春の希望と・・・【BL】
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#1 [コロ]
この小説は
「大好きな春へ・・・」
の番外編です
あまり続きにはなって
おりませんので御了承下さいm(__)m
【注意】
●BLです
同性同士の絡みが嫌い
●荒らし目的
●精神年齢18歳以下
●のろのろ更新の小説なんて嫌い
上記の注意にあてはまる方にはお勧めしませんので
回れ右でお願いします
m(__)m
以上を踏まえてコロの
小説を読んで下さる方は
大歓迎ですo(^-^)o
のんびり見守って下さい
↓前作「大好きな春へ・・・」
bbs1.ryne.jp/r.php/novel-f/5452/:08/11/11 13:21 :SH700i :UsXJcx1w
#2 [コロ]
その日、春日(ハルヒ)は
書斎で仕事をしながら
眠ってしまった海斗(カイト)
の秘書、勇気(ユウキ)の姿
を見つけた。
そのすぐ近くに自分が
探していたペットのラブ
を発見し、書斎に入る
:08/11/11 13:26 :SH700i :UsXJcx1w
#3 [コロ]
春「ラブ、おいで・・・」
くぅん と鼻を鳴らし
ラブはすぐ春日の
腕の中へ駆け寄って来た
春日がラブを抱き上げようとした時、勇気が座る椅子に少しあたってしまい
カタンと音が鳴る・・・
春「ぁ・・・」
:08/11/11 13:31 :SH700i :UsXJcx1w
#4 [コロ]
いつも海斗の片腕として
仕事をこなす勇気が
居眠りなんて、相当疲れているんだろうと
起こさないようにしたつもりが・・・
そんな時、ラブが
わんっと吠えた
春「シィッ・・・・;」
あわてて春日はラブの
口を押さえた
:08/11/11 13:36 :SH700i :UsXJcx1w
#5 [コロ]
勇「ン・・・の・・ぞむ・・・」
春「?・・・ラブ行こうね」
くぅん
春日は静かに書斎を
出て行った。
勇「望・・・ごめ・・・ん」
:08/11/11 13:40 :SH700i :UsXJcx1w
#6 [コロ]
その時、勇気は夢を見ていた・・・
春日や海斗までも
あまり知らない勇気の
高校時代。
望(ノゾム)という
同級生の夢・・・
:08/11/11 13:43 :SH700i :UsXJcx1w
#7 [コロ]
―――・・・・
ザワザワ
男子校で花は無いけど
みんな元気でキラキラしてる
僕は自分のクラスを
そう思いながら席に座って見ていた。
が、突然そんなまったり
していた僕の前に
現れたのは僕と一緒で
背が低く、目線があまり
変わらないクラスの親友
佐々木 司(ササキ ツカサ)
:08/11/11 13:50 :SH700i :UsXJcx1w
#8 [コロ]
司「なぁ望!今度ある
生徒会の集まりさぁ
2年の僕と山田が
仕切れって先輩が言う
だぜ!?酷くない?」
司はいつもの様に僕に
生徒会の愚痴を言ってきた
でもなんだかんだ仕事を
きちんとする司は偉いなぁと思う。
司「あ、そういえば
先輩が佐々木の友達の
北本くん書記しない?
って聞いて来たよ(笑
望やりなよ」
:08/11/11 14:01 :SH700i :UsXJcx1w
#9 [コロ]
北本とは僕の苗字だ
北本 望(キタモト ノゾム)。
望「ぇッ・・・やだよ」
せっかく伸び伸びと
学校生活を満喫してるのに生徒会に時間を取られたくないものだ・・・
それに頭も司と違って
平均レベルだし
迷惑になるだろうし
絶対嫌だと言った。
:08/11/11 14:06 :SH700i :UsXJcx1w
#10 [コロ]
司はケチーと膨れてた
けど、美人だし
そんな顔しても可愛く
見えるだけだ。
怒るから言わないけどね
すると司が膨れた顔のまま僕の後ろにまわり
腕を僕の首に巻き付け
ながらブーブーと文句を
言い始める・・・
:08/11/11 14:12 :SH700i :UsXJcx1w
#11 [コロ]
こうなるといつもの事で
司の機嫌が治るまで
僕はこの親友を背中や
腕に引っ付けながら
すごさなければならない。
望「はぃはぃ、ごめんね」
司「けちー・・・」
この時、司はいつも
チラリチラリとクラスメートの
様子を横目や上目使いで
見ている。
:08/11/11 14:17 :SH700i :UsXJcx1w
#12 [コロ]
前に一度だけ司が
「こうすると皆の様子が
変わるんだよね〜」
と言ってた事がある。
司にはそれが面白いらしいけど、僕にはなんの事か
解らないし、解らなくていいんだって・・・
「男子校だし、僕は自覚
してるけど望は無自覚
だもんね。そこが余計に
可愛いんだけど・・・」
:08/11/11 14:24 :SH700i :UsXJcx1w
#13 [コロ]
司は自覚してるけど
僕は無自覚???
