春の希望と・・・【BL】
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#601 [コロ]
 
って・・・

ちょっと待てよ?

望「磯矢さん、テストの
 1日目に僕が熱出した
 事知ってますよね;」

磯「・・・お前の性格って
 熱出ても補習が嫌で
 テスト受けそうじゃん」
 

⏰:09/02/19 02:43 📱:SH700i 🆔:iyxqE7L2


#602 [コロ]
 
ぁ、なんか失礼。

この人失礼です−。


望「自分が休めって
 言ったくせに・・・」

磯「そーだっけ」

はぃ・・・自分の言葉に
もっと責任持って下さい。

⏰:09/02/19 02:49 📱:SH700i 🆔:iyxqE7L2


#603 [コロ]
●きります●

更新が毎度遅くて
ごめんなさいm(__)m

それでもコツコツ進めて行きたいと思います☆

感想板
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2722/

⏰:09/02/19 02:52 📱:SH700i 🆔:iyxqE7L2


#604 [コロ]
 
磯「それなのに、休んだ
 って事は・・・体調じゃ
 なくて悩みかなって」

今日の磯矢さん
優しくて怖いかも。

望「・・・――― ニコ」

磯「?」

望「今は大丈夫だから
 ありがとうございます」

⏰:09/02/27 05:58 📱:SH700i 🆔:gGI85ITs


#605 [コロ]
 
 
この時、磯矢さんに
全てを話しておけば・・・


自分が壊れて行く姿を
見ずにすんだのに。
 
 
 
 
 

⏰:09/02/27 06:01 📱:SH700i 🆔:gGI85ITs


#606 [コロ]
 
 
その後、少しして
勇気がルームメイトと
一緒に帰って来たのと
磯矢さんが用事を
思い出して、備品室へ
向かったのは同時だった


僕はそのまま勇気の部屋について行くことにした。
 

⏰:09/02/28 06:29 📱:SH700i 🆔:WtNMLk7Y


#607 [コロ]
 
 
――勇気の部屋――

勇気のルームメイトは
今居る亀井君が陸上部
もぅ一人はバスケ部だ。

はっきり言って
両方苦手・・・;
勇気はイイ奴らだって言うけど、僕のことバカにした態度取るんだよね。。。
 

⏰:09/03/01 04:53 📱:SH700i 🆔:kfknOJrw


#608 [コロ]
 
勇「望、チョコ食う?
 光輝の忘れ物」

望「ん〜、いらない」

勇「お前もう少し太れ。
 最近痩せたろ」

石田の件であまり食欲が
出なかった僕は、少し
体重が減ってしまった。
 

⏰:09/03/02 04:30 📱:SH700i 🆔:tEKfeyiA


#609 [コロ]
 
それを勇気に指摘され
一瞬背筋がヒヤリと
冷たくなる。

亀「マジ小せーよな
 北本って。
 童顔だから余計に」

そんな時、亀井君の
いつもの陰険な一言。

僕の悪い所を容赦無く
突いてくる。

⏰:09/03/02 04:39 📱:SH700i 🆔:tEKfeyiA


#610 [コロ]
 
望「・・・そーだね」

ここで反論すると
めんどくさいから、反論しません。

亀「ガキだもんな。」

望「まだ16歳だしね」

亀「なぁなぁ体もガキ
 なわけ?笑」
 

⏰:09/03/05 12:50 📱:SH700i 🆔:W08q/S/U


#611 [コロ]
 
こいつマジしつこい。

亀「・・・・・。」

 グイッ ――

反論しない僕が気に喰わなかったのか、いきなり腕を引っ張られた。

望「ぅわッ;」
 

⏰:09/03/05 12:55 📱:SH700i 🆔:W08q/S/U


#612 [コロ]
 
亀「触らせろよ。笑」

勇「カメちゃん、やめろ」

勇気の声を無視して
亀井は望の腰や胸の辺りを触った。

その瞬間、望の体が
ビクリと揺れる。
 

⏰:09/03/05 13:02 📱:SH700i 🆔:W08q/S/U


#613 [コロ]
 
 
湿った空気、暗い部屋と
軋むベッド・・・

あの恐ろしい夜が
脳裏に浮かぶ。

望「ふ・・ぇ・・・ッ」

望が泣きそうに顔を
くしゃりと歪ませて、勇気が亀井から奪うように
望を引き戻した。

⏰:09/03/05 13:08 📱:SH700i 🆔:W08q/S/U


#614 [コロ]
 
