春の希望と･･･【ＢＬ】

　
僕がチョコを食べる
光輝を眺めてると
光輝がこちらを振り向き
話しかけてきた。

光｢お前、勇気とは
　どうなんだよ？｣

望｢ぇ？｣

光｢だからさ、そろそろ
　付き合うの？｣
　

　
望｢･････････。｣

ぇ？ぇえﾞｯ･･･
僕が勇気と！？

突然そんな事を言われて
かなりパニックだ。
勇気みたく人気ある
人間が僕を選ぶわけ･･･
それに･･･――

望｢僕も勇気も男だょ；｣
　

　
光｢ここじゃそんなの
　関係ねぇじゃん･･･
　それに社会に出ても
　気持ちがあれば
　どうにかなるって｣

言った最後に
｢勇気の事好きなんだろ？｣と一言付け足された。

そ、そうだけど･･･；
　

　
光｢告るの？それとも
　勇気が言ってくるの
　待つ･･･？｣

望｢勇気が！？絶対に
　無い無いｯ･･･だって
　あのモテ王が僕を
　恋人にするわけ･･･ｯ｣

光｢･･･自分こそ学園の
　アイドルとか言われて
　モテモテじゃん｣
　

　
望｢･････何それ？｣

光｢･････何でもねぇ｣

光輝の奴何言ってんの？
馬鹿じゃん？(←お前が)