さっぱり解らなかった。
その日、司の機嫌が治ったのは放課後だった
授業中は離れてくれたけど休み時間はずっと離れなくて参ったなぁ・・・
でもケチーと文句を言いながら僕に引っ付いてくる
親友が面白くて僕はいつも笑っていた。
:08/11/11 14:30 :SH700i :UsXJcx1w
#14 [コロ]
こんな毎日がいつも・・・
いつまでも続けばいい
そんな風に思ってた。
高校の2年生で、学校にもなれて受験も無くて
毎日が楽しかった。
これからも続くんだって
ずっと・・・
ずっと・・・―――。
:08/11/11 14:35 :SH700i :UsXJcx1w
#15 [コロ]
●切ります●
はじめまして、お久しぶりです。コロです(^^)
前作「大好きな春へ・・・」
から月日はたち、
春日シリーズとして今作
「春の希望と・・・」
がスタートしました☆
春へ・・・に引き続き、今回もシリアスな感じになると思いますが、最後まで頑張りますので(-.-;)
よろしくお願いします。
:08/11/11 14:57 :SH700i :UsXJcx1w
#16 [コロ]
:08/11/11 15:02 :SH700i :UsXJcx1w
#17 [コロ]
僕の通う私立宮下学園は
中高一環の男子校で
寮もある。
中学の間は自宅通学と
寮通学どちらでもいいため僕は自宅から学園に通ってたけど、高校からは完全な全寮制になる。
嫌だったけど、なにかと
お金を掛けている学園の
寮は学園の敷地内にあり
立派な建物だ・・・
:08/11/11 15:58 :SH700i :UsXJcx1w
#18 [コロ]
これなら中等部の頃から
寮に入ってても良かった
とすら思った。
1・2年は3人部屋
3年は1人部屋になる
なんでも男子校だから
2人部屋にはさせない。
らしい・・・?
意味がわからない・・・
:08/11/11 16:05 :SH700i :UsXJcx1w
#19 [コロ]
運が良いのが、1年の時
司と同じ部屋になり
もう一人もなかなかイイ
奴で、楽しかった。
2年で二人とは別の部屋になったけど、今のルームメイトもかなり気に入ってる
馬鹿っぽいけど頭の良い
小林 光輝(コバヤシ コウキ)
チャライけど和みキャラの
藤田 直也(フジタ ナオヤ)
:08/11/11 16:21 :SH700i :UsXJcx1w
#20 [コロ]
その日の夕方、僕は
ルームメイトの2人と
こっそり持ち込んだお酒を飲みながら談話していた
直「お前すぐ赤くなるな
飲んだのバレバレ・・・」
光「ほんとだ(笑)
部屋から出るなよ」
僕をみて二人は口々に
そう言った。
:08/11/11 16:30 :SH700i :UsXJcx1w
#21 [コロ]
寮管は決まった時間以外
生徒の部屋の方に来ないし皆も、もちつもたれつ
だから告げ口する奴は居ないけど、念のため・・・
僕はわかってるよと
一言だけ二人に言った。
ルームメイトが
この二人になってから
ちょっとだけど僕は悪い事ってのを体験したりする
:08/11/11 16:39 :SH700i :UsXJcx1w
#22 [コロ]
僕と光輝は吸わないけど
直也は煙草を吸うし
大体お酒を持ち込むのは
光輝だ。
同じ部屋の僕まで
悪い事をしてる気分になるけど、そのドキドキ感が
結構楽しい。