石田の皮肉な笑い声が頭にガンガン響いているような錯覚を望は感じている。

男の人に触られるのが
怖い。


それでも今、勇気の腕の中だけは安心できる。
勇気だけは自分を酷い扱いにしたりしない・・・。
 

⏰:09/03/05 13:17 📱:SH700i 🆔:W08q/S/U


#615 [コロ]
 
勇「望、大丈夫だから
 泣くなよ?」

望「ッ・・・――泣かなぃ」

勇「・・・カメちゃん」

亀「なんだよ。ちょっと
 触っただけじゃん!」

亀井の反省してない
様子に、勇気は溜め息を
吐くのだった。

⏰:09/03/05 13:27 📱:SH700i 🆔:W08q/S/U


#616 [コロ]
 
●きります●

感想やご指摘などありましたら感想板にお願いしますo(^-^)o☆

感想板
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2722/

⏰:09/03/05 13:31 📱:SH700i 🆔:W08q/S/U


#617 [コロ]
 
 
―――・・・

ここは・・・ぁ、そーだ

勇気の部屋だった・・・


勇「望?・・・へーき?;」

望「ン・・・へ?」
 

⏰:09/03/09 02:48 📱:SH700i 🆔:I0thNFeE


#618 [コロ]
 
ほんの1時間前。

勇気が部屋の冷蔵庫から
お酒の缶を取り出し
すすめられるまま飲んだ
アルコール5%の酎ハイ。

梅酒ソーダ。

甘く、ほんのり酸っぱい
まろやかな喉越しは、若者からお年寄りまで幅広い層で人気を誇っている・・・。

⏰:09/03/09 02:57 📱:SH700i 🆔:I0thNFeE


#619 [コロ]
 
そんな美味しい飲み物
僕に与えないで下さい。

望「ぁたぇなぃでぇ・・・」

勇「は?」

亀「コイツたった2本
 の梅酒で酔うの!?」

勇「そう、たった2本
 で酔うから経済的だろ」
 

⏰:09/03/09 03:05 📱:SH700i 🆔:I0thNFeE


#620 [コロ]
 
亀「考えてみれば・・・
 俺ら+北本の3人
 だったら、この部屋
 あんがい広く感じる」

勇「そりゃ、テツが
 居るより望のが場所
 取らないだろ」

望「む・・・カメちゃんも
 ちっちゃいじゃん」
 

⏰:09/03/09 03:24 📱:SH700i 🆔:I0thNFeE


#621 [コロ]
 
亀「ピクッ(怒)」

望「みッ;・・・ごめんね」

亀「み、じゃねーよ」

 ぐいッ グリグリ

亀「俺はテメェと違って
 168cmなんだよ!
 一緒にすんなっつの」
 

⏰:09/03/09 03:30 📱:SH700i 🆔:I0thNFeE


#622 [コロ]
 
望「やぁぁ痛いッ!
 ごめんなさぁい(泣)」

亀「それにお前はすでに
 成長止まってんだろ!
 俺はまだ止まってねぇ
 んだ!わかったか!?」

望「ふぇッ・・・ぅん。」

勇「ぁははっ;」
 

⏰:09/03/09 03:35 📱:SH700i 🆔:I0thNFeE


#623 [コロ]
 
拝啓、お母さん

カメちゃんは案外
話しやすい人でした。

追伸

意地悪だけど・・・。


亀「なんか言ったか?怒」
 

⏰:09/03/09 03:39 📱:SH700i 🆔:I0thNFeE


#624 [コロ]
 
望「ゆぅきぃ;
 カメちゃん怖いょ」
 
勇「じゃあ望、ベッドで
 俺とセックスする?笑」

望「・・・ぇ?・・」

勇「ん?」

望「ゃ・・・やだッ」
 

⏰:09/03/09 03:46 📱:SH700i 🆔:I0thNFeE


#625 [コロ]
 
勇気は僕を傷つけないってわかってるのに・・・

泣きそうな顔を
してしまった。

勇「・・・ごめん、本気に
 すんなよ?」

望「・・・うん・・・ふぇッ」

亀「泣ぁかした〜」
 

⏰:09/03/09 03:54 📱:SH700i 🆔:I0thNFeE


#626 [コロ]
 
