アンカーありがとうございますo(^-^)o
:09/06/25 03:51 :SH700i :ogpaQz2Q
#991 [我輩は匿名である]
書かないんですか?
:09/06/26 10:10 :SH02A :NgUPNsaw
#992 [コロ]
我輩様
バイトが忙しくなかなか
更新出来なくて申し訳ございませんm(__)m
今から少し更新致します
(^^)
:09/06/28 01:24 :SH700i :oDZlgotk
#993 [コロ]
>>988から
――――
――
石田がシャワーを浴びる音が聞こえてきて間もなく
望は泥のように重くなった体を休める様に眠りについた。
:09/06/28 01:27 :SH700i :oDZlgotk
#994 [コロ]
そんな中。シャワーの音と、望の静かな寝息しか存在しない室内に、軽く響いた扉のノック。
その音に気付く者も
扉が開く音に気付く者も
また、この部屋には存在しない。
:09/06/28 01:37 :SH700i :oDZlgotk
#995 [コロ]
「・・・・・・。」
侵入者は石田の同室者でも、同級生でもなかった。
石田が居るであろう
シャワールームに見向きもせず、目的のモノを目指す。
部屋の最奥。ベッドが置かれたその場所へ。
:09/06/28 01:44 :SH700i :oDZlgotk
#996 [コロ]
綺麗に整頓された部屋の
オフホワイトにグレーのラインが1本入った一番シンプルなベッド。
その上で無防備に横たわり、小さい寝息をたてている目的の人物。
『鈴原大和』は、ゆっくりと、ベッドで眠る望に近づいた。
:09/06/28 01:58 :SH700i :oDZlgotk
#997 [コロ]
望の顔を覗き込むと
鈴原は満足気に口角を吊り上げた。
鈴「へぇ、石田が自ら
手を出したくなる訳か
・・・。笑」
これは上玉だな。笑
:09/06/28 02:07 :SH700i :oDZlgotk
#998 [コロ]
鈴原が望の額にかかる前髪を少し払うと、長い睫毛が少し涙で濡れているのがわかる。
頬は叩かれたのか、赤く熟れた林檎の様な色になっていた。
鈴「石田は俺より少しは
優しいみたいだな。笑」
:09/06/28 02:49 :SH700i :oDZlgotk
#999 [コロ]
自分が手を上げれば、赤く腫れる程度じゃ済まない。
鈴原は望の頬を軽く
撫でてみた。
ほんの少し、望が眉を寄せて、呻く。
その姿は、鈴原をひどく
興奮させた・・・。
:09/06/28 02:59 :SH700i :oDZlgotk
#1000 [コロ]
:09/06/28 03:00 :SH700i :oDZlgotk
#1001 [我輩は匿名である]
このスレッドは 1000 を超えました。
もう書けないので新しいスレッドを建ててください。
:09/06/28 03:00 : :Thread}
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