お酒も少しだけど
飲むようになったしね
:08/11/11 16:42 :SH700i :UsXJcx1w
#23 [コロ]
まだ2年の夏休み前から
こんな事してちゃ
3年になる頃はどうなってんだろ・・・
酒飲みになってたら
嫌だなぁ・・・
そんな事を考えてると
光輝が話し掛けてきた。
光「なぁ、望は期末
どうすんの?」
望「?・・・・」
:08/11/11 16:49 :SH700i :UsXJcx1w
#24 [コロ]
光「俺またお前に勉強
教えんのヤダぜ・・・」
光輝のケチー・・・
いつもテスト前に
縋り付く僕を見越して
釘を刺してきた。
僕の頭は光輝のお蔭で
平均・・・より、やや高めを
保っている。
:08/11/11 16:53 :SH700i :UsXJcx1w
#25 [コロ]
直「俺もー。また望に
教えんの嫌ぁー(笑」
直也まで・・・
チャライくせに僕より
頭いい所が嫌い。
望「ふんっ、そう言うと
思って今回はちゃんと
予習しっかりしてるん
だからね!」
僕はちょっと自慢げに
言ってのけた
:08/11/11 16:57 :SH700i :UsXJcx1w
#26 [コロ]
すると光輝は偉い偉いと
僕の頭をポンポンして
まるで子供扱いだ。
でも中等部の頃から
子供扱いキャラな僕は
光輝や直也の頭ポンポン
には馴れっこだ。
司までもたまに僕を
子供扱いするんだもん
:08/11/11 17:06 :SH700i :UsXJcx1w
#27 [コロ]
それから飲みはじめて
2時間ほどたって
僕がヘロヘロになってくると、いつも自然に
お開きになる。
明日は土曜で学校が
休みだから良かった・・・
直「よっしゃ、望ベッド
に運ぶか・・・」
光「そぅだな。俺も
そろそろ眠いし」
:08/11/11 17:10 :SH700i :UsXJcx1w
#28 [コロ]
望「もぉ・・・ぉわり・・?」
直「終わりだよー」
二人が僕をベッドに
運ぶ時、いつも言われる
言葉がある・・・
「ほんと同室者が俺達で
良かったね」
またしても意味不明。
:08/11/11 17:15 :SH700i :UsXJcx1w
#29 [コロ]
望はこの男子校の生徒が
同性愛に走る者が居るのを知ってはいた。
実際入学してから手紙や
告白をされた事はあるし
絡まれて危ない目に合いそうになった事もあるけど
運良く誰かに助けてもらったりして酷い目に合いはしなかった。
:08/11/11 17:23 :SH700i :UsXJcx1w
#30 [コロ]
男だし、司みたいに美人じゃないから自分に寄ってくる奴の気持ちが解らない。
でも思春期の男子生徒
にとって望は刺激的な
容姿をしていた。
:08/11/11 17:30 :SH700i :UsXJcx1w
#31 [コロ]
小さくて華奢な体に
くりくりした瞳。
白い滑らかな肌と
サラサラなのにふわふわ
した髪・・・
ふっくらした赤い唇
中等部の時は女の子みたいだった見た目は
高等部では少年っぽさも
入り交じり、たまらなく
愛くるしくなった。
:08/11/11 17:38 :SH700i :UsXJcx1w
#32 [コロ]
直「ほんと可愛いわ
こいつ・・・笑」
光「すやすや寝ちゃって」
直也と光輝、二人とも
3人部屋で良かったと
多々思っていた・・・