勇「カメ、うるさい。怒」

亀「・・・はぃ;」

前ならこんな風に言われても冗談だってわかったし、ふざけて乗ったり出来たのにな・・・

もう、冗談じゃ
なくなったんだ。

僕の体は、石田に・・・
 

⏰:09/03/09 03:59 📱:SH700i 🆔:I0thNFeE


#627 [コロ]
 
勇「望?・・・ごめんな。
 大丈夫?」

望「ッ――・・・ゆーきぃ」

勇「?」

望「ごめんなさぃ」

なんだか謝りたい。
僕の存在がもぅ嫌だ。
 

⏰:09/03/09 04:05 📱:SH700i 🆔:I0thNFeE


#628 [コロ]
 
勇「なぁ?俺何もしない
 からさ、ベッドで
 ちょっと寝よっか?
 望いつもより酔ったろ」

望「コクン。勇気も一緒?」

勇「うん。ニコッ」

その頃、亀井。

亀「ぁ〜やだやだ。」

⏰:09/03/09 04:10 📱:SH700i 🆔:I0thNFeE


#629 [コロ]
 
 
 
―――・・・

望の元気がない

何かがいつもと違う

・・・なんだろ?

何か見落としてるような
 
 

⏰:09/03/10 20:50 📱:SH700i 🆔:s2zplU8I


#630 [コロ]
 
 
―――・・・

亀「ぁ、テツお帰りぃ」

もう一人の部屋の主
柳 哲也(ヤナギテツヤ)が帰って来た時、望は夢の中に
勇気は望の隣で携帯を
いじっていた。
 
 

⏰:09/03/10 21:22 📱:SH700i 🆔:s2zplU8I


#631 [コロ]
 
テ「何それ。」

テツが指さして言った
先には、もちろん望の
姿があった。

亀「のぞむ〜(笑)」

テ「・・・そぅ」

勇「望、そろそろ起きろ
 1時間はたったぞ」
 

⏰:09/03/10 21:32 📱:SH700i 🆔:s2zplU8I


#632 [コロ]
 
勇気が望の体を揺すって
声をかけるが、望は
なかなか起きようとは
しない・・・。

勇「・・・;」

亀「朝までそこで
 寝かしちゃえば?
 明日学校休みじゃん」

勇「うーん・・・」
 

⏰:09/03/10 21:40 📱:SH700i 🆔:s2zplU8I


#633 [コロ]
 
勇気がどうしようか
悩んでいると、望が
固く閉ざしていた瞼を
うっすらと開けた。

つまり・・・

勇「ぁ、起きた。」

望「――・・・?」

勇「おはよ、望」
 

⏰:09/03/10 21:52 📱:SH700i 🆔:s2zplU8I


#634 [コロ]
 
望「・・・ぁ・・・」

勇「あ?」

望「・・・あ?」

だめだ。この子、完全に
寝ぼけてる。(by全員)

―5分後―
 

⏰:09/03/10 22:07 📱:SH700i 🆔:s2zplU8I


#635 [コロ]
 
直「ウチの娘がお世話を
 かけました。」ペコリ

光「これ、つまらない物
 ですが・・・チョコ」

直也と光輝が望を
回収に来ました。

この時の2人を
専門用語で、直也ママ&
光輝パパと言います。
 

⏰:09/03/10 22:18 📱:SH700i 🆔:s2zplU8I


#636 [コロ]
 
テ「はぃ、さっさと
 持って帰ってね。」

亀「え〜、ウチの部屋で
 飼おうょ〜」

勇「望はペットじゃ
 ありません;」

亀「コレ可愛いじゃんっ
 飼いたいぃ〜!」
 

⏰:09/03/10 22:25 📱:SH700i 🆔:s2zplU8I


#637 [コロ]
 
勇「なんでお気に入りに
 なってんだよ;」

テ「はい、ママとパパ
 どっちがコイツの事
 抱っこすんの?」

直「そりゃパパが☆」

光「ぇ、俺?;
 別にいいけど・・・」
 

⏰:09/03/10 22:31 📱:SH700i 🆔:s2zplU8I


#638 [コロ]
 