ここから話しはだんだん
それて･･･内心ホッと
しつつ、０時にならなければいいなと思いながら
残りの時間を過ごした
のだった。

　
　
　
―――・・・

　｢よし、３人居るな。｣

光｢まぁこいつは
　ギリギリだったけど｣

直｢うっせぇ；｣

望｢ぁはは(笑)｣
　

　
一応、点呼なるものが
あったりする･･･。

１年、２年、３年で人が
違うんだけど、２年は
磯矢(ｲｿﾔ)さんという
今年28歳の割と若い
寮監だ･･･。

それに、宮下学園のＯＢ
だったりする。
　

　
なので寮や学園を
知り尽くしてる彼は
よく生徒達の相談に
乗ったりしていた･･･。

ただ、一つ心配なのは
磯矢さんが橋野先生の
知り合いだって事。

一体何で知り合ったのか
気になるよ･･･；
　

　
たしかに、見た目や
性格のジャンルが
似てるんだよね･･･

こぅ････昔は、やんちゃ
してました。。。的な。

磯｢･･･北本｣

望｢は、はぃｯ｣
　

　
磯｢お前、今俺の事
　橋野と同じだって
　思ったろ｣

　びくんｯ

望｢思ってないですｯ；｣

磯｢可愛いからって
　何でも許されると
　思うなよ･･･｣
　

　
望｢(泣)･･････｣

怖いょ･･･；

磯｢馬鹿な事考えてると
　犯すからな｣

直｢最低～早く次の部屋
　行って下さ～い｣

光｢てか、行け～｣
　

　
磯矢さんにこんな風に
喋れる直也と光輝って
すごいなぁ；

この時、時計の針は
22時を少し回った所を
指していた･･･。
　
　
　
　

　
　
―――・・・　

なぁ古賀･･･

なんだよ

俺ヤバイ事していい？

お前は俺よりヤバイ事
してんじゃん･･･
　

　
たいした事してない･･･

何言ってんだよ。
俺でもさすがにお前の
やる事にはついてけねぇ

･･･これからやる事
考えたら、今までのは
たいした事ないかも。

はぁ？何すんだよ；
　

　
･･･ぇ・なぃ

は？！

言えない･･･今は･･･

･･･石田さぁ､何すんのか
知らねぇけど･･･
一つバレると今までの事
全部バレると思えよ？
　

　
それはいつも考えてるよ

ぁ、そぅ。言っとくけど
本当に関係無い奴とか
巻き込むなよ･･･

･････あぁ。
　
　
　
　

●切ります●

今日の更新はここまで
(^_^)
次からだんだん話しが
暗く、どんよりします。
無理矢理や、痛い系が
嫌いな方は読むのを
控えて下さい･･･m(__)m

感想板
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2722/

　
　
　
―――･･･23:45

石田は３年の寮搭へ
向かっていた。

少し薄暗い階段を
ゆっくりした足取りで
のぼる･･･。
　

　
目的の階に着き、真っすぐ進んで、突き当たりを
右にまがる

一番奥の扉･･･413号室。

鈴原大和の部屋だ･･･

石田は鈴原の部屋に
向かいはじめた時から
決心は固まっていた。
　

　
今までやってきた
｢ヤバイ事｣は、皆で
やる時もあれば一人で
やる時もあった。

皆の時はたいてい自分は
後ろの方で見てるか
指示を出す程度で･･･
本当に｢ヤバイ事｣は
一人か、鈴原と二人で
やった･･･。
　

　
鈴原は人間的に最低
だけど、最低な所で
驚くべきカリスマ性を
持っていた･･･

彼には誰も逆らえないし
逆らわない。
何も文句は言えなかった

しかし、他の誰よりも
石田は鈴原に対等に
接する事が許されてる。
　

　
石田の無口で
でしゃばらない性格が
気に入ったのか･･･

頭が良く、鈴原の難解な
悪事をすぐ理解できる
所が気に入ったのか･･･

理由は不確かだが、鈴原は石田と組んで何かをするのが好きだった。
　

　
　
扉の前に着き
ｺﾝ、ｺﾝｺﾝとノックするのが来客が石田だと言う合図

数秒して静かに扉が開き
中から鈴原が部屋着で
出てくる。

大体いつも服は乱れて
いるが、理由は中に居る
もぅ一人の存在のせいだ。　

　
鈴原が顎で釈ったら
入れと言う意味で
石田は一歩中へ入り
静かにドアを閉める･･･

鈴｢今日は何だよ｣

石｢あの人居るの？
　秋さん･･･｣

鈴｢ベッドに繋いでる｣
　

　
石｢会っていいすか？｣

鈴｢･･･理由は。｣

石｢今晩･･･俺も秋さん
　みたいな奴隷作ろう
　と思って｣

鈴｢･･･ﾊﾊｯ･･いいぜ。笑
　会ってけよ｣
　

　

今まで、鈴原の部屋で
秋を見た事は無い
見たくもなかった･･･

だからこそ、石田は
これから自分が犠牲にする人間の行く末を見ておきたいと思った。

人間が、いったいどこまで落ちるのかを･･･。
　

　
３年の部屋は一人部屋で
割と豪華な造りだ。
入ってすぐに部屋があり
その奥の左に寝室がある。

寝室のドアをゆっくり
開けると、ベッドの上に
人影が見えた。

紐か何かで両腕をベッドの上らへんで拘束され、服は一切身につけてない。

この小説おもろいわぁ

続きがんばってな

まってるで☆

頑張って下さい

めちゃ面白い

☆
更新まってます｀ω´

癒芽理様、ぴょんきち様

ありがとうございます☆
ちゃんとしたお返事は
感想板に書きましたので
よかったら来て下さい
(^0^)/

感想板
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2722/

　
石田がベッドへ近づくと
人影が少し振り向く･･･

その顔は涙で濡れ
口にタオルらしき布を
噛まされていた。

石｢秋さん･･･｣

秋｢･･･ｯ･･･ぅ｣
　

　
秋の体には無数の痣や
傷がある･･･
対象的に顔は無傷で
綺麗だった。

足の間に目を向けると
白い液体が見える･･･

鈴原の出した物だろう

それは秋の中から
溢れ出し、ベッドに
染みを作っていた。

　
無惨、哀れ、悲痛、
そんな単語が頭を埋める

この人の様に･･･
あいつがなるだろうか？

今日、屋上へ中西と向かう北本を見た。
幸せそうな顔をして中西について行く姿は、誰が見ても癒されてしまうほど
愛らしかった･･･。
　

　
中西が気に喰わない。
中西が大切にしている
北本も気に喰わない･･･

北本を潰せば
中西も潰れる。

廊下で中西達ともめた時
割って入って来た北本を
見て、そう思った。

メロドラマのヒロイン
みたいだったけど･･･

　