望と2人部屋だと
自分を押さえる自信が
無くなる気がする。
:08/11/11 17:47 :SH700i :UsXJcx1w
#33 [コロ]
性にあまり知識のない
望が危ない奴と同じ部屋
だったら、きっと今ごろ
酷い目にあってただろう。
男同士のエグい行為を
無理矢理受けて
毎日泣く日々を送っていたかもしれない。
:08/11/11 17:53 :SH700i :UsXJcx1w
#34 [コロ]
そう思うと自分達と
同室で本当に良かったと
二人は思った。
直也と光輝は学校の
不良と言われるグループでいつも仲間とつるんでいた
そんな自分達と望を同室にした教師に始めは驚いたけど、今思うと良い選択だったかもしれない。
:08/11/11 18:02 :SH700i :UsXJcx1w
#35 [コロ]
自分達のグループは
校則も破るし、見た目も
悪いけど、根はイイ奴ら
ばかりだ。
それがあってか、教師にはわりと好かれている。
中には嫌悪する頭の固い
教師もいるが・・・
本当にヤバイ事の区別が
出来る。
そう思って望とこの二人を同じ部屋にしたんだろう。
:08/11/11 18:07 :SH700i :UsXJcx1w
#36 [コロ]
変に真面目で女に相手に
されない奴と同室にしたら逆に危ない恐れもある。
その点、自分達は
暇があれば街に行って
ナンパして女と遊んだり
学園内でも目立つし
モテる容姿の奴らばっか
だから性処理には困って
いない・・・。
:08/11/11 18:13 :SH700i :UsXJcx1w
#37 [コロ]
光「センセって以外に
考えてんだなぁ」
直「自分の学校でヤバイ
事起きないためだろ」
光「まぁな。よし・・・
もっかい飲もうぜ」
望が潰れてお開きになる
飲み会は、望がベッドに
入った後、再び再開するのはいつもの事だった。
:08/11/11 18:20 :SH700i :UsXJcx1w
#38 [コロ]
●切ります●
今日の更新はここまでに
したいと思いますm(__)m
また読みに来て下さい☆
:08/11/11 18:35 :SH700i :UsXJcx1w
#39 [コロ]
――翌日―・・・
僕はぼんやりする頭を
何度か枕にコロコロさせてから目を開けた。
朝日と言うか時計の針は
10時過ぎを指していた。
重い体を起こし、また
布団の中にもぐる・・・
それを何度も繰り返す。
:08/11/12 04:46 :SH700i :zJpHm96Q
#40 [コロ]
そうしてる内にルームメイトのどちらかが
僕の脇あたりに手を入れて後ろからヨイショと
起こしてくれる・・・。
まるで猫だ。
光「ぉーぃ・・・?
望くん起きろよ」
望「うる・・・さぁ・・ぃ
ハゲぇ・・・zzz」
:08/11/12 04:55 :SH700i :zJpHm96Q
#41 [コロ]
光「は・・・・?怒」
直「ぶッ!・・・笑」
前に僕は寝起きの一言が
キツイと司が言ってた。
普段も割とズバっと
物を言う方なんだけど
睡眠妨害やまだ眠い時は
意味不明な文句を
言うらしい・・・
:08/11/12 05:02 :SH700i :zJpHm96Q
#42 [コロ]
僕は覚えてないけどね。
司に「黙れ、ジャガ芋」
って言った時は
そりゃあ超過激にビンタ
されたもんだ・・・
ジャガ芋って?なに?