テツが勇気に引っ付いている望を抱き上げようとすると、望は離れまいと勇気の服を掴んでる手に更なる力を込めた。。。

テ「こ、この(怒)
 自分の部屋に帰れッ」

望「ふゃぁッ!勇気ぃ」
 

⏰:09/03/10 22:49 📱:SH700i 🆔:s2zplU8I


#639 [コロ]
 
亀「ペット!」

勇「なんでテメェの
 ペットなんだよッ」」

光「ママのが3cm身長
 でかいじゃん」

直「あら、パパのが普段
 体鍛えてるじゃない」
 

⏰:09/03/10 22:53 📱:SH700i 🆔:s2zplU8I


#640 [コロ]
 
望「わーんッ、ゆうきぃ
 てっちゃんが意地悪
 するよぉぉ」(寝ぼけ中)

テ「誰がてっちゃんだッ」


・・・・・。

もはや全員めちゃくちゃ
である。。。
 

⏰:09/03/10 22:57 📱:SH700i 🆔:s2zplU8I


#641 [コロ]
 
この後、ママとパパが
娘を連れて帰ったのは

数時間後の磯矢さんが
点呼に来た時だった。
 
 
 
  
 

⏰:09/03/10 23:01 📱:SH700i 🆔:s2zplU8I


#642 [コロ]
 
●きります●

ごちゃごちゃ感を出したくて、最後セリフばかりに
しましたが、読み辛かったらごめんなさいm(__)m

感想板
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2722/

よかったら感想板にも
遊びに来て下さい♪

⏰:09/03/10 23:07 📱:SH700i 🆔:s2zplU8I


#643 [コロ]
 
 
――――
――・・・

 翌日

司「ぁ〜コイツ〜ッ」

望の部屋に司が来ていた。

光「じゃあ俺行くから」

直「デートいいなぁ」

⏰:09/03/11 19:43 📱:SH700i 🆔:IvVH0RuQ


#644 [コロ]
 
光「朝帰りしたら
 ごめんね♪」

直「うっせ!早く行けよ」

司「起きろ!望!!」

現在、司は寝起きが悪い事で知られている望を起こし中です。
 

⏰:09/03/11 19:47 📱:SH700i 🆔:IvVH0RuQ


#645 [コロ]
 
司「〜〜ッ・・・ダメだ。」

司が諦めかけた時、光輝を見送った直也がやって来た

直「つかちゃん、俺に
 まかせな☆」

何故か自信満々な直也。

司「どうすんの??」
 

⏰:09/03/11 19:58 📱:SH700i 🆔:IvVH0RuQ


#646 [コロ]
 
直也は、ふっふっふっと
笑った後に望のベッドに腰掛け、なにやら腕捲くりをしはじめた。

直「望を起こすのは
 光輝のが得意なんだよ」

司「そうなんだ?」

直「寝起き機嫌悪い望を
 なだめるんが上手い」

⏰:09/03/11 20:13 📱:SH700i 🆔:IvVH0RuQ


#647 [コロ]
 
それを聞き、司は以前
望を起こした時に
「ジャガ芋」と言われた事を思い出した・・・。

その後おもいっきり
ビンタしてやったが。

望「むぅ、ぁぁ〜・・・」

そんな事を思い出してる間に、直也が望を起こし始めていた。

⏰:09/03/11 20:20 📱:SH700i 🆔:IvVH0RuQ


#648 [コロ]
 
直「はいはい;
 起こしてごめんね」

望「ふぁぁン・・・チッ・・・」

司「あ゙?コイツ今
 舌打ちしたろ(怒)」

望の舌打ちにイラっと来た司をなだめつつ、直也は
布団ごと望を抱き起こした 
 

⏰:09/03/11 20:33 📱:SH700i 🆔:IvVH0RuQ


#649 [コロ]
 
座らせてしまえば
もうこっちのもんだと
直也は司に言った。

直「さて、すぐに覚醒
 するから。」

司「?」

望「ん〜・・・ほぇ?」

司「望?」
 

⏰:09/03/11 20:47 📱:SH700i 🆔:IvVH0RuQ


#650 [コロ]
 
望「・・・つかさぁ?
 おはよぉ」

司「ぇ、え〜?何で?」

直「こいつは体起こせば
 目ぇ覚める。」

司「そ、そぅ;」

じゃあ腕まくりの意味は
何だったんだ・・・と思う
司だった。

⏰:09/03/11 21:02 📱:SH700i 🆔:IvVH0RuQ


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