石｢そんな姿にされて
　ツライですか･･･？｣

秋｢ぅ･･･ｯｸ･･｣

石｢泣く事しか出来ませ
　んか･･･｣

石田はそれ以上秋に
話しかけなかった。
　

　
犯された姿のまま
ベッドに縛られて･･･
さらに男が近づいてきて
きっと恐くてたまらない
だろう･･･。

もう、話しかけるのは
止した方がいい。

ただ秋の姿を目に
焼き付けて寝室から
出ようとした時、鈴原が
石田に声をかけた。

　
鈴｢始めは抵抗するし
　喚いてうるせーけど
　すぐ大人しく足開く
　ようになるよ｣

石｢･･･ぃ･･て･･だ｣

鈴｢は？｣

石｢ありがとうございま
　した。じゃ､行きます｣
　

　
鈴｢ま､上手くやれよ｡笑｣

石田は最後に秋の細い
背中をチラリと見て
鈴原の部屋を後にした。

時刻は、23:53。石田は
寮の５階へ向かう階段で
古賀の言葉を思い出した

本当に関係無い奴は
巻き込むな。
　

やっぱおもろいわぁ

がんばってな

癒芽理様

ありがとうございます☆
よければ前作の
｢大好きな春へ･･･｣
も読んでみて下さい(^^)

[前作]大好きな春へ･･･
bbs1.ryne.jp/r.php/novel-f/5452/f

　
自分は前から中西が
気に入らない。
中等部３年の終わり･･･
中西にある事を言われたのがきっかけだった

それ以来、中西に関係する人間は全て自分の敵で
｢関係無い奴｣ではない。

北本は特に奴に近い･･･
　

　
あの時、廊下で中西を
庇おうとした瞬間から
俺の中で北本は反逆物だ

あの見た目なら
奴隷がお似合いだろう。

もし中西と北本が恋人同士なのだったら、尚更
性奴隷にして中西から
全てを奪ってやる･･･。
　

　
５階への階段の最後の
一段を上りきって
廊下の突き当たりにある
談話室の方を見た。

ぼんやり明かりが見え
北本がそこに居る事が
わかる･･･

石田は右手をズボンの
ポケットに入れた。
　

　
今日作ったばかりの
509号室の合鍵。

即席で合鍵を作れる
材料がある･･･
見た目はちゃっちいが
立派な鍵に変化する。

石田にとって便利な
お役立ちアイテムだ。
　

　
その鍵を指先で確認
してから談話室へ
足を進めた･･･。

静まり返った廊下は
まるで嵐の前の静けさ。

寮は５階建てだが、使われているのは４階まで･･･

今、この空間には石田と
望の二人だけだった。
　

　
　
石田が談話室に着くと
望はソファーに座って
少し緊張してる様子だ。

目が合った瞬間から
ピクリとも動かない･･･

むしろ警戒している。

何を言われるのか
冷や冷やしてる感じだ。
　

　
何を言われてもいいから
早く帰してほしい･･･

望はそう思っていた。

石田がいつもかけている
オシャレな眼鏡が
余計に場の空気を凍らせている気がした･･･。
　
　

　
適当な理由で部屋から
抜け出し、ここで一人
石田を待っていた。

誰もいないこの階は
各部屋から漏れ出る
クーラーの冷気も無く
少し暑い･･･

でも石田が現れて
目があった時、体温が
全部持って行かれた様な
錯覚がした。

化石携帯どうにかしたら

>>348
意味分かんねぇんだけど。文句あんなら読むなょ。

主ｻﾝ負けるな。笑