って感じ・・・
言われたらキレるよね。
普通・・・。
:08/11/12 05:10 :SH700i :zJpHm96Q
#43 [コロ]
それから数分たって
僕はなんとかボンヤリする頭を働かせはじめた。
光輝に謝りながら
布団の中でもぞもぞして
直也に笑われたけど・・・
そんな事をしてると
部屋のドアを誰かが
ノックした。
:08/11/12 05:35 :SH700i :zJpHm96Q
#44 [コロ]
一番ドアの近くにいた
直也が立ち上がり
はいはいと言いながら
入口の方に向かった。
僕もそろそろ起きないと
光輝に怒られそうだから
腕を踏ん張って、体を
持ち上げた。
直也と光輝だったら
光輝のがキレやすいから
あんまりダラダラ
してられない・・・。
:08/11/12 16:43 :SH700i :zJpHm96Q
#45 [コロ]
僕がやっとの思いで
布団から体を出した時
入口から直也が戻ってきた
直「勇気が来たよ〜ん」
光「おーす、勇気」
その日は、窓から太陽の光が眩しすぎる日だった。
:08/11/12 16:54 :SH700i :zJpHm96Q
#46 [コロ]
部屋に来た人物は
直也と光輝のグループの
中心的人物で、僕の
隣のクラスの同級生・・・
一応不良グループのトップだし、同じクラスになった事ないし、今まで話しなんてした事ほとんど無い。
だから今日の出会いで
この先、僕の人生に
大きくかかわるなんて
思いもしなかった。
:08/11/12 17:01 :SH700i :zJpHm96Q
#47 [コロ]
彼の名前は
中西 勇気(ナカニシ ユウキ)
僕とは正反対で
背が高くて大人っぽくて
僕に無い物をたくさん
持った奴だった・・・。
:08/11/12 17:10 :SH700i :zJpHm96Q
#48 [コロ]
:08/11/12 17:15 :SH700i :zJpHm96Q
#49 [コロ]
勇「よぉ、なんだよ光輝
風呂上がり?」
光「そー、バスケ部の
朝練で汗かいたから」
勇「は?笑
部活入ってねぇじゃん」
光「まぁまぁ・・・笑」
:08/11/13 07:22 :SH700i :zr0O5u2I
#50 [コロ]
なんとも和やか(?)な
寮の光景だけど
僕の心臓はドキドキ
鳴っていた・・・
だって中西くんだよ?!
僕みたいな一般生徒が
絡めるレベルの人物じゃ
無いからねッ!
はっきり言って怖い。
:08/11/13 07:28 :SH700i :zr0O5u2I
#51 [コロ]
見上げる程高い身長は
彼の学園での人気の高さをものがたっているし
きっとあの顔は
老若男女、誰もが認める
ほど整った美形だろう。
迫力がありすぎる・・・;
:08/11/13 07:38 :SH700i :zr0O5u2I
#52 [コロ]
直也と光輝だって
同じ部屋になった時
始めは怖くてどうしようかと思ったのに・・・
中西くんは流石に僕じゃ
無理です(何が?笑)
すると、あたふたしてる
僕を見つけたらしい
中西くんが声をかけてきた
:08/11/13 07:45 :SH700i :zr0O5u2I
#53 [コロ]
勇「あー、お邪魔します」
僕は布団の中でビクリと
小さく跳びはね
そろっと顔を入口の
方へと向けた。
望「あ、は、はぃ・・・」
直「あははい?笑
望まだ寝ぼけてんの?」
:08/11/13 07:50 :SH700i :zr0O5u2I
#54 [コロ]
直也のツッコミが
ムカツクけどスルーだ。
このさい寝ぼけてる事に
した方がいい・・・
「はい」って言うだけで
噛んだなんてばれたら
バカみたいだ。
:08/11/13 07:53 :SH700i :zr0O5u2I
#55 [コロ]
光輝も僕の隣で笑って
おまけに頭ポンポンまで
してきたけど、無視。
いいんだ、きっと
このキャラが僕には
1番あってんだよ・・・
半ば心の中でヤケになってると、急に眩しい太陽の
光りをさえぎる陰が出来た
:08/11/13 08:01 :SH700i :zr0O5u2I
#56 [コロ]
何だろうと伏せていた
目を上にあげると
そこには以外に近い距離で中西くんが僕の顔を
覗きこんでいた・・・
望「ビクン・・・!?」
勇「・・・・お前らコイツと
同室だったの?」
・・・・・・・・・・・・・へ?
:08/11/13 08:09 :SH700i :zr0O5u2I
#57 [コロ]
コイツって・・・僕ですか?
何か気に障る感じなら
すいません・・・;
勇「なんかコイツさぁ
ビクビクしてんだけど」
あ、うん。やっぱ
コイツって僕の事みたい。
:08/11/13 08:18 :SH700i :zr0O5u2I
#58 [コロ]
直也と光輝が
前に言ったじゃん
とか言ってるけど
きっと二人は
言ったんだろうけど
彼・・・・多分
僕の名前知らないんじゃ
ないかな・・・・?
