春の希望と・・・【BL】
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#801 [コロ]
顔をニヤつかせたまま
勇気は再び僕のものに
触れた。
優しい手つき・・・
ゆっくりと、確実に
絶頂へ追い上げられる。
:09/04/20 05:58 :SH700i :7OsH62cg
#802 [コロ]
勇気と一緒なら、何にも怖くない。
クチュッ ―――
望「は ぁんッ」
強弱をつけて扱かれ
僕の頭はだんだん霧がかかった様に真っ白くなる。
:09/04/20 06:03 :SH700i :7OsH62cg
#803 [コロ]
たまに先端をグリグリえぐられたり、裏筋を擦る様に触られたりして、訳が解らなくなってきた。
卑猥な水音が耳までも
犯し、羞恥でいっぱいだ。
勇気の顔に目線を向けてみると、僕に優しく微笑んだ。
:09/04/20 06:13 :SH700i :7OsH62cg
#804 [コロ]
その笑顔が、大丈夫だよ
と言っているみたいで
泣きそうなほど愛おしさが芽生える。
望「ゅ、き・・ぁッ・・・あ」
勇「望。イキそ?」
望「うん・・・ッ・・うん。」
クチュッ クチュ ―――
:09/04/20 06:17 :SH700i :7OsH62cg
#805 [コロ]
僕は勇気にぎゅっと
しがみつき、強すぎる快楽の波にのまれていく。
内腿がピクピクと痙攣し始め、それを見た勇気の
手つきが一層激しくなる。
望「も、やッ・・止めて」
勇「大丈夫だから。
出していいよ、望」
:09/04/20 06:25 :SH700i :7OsH62cg
#806 [コロ]
勇気にキスをされて
視界に影ができた時、
自身の先端を軽く引っ掻かれた。
その瞬間、僕は勇気に
包まれながら快楽だけを
追っていた。
数回に分けて何度か
体が痙攣する・・・。
:09/04/20 06:33 :SH700i :7OsH62cg
#807 [コロ]
望「ふぇッ・・あぁ、や」
ビュクッ ピュク――ッ
白濁が勢い良く勇気の手の中へ流れ込むのを感じ
僕は途中からほぼ泣きながら喘いでいた。
怖くはない。
ただ快楽に頭が着いていかない。
:09/04/20 06:41 :SH700i :7OsH62cg
#808 [コロ]
気持ち良すぎて
体も頭も興奮しすぎて
涙が溢れ出す。
こんな経験は始めてで
どうすればいいのか
解らない。
勇「望。」
:09/04/20 06:44 :SH700i :7OsH62cg
#809 [コロ]
全て出し終えて、放心してしまった僕に勇気が声をかけてきた。
それでも僕は指の先、目線すら動かす事が出来ない。
あまりにも反応の無い僕を見て、勇気が焦り始めたのが視界の端に映った。
:09/04/20 06:49 :SH700i :7OsH62cg
#810 [コロ]
だから、力を振り絞って
勇気に顔を向け、今僕に出来る限りの最大の笑顔を見せた。
勇「ッ・・・///」
勇気がホッとした表情になったのが解った。
:09/04/20 06:54 :SH700i :7OsH62cg
#811 [コロ]
そして、本日何度目になるかわからない優しいキスを唇にしてくれる。
勇「望・・・愛してる」
僕も枯れた声で勇気に
愛してると言うと、勇気は端正な顔をふにゃりと笑顔にかえて、長い指で僕の髪に触れた。
:09/04/20 07:00 :SH700i :7OsH62cg
#812 [コロ]
後に勇気がタオルで
体を綺麗に拭いてくれたけど、僕はその途中に疲れに勝てず眠ってしまった。
石田の呼出しをすっかり
忘れ、幸せに浸ったまま
勇気と手を繋いてどこかを歩いている夢を見た。
:09/04/20 07:05 :SH700i :7OsH62cg
#813 [コロ]
幸せな夢・・・
ずっと見ていたい。
勇気
大好きだよ。
:09/04/20 07:08 :SH700i :7OsH62cg
#814 [コロ]
:09/04/20 07:15 :SH700i :7OsH62cg
#815 [コロ]
――
―――・・・
何故来なかった?
斎藤の伝言ミスか
それとも・・・
:09/04/23 01:18 :SH700i :7Yyg9g9o
#816 [コロ]
中西勇気のせい?