:08/11/13 08:24 :SH700i :zr0O5u2I
#59 [コロ]
その後も終始ビクビクで
僕は一応、中西くんに
北本 望ですと伝えたら
「うぃー。中西 勇気
よろしくー。」
と、まぁ軽く飛んで行きそうな挨拶をされた。
:08/11/13 08:32 :SH700i :zr0O5u2I
#60 [コロ]
なんか拍子抜け・・・
構えなくて良いくらい
僕の存在がどうでもイイ
感じがする。
ベッドの上でポヘっと
してると3人は
いつの間にか最近の
話題の話しで盛り上がり
始めた・・・。
:08/11/13 08:39 :SH700i :zr0O5u2I
#61 [コロ]
僕も、まぁいいか?
なんて思いながら
とりあえず服でも着替えて落ち着く事にした。
タンクトップ上に薄手の
パーカを羽織って
下は膝丈のデニムにした。
寮の部屋着なんて
大体こんなもんでしょ。
むしろジャージじゃない
だけマシな方だ。
:08/11/13 08:51 :SH700i :zr0O5u2I
#62 [コロ]
勇「・・・お前らさぁ
よく手ぇ出してねぇな」
直「偉いっしょー」
勇「絶対ぇ本人自覚とか
して無いだろ・・・」
光「うん、全く無い。
一応バカだから(笑)」
:08/11/13 09:03 :SH700i :zr0O5u2I
#63 [コロ]
バカだからこんな話しを
されてるのにも気付かず
休日の日課になってる
「窓の近くの床に座って
漫画の本を読む」
をし始めた。
どうせ誰かと遊ぶとしても大体、昼食とった
後からだしね。
でも今日は一応予定無し。
:08/11/13 09:14 :SH700i :zr0O5u2I
#64 [コロ]
勇「友達とか・・・
いません的な?;」
直「いや、いるよ(笑)」
光「俺の推測では休日の
午前中は、あそこで
小さい体に元気を
取り入れるために
光合成をしてんだよ」
:08/11/13 09:20 :SH700i :zr0O5u2I
#65 [コロ]
ダンッッ!!!
急にテーブルがひっくり返るような音が鳴り
僕は驚いてその場に
達ち上がった。
慌てて音の方を見ると
中西くんが床に伏せて
肩をピクピクさせながら
大爆笑をし始めた。
:08/11/13 09:27 :SH700i :zr0O5u2I
#66 [コロ]
何か言いながら
爆笑してる中西くんを
しばらく唖然と見てると
「光合成」
「小さい体に元気を」
と言ってる様だった。
僕は自分の顔が真っ赤に
なるのを感じながら
キッ!と光輝を睨んだ。
:08/11/13 09:36 :SH700i :zr0O5u2I
#67 [コロ]
睨まれた光輝は
「え?違うの〜?笑
ごめんごめん」
なんて言ってるけど
もぅ許さない!
僕は持ってた本を置いて
ベッドへ行き
掛け布団を光輝の頭に
被せてタックルした。
:08/11/13 09:41 :SH700i :zr0O5u2I
#68 [コロ]
すると様子を見ながら
笑ってた中西くんが
光合成したから元気だ
と言って、また
爆笑し始めたもんだから
僕の怒りはいよいよ
ピークになった。
望「光輝のバカッ!
てめぇふざけた事
言ってんじゃねぇぞ」
:08/11/13 09:47 :SH700i :zr0O5u2I
#69 [コロ]
少しの間、布団の上から
押さえ付けてると
光輝は突然動かなくなった
僕が一瞬「え?」と
気をゆるめたら・・・
光「甘ぇんだよッ!笑」
と布団をひっくり返して
逆に僕が埋もれる
形になった・・・
:08/11/13 09:52 :SH700i :zr0O5u2I
#70 [コロ]
望「んぁッ!・・・・
むぅぅぅ゙ッ」
光「ばーか!笑」
普段スポーツして
イイ体の光輝に力では
全然かなわなくて
僕は手と足の先の方を
パタパタするしか
抵抗が出来なかった。
:08/11/13 09:59 :SH700i :zr0O5u2I
#71 [コロ]
しばらくそうしてると
傍観してた直也が
「そろそろかわいそう」
と言って、光輝は
やっと僕の顔だけを
布団から出してくれた。
光「久しぶり(笑)」
望「・・・・・ッ・・」
悔しいっ
:08/11/13 10:04 :SH700i :zr0O5u2I
#72 [コロ]
僕がフンッと顔を横に
向けると中西くんと
目が合ってしまった。
勇「・・・光輝そろそろ
離してやれよ(笑)
泣きそうだぞ。」
また僕はムッとして
中西くんに抗議をしようとしたら、なにやら
光輝の様子がおかしい・・・
:08/11/13 10:11 :SH700i :zr0O5u2I
#73 [コロ]
光「あ〜・・・ぅん・・・
今ぁ、ちょっと無理」
勇「は?」
光「ヤベッ・・・; 勃った」
直「・・・アホだろ、お前」
望「???」
:08/11/13 10:16 :SH700i :zr0O5u2I
#74 [コロ]
―――数分後―・・
光輝はトイレから
スッキリした顔で
戻ってきた。
参った参ったとか
言いつつかなりご機嫌。
そんなにトイレで
スッキリしたのか・・・
幸せな奴だな。
:08/11/13 10:22 :SH700i :zr0O5u2I
#75 [コロ]
その日、昼過ぎまで
中西くんは僕達の部屋
に居て、何故か僕も
仲間に加わって4人で
ずっと喋ったりふざけ合ったりしていた。
中西くんは僕を望と
呼んでくれたから名前を
覚えてくれたらしい。
だから僕も中西くんを
勇気と呼ぶ事にした。
:08/11/13 10:29 :SH700i :zr0O5u2I
#76 [コロ]
人は見かけじゃ無い。
勇気は喋り方はクール
だけど、親しみやすくて
冗談も通じる・・・
うん!良い友達になれそう
:08/11/13 10:41 :SH700i :zr0O5u2I
#77 [コロ]
●切ります●
:08/11/13 10:44 :SH700i :zr0O5u2I
#78 [コロ]
:08/11/13 11:05 :SH700i :zr0O5u2I
#79 [コロ]
―――・・・
夏休みが、あと3週間後
と迫っていた。
宮下学園の生徒は
寮の住み心地の良さから
あまり里帰りをする人は
いない。
しても1週間や2週間で
戻って来て、のんびり
してるケースが多い・・・
:08/11/13 15:51 :SH700i :zr0O5u2I
#80 [コロ]
そのため里帰りの準備を
する者は少なく
寮内は穏やかな感じだ。
あの日以来、勇気と
よく休み時間や放課後を
一緒にすごす事が
多くなった。
:08/11/13 15:54 :SH700i :zr0O5u2I
#81 [コロ]
夏休み前で、生徒会に
所属する司はその仕事が
忙しくて、最近はあまり
かまってくれない。
だから僕は直也とよく一緒に勇気と光輝のクラスに
行ったりしていた。
司がこの前
「僕だけ仲間外れだ!」
と、ぐずってたけど・・・
:08/11/13 15:58 :SH700i :zr0O5u2I
#82 [コロ]
まぁ、生徒会の仕事を
サボらせるほど僕には
権力無いんで・・・笑
ゴメンよ司。
:08/11/13 16:02 :SH700i :zr0O5u2I
#83 [コロ]
キーンコーンカーンコーン・・・
―学園の屋上―
望「勇気さん・・・」
勇(目だけで返事)
望「僕、初めて授業
ザボってますが・・・」
勇「プッ・・・・笑」
:08/11/13 16:07 :SH700i :zr0O5u2I
#84 [コロ]
あ、今バカにしたな?