――――
―――
――
:09/04/23 01:20 :SH700i :7Yyg9g9o
#817 [コロ]
翌朝―――
蝉の鳴き声がする
朝日が気持ち良い
そんな中、望はゆっくりと目を覚ました。
:09/04/23 02:51 :SH700i :7Yyg9g9o
#818 [コロ]
クーラーの音がする。
涼しいへや・・・
だけど布団の中は
いつもより暖かい。
勇「望、おはよ」
ぎゅう――・・・
:09/04/23 02:54 :SH700i :7Yyg9g9o
#819 [コロ]
温もりの元は、この
隣で抱きしめてくれる
愛しい人だろう。
望「ン・・・ぅ?」
勇「ははっ。眠い?笑」
そう言って、勇気は
望の背中をポンポンと
優しく叩いてから
頭を撫でた。
:09/04/23 02:59 :SH700i :7Yyg9g9o
#820 [コロ]
その心地よさに望は
再び瞼が重くなる。
でも、勇気と話したい
ちゃんと起きて、おはようって言いたい。
望「うゅ・・・ゅ-き」
勇「ん?」
:09/04/23 03:03 :SH700i :7Yyg9g9o
#821 [コロ]
望「おはょ・・・ふぁ
・・・・(じぃ――)」
勇「・・・;(じぃ?)」
望「ゆうきのくちびる
おいしそぅ。」
勇「は・・・」
勇気は忘れていた。
寝起きの望は、普通じゃないことを。
:09/04/23 03:18 :SH700i :7Yyg9g9o
#822 [コロ]
勇「そーか;お前寝ぼけ
てんだな・・・」
望「ゆうきのくちびる
たべちゃいたぃ」
勇「はいはい;今日の
寝ぼすけは口悪い方
じゃないんだな」
望「たべていい?
たべちゃお。あーん」
:09/04/23 03:24 :SH700i :7Yyg9g9o
#823 [コロ]
ギシ――
望が勇気に体重をかけ
ベッドが軋んだ時
無情にも近くで誰かの
笑い声が聞こえてきた。
勇「待て望・・んぅ――ッ」
望「ん・・ちゅ・・・はン」
:09/04/23 03:29 :SH700i :7Yyg9g9o
#824 [コロ]
瞬間、ゲラゲラと高笑いが部屋に響くが、望は気にしない様子で勇気に熱いキスを続ける。
赤く濡れた舌を懸命に勇気の咥内に絡める姿は、なかなか艶めいて愛らしいが・・・・・;
邪魔者にその姿を見られるのは不愉快だ。
:09/04/24 08:38 :SH700i :yzjY5qdc
#825 [コロ]
望「ぷぁ・・ン・・・///」
その邪魔者は他でも無い、望以外のこの部屋の住人。
光輝と直也だ。
直「あははー!笑
望がッ・・大胆すぎる!」
光「ほーんと可愛いん
だから☆」
:09/04/24 08:44 :SH700i :yzjY5qdc
#826 [コロ]
一体いつから居たのか。
確か自分が望より少し先に目覚めた時は、まだ帰ってなかったはず・・・。
まるで忍。否、神業。
唇を奪われながら勇気は、横目で二人を睨んだ。
:09/04/24 08:50 :SH700i :yzjY5qdc
#827 [コロ]
――――
――・・・
数分後、僕は顔を真っ赤にしてベッドにちょこんと座っていた。
直也に寝起き早々僕が勇気にキス・・・し、しかもディープをした事を言われ、ついでに光輝にからかわれた。
:09/04/27 11:01 :SH700i :/DfFUU.E
#828 [コロ]
本当に恥ずかしい・・・
僕はチラリと勇気の
横顔を盗み見た。
端正な造りが今は直也と光輝を見ながら笑っている。
僕、呆れられちゃったかな・・・・・。
:09/04/27 11:09 :SH700i :/DfFUU.E
#829 [コロ]
俯いていると大きな手の平がポンと頭に乗った。
勇気の手・・・。
見上げるとゆっくり撫でてくれたので、気持ち良くて僕は目を細めた。
勇「クス・・・可愛かった」
:09/04/29 01:31 :SH700i :hW8fTK6o
#830 [コロ]
あー、どうしよ・・・
勇気が楽しそうだよ。
当分このネタ引っ張られそうだな;
ほんの少し溜め息が出たけど、勇気が嬉しかったならいいよね・・・;
:09/04/29 01:33 :SH700i :hW8fTK6o
#831 [コロ]
――――
―――
――
すこし間をおいて
落ち着いた時。
勇気が、直也と光輝に
僕達が付き合う事にした
ことを話した。
:09/05/02 07:02 :SH700i :IURYfgBU
#832 [コロ]
すると二人はにやにや
笑いながら、すでに知っていた御様子・・・。
昨晩ドアの外から僕と勇気の話しを盗み聞きしていたようだ。
なんて奴ら。
:09/05/02 07:05 :SH700i :IURYfgBU
#833 [コロ]
勇気も若干あきれていたけど、「そう言う事だから」と言って話しを終わらせた。
直「あ〜望もやっと・・・」
光「脱・独り身ですな」
望「何それ・・・;」
:09/05/02 07:10 :SH700i :IURYfgBU
#834 [コロ]
別に独り身を脱出したかった訳じゃ無いんですが;
光「ま、おめでと☆」
望「ぁりがと・・・///」
直「おめでと〜♪」
それでも祝福の言葉は
嬉しい。
:09/05/02 07:17 :SH700i :IURYfgBU
#835 [コロ]
素直に受け止めて
勇気と顔を見合わせたら
自然とお互い笑みが
こぼれた。
ほんとに・・・
嬉しいね、勇気 ///
:09/05/02 07:20 :SH700i :IURYfgBU
#836 [コロ]
:09/05/02 07:22 :SH700i :IURYfgBU
#837 [コロ]
――――
――
その日の昼。
勇気と食堂で御飯を食べていると、司に会った。
勇気と付き合う事になりましたって言ったら、喜んでくれたけど「寂しい」と言われた・・・。
:09/05/04 05:26 :SH700i :E7bgNiLg
#838 [コロ]
そして、去り際の一言。
「望の恋人のポジションは譲るけど、一番の友達のポジションは譲らないから」
と勇気に言って部屋に戻っていったのだ。
司ってたまに解らない。
まぁ、僕の一番の友達は
間違い無く司だよ。笑
:09/05/04 05:34 :SH700i :E7bgNiLg
#839 [コロ]
ちなみに、それを伝えたら司は綺麗な造りの顔に綺麗な笑みを浮かべて、ぎゅうぎゅう抱き着いてきた。
僕は司にとって、すごい
有り難いお言葉を言ってしまった様です。
勇気、ちょっと苦笑いしてるしね・・・;
:09/05/04 05:44 :SH700i :E7bgNiLg
#840 [コロ]
司が去って、御飯も食べ終わり、部屋に帰る途中。
偶然ホールで会った磯矢さんにも恋人宣言したら
にやにや笑って勇気を見ていた。
僕も言葉で弄られ、しまいには、司と僕が付き合ってたらかなり萌えだった・・・とか意味不明な事をぼやかれてしまい・・・磯矢さんもたまに解らない人だ。
:09/05/04 06:01 :SH700i :E7bgNiLg
#841 [コロ]
でも、おめでとうって言われたから、僕と勇気の
お付き合いは、わりと皆様から祝福されるらしい。
照れるけど嬉しい//
そして部屋まで、勇気と手を繋いで帰った。
:09/05/04 06:07 :SH700i :E7bgNiLg
#842 [コロ]
―――
――
――――・・・
―――
――
:09/05/08 02:07 :SH700i :eapr5lZM
#843 [コロ]
石「はぁ・・・」
石田は部屋で夏休みの
宿題をしていた。
昨晩、望が来なかった事を考えない為にやり始めたそれは、首席の石田にとってあまりにも簡単で、なんの気晴らしにもならない。
:09/05/08 02:12 :SH700i :eapr5lZM
#844 [コロ]
それでも数時間もの間
取り組んでいたので
ほとんど終わってしまったのだ。
皆がコツコツ夏休み中にするお勉強も、石田にかかればあっと言う間である。
:09/05/08 02:19 :SH700i :eapr5lZM
#845 [コロ]
眼鏡を外し、椅子の背もたれに体重を預けて一息つく。
髪は茶色く染められているが、「眼鏡と秀才」が石田をアンテリっぽく見せている。
それでも、端正な顔の造りをしている彼はひそかに人気があった。
:09/05/08 02:28 :SH700i :eapr5lZM
#846 [コロ]
教室でもたまに眼鏡を外したりするが、その瞬間クラスメイト達が石田にくぎづけになるぐらいだ。
当然、夜の相手は
自分から誘わなくても
向こうからやって来る。
今まで誰か一人に夢中になった事は無い。
:09/05/08 02:33 :SH700i :eapr5lZM
#847 [コロ]
◆訂正◆
>>845 アンテリ→×
インテリ→〇
すみませんm(__)m
:09/05/08 02:35 :SH700i :eapr5lZM
#848 [コロ]
なのに・・・
石田は望が部屋に来なかった事が、どうしても頭から離れないでいる。
ムカつくわけじゃ無いが
イライラするような・・・
頭の中が黒い何かで、埋めつくされるような・・・。
:09/05/08 02:40 :SH700i :eapr5lZM
#849 [コロ]
一番近い、確信をつく
言い方はもう解っている。
望が来なくて「ショック」
だった。
ただ、認めたくない。
自分が「北本 望」と言う
一人の人間に興味を持っているみたいで・・・。
:09/05/08 02:46 :SH700i :eapr5lZM
#850 [コロ]
石田が何度目かの溜め息をついた時、ベッドの上の携帯がバイブ音を響かせた。
面倒くさそうに立ち上がり携帯を手に取ると、一通のメールが来ている。
「学校(先輩)」のフォルダを開き確認すると、鈴原大和からのメールだった。
:09/05/08 16:46 :SH700i :eapr5lZM
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