今日はイイ天気。
僕は昼休みを司と過ごした後、光輝の教科書を
間違えて持って来ていた
事を思いだし、授業まで
時間はなかったけど
隣のクラスまで行った。
:08/11/13 16:10 :SH700i :zr0O5u2I
#85 [コロ]
教科書を光輝に渡して
自分のクラスに戻ろうと
した時、勇気に
サボるから付き合え
とズルズル屋上まで
連れてこられたのだ。
何でも、自分のクラスが
数学から体育に授業が
変更したため、食べた後の運動が嫌でサボるらしい。
:08/11/13 16:14 :SH700i :zr0O5u2I
#86 [コロ]
まぁ気持ちはわかるけど
僕まで巻き込むなよ・・・
さしずめ、タイミング良く
現れた手軽な話し相手
って所だろう。
望「・・・でも、雑誌ばっか
読んでさぁ・・・」(ボソ)
勇「クス・・・なぁ望。」
:08/11/13 16:18 :SH700i :zr0O5u2I
#87 [コロ]
望「ぇ・・・・何?」
勇「コレ見ろよ」
勇気が見せてきた雑誌の
ページには、女の人の
裸の写真が載っていた。
あんまりそぅ言うのを
見た事ない僕は
当然あたふたとしてしまう
:08/11/13 16:21 :SH700i :zr0O5u2I
#88 [コロ]
そんな僕を見て勇気は
笑った。
勇「お前ホントこの手の
ネタ駄目だな(笑)」
望「ッ・・・///」
勇「絶対ぇ男同士の
ヤリ方知らねぇだろ」
:08/11/13 16:25 :SH700i :zr0O5u2I
#89 [コロ]
ぇ・・・?男同士?
同性愛は知ってるし
現にちょっと危ない目に
あった事もある。
でも、ヤリ方って・・・
何のヤリ方?
僕はそれを聞いたら
きっと馬鹿にされると
思い強がって「知ってる」
と言ってしまった。
:08/11/13 16:29 :SH700i :zr0O5u2I
#90 [コロ]
すると勇気は綺麗な顔を
ニヤリと笑わせて
右手を僕の前へ伸ばしてくると、トンッ・・・と
そのまま僕を後ろへ
押し倒した。
わけがわからず
キョトンとしていると
勇気がそのまま
覆いかぶさって来た・・・
:08/11/13 16:34 :SH700i :zr0O5u2I
#91 [コロ]
勇「ホントに知ってる?」
クスリと笑いながら
僕を見下ろしてきて
・・・初めて、勇気に
ドキリ と変な感情を
抱いた。
少し、怖いとも・・・。
:08/11/13 16:37 :SH700i :zr0O5u2I
#92 [コロ]
勇「ヤルってわかる?
セックスの事
言ってんだけど・・・」
望「ぇ・・・・///」
セックスって男同士でも
出来るの・・・?
だって、何処に入れるの?
:08/11/13 16:40 :SH700i :zr0O5u2I
#93 [コロ]
セックスという単語と
どうやって?と言う
疑問で僕は頭が
プチパニックになっていた
すると勇気が僕の
足の間に体を割り込ませ
顔を近づけて、こう言った・・・。
:08/11/13 16:44 :SH700i :zr0O5u2I
#94 [コロ]
勇「例えばお前が女役
だとすると、俺の
チンコをこぅやって
お前のケツの穴に
入れるんだよ・・・」
グイッ ――・・・
望「ヒッ・・・・///」
勇「そんで出したり
入れたりすれば完ぺき
・・・・・・だろ?笑」
:08/11/13 16:49 :SH700i :zr0O5u2I
#95 [コロ]
僕は顔を真っ赤にして
勇気のアソコがまだ
自分のお尻に密着してる
事も忘れて硬直した。
だって、そんな所
使うなんて思わなかった
んだもん・・・
:08/11/13 16:53 :SH700i :zr0O5u2I
#96 [コロ]
あまりにも驚いている
僕を見て面白かったのか
また勇気は笑いだした。
その笑った振動が
下半身を通して僕の体も
揺らし、それを見た
勇気はとんでもない事を
言って来た・・・
:08/11/13 16:57 :SH700i :zr0O5u2I
#97 [コロ]
勇「望とセックスしてる
みてぇ・・・・・・笑」
僕はそれを聞いて
さらに顔を赤くした・・・
:08/11/13 16:59 :SH700i :zr0O5u2I
#98 [コロ]
だけど、キモイとか
ふざけんなとか
そんな感情は湧かなくて
ただ恥ずかしかった。
勇気に組しだかれて
心臓がはち切れそうな程
ドキドキ鳴ってた・・・。
:08/11/13 17:16 :SH700i :zr0O5u2I
#99 [コロ]
●切ります●
:08/11/13 17:17 :SH700i :zr0O5u2I
#100 [コロ]
:08/11/13 17:33 :SH700i :zr0O5u2I
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